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大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のあらすじ(ネタバレ)感想一覧。

2025年べらぼう

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のあらすじ(ネタバレ)と感想を第1話から最終話まで一覧で紹介します。

横浜流星が初出演初主演で蔦屋重三郎を演じます。

物語は、江戸時代中期に浮世絵師「喜多川歌麿」らを見いだし、「東洲斎写楽」を世に送り出したことで知られる出版界のプロデューサー・蔦屋重三郎の人生を描くオリジナル作品です。

キャッチフレーズは「親なし、金なし、画才なし……ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”になった快男児」です。

さて、3月30日放送は第13話「お江戸揺るがす座頭金」です。座頭金とは江戸時代の金貸しですね。

そしてその組織のトップにいるのが「鳥山検校」です。13話少しどろどろした展開になるのでしょうか?

このページの13話に移動⇒第13話「お江戸揺るがす座頭金」に移動。

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  1. 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」概要。
    1. 「べらぼう」あらすじの概要。
  2. 「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(15話~16話)耕書堂。
    1. 第16話のあらすじ(ネタバレ)と感想。
    2. 第15話のあらすじ(ネタバレ)と感想。
  3. 「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(13話~14話)幕府の行政。
    1. 第14話「蔦重瀬川夫婦道中」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
    2. 第13話「お江戸揺るがす座頭金」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
  4. 「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(11話~12話)蔦重のイベント。
    1. 第12話「俄(にわか)なる明月余情」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
    2. 第11話「富本、仁義の馬面」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
  5. 「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(9話~10話)吉原事情。
    1. 第10話「青楼美人の見る夢は」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
    2. 第9話「玉菊燈籠恋の地獄」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
  6. 「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(6話~8話)蔦重と地本問屋。
    1. 第8話「逆襲の金々先生」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
    2. 第7話「好機到来(籬まがきの花)」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
      1. 吉原細見「籬の花」
    3. 第6話「鱗(うろこ)剥がれた節用集」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
      1. 蔦屋重三郎のチャンスは鱗形屋孫兵衛の重版事件。
  7. 「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(2話~5話)蔦重の出版原点。
    1. 第5話「蔦に唐丸因果の蔓(つる)」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
    2. 第4話「雛(ひな)形若菜の甘い罠(わな)」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
      1. 雛形若菜の初模様。
    3. 第3話「千客万来(一目千本)」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
    4. 第2話「吉原細見(嗚呼御江戸)」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
  8. 「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(1話)蔦重と吉原。
    1. 第1話「ありがた山の寒がらす」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
  9. まとめ。

「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」概要。

NHK出版発行のガイドブック(前編)はこちら⇒「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のガイドブック

項目 氏名  
放送予定 2025年1月5日(日)~12月  
脚本 森下佳子 前作:2017年「おんな城主直虎」
主演 横浜流星(初出演) 役:蔦屋重三郎
語り 綾瀬はるか 綾瀬はるか(ナレーション)
音楽 ジョン・グラム テーマ曲
制作統括 藤並英樹 前作:おんな城主直虎、麒麟がくる
放送 [総合]午後8:00 [BS]午後6:00
再放送 [総合]翌週土曜 午後1:05  

「べらぼう」あらすじの概要。

タイトルの「べらぼう」は〝べらんめぇ〟の語源と言われ、〝たわけ者ら〟の意味を持ちます。

18世紀半ば江戸の人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展していました。

(ちなみに正確な比較はできませんが、1800年頃は、北京の人口が90万、ロンドンが86万、パリが54万と言われています)

蔦屋重三郎(蔦重)は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋「駿河屋」の養子になっていました。

血のつながりをこえた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋(蔦屋)から身を興して、その後、書籍の編集・出版業をはじめます。

折しも、時の権力者である渡辺謙が演じる「田沼意次」が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内ら多彩な文人も輩出した時代です。

蔦重は、朋誠堂喜三二などの文化人たちと交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんにつかった書籍でヒット作を次々と連発します。

33歳で商業の中心地・日本橋に店を構えることになり、”江戸の出版王”へと成り上がっていきます。

蔦重は若き個性豊かなクリエイターを見出します。染谷将太が演じる「喜多川歌麿」や、山東京伝、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九などです。

