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【驚愕】べらぼうのあらすじ(ネタバレ)と感想。大河ドラマ2025年第13話「お江戸揺るがす座頭金」

2025年べらぼう

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第13話「お江戸揺るがす座頭金」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

12話のエンディングで松葉屋のうつせみと平賀源内の助手・小田新之助が吉原から姿を消しました。

当然それは足抜けなので行方を捜すのですが…二人はどこに身を寄せたのでしょう。

項目 内容
2025大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺
放送話 第13話
放送日 2025年3月30日(日)
週タイトル お江戸揺るがす座頭金
視聴率 9.9%(先週比:△0.3%)

 

さて、今週の「べらぼう」はいかがでしたか…。14話「蔦重瀬川夫婦道中」で描かれた蔦重と瀬川の悲しくも辛い別れ。

瀬川は鳥山検校からの離縁状という愛を受け、蔦重と一緒になることを一瞬考えますが、それは蔦重の為にならずと吉原を出て江戸市中に消えていきました。

これも瀬川の愛なのですね。

前編のもう一人の主人公・小芝風花が演じる瀬川を「NHKオンデマンド」で。

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「べらぼう」第13話「お江戸揺るがす座頭金」のあらすじ。

横浜流星 (役:蔦屋重三郎)
小芝風花 (役:花の井=五代目瀬川)
高橋克実 (役:駿河屋市右衛門)
安田顕 (役:平賀源内)
渡辺謙 (役:田沼意次)
綾瀬はるか (役:語り)
森下佳子 脚本(前作:2017年おんな城主直虎

蔦重は、留四郎から鱗形屋が再び偽板の罪で捕まったらしいと知らせを受けます。

鱗形屋が各所に借金を重ね、その証文の一つが鳥山検校を頭とする金貸しの座頭に流れ、苦し紛れに罪を犯したことを知ります。

一方、江戸城内でも旗本の娘が借金のかたに売られていることが問題視され、意次は、座頭金の実情を明らかにするため、長谷川平蔵宣以に探るよう命じます。

13話は吉原の出来事から少し離れて政治的な出来事の比重が多くなると思います。それは「借金問題」です。

鱗形屋は商売が行き詰まり「借金」をしました。西の丸で勤務している旗本も生活の為に「借金」をしました。

その金融の元締めが「鳥山検校」で瀬川の嫁ぎ先です。幕府は苦しむ民を助けることができるのか?これは現代社会でも起きていることなんです。

「べらぼう」の主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。

蔦重は生まれ育った吉原で出版業の礎を作ります。ではその吉原が当時どんな役割をしていたか?現在の吉原とはちょいと違うようです。

「べらぼう」第13話「お江戸揺るがす座頭金」のネタバレ(吉原の蔦重)

松葉屋の女将「いね」は平賀源内を訪ね、うつせみと小田新之助の行き先を問いただします。源内が知らないと答えると、いねは身代金の代わりだと言い、エレキテルを持ち去りました。

