朝ドラ2021年後期「カムカムエヴリバディ」第3週安子編のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介します。
第3週は、稔が安子との交際を認めてほしいと安子の父・金太に伝えますが、反対させてしまいます。
そこに今度は稔に縁談の話が持ち上がります。安子との関係に大きな変化が起きる週ですね。
安子と稔は互いに思い合いながらも、家庭の事情で恋心を断ち切らなければならない状況になってしまいます。
ネット上の声:引用:ヤッフーニュース
この朝ドラは奥が深いよね。 愛に恋に憎しみに涙に笑顔 何回か繰り返し見た方が良いですよ。
最初はラジオを題材にした朝から明るいドラマと思ってた。親子3世代に渡る100年の物語 出演者、誰が欠けても成り立たないストーリー テンポも早いけど来週は戦火の真っただ中に主人公達は放り込まれる。
毎日目が離せない朝ドラですね。 萌音ちゃんに松村君 あの時代にぴったりなカップルですね!!
1942年~1943年。
橘家はラジオを聞きながらの朝食です。ラジオからは英語放送は流れていません。連日、日本軍の戦果の威勢の良いニュースが流れています。
物資は少なくなり買える着物も少なくなりました。ケチ兵衛さんこと吉兵衛さんはその反物を買い占めています。
ジャズ喫茶の定吉の喫茶店ではジャズを流すと石を投げる人が出てきました。なんかギスギスした雰囲気になってきました。
一方、雉真家の勇は東京行きを決意し荷づくりをしています。もちろん野球をしたいので勇を選んでくれた大学に進学するのですが、
本心はそれだけではありません。やはり雉真勇は安子の事を忘れるために岡山から移るのでしょう。
そんな時、稔が雉真家に帰ってきましたが、そこで待っていたのは稔の縁談の話です。相手は雉真に無担保、無利子で融資するという銀行の頭取の娘さんです。
もちろん稔は縁談を受けることはないとキッパリ(少しだけ)と父に話しますが、父は聞き入れません。
そして稔の母は「たじばな」におはぎを注文し安子を雉真家に呼び出すのです。安子はただ素直に届けますが、そこには稔の母が橘安子の前で仁王立ちしていました。
さて明日はどうなるのか?
安子ははかない夢を見ていたのか?今朝は悲しくて辛い15分でした。雉真家に配達に向かって自転車を走らせる安子が稔と会える喜び胸をときめかせながら向かいます。
しかし、安子の前には稔の母が現れました。
おはぎの配達は稔が大阪から帰郷する時からね。などと話し、和菓子は受け取らず、代金だけ払い、「暮らしの足しにでもして頂戴」と言い放ち、おはぎを受け取らずお金だけ渡すのです。
そして、稔の母の美都里は「二度と稔に会わないで」と命ずるのです。なんと酷いことを!
親友のきぬはそのことを聞き、柳沢定一の喫茶店「Dippermouth Blues」の店前で稔が立ち寄るのを待って稔にお金を返します。
稔は母に激しい言葉を投げるのですが、稔が安子と結婚をする決意であることを告げると稔の父は雉真家から出て行きなさいと言い放します。
稔は決心がつかず「たちばな」の「のれん」から安子を見つめています。そして安子と会うのですが、安子は稔のために、身を引く決意をしていました。
夢だったことを告げ稔の英語辞典をはかない夢と一緒に返すのです。このまま、稔と別れることになってしまうのか?