その多くは、のちの巨匠となり日本文化の礎となっていくのです。しかし時世は移り変わり、田沼意次は失脚します。

代わりに台頭した松平定信による「寛政の改革」では、蔦重の自由さと政治風刺は問題になり、財産の半分を没収される処罰を受けました。

周囲では江戸追放や死に追いやられるものもあらわれる時代です。

蔦重は、その後も幕府からの執拗な弾圧を受け続けますが、反権力を貫き通し、筆の力で戦い続けるのです。

そんな中、蔦重の体には病魔が襲います。 しかし、最後のプロデュースとして壮大なエンターテインメント「写楽」を仕掛けるのです。

江戸時代中期の江戸で生きる市井の社会と、出版界に情熱を燃やし多くのクリエイターを世に創出した蔦屋重三郎の一生を「NHKオンデマンド」で一緒に見届けましょう。

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「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(15話~16話)耕書堂。

4月27日放送回は休止となり、関連番組「ありがた山スペシャル」が放送されます。

「ありがた山スペシャル」では推しの名シーンをファーストサマーウイカ、いね役の水野美紀、平沢常富/朋誠堂喜三二役の尾美としのりと共に振り返えります。

第17話の放送は5月4日の予定です。

第16話のあらすじ(ネタバレ)と感想。

放送:4月20日
視聴率:%(先週比:%)

第15話のあらすじ(ネタバレ)と感想。

放送:4月13日
視聴率:%(先週比:%)

「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(13話~14話)幕府の行政。

座頭金の存在が描かれます。

第14話「蔦重瀬川夫婦道中」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

放送:4月6日
視聴率:%(先週比:%)

第13話「お江戸揺るがす座頭金」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

放送:3月30日
視聴率:%(先週比:%)

大河ドラマ「べらぼう」第13話「お江戸揺るがす座頭金」では、江戸市中にはびこる借金問題が描かれました。

江戸の町では、幕府公認の高利貸し「座頭金」が庶民から武士まで幅広く利用されていました。しかし、利益優先の非情な貸し付けが、静かに市中を蝕んでいきます。

長年、江戸の出版界を支えてきた本屋・鱗形屋孫兵衛もその一人です。町人世界にも座頭金の魔の手が伸びていました。

多額の借金がかさみ、番頭・徳兵衛が密かに偽板(海賊版)で資金繰りをしていましたが、座頭金の取り立てに追い詰められ、ついに店を閉じる決断を迫られます。

座頭とは、鳥山検校を頭とする盲人の組織「当道座」のことで、江戸幕府から「座頭金」と呼ばれる金貸し業を公認されていました。

そして、​旗本家の娘・さえが、父の借金のかたに吉原の女郎屋・松葉屋へ身売りされました。

花魁として育てられようとしますが、誇り高くも哀しみに暮れていました。武家の娘が金銭のために遊郭に沈む姿は、町人や侍たちにも大きな衝撃を与えたのです。

さらに、​江戸城内の侍にも借金の問題は深刻化していました。

西の丸に仕える旗本・森忠右衛門は、息子・震太郎の御番入りの費用を座頭金に頼ったが、返済できずに出家という形で武士を捨てざるを得なくなりました。

出家した親子が将軍家治に涙ながらに事の顛末を訴える姿は、武士社会の暗部を浮き彫りにしました。

​彼らが出家に至った背景も、高利貸し「座頭金」による深刻な借金問題でした。

この事態を重く見た田沼意次は、座頭金の取り締まりを将軍・家治に進言し、幕府としての対応を求めました。

庶民、旗本、武士、出版人という身分も立場も異なる者たちが、座頭金という一つの社会問題で繋がり、傷つき、戦う姿が描かれました。

このエピソードは、江戸時代中期における高利貸しの社会問題と、それが武士階級にまで影響を及ぼしていた実態を浮き彫りにしています。

しかしながら、座頭金は単なる悪役ではなく、当時の江戸社会に実在した制度であり、その存在感が物語の核心に据えられています。

借金に苦しむ町人から、武士、さらには旗本の娘にまで影響が及ぶ描写は、まさに「お江戸の宿命」を体現しています。

金がすべてを支配する江戸の闇が、登場人物たちの人生を容赦なく変えていったのです。これは現代社会でも通じる事なのです。金で結ばれた組織は必ず崩壊するのです。

この素晴し感動シーンをもう一度「NHKオンデマンド」で観て下さいね。

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「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(11話~12話)蔦重のイベント。