12話でうつせみと新之助は吉原大門から去っていきましたね。やはり「いね」はうつせみの捜索をしていたのですね。

「べらぼう」第13話「お江戸揺るがす座頭金」のネタバレ。「座頭金」諸問題。

須原屋も心配する。

近頃は旗本や大名の中にも座頭金に手を出す者がいると須原屋は言います。

幕府が神君家康公の打ち出した盲人優遇政策を重視するあまり、高利貸しの座頭が世に跋扈する事態になっていたのです。

鱗形屋は店を閉める。

蔦重のもとに、鱗形屋がまた偽版で「節用集」を売って奉行所に捕まったという話が伝わってきました。

須原屋によると、鱗形屋はあちこちにつけをためており、その証文の一部が高利貸しである座頭に流れたと言うのです。

座頭とは、鳥山検校を頭とする盲人の組織「当道座」のことで、官位には、検校(けんぎょう)、別当(べっとう)、勾当(こうとう)、座頭(ざとう)の四官があります。

さらに16階73刻に細分化されていました。江戸幕府から「座頭金」と呼ばれる金貸し業を公認されていました。

鱗形屋の番頭・徳兵衛は、高利貸しの座頭による厳しい取り立てに追い詰められ、孫兵衛に無断で偽板を作成し、資金を調達していたのです。 ​

この一連の問題が明るみに出たことで、鱗形屋は店を閉じざるを得なくなりました。

新井美羽が演じる「さえ」が吉原に。

大名や旗本などの武士階級も座頭金に手を出し、返済が滞ると家督や家財を失う事例が多発していました。

新井美羽が演じる旗本の娘「さえ」もその一人でした。借金返済のために自らの娘を遊郭に売るという悲劇的なシーンでした。

そのシーンは一瞬でしたが、旗本の娘としての誇りと、突如として過酷な運命に翻弄される複雑な心情を描いています。

武士(西の丸小性)の実態。

将軍徳川家治は、江戸城本丸の御座の間に家基を呼びました。

家基が松平武元とともに参上するとそこに意次が現れ、松本らが捕らえた森とその息子・震太朗を招き入れました。

森親子は坊主頭に裃(かみしも)という異様な姿でした。森の逐電は、座頭金に手を出したことが発端でした。

20年にわたり西の丸で小生を務める森は、禄では家族を養えず、震太朗の御番入りのためにと座頭金を借りて賂(まいない)にしていました。

ところが、御番入りはかなわず、多額な借金だけが残り、返済のために金を借り続けてさらに借金だけが残りました。

ついには座頭から家督を譲るように迫られて切腹を覚悟したと言うのです。しかし震太朗に止められて一家で逐電、出家したのです。

森家は質素倹約だが…

意次は、森家は遊興とは無縁の家で、常に質素倹約を心がけてきた者がここまで追い詰められていることを説明しました。

そのうえで、座頭金を借りている西の丸の者の名簿を見せました。あまりの人数に驚愕する家基に意次が問いかけます。

田沼意次(渡辺謙)
田沼意次(渡辺謙)

高利貸しを行う鳥山らを一斉に取り締まらせていただけませんでしょうか。

武元は、盲人の優遇は家康公のご意向だと声を荒げるが、意次は引き下がりません。

田沼意次(渡辺謙)
田沼意次(渡辺謙)

不法かつ巧妙な手口でかような蓄財をなしえた検校らはもはや弱き盲ではない。今、徳川が守らねばならぬ弱き者はどこの誰なのでございましょうか!

黙って聞いていた家治も家基に問いかけました。

「世は徳川家臣、および、検校に金を借りておる民草を救うべきと考える。そなたはどうじゃ」と…。

「べらぼう」第13話「お江戸揺るがす座頭金」のネタバレ。当道座の頭鳥山検校。

鳥山と瀬川(瀬以)の生活は?

鳥山に嫁いだ瀬川改め瀬以ですが、その関係にひずみが生じていました。鳥山は彼女の声音から、吉原に戻りたいという思いを感じとっていたのです。

瀬以は、吉原の者たちへの親兄弟のような親しみと、鳥山を慕う気持ちは別のものだと答えますが、鳥山は納得しません。

鳥山は「では、わしは所詮、客ということか?どこまでいこうと女郎と客。そういうことだな。」

怒りをあらわにした鳥山は瀬以を屋敷の離れに閉じ込め、従者に部屋を調べさせます。そこには蔦重が作った三冊の本と、古びた赤本がありました。

鳥山が瀬川を脅す。

ある晩、瀬以は鳥山から、蔦重との不義密通を疑われ、仲を問いだされていました。

脇差しを持った鳥山は、返事次第では斬ると迫り、瀬以が否定すると、心は蔦重にあるのだろうと言い募ります。

瀬川は腹をくくり、それを認めます。

花の井・瀬川(小芝風花)
花の井・瀬川(小芝風花)

蔦重はわっちにとって光でありんした。それは幼き頃よりずっと

それでも今は、蔦重の想いを自分の胸から消したいと心から願っていると瀬以は言います。

花の井・瀬川(小芝風花)
花の井・瀬川(小芝風花)

信じられぬというなら、どうぞ。ほんにわっちの心の臓をとっていきなんし。

瀬以は鳥山の手を取ると、脇差しを自分の胸へと当てるのでした。

「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)感想の一覧はこちら。

「べらぼう」第13話「お江戸揺るがす座頭金」のネタバレ。幕府内の座頭金対策。

長谷川平蔵が久しぶりに登場し活躍します。

座頭金を問題視する意次。

座頭金の件を問題視した田沼意次は、松本秀持に、鳥山たちの家屋敷や身代を調べ、法外な貸し付けや乱暴な取り立ての事例を洗い出すように命じました。

また、徳川家基の住まいである「江戸城西の丸」の進物番である長谷川平蔵には、西の丸に勤める者で座頭金に手を出している者を探らせました。

座頭金に関する報告を受ける意次。

意次は松本から、座頭金に関する報告を受けます。それによると鳥山たちは、取り立ての手段として家督を乗っ取ることもあると言います。

その家の嫡子を出家させ、代わりに別人を送り込んで跡を継がせるのです。

平蔵からの報告書面にも目を通していると、当の平蔵が田沼屋敷に駆けつけ、西の丸小生組の森忠右衛門が逐電(ちくでん)したとの報告がありました。

意次はその場で松本に、森を捕らえるよう命じました。

(逐電=逃げて行方(ゆくえ)をくらますこと)

