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大河ドラマ2025年「べらぼう」第1話「ありがた山の寒がらす」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2025年べらぼう

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第1話「ありがた山の寒がらす」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

始まりました「べらぼう」。江戸の遊郭吉原で生まれ育った若き蔦屋重三郎(蔦重)が、吉原で働く女郎たちと共に吉原のしきたりに立ち向かいます。

蔦重は、ここで働く女郎の生活をもっと良くしたいと思い吉原をもっともっと活性化する施策を考え行動していくのです。

その施策がこの時代の「コンテンツ」出版なんですが、前編では蔦重が江戸のメディア王になるきっかけが描かれると思います。

項目 内容
2025大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺
放送話 第1話(特別60分)
放送日 2025年1月5日(日)
週タイトル ありがた山の寒がらす
視聴率 12.6%(初回視聴率は過去最低)光る君へは12.7%

さて、今週の「べらぼう」はいかがでしたか。録画しましたか。「べらぼう」は平安時代の雅でもなく、戦乱が続く戦国時代でもありません。

「江戸のメディア王」と評される出版プロデューサー蔦屋重三郎(蔦重)の生涯を描く大河ドラマです。

吉原の女性たち、江戸の本屋(版元)さん、そして江戸城にいる徳川家と幕臣として政務に励んでいるお上の方々が登場します。

蔦重は日本人なら誰もが知っている「歌麿や写楽そして北斎」をプロデュースし出版で成功した人物です。

町人文化が花開く大河史上初めての江戸時代中期の物語です。その大河をいつでもどこでも、スマホでもタブレットでも家庭のテレビ画面でも視聴して下さい。

令和時代のメディアは「サブスク」です。

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「べらぼう」第1話「ありがた山の寒がらす」のあらすじ。


明和の大火から1年半、蔦重こと蔦屋重三郎は、茶屋で働く傍ら貸本業を営んでいました。ある日、幼なじみの花魁・花の井から、朝顔に届けものを託されます。

しかし蔦重が、浄念河岸の女郎屋・二文字屋を訪れると、女郎の朝顔の部屋に入るとひどく衰弱した朝顔がいました。

吉原の場末である河岸見世の女郎たちの酷い惨状をみて、思い悩む蔦重です。

横浜流星 (役:蔦屋重三郎)
小芝風花 (役:花の井=五代目瀬川)
高橋克実 (役:駿河屋市右衛門)
安田顕 (役:平賀源内)
渡辺謙 (役:田沼意次)
綾瀬はるか (役:語り)
脚本 森下佳子(前作:2017年おんな城主直虎)

主人公は蔦重こと「蔦屋重三郎」

主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。

横浜流星(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう」で演じる蔦屋重三郎とは。

蔦重が生まれ育った「吉原」とは。

「べらぼう」の舞台は吉原ですので、語りの「綾瀬はるか」が九郎助稲荷の狐が化けて花魁になって登場しました。

この演出は初めてですね。

あばん(約6分)までは綾瀬はるかの語りで、徳川家の紹介、田沼家の紹介そして蔦重の紹介で終わりオープニングM(OPM)が始まります。

OPMが終わると綾瀬さんがお稲荷さんになって吉原に戻り、花魁で登場し吉原の説明から始まります。

その吉原の説明はこちら。

「べらぼう」第1話「ありがた山の寒がらす」のネタバレ(吉原)

明和9年(1772年)

「べらぼう」物語の始まりは明和9年(1772年)、無宿坊主が盗みを企て、寺に放った火が江戸中に燃え上がり、炎は浅草の外れにある吉原に及びました。

蔦屋重三郎登場。

人々が逃げ惑う中、一人の若者が「九朗助稲荷」に駆けつけました。彼の名は「蔦屋重三郎」、人呼んで蔦重です。

櫓の上で半鐘をたたいていた蔦重は、幼馴染の花魁・花の井が人の流れに逆らい「九朗助稲荷」に向かうのを見つけて、駆け出します。

※「九朗助稲荷」とは、吉原の隅にあった稲荷社

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

何やってんだ!お前ら!

