「豊臣兄弟!」大河ドラマ2026年の出演キャストを一覧で紹介します。
大河ドラマ65作目となる「豊臣兄弟!」は、兄の豊臣秀吉を支えた「豊臣秀長」を主人公に兄弟で天下統一を成し遂げるまでを描きます。
主人公小一郎/豊臣秀長を演じるのは朝ドラ「虎に翼」で名演技を魅せてくれた仲野大賀さんです。
さて、「豊臣兄弟!」は秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈エンターテインメントです。
見どころと注目点は秀長のイメージ表現です。兄の秀吉は派手な性格ですので表現が分かりやすいですよね。でも、弟の秀長のイメージは…
- 地味な男。
- 補佐役。
- 影の苦労人。
です。
この少し暗いイメージがある秀長を仲野太賀がどう演じるか?大注目ですよね。彼の演技力を期待しながら視聴していきます。
ところで、物語の舞台は2023年の「どうする家康」以来の戦国時代です。
※出演予定だった永野芽郁さんの所属事務所から、2025年5月18日、出演を辞退したいという申し出がありました。
出演者(キャスト)の発表は放送後も随時あると思います。発表時に追記していきます。大河ドラマ「豊臣兄弟!」は2026年の1月4日第1話放送です。
「豊臣兄弟!」出演キャスト一覧。豊臣秀長の家族(木下家)。
豊臣兄弟は兄弟の強い絆で天下統一を成し遂げるまでを「天下一の補佐役」と称された秀長の目線で描きます。
“縁の下の力持ち”ではなく、“主役としての葛藤・野望・苦悩”を背負って描かれる中心キャストが秀長の家族です。
特に、兄・秀吉との関係性、兄弟間の確執や信頼の揺らぎが丁寧に描かれたらとても痺れると思います。
女性キャラたちの“戦国での生き様”にも注目です。
特に白石聖さん演じる「直(なお=オリジナルキャラ)」のような幼なじみキャラをどう物語に組み込むかにも注目しましょう。
戦よりも、“人間ドラマ”“心の揺れ動き”がきっと映えるはずです。
仲野大賀(役:主人公・小一郎/豊臣秀長)
※2024年3月12日に発表がありました。
2026年の大河ドラマ【豊臣兄弟!】で主役を務めるのは、豊臣秀吉の実弟・豊臣秀長で、演じるキャストは実力派俳優・仲野太賀です。
秀長(幼名・小一郎)は尾張・中村の生まれで、兄・藤吉郎(秀吉)を生涯支え続けた「影の立役者」。
争いを好まず、人の心を読む調整役として知られ、武勇と才覚で突き進む秀吉を内側から支えました。
内政・外交・軍事のすべてに通じ、家臣や大名からの信頼も厚かった人物です。
大河ドラマでは、そんな秀長の誠実さと人間味、そして兄弟の絆が丁寧に描かれます。
仲野太賀がどのように新しい秀長を演じるのか、【豊臣兄弟】への注目も高まっています。
《仲野太賀のコメント》
大河ドラマの主役を演じる重みを感じるとともにワクワクしているというのが正直なところです。
最高におもしろい大河ドラマを作りたいし、最高に魅力的な豊臣秀長を演じたい。
と意気込みを語っています。
⇒仲野太賀(キャスト)が大河ドラマ2026年「豊臣兄弟!」で演じる豊臣秀長とは。
白石聖(役:秀長の初恋の人、直=なお)オリジナルキャラクター。
当初出演予定だった永野芽郁さんの所属事務所から、2025年5月18日、出演を辞退したいという申し出がありました。
NHKは受理し、代役として「白石聖」が演じます。「直」は架空のキャラクターです。
小一郎と藤吉郎の故郷である尾張中村の土豪の娘で小一郎と同い年の幼なじみで男勝りな性格だが、小一郎のことをひそかに慕っています。
この設定は2016年大河ドラマ「真田丸」の主人公・真田信繁の幼馴染である「長澤まさみが演じる“きり”」に似ていますね。
池松壮亮(役:豊臣秀吉)
秀吉は戦国時代に生き三英傑と一人になる武将で、秀長(小一郎)の3歳年上の兄です。登場時の名は藤吉郎で、小一郎を乱世に巻き込む野心家です。
尾張中村の貧しい農家で生まれ育ったが、主君である織田信長のもとでメキメキと頭角を現し、ついには天下統一を果たします。
⇒豊臣兄弟のキャスト紹介!豊臣秀吉を演じるは池松壮亮。大河ドラマは3作品目。
坂井真紀(役:秀長の母・大政所のなか)
※2025年2月4日に発表がありました。
豊臣兄弟の母。夫を早くに亡くし、女手一つで二男二女を育てます。
息子たちの異例の出世に喜びやとまどいを感じながらも温かく見守り、天下人となった秀吉が関白に就任すると「大政所」と称されるようになります。
坂井さんの起用で「大政所の“なか”」という人物像がかなり伝わってきます。印象的なのは、強さと脆さが同時にある目です。
坂井真紀さんの芝居は、声を荒げなくても「母としての覚悟」や「時代に翻弄される女の不安」を滲ませられるのが持ち味です。
秀長の母として、息子たちを案じながらも、戦国という理不尽な世界を生き抜いてきた女性の“肝の据わり方”がにじんでいます。
前編の衣装は派手さを抑えた色味で、権力者の母になる前の土の匂いのする女性。農民的な現実感を失わない存在として描かれます。
これは「豊臣兄弟!」において、秀吉・秀長の原点を体現するキャラクターになるはずです。
“なか”の存在は秀長の精神的支柱で、秀吉の原罪を最も近くで見てしまう存在だと思います。
