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大河ドラマ2023年「どうする家康」第9話「守るべきもの」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2023年どうする家康

大河ドラマ2023年「どうする家康」第9話「守るべきもの」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

本證寺では門徒たちが遊び女たちと一緒に踊り狂っていました。なかでもひときは大騒ぎしているのは家康から離れた本多正信です。

三河は今、内戦状態です。正信はじめ家臣たちの裏切りで家康は絶体絶命のピンチです。

特に正信の裏切りは衝撃だったようで、家康は城の居室に引きこもっていました。

先週の第8話「三河一揆でどうする」で、半蔵が本證寺で見たものとは・・・。

項目 内容
2023大河ドラマ どうする家康
放送話 第9話
放送日 2023年3月5日(日)
週タイトル 守るべきもの
視聴率 11.8%(先週比:▼0.3%)
出演者(キャスト) 松本潤(役:徳川家康)
有村架純(役:瀬名)
松山ケンイチ(役:本多正信)
古川琴音(謎の女・千代)
市川右團次(役:空誓上人)
音尾琢真(役:鳥居元忠)
岡部大(役:平岩親吉)
甲本雅裕(役:夏目広次)
脚本 古沢良太 

大河ドラマ2023年「どうする家康」のキャスト一覧。

さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。

個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?職場で「リーダー」の方ならきっと共感することでしょう。

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「どうする家康」第9話「守るべきもの」のあらすじ。

不入の権を侵し、寺から年貢を取り立てたことで始まった三河一向一揆。

家臣の夏目広次の裏切りやとりわけ本多正信が一向宗の軍師だったことで、身近な家臣さえ信じられなくなっていました。

家康は奥に引きこもっていましたがそこに鳥居忠吉が訪ねてきました。

忠吉は、「たとえ裏切られても信じきるか、疑いがある者を切り捨てるか、二つに一つ」と問います。

問われた家康は、ある決意を固めるのです。激戦の末、家康はついに一向宗側の軍師・正信と対峙するのです。

第9話のキーワードは「選択」ですね。

「厭離穢土 欣求浄土」・・・汚れたこの世を浄土に。家康は改めてこの言葉を口にするのです。

家康は正信を三河から追放した後も・・・。

徳川家康
徳川家康

わしは…愚かなことをした…わしが守るべきものは……民と……家臣たちであったというのに…!

と自責の念に駆られていました。そんな家康を瀬名が励ますのです。

家康は、自分が目指すべきもの「厭離穢土欣求浄土」を改めて胸に刻むのでした。

「どうする家康」第9話「守るべきもの」のネタバレ。

イントロでは正信の幼少時代のつらい出来事が描かれていました。幼馴染の「お玉」を探していました。

正信の幼少名は「弥八郎」お玉と再会することはないと思っていましたが・・・。

家康の選択。

忠吉の言葉を聞いた家康は覚悟を決めるのです。金荼美具足を身につけた家康は、家臣たちを前に声をあげます。

徳川家康
徳川家康

わしについてこいとは言わん!主君を選ぶのはお前たちじゃ、好きな主を選ぶがよい!

