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【瀬川去る!】大河ドラマ「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想。第14話「蔦重瀬川夫婦道中」

2025年べらぼう

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第14話「蔦重瀬川夫婦道中」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

瀬川は鳥山から蔦重との仲を疑われついに、烏山は脇差しに手を出そうとします。

14話は瀬川から目が離せません。蔦重はどうするのでしょう。

項目 内容
2025大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺
放送話 第14話
放送日 2025年4月6日(日)
週タイトル 蔦重瀬川夫婦道中
視聴率 10.8%(先週比:△0.9%)

 

さて、今週の「べらぼう」はいかがでしたか…。14話「蔦重瀬川夫婦道中」で描かれた蔦重と瀬川の悲しくも辛い別れ。

瀬川は鳥山検校からの離縁状という愛を受け、蔦重と一緒になることを一瞬考えますが、それは蔦重の為にならずと吉原を出て江戸市中に消えていきました。

これも瀬川の愛なのですね。

前編のもう一人の主人公・小芝風花が演じる瀬川を「NHKオンデマンド」で。

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「べらぼう」第14話「蔦重瀬川夫婦道中」のあらすじ。

横浜流星 (役:蔦屋重三郎)
小芝風花 (役:花の井=五代目瀬川)
高橋克実 (役:駿河屋市右衛門)
安田顕 (役:平賀源内)
渡辺謙 (役:田沼意次)
綾瀬はるか (役:語り)
森下佳子 脚本(前作:2017年おんな城主直虎