第12話「俄(にわか)なる明月余情」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

放送:3月23日
視聴率:9.9%(先週比:△0.3%)

大文字屋の市兵衛の発案で始まった吉原の「俄(にわか)祭り」はその企画の覇権を巡り、大文字屋と若木屋らの間で戦いの火ぶたが切られました。

「俄祭り」は吉原で毎年8月1日から晴天の30日間行われます。

この祭りは、吉原芸者や禿(かむろ)たちの趣向を凝らした出し物を中心として、吉原のメインストリート仲ノ町を練り歩きます。

江戸市中の人々が吉原に集まってきました。祭りの間は女子どもの出入りも自由で通行切手も必要ありません。

出し物の一つに「曽我五郎時致と女朝比奈の山車だし」では、浄瑠璃語りの富本午之介の美声も響いていました。

祭り最後の日の“雀踊り”では敵対していた若木屋の扇子を大文字屋が持って踊る姿があり、祭りを通して友情と言うか仲間意識が芽生えていましたね。

そんな賑やかな祭りの最中、「うつせみ」は新之助と一緒に大門を通り姿を消したのです。

一方、蔦重はこの熱気を本にしようと思いつき、活気あふれる祭りの様子を「今から描きますか」と勝川春章を焚きつけました。

墨刷りの冊子「明月余情」は平沢の序で完成し、祭りの記念にと飛ぶように売れました。

第11話「富本、仁義の馬面」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

放送:3月16日
視聴率:9.6%(先週比:▼1.0%)

蔦重は「青楼美人合姿鏡」が完成し瀬川が嫁入りしたことで「燃え尽き症候群」になったようで、親父衆の話も聞こえない様子です。

そんな時、吉原の祭りに江戸で大流行りの 浄瑠璃の人気太夫午之助を招きたいと頼まれます。しかし蔦重は、その人気太夫を全く知りません。

そこで、“りつ”と次郎兵衛と一緒に芝居小屋に行き、太夫に 直接出演依頼することにしました。だが、人気太夫である富本豊志太夫は大の吉原嫌いでした。

その訳は若き日に吉原を出入り禁止になっていたからです。

さてさて、蔦重は悩みます。何とか太夫が吉原の祭りに来て頂けないのか?と… そんなある日、大文字屋を訪れた時、振袖新造の“かをり”がいつものように抱き付いてきます。

そして何気ない“かをり”の一言で、蔦重はヒントを得るのです。

それは吉原の花魁は本物の芝居を見たことがないのです。 花魁は吉原の籠の中で育っているので、市中にある芝居小屋に行くこともできません。

そこで、吉原の花魁たちと新造の“かをり”そして禿も一緒に吉原大門の外にある「向島」の料亭に連れていきます。

もちろん花魁が吉原大門の外に出るのは御法度ですので「女郎屋の大黒屋のりつと、大文字屋の市兵衛」が一緒なのは言うまでもありません。

そこに午之助と市川門之助を招き、吉原の無礼を詫び、吉原の女性たちが彼らを接待する策を実行するのです。

その接待が終わった後に、蔦重は午之介の歌を聞きたいと頼みます。それは女郎たちが本物を聞いたことがないからです。

午之介は快諾してくれました。その本物の歌を聞いて、女郎たちそして“かをり”は涙するのです。

その涙に午之介は感動します。その最中、鳥山検校から午之介の二代目襲名を応援する文が届くのです。

午之介は蔦重の粋な計らいに感激し「富本節の直伝本」も蔦重に託すのです。

「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(9話~10話)吉原事情。

第10話「青楼美人の見る夢は」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

放送:3月9日
視聴率:10.6%(先週比:△0.2%)