禿の「さくら」と「あやめ」が、花の井が止めるのも聞かず、二体の石像のお稲荷さんを運ぼうとしています。

※禿(かむろ)とは、女郎に仕える見習いの童女。

焼けたら願い事がかなわなくなるらしい。そこに知り合いの女郎の朝顔まで、荷物を抱えて現れます。

蔦重は「よし、焼けなきゃいいんだな!」と叫ぶと、吉原を囲む「お歯黒どぶ」に二体の狐を沈め、花の井たちと駆け出しました。

逃げる蔦重。

江戸の町を逃げるうちに、蔦重は一人の少年を助けました。親の姿はなく、話しかけても返事をしません。

その手を引いて、蔦重は走り続けました。炎は三日三晩燃え盛り、江戸の町を焼き尽くしました。

蔦重の勤め先は吉原の「蔦屋」。

安永2年(1773年)

大火から1年半が過ぎました。蔦重が住む吉原は3000人の女郎を含む1万人が暮らしていました。

吉原は幕府公認の「色里=遊里」です。

吉原への唯一への出入り口を「大門」といい、そこに至る道を五十間道と言います。そこにある茶屋「蔦屋」が蔦重の勤め先です。

この茶屋は※吉原の案内所で女郎屋の情報提供場所です。客の荷物や刀も預かります。「蔦屋」の店主は蔦重の義兄で次郎兵衛と言います。

吉原の案内所は現在の繁華街にある「風俗無料案内所」ですね。

次郎兵衛の父は。

次郎兵衛の父・駿河屋市右衛門は、吉原の大通りである仲の町で引手茶屋「駿河屋」を営んでいます。

ですので、息子の次郎兵衛は駿河屋の跡取りで将来安泰ですが蔦重は養子なので「十把一絡げ(じっぱひとからげ)」なのです。

「十把」とは

「十把」は束が十あるという表現で、本来はネガティブなニュアンスはなく、単に「無差別にひとまとめにして扱う」という意味を表していました。しかし、今では「価値のないものとして雑に扱う」というニュアンスで捉えている人が多いようです。

駿河屋市右衛門は、行き所のない子供を養っては、成長すると吉原のあちこちの店に若い衆として奉公に出していました。

蔦重もその一人です。

蔦重は貸本屋も商う。

蔦重は、茶屋の仕事の合間に貸本屋の商いもしています。当時の貸本屋はさまざまな本を担いで吉原を回り、貸し出すのです。

デリバリー本屋さんですね。

蔦重は、明和の大火の際に助けた少年に、その貸本屋の商いを手伝わせていました。少年は火事の衝撃で自分の名前も忘れてしまっているのです。

蔦重は「唐丸」と自分の幼名を与えました。

松葉屋に向かう蔦重と唐丸。

ある日、蔦重と唐丸は貸本を持って大見世の女郎屋・松葉屋を訪れます。

※大見世とは吉原の遊郭の中で一番格が上の女郎屋。

花魁の花の井(蔦重の幼馴染)は松葉屋で働いています。花の井は蔦重に「朝顔」に料理を届けるようにと頼みます。

朝顔はお歯黒どぶに面した浄念河岸の女郎屋・二文字屋の女郎です。河岸は吉原の場末で河岸見世の女郎たちの揚代は大見世とは比べ物にならないほど安いのです。

※)揚代とは女郎や芸者を呼ぶ代金。

蔦重は朝顔に本を読んでいた。

朝顔は体を壊していました。うらぶれた二文字屋の薄暗い行灯部屋で横になっていました。花の井は朝顔の体調を心配して料理を蔦重に頼み届けてもらっているのです。

蔦重は朝顔を見舞うたびに本を読み聞かせていました。朝顔もそれを楽しみにしていたのです。

朝顔は松葉屋の女郎で当時「あざみ」という名の禿でした。

「吉原に好き好んで来る女なんていねえ。女郎は口減らしに売られてくんだ。きつい勤めだけどおまんまだけは食える。それが吉原だったんだ」

でも、今の河岸見世の女郎たちは食べることもままならない。朝顔は、蔦重が届けた料理には手をつけず、飢えた女郎に食べさせていたのです。

岡場所に客を奪われる吉原。

二文字屋の女郎たちは三日も客が来ないと嘆いていました。食事も薄い粥だけです。その要因は、深川や本所などの岡場所と、品川や新宿などの宿場に客を奪われていたからです。