徳川家康
徳川家康

わしは! お前たちを信じる!。

迷いが吹っ切れた家康、それは家臣たちも同じでした。これを機に戦況は好転し始め、一揆側は次第に追い詰められていくこととなりました。

松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。

正信への二社選択。

一向一揆も収まり家康は正信を捕らえました。家康はなぜ弁明に来ないのかと正信に問います。

すると正信はきっぱりと「過ちを犯したのは殿だから」と返します。正信は家康に忖度などしません。歯に衣着せぬ物言いで、心中をぶちまけるのです。

正信: 「殿は阿弥陀仏にすがる者たちの心をご存じない」 「仏にすがるのは現世が苦しいからじゃ」

正信:「殿が……お前が、民を楽にしてやれるのなら、だ~れも仏にすがらずに済むんじゃ」 「民から救いの場を奪うとは何事じゃ、この大たわけが!」

正信が幼い時に「お玉」を守ることができなかったように、彼もまた、守るべきもののため戦ってきた武将なんです。

家康は正信の前でも嘘をつけないようで、正信に切腹を命じるか迷っていましたが、家康は正信を三河から追放する選択を取りました。

松山ケンイチは大河ドラマ「どうする家康」でキャスト「本多正信」を演じる。

水野信元が岡山城に現れます。その要件とは・・・。

寺との和睦?。

水野信元は和議を結んで一揆を鎮めその後に寺を潰せというのです。そしてこれは織田信長の意向であることも忘れてはいません。

しかし、その意向に家康は決して納得していません。が、しかし一揆を収めるためにはその選択をするしかありません。

寺島進は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト「水野信元」を演じる。

空誓上人と家康。

空誓上人は家康との和睦に応じます。約定を取り交わす空誓は「家康のまこと」を信じたいと言いうのです。

空誓上人
空誓上人

わしの目を見て、寺は必ず元どおりにするとおっしゃってくださらんか。

家康は悲しげな表情を浮かべ、一度視線を落とします。そして、空誓の目をまっすぐ見るまで少し時間が経過します。

徳川家康
徳川家康

寺は……元どおりに……いたす。

家康の表情は何かに耐えているようでした。自分のウソに耐えていたのです。

空誓の表情は「失望と安堵」が入り混じっていました。「失望」は和議は嘘だからです。空誓は見抜いていました。

と同時に、「安堵」は家康の本当の思いを悟ったからでした。二人は平和を求める思いは同じです。

終戦のために嘘をついた家康の信念を見たからこそ、空誓は寺が元どおりにならないことを知った上で和議を結んだのだと思います。

千代の正体。

松平昌久を煽(あお)り、調略したミステリアスな歩き巫女・千代は本證寺から姿を消し、武田信玄の元へ報告。

武田信玄
武田信玄

存外早く一揆を収めたのお。

千代
千代

もう少し、引っかき回しとうございましたが。

武田信玄
武田信玄

望月千代、そなた、松平家康なる将をどう見た。

千代
千代

才は織田信長に遠く及ばず。私がこれまで見た将軍の中でも、最も肝の小さいお方かと。

千代
千代

ただし、そのことを己自身が誰よりもよく分かっておられる。そういうお方と見受けました。

武田信玄
武田信玄

ほう、それは面しろいな。

信玄は「千代」のことを「望月千代」と正体を明らかにしましたね。

脚本家の古川氏は「千代は伝承のみの人物で、ほとんどオリジナルキャラクターです」と言っていました。

古川琴音は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト「謎の女・千代」を演じる。

モデルは信濃の武将・望月盛時の妻・望月千代女なんですね。

そして、千代は「歩き巫女」で各地を回り「くノ一」としても活動していたのでしょう。

千代は第7話で初登場しますが、信玄が千代を使って三河一向一揆を仕掛けたのかも知れません。今後の千代の動向にも注目です。

どうする家康のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめはこちら。

⇒大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想一覧。

紀行。愛知県 西尾市。

本編放送後に縁の史跡などを紹介する「紀行」第9話では「吉良義昭」が治めていた愛知県西尾市を松重豊のナレーションで紹介していました。

9話の紀行では松本潤さんは登場していませんでしたね。西尾市名産の「西尾の抹茶」の歴史も紹介しています。

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「どうする家康」第9話「守るべきもの」の感想。

3回に渡って描かれた「三河一向一揆」が完結しました。正信に裏切られたと知った家康の落ち込みようは見ていてイライラするほどでしたね。

「家臣に一向宗徒多いことわかってたよね?皆寺から年貢をとること反対したよね?あなたがしっかりしないと最初から乗り気じゃない家臣たちがバラバラになっちゃうでしょ?!」と、

親目線なのかなんなのかという良く分からない立場でヤキモキ!

鳥居忠吉の忠告。

そこへ現れたのが鳥居忠吉!「道は2つに一つ。家臣をとことん信じるか、謀反の疑いあるものは片っ端から殺していくか」と諭してくれました。

謀反の疑いある者をかたっぱしから殺していったら…去年の鎌倉殿のように…!!とドキドキしましたが・・・

家康は成長している。

さすが家康!きちんと言葉を受け止め、金陀美具足を身にまとい家臣のもとに現れます。

「儂は、お前たちを信じることにした!お前たちはお前たちの信じる道を行けばいい。伴をしたいものだけついてまいれ!」

ちょと拗ねたような物言いが、まだ大人になり切れていませんが、それでもかなり成長した姿に涙するやら、ほっとするやら。

三河の主としての自覚を一つ身に着けた家康の姿に、家臣もついてきてくれて本当に良かった!

