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古沢良太が描く2023年大河ドラマ「どうする家康」と映画やドラマの魅力。

2023年どうする家康

2023年大河ドラマ「どうする家康」の脚本家「古沢良太」が描く映画、TVドラマ、アニメ作品の中からおすすめの作品を選びました。

大河ドラマ「どうする家康」の脚本を担当している古沢良太氏は、実は2023年1月に公開され大絶賛されている映画「レジェンド&バタフライ」の脚本も手掛けています。

家康と信長は、同時代に生き、ともに戦国武将として名高い人物。

同じ時代、しかし、同じ人物を描いているのに「どうする家康」と「レジェンド&バタフライ」では全く雰囲気が異なるのです。

例えば、「桶狭間の戦い」は史実ですので、「どうする家康」の信長も、「レジェンド&バタフライ」の信長も戦に関わります。

しかし、そこから進む先が「どうする家康」の信長と、「レジェンド&バタフライ」の信長では全く違う描かれ方をしています。

しかも、どちらの作品も観た人の心をつかんで離しません。今回は、そんな古沢良太氏が世に送り出した作品たちを紹介したいと思います!

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古沢良太の脚本2023年大河ドラマ「どうする家康」の魅力。

「どうする家康」の魅力。

徳川家康というと、「天下統一を成し遂げた大人物」「神君・家康公」という大人物なエピソードとともに「古だぬき」という、悪知恵も働く人物というイメージが一般的でした。

しかし、2023年の大河ドラマ「どうする家康」では、視聴者が抱いていた徳川家康像を根底から覆すような設定で描いています。

泣くし、逃げるし、頼りないし…と見ていてイライラするほどのか弱さ。

しかし、私達視聴者が良く知っている史実の裏で、家康が迷い、決断し、後悔し、自分の未熟さを受け入れ、少しずつ成長する様がとてもよく描かれています。

「家康も普通の子供だったのだなぁ」と思いながら、時には家康の気持ちになり、時には家臣の気持ちになり、時には妻の・母の…と感情移入をしながら一緒に戦国の世を駆け抜けるような作品作りです。

しかもそれをただただ重たく見せるのではなく、重たい事象の上に軽いコメディパートを載せることで、より深みをもって描かれているという構成です。

「そうきたか!」と膝を打つこともしばしばです。

天下統一を自分がするなんて考えたこともなかったであろう「一人のか弱き少年」が、どう天下を取っていくのか。

1話終わるごとに成長を見せる家康の今後に期待しかありません。

大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

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古沢良太の脚本映画三選。

「レジェンド&バタフライ」の魅力。

昨年11月に岐阜で行われた「信長まつり」の騎馬武者行列に木村拓哉さんが織田信長に扮して登場し、熱狂の中で幕を閉じたのは多くの方々の知るところだと思います。

その木村拓哉さんが織田信長役で主演しているのが、古沢良太氏が脚本を担当する映画「レジェンド&バタフライ」です。

壮大なスケールの時代劇ではあるものの、現代にも通じるような愛の物語。

合戦シーンが見ものの戦国モノというよりは、殿と姫の切ないラブストーリーとして描かれている作品だと思います。

古沢良太氏自身も「史実を描くことよりも、それをきっかけにして僕の中から浮かんできた物語を描きたい」と話していました。

合戦シーンに期待を寄せる人は少し肩透かしな感覚を受けてしまうかもしれませんが、「その時代に生きた信長と帰蝶の想いをみてみたい」という方々にはうってつけの作品です!

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「コンフィデンスマンシリーズ」の魅力。

古沢良太氏と言えば、「コンフィデンスマンJP」を思い浮かべる人が多いくらい、言わずと知れた大人気作品です。

どんなに注意深く見ても、毎回毎回「やられた!また騙された!」と呟く羽目になるほどの、二重三重に張り巡らされた騙し合いとトリック。

こちらの予想を軽く超えてくるストーリー展開に釘付けになってしまいます。そして、登場人物が、またまた魅力的!

ダー子(長澤まさみさん)、ボクちゃん(東出昌大さん)、リチャード(小日向文世さん)は「仲間でも家族でもない。

(もしもの時は)自分が助かることだけを考える」と公言しているくせに、結局は助け合う。

小心者というか、比較的普通の感覚を持っているボクちゃんは、

詐欺が成功するたびに「君たちとはこれっきりだ!ボクはもう足を洗う!」と宣言するのに結局は戻ってくる。

冗談と本気と嘘がせめぎ合う中で確かに繋がっている絆が視聴者を魅了しているのかもしれません。

「コンフィデンスマン」とは言いながら、悪い奴らが結果として懲らしめられたりもするコメディテイストの勧善懲悪ものでもあります。

正義が悪を捌く!という王道ではなく、あくまでも詐欺師たちが軽く華麗に楽しく、でも誰も傷つかないように話しが進んでいきます。

「あそこで騙されたのかー!」と思わず笑顔で叫んでしまいそうになる爽快な作品です。

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「ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ」の魅力。

東京タワーが建設中の昭和33年、東京夕日町三丁目を舞台に戦後の経済成長を支えた中産階級の人々の心温まる人間模様を描いたヒューマンストーリー「ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ

古沢氏ならではの「めちゃくちゃ泣けて、めちゃくちゃ笑える」構成で、なにより「人」の気持ちに心が温かくなります。

脚本の良さもですが、昭和の時代を見事に再現したセットも話題に。

古き良き…「あの頃」の東京と、街を走るあの時代の車やバイクに、当時を知らない人々でも懐かしさと人情を感じられる作品です。

まとめ。

脚本家のファンと言う人も勿論いますが、普段はなかなか脚本担当者に注目している人は多くはないと思います。

しかし、例えば今回取り上げた古沢良太氏の作品を羅列してみると「どうする家康」「レジェンド&バタフライ」「コンフィデンスマンJP」「リーガル・ハイ」更に「相棒」「ドラえもん」等々。

「え?これも?」「この回、古沢さんだったの?!」と驚くものもいっぱいあります。

そしてそれらを知ると「ああ!確かに!古沢さんっぽい!」となるものも多数。

この魅力あふれる古沢作品たちを、今後も引き続き紹介していきたいと思います。

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