大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第16話「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
遂に平賀源内が退場してしまいます。エレキテルが失敗したのか?それとも市中の評判を気にしたのか?
その姿は見るに堪えません。
項目 | 内容 |
2025大河ドラマ | べらぼう~蔦重栄華乃夢噺 |
放送話 | 第16話 |
放送日 | 2025年4月20日(日) |
週タイトル | さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい) |
視聴率 | 9.6%(先週比:▼0.3%) |
さて、今週の「べらぼう」はいかがでしたか…。14話「蔦重瀬川夫婦道中」で描かれた蔦重と瀬川の悲しくも辛い別れ。
瀬川は鳥山検校からの離縁状という愛を受け、蔦重と一緒になることを一瞬考えますが、それは蔦重の為にならずと吉原を出て江戸市中に消えていきました。
これも瀬川の愛なのですね。前編の準主人公・小芝風花が演じる瀬川をアマゾンの「NHKオンデマンド」で観て下さいね。
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【源内獄中死】「べらぼう」あらすじ。第16話「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」
横浜流星 | (役:蔦屋重三郎) |
高橋克実 | (役:駿河屋市右衛門) |
安田顕 | (役:平賀源内) |
渡辺謙 | (役:田沼意次) |
綾瀬はるか | (役:語り) |
脚本 | 森下佳子(前作:2017年おんな城主直虎) |
家基の急逝した事件は確固たる証拠を得ぬまま幕引きになりました。意次は源内に、これ以上詮索を控えることを告げると、源内は激怒します。
一方、蔦重は源内の住む“不吉の家”と呼ばれる屋敷を訪ねます。
そこで、正月に出す戯作の新作を依頼するも、時折、奇妙な言動を繰り返す様子が気になっていました。
そんな矢先、蔦重や意次のもとに、“源内が人を斬った”という知らせが入るのです。いったい何が起きたのか?
主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。
蔦重が生まれ育った「吉原」とは。
蔦重は生まれ育った吉原で出版業の礎を作ります。ではその吉原が当時どんな役割をしていたか?現在の吉原とはちょいと違うようです。
【源内獄中死】「べらぼう」ネタバレ。第16話「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」(吉原の蔦重)
田沼意次は、徳川家基の手袋を松平武元の屋敷から取り戻そうとしたが、見つかりませんでした。
何者かが手袋を持ち去り、武元を毒殺したのではないかと疑われたが、真相を探ることで意次自身に危険が及ぶこともあり成り行きを見守ります。
まして徳川家治にもその危険はあるので静観することにしました。
ですが、江戸城内には、家基の死に続く武元の死も、意次の謀ったことだという噂が駆け巡るのです。
平賀源内はいかさま師?
田沼意次と口論後のある日、エレキテルの図面が盗まれ偽物が世に出回ったことで、医療器具のはずのエレキテルにはなんの効き目もないという話が広まっていました。
住んでいた長屋からも出ていくよう言われた源内は、久五郎という大工の紹介で「不吉の家」と呼ばれる屋敷に引っ越していました。
住人が次々に病になるという、いわくつきの家です。
蔦重は源内を訪ねる。
蔦重は、芝居の原作になりそうな新作を書いてもらおうと「不吉の家(元神山検校の家)」に源内を訪ねました。
源内はきつねに取りつかれてしまったという世の噂もあり心配していたが、蔦重の前に現れた源内は元気そうでした。
源内は久五郎(たばこ屋=本人は大工と言ってますが)が持ってきた甘い香りのたばこをキセルで吸いながら、旗本屋敷の普請のために頼まれたという図面を引いていました。
恐らく田沼様の肝いりでよ。ま、俺に悪ぃと思ってさ。ここんとこいろいろあったからよ。
蔦重が新作の執筆を頼むと源内は、※手袋がうんぬんと、芝居の筋のようなものを語りだしました。
※源内はこの時、幻覚で「白い手袋」との言葉が聞こえていたのです。
⇒安田顕(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる平賀源内とは。
久五郎が死んでいた。
ある朝、源内が「不吉の家」で目覚めると、手元に血のついた刀があり、久五郎が血を流して死んでいました。
奉行所は源内が久五郎を斬ったと見て捕らえると、取り調べを行います。
しかし、源内には身に覚えがありません。前の晩は屋敷の普請の仕事を持ってきた丈右衛門という男と久五郎で酒席をもっていました。
ただ、下戸の源内は久五郎に渡された煙草を吸っていました。ふだんよりも強く感じる煙草を深く吸うと、自分を非難する人々の声がします。