大河ドラマべらぼう第10話「青楼美人の見る夢は」では、5代目瀬川が鳥山検校へと嫁ぎます。嫁ぐ前に瀬川の部屋で蔦重が熱く語ります。

蔦重が「これは二人で見てた夢じゃねえの?」と、蔦重と瀬川が共に描いた夢を語ります。

「…多くの客の中から、女郎たちが選ぶことのできる自由を手にしてほしい…」。

「…次々と舞い込んでくる身請け話の中から、“この人となら”と思える良縁に恵まれてほしい…」。

「…年季明けまで残ることもなく、もちろんそれまでに命を落とすようなこともない…」。

そんな「吉原に来れば、人生が開ける」と…、夢を見られるような場所にしたいと蔦重は熱く瀬川に語ります。

蔦重は吉原を江戸市中から憧れる素晴らしい場所にしたいと願い、 瀬川は吉原で働く女たちに幸せになる夢を与えたいと願っています。

それは、幼い頃から語っていた明るい明日を作るためでもあったのです。

このシーンは何度見ても泣けます。幼いころから狭い世界の吉原で育った二人が永遠の別れになってしまうかも知れないのですからね。

第9話「玉菊燈籠恋の地獄」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

放送:3月2日
視聴率:10.4%(先週比:△0.6%)

大河ドラマべらぼう第9話「玉菊燈籠恋の地獄」は、吉原の辛くて悲しい出来事「吉原事情」が描かれました。

それは、身請けの話を持ちかけられている瀬川と蔦重の恋愛模様。でも、このふたりが結ばれることは絶対にないのです。

瀬川は「松葉屋」の花魁で顔です。瀬川を身請けするには大金が必要です。仮に、ふたりで手を取り合って吉原を抜け出すたとしてその後の人生は辛いものになります。

果たしてどのような結末だったのか?

9話で描かれた「うつせみ」と新之助の吉原事情(足抜け)の結末を見ればわかりますよね。

叶わぬ恋の地獄とは…。

さて、9話で描かれた吉原事情の再視聴はぜひアマゾンのサブスク「NHKオンデマンド」で。

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「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(6話~8話)蔦重と地本問屋。

第8話まで視聴しての感想ですが、そもそも吉原を舞台にした大河ドラマを採用したNHKの番組首脳陣に敬意です。

吉原は、現在でもソープランドがある街ですので、どうしても売春の文字が浮かびあがってくるのは否めません。

しかしながら脚本の森下佳子さんは見事に脚色し現実を直視しながら江戸時代に起きていた商売の真相を描いています。

その表現は悪人です。善人と悪人はドラマ展開では必須の役割ですが、べらぼうでは先ず、吉原の忘八たちが悪人(非道な人)として描かれました。

そして、地本問屋の西松屋と鱗形屋は主人公蔦重を騙し、利用しようとしていました。そこに鶴屋も加わるのでしょう。

第7話で蔦重は鱗形屋のお抱えの「改」になることを選択し、版元通いを始めます。しかし、鱗形屋は海賊版の偽造と販売の容疑で捕まりました。

その鱗形屋孫兵衛が第8話で戻ってきました。そして、蔦重と楽しく話をしていた青本を発行するのです。

一方、江戸城内はまだ輪郭だけですが、悪人と善人の描き方に注目しています。田沼意次は賄賂をもらっていましたので現代の常識論から言えば悪人になりますよね。

でも当時は常識だったとの見解もあります。果たして森下さんはどのように意次を描くのか注目しています。

第8話「逆襲の金々先生」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

放送:2月23日
視聴率:9.8%(先週比:▼0.2%)

富豪の烏山倹校が登場します。

「面白い青本を作ろう!」と意気投合し、蔦重と大いに盛り上がっていた鱗形屋孫兵衛が戻ってきました。

明和の大火で多くの板木と紙を失い、経営は火の車だった鱗形屋。孫兵衛が蔦重に話をした「面白い青本」に対する情熱には、嘘はなかったと思います。

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第7話「好機到来(籬まがきの花)」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

  • 放送:2月16日
  • 視聴率:10.0%(先週比:▼0.2%)
  • 安永4年(1775年)蔦重25歳。
  • 蔦重プロデュース本:吉原細見は「籬の花(まがき)」