幕府による当道座の取り締まりで、検校と瀬以は捕らえられ、蔦重までも同心に連行されてしまいます。

その後釈放された蔦重は、大文字屋から五十間道に空き店舗が出ると聞き、独立して自分の店を持てないかと考えます。

そんな中、いねからエレキテルが効果のない代物だと聞き、源内を訪ねます。源内はエレキテルが売れないのは、弥七のせいだと訴えるのですが…。

主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。

蔦重が生まれ育った「吉原」とは。

蔦重は生まれ育った吉原で出版業の礎を作ります。ではその吉原が当時どんな役割をしていたか?現在の吉原とはちょいと違うようです。

「べらぼう」第14話「蔦重瀬川夫婦道中」のネタバレ。鳥山検校捕まる。

瀬川が鳥山検校に問い詰められている頃、蔦重は鳥山の屋敷に向かっていました。瀬川との仲を疑う鳥山が使いを出していたのです。

瀬川を案じながら屋敷に駆けつけると、瀬川は烏山とともに同心に連れられて行くところでした。

幕府が当道座に大規模な手入れを行っていたのです。事情が分からない蔦重は同心に食い下がり、鳥山の一味と間違われて捕らえられてしまいます。

蔦重も大番屋(留置施設)で取り調べ。

大番屋に連れていかれた蔦重は同心から、瀬川が吉原に多額の心づけをしており、そのために座頭金に関与しているのではと疑われていることを聞きます。

その場で蔦重は、心づけなど吉原に利をもたらすよう頼んだのは自分であり、瀬川に罪はないと証言します。

そうすることで瀬川をかばい、罪をかぶろうとしたのだが、蔦重は解放されました。

吉原にも手入れ。

蔦重が捕らえられている間に、吉原にも奉行所の手入れがありました。鳥山は吉原の上得意であり、高利貸しに関わっている見世もあります。

当道座の問題が吉原にまで影響しないようにと、吉原の親父たちは根回しを始めており、蔦重は、当分おとなしくしているようにと釘を刺されました。

「べらぼう」第14話「蔦重瀬川夫婦道中」のネタバレ。瀬川は吉原から去る。

瀬川が釈放。

吟味が終わらない鳥山はその後入牢となったが、瀬川は釈放されました。瀬川は松葉屋の預かりとなりました。

松葉屋には、女郎の病気治療のために使う寮があります。瀬川は当分そこに身を置くことになりました。

そこで、蔦重は瀬川に会いにいくことにしました。蔦重は蔦屋のそばに店を借りて、年明けから本屋を開くことにしたと語ります。

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

でな、その…できれば、店一緒にやってもらえねぇかと思って。

鳥山と離縁することになるかもしれないからと蔦重は言うが、瀬川には現実味のない話しか思えません。

だが、つらい幼少期を過ごした二人はいつも、答えが分からないときには楽しい空想を巡らせると決めています。

この日も二人で、ともに本屋で働き本作りをする日々を思い描き、語り合うのです。

瀬川が襲われる。

そこに、松崎という女郎が運び込まれてきました。子供をおろして以来、体調を崩しているという松崎を気遣い、瀬川は身の回りの世話をするようになりました。

ところがある日、松崎は隠し持っていた包丁で瀬川に襲いかかったのです。大事には至らなかったが、瀬川は手と顔に傷を負うのでした。

松崎は武家の娘であり、両親が座頭金の返済に苦しんだ末自害し、吉原に売られることになったらしい。

そのため、鳥山の妻である瀬川を憎んでいたのです。松崎の両親を追い詰めたのは鳥山検校ではありませんでした。

それでも瀬川は、自分が多くの人から恨まれている存在なのだと思い知らされるのです。

瀬川は鳥山と離縁命令。

鳥山と瀬川に裁きが下ることになり、瀬川は奉行所に出向きました。

瀬川は罪に問われることはなかったが、奉行によると鳥山は、今後瀬川の面倒を見る事は遠慮したいと述べたと言います。

それは、蔦重を想い続ける自分への優しさなのだと察し、瀬川は鳥山に礼を言うのです。

自由の身になった瀬川を迎えた蔦重は、次郎兵衛たちが見ているのもかまわず抱きしめました。

瀬川と所帯を持ち本屋を開けばと思い、蔦重は開店準備に奔走するのです。

瀬川と蔦重の一夜(夫婦になる)

瀬川は鳥山からの離縁状を蔦重に見せます。蔦重は何度も自分の頬を殴りながら夢ではないかと思うのです。

そしてその晩、二人は床で話すのです。瀬川は…

 

花の井・瀬川(小芝風花)
花の井・瀬川(小芝風花)

巡る因果は恨みじゃなくて恩がいいよ。恩が恩を呼んでいく。そんなめでたい話がいい。

と、蔦重の胸の中で物語を思い描くのです。

その時、瀬川はある決心をしていたのかも知れません。鳥山が瀬川にしてくれたように、「誰よりも愛しているからこそ身を引く」という決心です。

瀬川は吉原から去る。

年が明けて蔦重が松葉屋に行くと、瀬川の姿が見えません。「知り合いの店を手伝うことになった」らしく、文が残っていました。

吉原が苦境に立たされた今、いわくつきの自分は「吉原を人々の憧れの場にする」と言う蔦重の夢の邪魔になると瀬川は考えていたのです。

あんたはそこで日がな一日、夢を見続けてほしい。

瀬川の文にはそう記されていました。

瀬川の感謝の文。

瀬川の文には、蔦重からもらった赤本のおかげで女郎の闇に落ちずにすんだことへの感謝などが切々とつづられていました。そして、

花の井・瀬川(小芝風花)
花の井・瀬川(小芝風花)

長い長い初恋をありがた山のとんびがらす。…おさらばえ。

と締めくくられていました。

瀬川の想い。

瀬川は幼い頃に蔦重から赤本をもらったことで、「女郎の闇」に堕ちずに済んだことへの感謝が文に綴られていました。​

  • 蔦重と共に本屋を営む夢を語り合う楽しさと、しかしそれが吉原の未来を築く妨げになるのではないかという懸念。​
  • 吉原の者が市中の土地や屋敷を購入できない現状を踏まえ、蔦重の本屋業がさらに困難になることへの配慮。​
  • 自身の存在が蔦重の負担になることを避けるため、彼のもとを去る決意。​
  • 蔦重への深い愛情と、彼の夢を邪魔したくないという思いから、顔を合わせると決心が鈍るため、直接の別れを避けたこと。​

この文を通じて、瀬川は蔦重への深い愛情と、彼の未来を思いやる気持ちから、自ら身を引く決断を伝えました。

瀬川は赤本を手放すそれが蔦重への愛。

瀬川は鳥山から離縁状の愛をもらいました。そして瀬川は蔦重に「誰よりも愛しているからこそ身を引く」という愛の表現を見せました。

蔦重の幸せを願って、蔦重との恋を手放したのです。瀬川は辛い、苦しい、でも蔦重が幸せになる夢物語が広がっています。

赤本を吉原において去ることで蔦重の成長を願ったのでしょう。

「べらぼう」第14話「蔦重瀬川夫婦道中」のネタバレ。大文字屋の衝撃。

大文字屋の衝撃とは。

さて、大文字屋は神田に大きな屋敷を買おうとしていました。

ところが、手付金も払ったあとになって吉原の女郎屋が住まいを持つことに町名主が反対し、取引は一方的に取り消されました。

大文字屋が奉行所にこの件を訴え出たところ、思いがけない裁きが下ったのです。「今後見附内の土地を買わない」

との証文を出すように申し付けるとのことでした。

近々江戸市中の名主に対しても、吉原者には見附内の土地を売らないようにとお達しが出ることとなり、吉原の面々は衝撃を受けるのです。

「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)感想の一覧はこちら。

「べらぼう」第14話「蔦重瀬川夫婦道中」のネタバレ。(幕府内の出来事)