今朝も涙、涙です。いよいよ戦況は悪化して、安子の兄・算太にも召集令状がきました。
算太の父・金太はまだ算太を許していません。金太は妻・小しずに「家には入れるな」と告げるのです。
小しずは~戦争に行くんよ!せめた晩御飯くらい!と涙ながらに訴え大きなおむすびを握るのです。
金太も実は寂しかった、辛かったと思います。心の中で泣き一人仕事をしていました。やがて、たちばなの職人たちも出征し、材料も乏しくなりたちばなの商いは縮小していきます。
反対に「雉真繊維」は軍需で事業を拡大していきます。
雉真家の稔の縁談も進められていました。それを知った弟の勇は稔のもとを訪ね、複雑な思いをぶつけるのです。
定一の喫茶店「ディッパーマウスブルース」も看板が「出歯口の憂鬱」になってましたね。
戦時中はジャズなど米英の楽曲は禁止になりました。又個人所有のレコードまでも供出させられていたのです。
定一の店には出征した息子・健一の写真が飾られていました。そして秋のこと。ラジオで学生の徴兵猶予がなくなると発表がありました。
高等教育機関に在籍する20歳以上の文科系の学生を在学途中で徴兵し出征させた歴的的事実、いわゆる学徒出陣です。
この発表は商科大学の稔の出征も意味しているのです。
稔は出征することになりました。ある日、安子はいつものように神社にお参りしています。そこに東京から戻った勇がきました。
勇は安子にこれでいいのか?というのです。安子は本当に稔のことを諦めているのでしょうか?そして、安子に甘い祖父・杵太郎が息を引き取りました。
「安子~幸せになれ」この杵太郎の声に全国のおじいちゃん、おばあちゃんは涙したと思います。
私も泣きました。
一方、千吉は出征までに縁談を取りまとめようとしていますが、弟の勇は稔と安子の結婚を許してほしいと千吉に頼み込みます。
ある日、千吉は「たちばな」を訪れ安子の父・金太と会うのです。安子はその方を父の知り合いと思い祖父の初七日で祖母が作ったおしるこを差し出しました。
たちばなの原点であるおしるこを。
雉真の足袋は祖父のお気に入りだったこと、自分の息子・算太の出征祝いに見送れなかったことを千吉に話すのです。
千吉は安子をどのように思ったのでしょう。
そしてエンディングで稔は縁談のために岡山に帰る汽車の中ですが、このままでいいと思っているのでしょうか?
稔は祝言のため岡山に帰ってきました。岡山駅前で待っていたのは稔の父・千吉でした。
父・千吉は稔に会わせたい人がいると一緒に神社に行くのです。そこには、拝殿の前で手を合わせる安子がいました。
父・千吉は稔と安子の結婚を許していたのでした。出征する息子・稔の想いを叶えてあげたいという親心なのでしょうか?
二人は結ばれます。そしてお互いの家にいって挨拶をして両家は二人の結婚を許したのです。
めでたしめでたしですね。
この二人が結婚できたのは弟の勇が父を説得したからでしょう。本当に兄思いでやはり安子の幸せを願っていたのですね。
ディッパーマウスブルースから「出歯口の憂鬱」に変わった定一の喫茶店。定一が二人にプレゼントしてくれたコーヒーは最高のプレゼントでしたね。
カムカムエヴリバディのあらすじ一覧はこちら
第3週は、戦時中の厳しい生活や家族間の複雑な感情が丁寧に描かれていました。
稔の母・美都里の安子への態度は、息子を戦争に送ると言う複雑な感情が表れており、戦時中の日本の母たちが経験したことだと思います。
稔の父・千吉も稔に対し、戦時中の状況を踏まえて冷静に結婚を考えるよう説得するシーンも当時の状況であれば当然の事だったのではないでしょうか。
戦争の影響で物資が不足し、庶民の生活が増々厳しくなってきます。特に、砂糖や米の配給制、贅沢を戒める看板の設置など、戦争を知らない世代でもひしひしと伝わってきます。
喫茶店でのレコード演奏が投石されるシーンなど、娯楽が制限される様子も描かれ、戦時中の厳しい現実が伝わってきました。
当時の結婚は家制度でした。個人の恋愛は難しくまして戦時中であればなおさらです。主人公・安子と稔。今後の展開に期待と不安を抱いています。
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