吉原細見「籬の花」

安永4年(1775年)秋刊

蔦重が初めて版元として出版した吉原細見は「籬の花(まがき)」です。蔦重25歳でした。

ここが出発点で8年後の天明3年(1783年)正月からは蔦重による吉原細見の独占的な出版が始まります

鱗形屋は吉見細見を独占出版していましたが、「鱗形屋孫兵衛の重版事件」で秋の細見の出版がされませんでした。

蔦重はこの商機を見逃しません。蔦重は細見「籬(まがき)の花」を大胆かつ的確な判断で出版します。

こうして蔦重は吉原の関係者から大きく注目されました。そして窮地にたっていた吉原のために力を注ぐのです。

蔦重VS鶴屋などの地本問屋。蔦重の吉原細見「籬の花」と西村屋の「新吉原細見」の戦いです。

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第6話「鱗(うろこ)剥がれた節用集」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

放送:2月9日
視聴率:10.2%(先週比:-0.3%)
安永3年(1774年):蔦重24歳。
蔦重プロデュース本紹介:特になし。

蔦重は問屋のシステム「株」について知ることとなりしばらくは鱗形屋の専属として働きます。

第6話のポイントになりますが、鱗形屋の経営が火の車であることを蔦重は知ります。また鱗形屋孫兵衛が海賊版作成に関わっていることも分かりました。

忠告するか否かを九朗助稲荷(狐=綾瀬はるか)に相談した結果、成り行きに任すことにしました。

蔦重の心の中の葛藤が続きます。

栄枯盛衰で鱗形屋孫兵衛の本作りの情熱は本物でしたが、偽物を作ったことがばれて平蔵に捕まります。

蔦重は、「濡れ手で粟」に「棚から牡丹餅」を合わせて「濡れ手に粟餅」となり、鱗形屋に代わり吉原細見の制作が始まります。

でも、孫兵衛もかわいそうでした。べらぼうの物語では

海賊版は小島松平家の家老が鱗形屋に発注していたのです。 そして、この件がばれそうになると、田沼意次の家臣に賄賂を送っていました。

この件の関わりを揉み消していたのです。 長谷川平蔵が蔦重に言ってました。

「盗作だと大坂の柏原屋から奉行所に訴えがあり、普段ならてめえらで調べろって差し戻すところが、この件については何故か上から鱗形屋を調べろって命が下ってな。」 と。

蔦屋重三郎のチャンスは鱗形屋孫兵衛の重版事件。

蔦重の快進撃はこの事件がきっかけでした。「鱗形屋孫兵衛の重版事件」です。それは…

鱗形屋の※手代の徳兵衛が大阪の版元の出版物を無断で改題して売り出したのです。同じ内容のものを無許可で出版する「重版」は重罪です。

「著作権の侵害」ですね。

※手代=商店で、番頭と小僧との中間の使用人または、頭(かしら)に立つ人の代理人。

ただ、第6話のストリーは、ちと違います。(⇒詳細は第6話をお読み下さい)

徳兵衛は家財没収のうえ江戸十里四方追放で、店の責任者である孫兵衛も罰金刑を科せられました。

江戸時代でもこの制度があったことに驚きです。そんなわけで鱗形屋は「吉原細見」を出版できない事態に陥ります。

蔦重はそのチャンスを活かしたのです。

自らが版元となり「吉原細見」を出版します。蔦重は吉原のことを知り尽くしていました。蔦重版「吉原細見」はたちまち大人気になりました。(第7話で展開)

その後、鱗形屋版「吉原細見」の刊行も再開されましたが、蔦重版には勝てず、7年後には蔦重版が独占状態になりました。

やがて大手版元だった鱗形屋は衰退し江戸の出版業界から姿を消すことになります。栄枯盛衰とはこのことですかね。

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「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(2話~5話)蔦重の出版原点。

第5話「蔦に唐丸因果の蔓(つる)」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

放送:2月2日
視聴率:10.5%(先週比:±0%)
安永3年(1774年):蔦重は24歳。

第5話のポイントは唐丸の失踪事件です。突然、蔦重の大事な小さな相棒「賢丸」が消えてしまいます。その訳は、賢丸はどこに行ってしまったのか?

蔦重は唐丸が第1話で描かれた大火事の影響で過去を忘れ今でも記憶喪失だと思っています。

でももしかしたら…今は記憶が戻った?と思いつつも真実を唐丸に問いただすことができませんでした。

そんなある日、唐丸の過去を知っているらしい怪しい浪人が唐丸に近づき脅かされ、お店「つやた」のお金を渡してしまいます。

そして何度も脅すその浪人と一緒に川に落ち、浪人は死亡、唐丸の行方も分からなくなってしまいます。唐丸は生きているのか?