「べらぼう」第14話「蔦重瀬川夫婦道中」の感想。

第14話は愛する人の為、身を引く二人の姿が描かれました。一人は捕らえられて「鳥山検校」が瀬川に離縁状を渡すことで瀬川が解放されることです。

それが検校が最後に瀬川にしてあげる愛だったのです。

一方瀬川は、蔦重の「青楼美人合姿鏡」を見ているシーンから瀬川の表情に変化が見えました。

瀬川の脳裏には「吉原を楽しいばかりのとこにしようと思ってんだよ」と夢を語っていたまぶしい蔦重の姿が映っていたのでしょう。

吉原が公に「四民の外」とされたことで蔦重の「耕書堂」の道は険しくなっていくことを予感したのでしょう。

だから、瀬川は、いわくつきの自分が足かせになることを案じ、その晩に大事にしていた赤本と文を残し吉原から去っていきました。

市中を探しまわる蔦重の姿、吉原の蔦屋を戸を開けたときの蔦重の嘆き、このエンディングはやっぱり結ばれないソウルメイトの二人の儚さの演出に号泣でした。

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視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

とても悲しい「おさらばえ」だと感じました。 瀬川さんは言いました。「巡る因果は恨みじゃなくて、恩が良いよ。恩が恩を呼んでいく、そんなめでたい話がいい」。

本当に、その通りだと思いました。 いつかお捌きを、そして世間の見る目を変えるために、吉原の内から変えていく——蔦重さんの決意。

そのとき、ふじさんは黙って硯に水を足し、市兵衛さんを促してくれました。

そして市兵衛さんは、「能書は正しくても、風当たりは弱くねえと思うぞ。ちゃんと花魁を守りきれよ」と、力強く蔦重さんの背中を押してくれたのです。

心が温かくなりました。 しかし瀬川さんは、吉原を去る決意をしました。吉原の人々のことを思う蔦重さんの夢のために、彼への自分の想いを断ち切って。

千両で身請けした瀬川さんを、黙って離縁してくれた鳥山さんといい、人は、人のために、どこまで自分の幸せを犠牲にできるのでしょうか。

そんなことを、ふと思いました。

まとめ。

べらぼう第14話『蔦重瀬川夫婦道中』は、滅びの美学と、儚(はかな)き恋の幕引きでした。

ついに「べらぼう」も佳境を迎えつつある第14話は、吉原の光と影、その濃淡が実に巧妙に織り込まれたエピソードでした。

これまで蔦重と瀬川の間で張り詰めていた情念の糸が、一気に弾けました。

鳥山検校の悪事が露見し、お縄となり、さらに検校の妻として寄り添ってきた瀬川もまた、運命の濁流に飲まれてしまいます。

この展開は、ただの事件としてではなく、ふたりの女と男の矜持と業の象徴として描かれました。

釈放された瀬川の前に現れたのは、やはり蔦重で、これまで幾度となく交錯してきたふたりの思いが、ついに形を成す瞬間でした。

蔦重からの真っ直ぐなラブコールは、どこか不器用でありながらも痛烈な誠意を帯びています。

そこへ検校から届く離縁状。まるで運命の神がふたりに与えた一夜の猶予のようでした。

大河ファン倶楽部の皆さんも、この一夜を「祝祭」と見るか「終焉」と見るかで受け止め方が変わると思います。

盃を交わし、寄り添うふたりの姿には確かな愛情と共に、これ以上共に歩めないことへの無言の了解が宿っているように感じました。

夜が明け、瀬川は蔦重に別れを告げます。

潔く、どこまでも凛とした姿で吉原を去る瀬川の背中は、まるで薄曇りの空を切り裂く一筋の光のようです。

彼女は決して「蔦重の女」として留まることを選びませんでした。自らの矜持を貫き、自由を手にする道を選んだのです。

それが蔦重に対する愛情でした。

本エピソードは単なる恋愛劇に留まらず、江戸という時代を生き抜く者たちの「選択」を鮮烈に描き出しています。

蔦重の「諦め」と瀬川の「旅立ち」、ふたつの決断が静かに交差することで、べらぼうの物語はさらなる深みへと誘っています。

映像美も見逃せません。

瀬川が吉原を後にするシーンでは、淡い朝靄のなか、花魁道中のような華やかさとは対照的に、簡素ながらも気高さを湛えた姿が印象的でした。まさに“去り際の美学”を体現する瞬間です。

「べらぼう」はここにきて、人間模様の妙味が極まりつつ、第15話以降も、彼らが歩む道のりから目が離せません。

次週は第15話「死を呼ぶ手袋」です。徳川家基の爪を噛む癖が伏線ですね。

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