岡場所とは、無許可のお店、宿場には飯盛女という名の売春婦を置いていました。

それに対して吉原は江戸の中心街の日本橋から一時間ほどのへんぴな場所にあり、しきたりも多く金もかかります。

吉原は夜ににぎわう。

昼は客がまばらだった吉原ですが、夜見世となるとにぎわいだします。蔦重が松葉屋に客を案内すると松葉屋の者ともめている武士がいました。

武士は花の井(駿河屋の花魁)の花魁道中を見て心を奪われ松葉屋に来たが、見世の主人も女将の「いね」も花の井のなじみ客が来ているからと断っていました。

蔦重の機転。

武士の連れの男が、こちらは火付け盗賊改方の長谷川平蔵宣雄様のご子息だといいだします。※長谷川平蔵宣雄とは明和の大火の咎人(犯人)を捕らえた有名人でした。

※長谷川平蔵宣雄の御子息が長谷川平蔵宣以で、池波正太郎さんの小説「鬼平犯科帳」で知られる長谷川平蔵です。

これを聞いた蔦重は一計を案じます。

「実は私、長谷川様のお目当ての女郎とは幼馴染にございまして…」と言い、大身の武士に相応しい吉原一の引手茶屋で仕切り直しをと提案します。

蔦重は彼らを駿河屋に案内しました。

蔦重の作戦成功。

吉原で花魁を呼ぶ客は、まず引手茶屋で一席宴を開くことになっています。武士の長谷川平蔵も駿河屋に芸者を呼んで飲み始めました。

蔦重は駿河屋に、平蔵は血筋自慢の世間知らずで極上のカモだと吹き込みます。駿河屋は満面の作り笑顔で挨拶に行き、平蔵に平伏します。

「このたびはお起しいただき恐悦至極」…と。その後、尻の毛までむしとられるとは知らぬ長谷川半蔵です。

朝顔が亡くなる(吉原の影)

朝顔がいる「浄念河岸」は吉原の場末です。

揚代が安いにもかかわらず客足は遠のき、生活環境は最悪の状態でした。朝顔は体を壊し、ほとんど寝たきりで、蔦重の本の読み聞かせを心から楽しみにしていたのです。

ところが蔦重が訪れた翌日、朝顔は死にました。

蔦重は、墓地の穴に無造作に捨てられ盗人に着物をはがされて、裸のままの朝顔の遺体を、持ってきた着物でくるむと、唐丸に朝顔との思い出を語ります。

朝顔の思い出を唐丸に語る蔦重。

蔦重は、朝顔の遺体を前にして、自分を慕う唐丸に、朝顔との縁と自分の生い立ちを涙ながらに語るのです。

七つで親に捨てられ駿河屋の養子となった蔦重は、他の養子にいじめられ、つらい日々を過ごしていました。

吉原の親父たちの会合で蔦重が訴える。

ある日、駿河屋では、女郎屋や引手茶屋の主人である吉原の親父たちが寄合を開いていました。

蔦重は皆が集まる二階に乗り込み、河岸見世の女郎たちに吹き出しでもしてもらえないかと訴えたが、誰一人耳を貸しません。

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

俺たちは女郎に食わしてもらってるんじゃねェんですか!

と叫ぶ蔦重を駿河屋は階段の上から突き落としたのです。

蔦重は奉行所に駆け込む。

気が済まない蔦重は奉行所に、岡場所への「けいどう」をしてほしいと訴えました。「けいどう」とは町奉行が行う不意打ちの取締役です。

岡場所は吉原と違って幕府の許可を得ていないで商いをしています。岡場所を「けいどう」すれば客は吉原に戻ってくると考えたのです。

だが、奉行所は名主からの訴えでなくては聞けないと一蹴します。

蔦重はいかり心頭です。その時、たまたま長屋の便所で見知らぬ男と出会います。その男は老中の田沼意次を訪ねてはと勧めます。

意次は意外にも町場の者の話に耳を傾けると言うのです。長屋の便所であった男とは誰でしょうか?