将来、出生が謎の写楽として現れるのか?それはまだまだ先のことですね。これで、渡邊くんの唐丸は5話で退場ですね。

あさイチでも「僕のこと忘れないでね」と言ってましたね。

さて、蔦重は吉原細見の「改」の仕事を続けることになりました。蔦重を騙した鱗形屋の専属で「改」の仕事を始めます。

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第4話「雛(ひな)形若菜の甘い罠(わな)」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

  • 放送:1月26日
  • 視聴率:10.5%(先週比:▼1.2%)
  • 安永4年(1775年):蔦重は25歳。
  • 蔦重プロデュース本:錦絵(雛形若菜の初模様)

杉田玄白の「解体新書」がチラッと見えましたね。物語の「雛形若菜の甘い罠」は週タイトル通り二つの罠が隠されていました。

一つは、蔦重に対する甘い罠でした。西村屋は蔦重に版元になることを進め甘い言葉で蔦重のモチベを高めました。

しかし、これは鱗形屋が仕組んだ罠だったのです。その罠を見抜けなかった甘さはまだ若いと言う事なのでしょうか?

錦絵の版元を西村屋だけの名義にすれば、つまり源内先生が命名してくれた蔦重の「耕書堂」が手を引けば本は販売できると鱗形屋と鶴屋の地本問屋は言うのです。

それは、鱗形屋は蔦重に自分たちにはない天才的なセンスと行動力があると感じ脅威と思っていたのでしょう。

そんな時は、まずは排除したいと思うのは自然なことかも知れません。

雛形若菜の初模様。

安永4年(1775年)~天明元年(1781年)

蔦重の出版物でもう一点、注目したいものがあります。それは安永4年から刊行された「約140図」の錦絵シリーズ「雛形若菜の初模様」です。

遊女とお付きの新造、禿が名前入りで描かれた本連作は、遊女や妓楼、ひいては吉原そのものを廓外に向けて大々的に宣伝する目的で作られているようです。

版元として、蔦重の他に、江戸の新興・西村屋与八も参加しているからです。これは市中への賄賂を確保する意識が現れています。

いずれにしてもその長期的・網羅的な企画内容から、刊行にあたってはむしろ吉原側から積極的な働きかけがあった可能性が高いと思います。

吉原側の事情や意向をくみ取り、廓外の版元との調整・企画をなし得るのは、これまでの仕事で信頼と実績を積み重ねてきていた蔦重を置いて他にいなかったでしょう。

排除と言えば、幕府内もいや意次は御三卿の維持にかかる莫大な費用を削減したいと思っていました。

田安家の当主・田安治察が亡くなると、賢丸は白河松平家への養子入りを断り田安家に戻り守ろうとします。

ですが、意次は田安家を潰したいと考えていたのです。

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第3話「千客万来(一目千本)」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

  • 放送:1月19日
  • 視聴率:11.7%(先週比:▼0.3%)
  • 安永3年(1774年)蔦屋重三郎24歳。
  • 蔦重プロデュース本:吉原細見「一目千本」

吉原の慢性的な苦境を救ったのがプロジェクト「一目千本 華すまひ」でした。

これは人気絵師である北尾重政きたおしげまさが、遊女の評判を「生け花」に見立てて描いたという風雅な画集です。

実用性よりも妓楼や遊女から上客への贈呈用に買い取られたとされています。新吉原の高雅な印象と重なりますね。

ここで花に見立てられた遊女は、蔦重の出版物を通じて洗練されたイメージが付与され、まさに吉原の江戸文化の華と演出されたのです。

一目千本は吉原の妓楼がスポンサー(入銀)となって制作した得意客用の配布冊子で、この冊子を持つことで通人の証になったのでしょう。

第3話の視聴ポイントは蔦重の吉原細見「一目千本」の完成です。蔦重が吉原の女性たちを救うために奮闘する第3話。

その施策は、女郎の絵姿を集めた「入銀本」の制作で、花魁たちをランキング形式で描いた本です。花魁の性格や容姿を花に見立て入銀の多い順(ランク)に紹介しています。

まず、花の井の力を借りて平蔵から50両の金を引き出すことに成功した後、 遊女たちを説得し金を集めました。

(但し、この50両は河岸見世の女郎屋二文字屋のきくを助けるために長谷川平蔵からだまし取ったようです)

