花總まり(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で演じる「法蓮院」を紹介します。
「べらぼう」は大河ドラマでは珍しい江戸時代中期の物語ですので、「法蓮院」の名前を初めて聞く大河ファンも多いと思います。
「法蓮院」は田安徳川家初代当主「田安宗武」の正室です。
花總まりの大河ドラマは2度目の出演です。前回は2017年放送の「おんな城主直虎」で井伊直平の娘「佐名」を演じました。
さて、「べらぼう」は、江戸の下町吉原から発する町人文化の物語で、商いの戦が繰り広げられます。
蔦重こと「蔦屋重三郎」が吉原の一庶民からメディア王に駆け抜けた「日本出版文化史」です。
大河ドラマ史上珍しくも町民文化のビジネス・ストリーが描かれます。現代の出版業やコンテンツビジネスに携わる若い世代にも届く作品です。
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公家のトップ近衛家の娘です。近衛家と言うことは、昨年の「光る君へ」で描かれた天皇家の血を引く家柄ですね。
嫁ぎ先は8代将軍・徳川吉宗の三男で、御三卿田安家の初代当主徳川宗武です。公家出身で徳川家に嫁いだのですから、気位が高く気が強い女性だと思います。
法蓮院が登場する「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想の一覧はこちら。
大河ドラマ2025年「べらぼう」前編のガイドブックはこちら。
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法蓮院は気位が高く気が強い女性ですが、反面とてもかわいそうな人でもあります。
享保18年(1733年)に江戸城二の丸に入り、享保20年(1735年)に田安家初代当主徳川宗武と結婚しました。
徳川宗武との間に、誠姫(若死)、裕姫(若死)、小次郎(若死)、銕之助(若死)、仲姫、治察、節姫の7人の子女を授かりましたが、次々とお子が先立ちます。
田安徳川家2代当主・徳川治察の生母で、養母として宗武の庶子(側室の子)・田安賢丸(後の松平定信)とその妹の種姫を育てます。
治察死後、断絶の危機を迎えた田安徳川家を賢丸らとともに懸命に支えていきます。
「べらぼう」では夫の宗武が亡くなった2年後から登場します。主人公の蔦重との接点は身分の違いで流石にないと思います。
流石にドラマとは言え、法蓮院が江戸の下町を歩くことはないでしょう。いずれにせよ吉原との接点はないと思います。
法蓮院が嫁いだ田安徳川家からは将軍は出ませんでした。ひたすら夫である宗武が将軍になることに固守していましたので、その無念を子に託します。
ただ、2代目当主田安治察も若くして亡くなります。そしてその弟である田安賢丸も田沼意次によって白河松平家に養子に出されようとしています。
結局田安徳川家はしばらく当主不在の家になってしまうのです。
「べらぼう」で演じるキャストの一覧はこちら。
視聴後に掲載します。
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