(2話でもこの男が登場します。蔦重のキーパーソンとなります)

蔦重は吉原の親父から仕置き。

意次の屋敷から戻った蔦重を待っていたのは吉原の親父たちからの仕置きでした。

蔦重が岡場所への「けいどう」を求めたことを知り、激怒していました。その理由は、「けいどう」が行われれば。岡場所の女たちの面倒をみなければならないからです。

さらに、蔦重が意次を訪ねたと言うと、親父たちはさらに激怒し、蔦重に殴る蹴るの暴力で大きな桶に閉じ込められてしまいます。

蔦重と「吉原細見」の出会い。

桶の中で三日三晩、蔦重は考え続けていました。吉原に客を呼ぶのはどうしたらよいのか?と

ようやく蔦重は桶から出されました。ふらふらしながら蔦屋に戻ると、店先に並んだ吉原の案内書である「吉原細見」が目に入りました。

蔦重はその「吉原細見」をジーと見つめます。そして大きな声で「これ、だ」と叫ぶのです。

「べらぼう」第1話「ありがた山の寒がらす」のネタバレ(江戸城内)

蔦重が意次の屋敷に上がり込む。

蔦重は初めて田沼意次と会います。普通なら考えられないことですが、蔦重は意次に会う和泉屋と一緒に上がり込んだのです。

そして、意次と和泉屋との話に割り入って、現在の吉原の事情を話し岡場所への「けいどう」を求めたのです。

すると田沼意次は、

田沼意次(渡辺謙)
田沼意次(渡辺謙)

吉原に客が来ないのは、その値打ちがなく、人を呼ぶ工夫も足りないからではないか。お前は何かしているのか? 客を呼ぶ工夫を!

と答えます。蔦重は、目が覚めるような思いでした。そして、立ち去る意次の背中にむかって、感謝を述べる蔦重。

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

お言葉、目が覚めるような思いがいたしやした! まこと、ありがた山の寒がらすにございます。

その叫びが意次の耳に届いたかどうかわかりません。

しかし、この2人の縁はここから始まり、次に蔦重が意次と対面するときには、蔦重のアイデアをきっと意次は取り扱ってくれるのでしょう。

渡辺謙(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる田沼意次とは。

「べらぼう」第1話「ありがた山の寒がらす」の感想。

第1話は、蔦重が江戸のメディア王になる“きっかけ”から始まりました。それは、吉原で働く女郎たちの悲惨さです。

特に、河岸見世で働く女郎の待遇は酷いものでした。白いご飯を食べることもできず日夜客を待っています。

そして病になったなら「死」を覚悟するだけです。その現状を愛希れいかさんが演じる“朝顔”が見せてくれました。

“朝顔”は蔦重の恩人です。「幼いころの蔦重と花の井」に生きる希望を与えていました。しかし“朝顔”は服を脱がされ裸体で死体置き場で葬られていました。

蔦重は吉原で働く女郎たちに希望を与えたいと思い親父さんたちに掛け合いますが、殴る蹴るの仕打ちでした。

ただ、エンディング近くで意次に会い意次の言葉で目が覚めたことでしょう。そして吉原細見(吉原案内のパンフレット)と出会ったことで、あるヒントが浮かぶのです。

意次の言葉を聞いた蔦重は「ありがた山の寒がらす」と真に思ったことでしょう。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

「この世は何も変わっていない。おれはいったい何をやってきたのであろうか」。

『光る君へ』の道長さんは、直秀さんの死という悲劇を経て、まひろさんの望む「民のための政治」を志しました。

まひろさんは「戦さのない太平の世を守られました」と返しましたが、その後、武士の時代へと移り変わり、「戦さのない太平の世」も終わりを迎えました。

べらぼうの時代では、徳川の世が十代にわたって続き、戦が過去のものとなった時代です。

しかし、その一方で庶民の苦しみは続いていました。

「お前は何かしているのか?」 意次さんのこの問いに、蔦重さんは朝顔さんの死を乗り越え、どのように答えようとするのでしょうか。

そして、最後に何を思うのでしょうか。 次の「太平の世」の物語もとても楽しみです。

まとめ。

蔦重は幼いころから地本の子供たちからいじめを受けていました。そのいじめを明日の希望へと導いたのが愛希れいかさんが演じる“朝顔”です。

一緒にいた幼い「花の井」も同じでしょう。

ただ、第1話らしく蔦重を目覚めさせたのは暴力で泣く言葉でした。それは意次の「お前は何かしているのか?」です。

蔦重を突き動かしたこの意次の言葉は、令和を生きる私たちへのメッセージでもあるのです。

次週は第2話「吉原細見(嗚呼ああ御江戸)」です。

蔦重の成功の第一歩はこの「吉原細見」です。ここから出版に目覚める蔦重をどのように描くのかワクワクします。

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