ここに、蔦重が初めてプロデュースした「一目千本」が完成し、吉原は新規客も増え復活するのです。

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第2話「吉原細見(嗚呼御江戸)」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

  • 放送:1月12日
  • 視聴率:12.0%(先週比:▼0.6%)
  • 安永3年(1774年)蔦屋重三郎24歳。
  • 蔦重プロデュース本:吉原細見(嗚呼御江戸)吉原のガイドブック。

第2話は、蔦重が吉原繁盛のため「吉原細見」出版物に興味を持ち出版への第一歩が描かれます。

ポイントは、蔦重が源内を探し求め、そして出会い「吉原細見」の序の執筆を依頼することです。

ただ源内が執筆を受け入れることになったのは、「花の井」が平賀源内の心(男色)を掴んだことでした。

源内と一夜を過ごすことになったきっかけの源内のセリフ「諸国大名、弓矢で殺す、松葉の瀬川は目で殺す、ってなとこかな」の後。

男装瀬川を演じる小芝風花の色っぽい目にしばらく釘付けでした。(ぜひ再視聴してみて下さい)

蔦重は吉原細見の序の改を源内の「コピー」で新しい吉原細見を作り上げました。源内のコピーは吉原の女郎を冷静に、かつ正直に、ありのままに書いたのです。

いやむしろ辛辣(しんらつ)に源内は女郎たちを書いたのです。

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「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想(1話)蔦重と吉原。

第1話「ありがた山の寒がらす」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

放送:1月5日
視聴率:12.6%(初回放送視聴率は過去最低。昨年の光る君への初回は12.7%でした)
安永元年(1772年)蔦屋重三郎22歳。
蔦重プロデュース本:特になし(吉原細見を発見)
蔦重は、吉原の入り口にあたる五十間道の「蔦屋」で駿河屋の引手茶屋の仕事と並行し貸本屋を行っていました。

第1の視聴ポイントは、語り役(ナレーション)として紹介されていた「綾瀬はるか」の登場でした。

視聴者にだけ見える”案内人”として花魁姿で登場し、物語の舞台になった吉原遊郭ついて解説しました。

綾瀬はるか
綾瀬はるか

場所は浅草の外れ。田んぼの中に浮かぶ島といった趣です。

などと綾瀬が説明し、片手にはスマホを持って解説していました。

グーグルマップを意識した吉原の図がアップになり「吉原の情報」のクチコミ評価は★は「1.8」でした。

第2の視聴ポイントは、主舞台である吉原の格差社会を描いていました。吉原は絢爛豪華な場所で「一晩で1000両は金が動く」と紹介しています。

しかし、蔦重が姉と慕う「朝顔」に食事を届けると、他の女郎が奪うようにそれに食いつくシーンもありました。

反面、女郎屋の主人たち(親父たち)が豪勢な食事にありついています。この対比は強烈です。

女郎の「朝顔」が命を落としても「次々に死んで入れ替わってくれたほうが客も喜ぶ」などという親父もいました。

さらに「朝顔」の裸体の埋葬姿にもびっくりしましたよね。でもそれが現実だったいやそれ以上に悲惨な女郎もいたのでしょう。

「べらぼう」第1話では、蔦重は「貸本屋」として登場します。

当時、書籍の値段は庶民には高価で、手軽な料金で本をレンタルできる「貸本屋」が繁盛していたのです。

(貸本屋は戦後の昭和でも商店街には必ずありましたよね。高価な漫画本は貸本屋でした)

ただ、江戸時代の貸本屋は店に並べて置くのではなく、自ら客に持っていくのです。

蔦重は馴染の女郎屋に「貸本」を持って商売していたのです。しかし蔦重は、ただの貸本屋で終わるつもりはありませんでした。

いずれは「版元になりたいと野望を抱き」貸本屋として、妓楼や茶屋などの店に出入りすることで、吉原きっての「事情通」となっていきます。

その業界(新吉原)のリサーチのプロになっていったのですね。「べらぼう」の蔦重は貸本屋から始まりました。

吉原の特に食事模様の様々な側面を見せながら吉原の格差社会を描いた第1話でした。

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まとめ。

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2025年べらぼう
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