しかし、その姿は見えずにどこからともなく聞こえる声に振り回されて内に源内は気を失い、朝、目が覚めると、そばで久五郎が死んでいたのです。
意次が源内を面会。
牢に入れられた源内を案じて、意次が面会にやってきました。意次が回してくれたものだと源内が思っていた普請の仕事は、意次には覚えがないと言います。
俺には声が聞こえるのに、そこには誰もいねぇし。覚えがないのに、人を殺してて。俺ゃもう何が夢で、何が現だか
混乱する源内の手を意次が握ります。
夢ではない。俺は、田沼意次はここにおる。
その言葉に、源内の瞳から涙が溢れるのです。
⇒渡辺謙(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる田沼意次とは。
源内の死後。
源内が獄中で亡くなって数日後、墓地にて須原屋と蔦重は源内のことを語り合うのです。
須原屋は、今後も源内の本を出し続けることで、多種多様な才能と個性にあふれた源内のことを後世に伝えていくと言います。
蔦重も、源内にもらった「耕書堂」という名とその意味を伝えていこうと決意を新たにするのです。
安永9年(1780年)正月、蔦重は青本の他十冊もの新作を一挙版行しました。耕書堂の新たな幕開けです。
「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)感想の一覧はこちら。
⇒大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のあらすじ(ネタバレ)感想まとめ。
【源内獄中死】「べらぼう」ネタバレ。第16話「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」(意次と源内)
源内を屋敷に呼ぶ。
意次は平賀源内を屋敷に呼びます。それは家基の死に関する調べは幕引きとすると告げるのです。
源内は納得しなかったが、意次は礼金を渡し、すべて忘れるようにと命じるのです。
それがそなたのためでもある。
源内は…
…こりゃ口止めでございますか。
と。怒った源内は、金を置いて立ち去りました。
源内を救ってほしいと意次に嘆願。
須原屋と平秩東作、杉田玄白、そして蔦重はそろって田沼屋敷を訪れ、源内を救ってほしいと意次に嘆願します。
平秩は秩父で源内と鉄の精製事業をしていました。杉田は「解体新書」の執筆時に源内の協力を得ていました。
源内はずっと以前に刀を売り払っており、腰に帯びていたのは竹光でした。久五郎が切られた刀はどこから来たものか分からないままです。
また、酒に酔って凶行に及んだとされていますが、源内は下戸でした。
こうした不可解な点を蔦重たちが意次に訴えている最中に急報が入りました。源内が獄死したのです。
⇒大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のあらすじ(ネタバレ)感想まとめ。
【源内獄中死】「べらぼう」感想。第16話「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」
源内のたばこは?
源内先生が吸っていた“たばこ”はやはり薬物でしょう。そして獄中で出された「茶」は毒物だと思います。
源内は蔦重から依頼があった書を書き上げていたのです。そして家基や武元の死の真相がそこには書かれていたのでしょう。
江戸の闇。
火にくべられたのは、源内の筆跡。夢を語り、狂気を笑い、そして…風のように去っていきました。
焚火の炎は、静かに書を舐めていきます。それは家基の暗殺を偽作としてよりリアルに描かれていた書ではないか?
墨が踊った紙の上に、火が滲みます。
16話のエンディングでは、陽の傾く庭に、ひとりの男が正座していました。その背中はどこか満足気で、微動だにせず、目の前の風景にただ身を委ねていました。
犯人を裏で操る人物はこの男、一橋治済なのでしょう。しかしながら真相は闇の中。果たして17話以降でその謎を解明するシナリオを森下さんは描いているのか?
期待しながら楽しみたいと思います。
まとめ。
- 源内の最期の描写
源内は、江戸の町で人を刺した罪で投獄され、獄中で病に倒れ亡くなります。その死は、彼の波乱に満ちた人生の終着点として、静かに、しかし深く描かれました。
- 蔦重との関係
蔦重は、源内の才能と人柄に深く敬意を抱いており、彼の死に大きな衝撃を受けます。
源内の死後、蔦重は彼の遺志を継ぎ、源内先生から頂いた「耕書堂」をさらに発展させる決意を固めます。
- 源内の遺志と影響
源内の死は、彼の周囲の人々に大きな影響を与えます。
彼の革新的な考えや行動は、後の時代の文化や技術の発展に繋がっていくことが示唆されます。
次週は第17話「乱れ咲き往来の桜」です。5月4日の放送予定で第17話からは後編です。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
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