「べらぼう」第13話「お江戸揺るがす座頭金」の感想。

13話を視聴して私はもちろん大河ファンも歴史好きも、多分ざわついていると思います。

それは、江戸時代の社会問題である“座頭金”…いわゆる公認の高利貸しが、これでもかというほどリアルに描かれました。

SNSでも『社会派大河ここに極まれり!』と、熱い感想が多くありましたね。

視聴レビュー①武士も町人も、みんなが苦しむ姿が刺さる!

鱗形屋が潰れるシーン、もう胸が痛いですよね。特にご子息が蔦重に絡むシーンは特に胸が痛いです。

出版文化の危機をあそこまでリアルに描き、鱗形屋は江戸から追放され商売ができなくなるので、現代で言えば破産に等しいですね。

また、「旗本の娘・さえちゃん」が遊郭に売られるシーン、短いカットでしたが、武士階級もこの座頭金の犠牲になるとはと、その闇の深さに驚きです。

社会の表も裏も問わず広がる“借金地獄”が、身分や階層を超えて描かれたことに衝撃でした。これがリアル江戸時代の縮図だったのですね。

視聴レビュー②田沼意次 vs. 座頭金。政の妙が見えた!

「田沼様がただの権力者じゃない!」民の苦しみを理解している姿にシビれましたわ。田沼の重厚な存在感が際立って、座頭金問題が単なる金貸しの話じゃなくなっていました。

田沼意次が座頭金を放置せず、改革の糸口にしようと動く姿に胸を打ちました。「善悪で片づけない、大河ならではの深み!」と、政治ドラマとしての評価も高いと思います。

視聴レビュー③エンタメ性も抜群!

森親子の出家からの将軍直訴シーン、手に汗握るシーンでした。

座頭金という難しいテーマでしたけど、ドラマチックに描いてくれたから最後まで集中して観ることができました。

堅いテーマながらも、ヒューマンドラマとしての緩急が効いていて、エンタメ性も抜群です。重い題材なのに、飽きさせない構成力に称賛です。

蔦屋重三郎の出版人魂も燃え上がり、これからの展開がますます楽しみですね。

ただ、この借金問題は現代でも奨学金などに通じるテーマです。江戸時代の金融問題と人間関係の複雑さは現代社会に生きる私たちのテーマでもあるのです。

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視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

「逆風が吹いたり、かと思えば急に追い風が吹いたり」、そんな境遇の中で悩み、そして周りの人々からの助言を受けて、成長してきた物語にとても共感しています。

「物事を引いて見る」ことで対立の構造にもプラスな面を見出すことができるという、第10話での須原屋市兵衛さんの言葉が心に残っています。

また自分に何ができるのだろうか、それを最初に問うてくれたのは田沼意次さんでした。

多くの方と関わる中で、蔦重さんは、顧客、従業員、そして競合他社もプラスになるような手段を求める姿に、成長を重ねています。

この彼の姿は、第一話の明和の大火のシーンに暗示されていたのかもしれません。

燃え盛る炎の中、風を見極めて、自分だけでなく、花の井さん、唐丸さん、お稲荷さんまで救いました。

世の中を読み、逆風をも工夫して、激しく燃え盛る江戸の文化を、江戸の人びとの幸せを願い駆け抜ける蔦重さんのますますの活躍が楽しみです。

まとめ。

第13話はまさに、社会派エンタメの真骨頂! 歴史的な座頭金問題を、ドラマティックかつ感情豊かに描き切っています。

ただ、その問題を取り上げる前に、松平武元と田沼意次の短い会話シーンに注目して欲しいです。

令和時代のテーマ性を強く感じました。武元は「いつまでたっても米の値を上げぬからであろうが」

意次は『上げぬのではなく、上げられぬのです!米の値、物の値、金の動きえを操るは森羅万象を操るもののよう。人の力では成し得ぬことと心得まする』

これは、本当に令和の米騒動のからくりや物価高で苦しむ庶民を示してるようでした。

次週は第14話「蔦重瀬川夫婦道中」です。

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