寺と和睦。

なかなか決着しない一揆に業を煮やした信長が信元を使いに出していったのが「和睦を結べ」でしたね。

それも騙し討ちで。

それしか方法はないよね、とは思いつつも…まだ古狸には程遠い家康にはつらい決断だったと思います。

和睦を受け入れた空誓。

和睦を受け入れる空誓も、そんなことは信じていない。それでも、人を信じたいという思いから、「目を見て約束してくれ」と言います。

その意を汲んだ家康も、まっすぐ目を見て「寺は、元通りに、いたす」と、互いに守られない約束と分かっていてする様子が切なかったです。

正信の過去。

そして、正信!過去に幼馴染のお玉を戦で奪われ、そのお玉が遊び女に身をやつしていました。

偶然会ったときは瀕死の状態で、それでも自分がお玉であることは認めようとしませんでしたね。

お玉も大好きだった正信に惨めな自分の姿を見て欲しくなかった、と思うと切ないしとっても悲しくなります。

生きるより死ぬことの方が幸せだと「南無阿弥陀仏」と唱え、本当に微笑んで死んでいってしまいました。

正信にとっては、辛くて辛くて仕方ない出来事だったでしょうね。

正信の正義。

だからこそ、最後に家康と話したときにはっきりと「過ちを犯したのは、殿だから」と伝えたのだ思います。

正信:
「殿は阿弥陀仏に縋る者達の心をご存じない。毎日たらふく飯を食い、己の妻と子を助ける為に戦をするような御方には日々の米一粒の為に殺し合い奪い合う者達の気持ちはおわかりにならんのじゃ。

正信:
仏に縋るのは現世が苦しいからじゃ。生きているのが辛いからじゃ。殿が、お前が民を楽にしてやれるのなら、誰も仏に縋らずに済むんじゃ。

正信:
その為に民はお前にたらふく米を食わしているんじゃ。己はそれを成さずして民から救いの場を奪うとは何事じゃ!この太たわけが!悔いねばならぬのは、殿でござる。

グぅの音も出ないほどのド正論!そして、正信の心からの言葉であったからこそ、家康にも伝わったのでしょう。

『三河を一つの家にしたい』という家康の想いが、今までのふわふわとした甘い夢でなく、はっきりと何を守らねばならないのかを知り、覚悟を伴ったものになった瞬間だったと思います。

気になる、夏目広次。

第9話で印象に残ったのは、夏目広次役の甲本雅裕さんです。家康と家臣との板挟みになった結果、家臣側についた武将です。

家康にしてみれば、謀反人です。

当然の広次を無罪放免にするならば、それはいわば家康が、殿が、自分の過ちを認めたことになります。

だから死罪にならなければいけないのに…と夏目広次は思っていたでしょう。

無罪とした家康に『それはいけません』という表情で激しく首を横に振り、でも裏切りたくて裏切ったわけではないのだとの思いもあったはずです。

家臣のためにも生き続けたい、殿に生きて仕え続けたい、という気持ちが涙になって溢れている様子に胸を掴まれました。

すごいです!さらに、正信役の松山ケンイチさんもすごかった!コミカルな表情から、苦悩を吐露する表情、説得力のあるせりふ回し。息をのみました。

そして、それを受け止める家康役の松本潤さんも素晴らしい!本当に、

か弱いお坊ちゃまが、周囲の人を見ながら、助けられながら、経験を通して自覚を持ち少しずつ成長していく様子を見事に演じている。

実力のある役者同士がいかんなく力を発揮している。これぞ大河!!今回も素晴らしい演技の披露に感動しまくりでした!

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

やっぱり望月千代女でしたね!!。甲斐の歩き巫女(スパイ)は有名です☆。それにつけても今回、夏目殿の憤泣に貰い泣き(甲本さんの演技素晴らしい)、一揆衆の苦難に貰い泣き、またまた号泣回でした。 正信の幼馴染(架空の人物)を通して、戦国期の乱取り(物取り)や、奴隷として拐われる女子供の様子も描かれ、泣き処満載。貧困層の苦しみ、あの世へしか希望を持てない民衆の悲嘆を突きつけられましたね。古今東西、戦争でより酷い目に遭うのは、いつだって女子供です。織田信長を恐怖の大魔王バーンに、武田信玄を大人物に誇張して描くのも、未熟な若き家康の迷いや苦悩を際立たせる為でしょうか?。脚本素晴らしいです!!☆

引用:ヤッフーニュース

100万回の刑事役もそうですが本多正信役松山ケンイチさんの存在感がこの所増してます 今回は正信が幼なじみであるお玉を救えなかった過去に焦点があてられ その贖罪から来る心の葛藤が丁寧に描かれました そして家康との最後のやり取り 元の野っぱらのくだりは取り柄が悪知恵だけの男の面目躍如でした

まとめ。

次週は第10話「側室をどうする!」です。

ついに来たという感じでしょうか。家康と側室は切り離せないですものね。

しかし今回は、母親である於大からの進言のようです。

「どうする家康」では瀬名大好き!な家康ですからね…どうなるのか。楽しみですね!

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