大河ドラマ「麒麟がくる」第43話は「闇に光る樹」のあらすじと感想です。
放送:1月31日
視聴率:関東地区が13・9%、関西地区が15・6%
長い間、光秀を苦しめていた、丹波の八上城と黒井城が落城します。
これにより、光秀はついに丹波全域を平定するのですが次の難題が光秀を困らせるのです。
そして、最終回の「麒麟がくる」光秀は大きな決断をするのです。
先週は
麒麟がくる第43話「闇に光る樹」のあらすじと感想。信長の指令。
大仕事を成し遂げたのもつかの間、信長から次の指令が下ります。
自分の思いどおりにならない正親町帝から誠仁親王(さねひと)への譲位を進めようという指令です。
※譲位(じょうい)とは、君主が存命中の間に、その地位を後継者へ譲り渡す行為である。
ですが、武家が帝の譲位に介入するべきではないと光秀は思っています。不快感を抱く光秀は、細川藤孝に協力を仰ぎます。
最終回が近づくにつれて信長の非道ぶりが際立ち信長が狂気じみた人物になってきました。
麒麟がくるは総集編でお楽しみください。
信長は狂人?
比叡山焼き討ち以降、敗者を助けようとする光秀の姿が幾度か描かれました。
しかし43話イントロでは光秀が命を助けると言った波多野兄弟の首が塩漬けになって光秀の眼前に出されました。
大河ドラマでは信長の狂人シーンとして朝倉義景、浅井久政、長政3人の首に金粉を施した薄濃(はくだみ)のシーンもありました。
波多野兄弟の首のシーンも強烈でしたね。これで光秀と信長のふたりの溝はさらに深くなりました。
帰蝶が京に戻る。
信長から指令を受けた日から光秀は「月にまで届く巨大な大木を切る不思議な夢」に毎夜うなされるようになるのです。
そんな折、帰蝶が京に戻ってきました。病の治療のために京に来たのです。その事を知った光秀は帰蝶のもとを訪れ何気なく会話します。
“明智光秀”ときおり帰蝶様のご意見が聞きとうなるのでございます。
道三さんどうなされるでしょうか?
もはや誰の手にも負えなくなった信長を、道三さんならどうするか?と光秀は問うのです。
すると、帰蝶様は信長の妻らしからぬ返答、毒を盛ると信長様に応えます。
収録後に帰蝶を演じた川口春奈は、
とてもせつない身の引き方となりますが、明るい未来への希望を忘れず、帰蝶らしく十兵衛に自分の思いを伝えたんだと思います。
とても素敵なシーンになっていると思います。
とコメントしています。
やはり光秀が「本能寺の変」の謀反の決断は「帰蝶さん」の言葉でした。帰蝶の言葉の裏側にはとても複雑な思いがあったのだと思います。
それにしても43話の川口帰蝶の登場はファンとしてはたまらないですね。美しくも存在の重みも光秀の真の心が読める女性であり、光秀を慕っていますよね。
麒麟がくるの帰蝶さんは本能寺で信長と一緒に戦わないですよね?
最後まで光秀の味方でした。良かったです。
その時、秀吉は?
秀吉も帝の譲位に介入するのはさすがにやりすぎていると感じていたようです。
細川と二人になり自分の考えを伝えるのですが、細川は何か裏があるのではとの様子でした。
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麒麟がくる43話「闇に光る樹」のあらすじと感想。その時、家康は?
光秀は「麒麟」を連れてくることはできませんでした。しかし、その思いは「徳川家康」に渡されますね。
家康と信長の連合軍は武田軍・武田勝頼を滅ぼし甲斐の名門武田家は滅亡します。
さて、「麒麟がくる」は平和な世がきたときに現れる霊獣だそうです。
中国の歴史書『史記』では、王が仁(徳の一つ)のある治世を行い、穏やかな世になったとき、その王のところに現れる霊獣が麒麟なのだそうです。
その意味では、信長亡き後秀吉が天下を取りますが秀吉は全国の武士の戦意を朝鮮半島に向けてしまいます。
その豊臣と最後まで戦い平和な世を創ったのは「徳川家康」です。家康が麒麟を連れてきたのです。
家康は光秀の統治を聞く。
家康は、光秀の統治論を引き出すシーンがありました。
国の統治についてどのようなことを心掛けておられるか?と尋ねます。
光秀は己の国がどれほどの田畑を有し、作物の実りがどれほど見込めるか、
正しく検地を行ない、それに見あった人の使い方をし、無理のない年貢をとると答えます。
やはり「麒麟がくる」の麒麟は光秀なんですが、その麒麟の思想は家康に受け継がれていきますね。
光秀が麒麟なのか?その思想が家康に受け継がれるのか?その答えは最終回で解るのでしょうか?
家康の宴。
武田家を攻め滅ぼしたことを祝う宴。とても有名なシーンですよね。
信長が安土城に家康を招いての宴が開かれるシーンです。
家康の希望で、光秀は饗応役(きょうおうやく)を任されるが、祝宴の席で信長が急に、
「膳が違うぞ!品数が足りん!」
と光秀に”いちゃもん”をつけ光秀は宴の席で理不尽な叱責を受けます。
そして、光秀は慌てて膳を下げる瞬間、椀(わん)の中身を信長にぶちまけてしまいます。
信長は怒り狂い光秀の首に扇子をあて、十兵衛、下がれ!
と光秀を足蹴(あしげ)にするのです。
光秀は般若のような形相で信長をにらみつけます。この光秀の形相は「本能寺の変」を決心した最終シーンですね。
このシーンだけみれば光秀の「怨恨説」が有力になりますが、麒麟がくる43話では近衛前久「公家黒幕説」も1シーンだけ出ていましたね。
「光秀ノイローゼ説」も浮かび上がり戦国最大の謎「本能寺の変」がどう解かれどう描かれるのか?
最終回が待ち遠しいですね。
まとめ。
遂に最終回「本能寺の変」が近づいてきました。
光秀の謀反は単に怨恨説でなく、光秀と関係が深い人物が発する言葉でしたね。
最初は妻の煕子、そして麒麟がくるで最初から光秀の才能を信じていた松永久秀、光秀が武士の棟梁は将軍と信じた義昭の言葉、そして・・・
家康が思いもよらぬ言葉を先週の42話「離れゆく心」の船の中で光秀に訴えていました。
そして、最期はやはり帰蝶の言葉ですね。毒をもる。この言葉で光秀は道三を思い出したのだと思います。
決して好きにはなれないが志に惹かれた「斉藤道三」に・・・
信長と「大きな国」創りをして、平和な、戦の無い世を創る事はできませんでした。しかし信長への謀反は後々の家康を生むことを歴史は証明しています。
ですからこれで良かったのです。
次週は最終回(44話)
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