さて、坂井さんは朝ドラに2作品出演していますね。大河ドラマは2019年「いだてん」で志ん生の次女を演じています。病に倒れた父を看病する役ですね。
- 2009年~2010年:ウェルかめ
- 2021年:おかえりモネ
宮澤エマ(役:秀長の姉・とも)
豊臣兄弟の姉。
しっかり者で負けん気が強い女性で、三人の男児を産み育てるが、跡継ぎに恵まれなかった弟の秀吉によって政治の道具として利用されます。
のちに秀吉の後継者となった長男の秀次は謀反の疑いをかけられ妻子とともに処刑されることになるのです。
2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で主人公「北条義時の妹・実衣(みい)」を演じました。
過去の大河ドラマ出演作をアマプラの「NHKオンデマンド」で視聴しましょう。
- 2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
上川周作(役:弥助=ともの夫)
発表は2025年12月10日
上川周作が演じるのは、弥助 です。
弥助は、豊臣秀長の姉・ともの夫として登場する人物で、いわゆる戦国武将の表舞台に立つ存在ではありません。
しかし本作においては、「家族」と「生活」の視点から豊臣兄弟を映し出す重要な役どころとして位置づけられています。
秀吉・秀長兄弟が戦と政の世界で駆け上がっていく一方、その足元で家族を支え、現実を生きる男、それが弥助です。
弥助は、武功や名声よりも、日々をどう生き抜くかを大切にする人物。
ともの夫として、また一人の庶民的な男として、乱世に翻弄されながらも家族を守ろうとする姿は、成り上がりの物語とは異なる“もう一つの戦国”を描き出します。
豊臣兄弟にとっても、弥助の存在は「原点」や「戻る場所」を思い起こさせる、静かな対比となるでしょう。
上川周作の持つ、実直さと人間味のにじむ演技は、弥助という人物に確かな説得力を与えます。
声高に主張することなく、佇まいと表情で感情を伝えるその芝居は、視聴者に「名もなき人々の人生」を強く印象づけるはずです。
弥助は『豊臣兄弟!』において、戦国という時代を“生きる側”から描くための欠かせない存在。
上川周作が演じることで、豊臣兄弟の物語は、より深く、より人間的な広がりを持つことになるでしょう。
倉沢杏菜(役:秀長の妹・あさひ)
豊臣兄弟の妹。天真らんまんな性格で、貧しい農家暮らしの中でもいつも前向きで笑顔をたやさない女性です。
兄たちが出世したおかげで夫ともども裕福で幸せな暮らしを送っていたが、ある日突然、秀吉によって離縁させられ徳川家康の元に嫁がされることになります。
大河ドラマは2024年「光る君へ」で藤原妍子を演じています。2回目の出演ですね。光る君へもアマプラの「NHKオンデマンド」で視聴して下さいね。
前原瑞樹(役:甚助=あさひの夫)
発表は2025年12月10日
前原瑞樹が演じるの、甚助です。
甚助は、豊臣秀長の姉・あさひの夫として描かれる人物で、弥助と同様に、武将として名を残す存在ではありません。
しかし本作においては、豊臣兄弟の原点=家族と日常を象徴する重要人物として位置づけられています。
戦や政の世界から一歩距離を置き、生活を守り、家族を支える、その姿は、成り上がりの物語とは異なる“もう一つの戦国”を浮かび上がらせます。
甚助は、決して器用でも強気でもない、不安や戸惑いを抱えながら生きる等身大の男。
秀吉・秀長兄弟の出世を間近で見つめながら、誇りと同時に劣等感や焦りを抱くこともある存在として描かれるでしょう。
その感情の揺れは、戦国という時代に生きた多くの無名の人々を代弁するものです。
前原瑞樹の持つ、繊細さと人間味をにじませる演技は、甚助の弱さや優しさ、そして家族への想いを丁寧に表現します。
声を張り上げることなく、視線や間で感情を伝える芝居は、物語に静かな深みを与えるはずです。
甚助は『豊臣兄弟!』において、「天下人の物語の足元にある、名もなき人生」を体現する存在。
前原瑞樹が演じることで、豊臣兄弟のドラマは、より温度のある人間劇として描き出されるでしょう。
吉岡里穂(役:秀長の正妻・慶=ちか)大河初出演。
吉岡演じる秀長の正妻、慶(ちか)はのちに慈雲院(じうんいん)となる女性です。
激動の時代をたくましく生き抜き、やがて兄嫁の寧々とともに豊臣兄弟を支える存在となります。
夫が大和国の統治を任されると、ともに大和郡山城に入り、夫の晩年まで連れ添います。
ですので前編での出演はないと思います。
浜辺美波(役:秀吉の正妻・寧々)大河初出演。
2024年10月2日に発表がありました。
浜辺が演じる寧々は、秀吉が関白に就任したのち、北政所(きたのまんどころ)と称される女性です。
負けず嫌いの性格で、夫とともに出世街道を駆け抜けます。やがて庶民の娘から「戦国のファーストレディー」へと昇りつめます。
増井湖々(寧々の妹・やや)
増井湖々が演じる〈やや〉は、豊臣秀吉の正室・寧々(ねね)の妹です。その立場から、戦国の世を生きる女性たちの現実を映し出す存在です。
姉・寧々が藤吉郎(秀吉)を内助の功で支える一方、ややはより身近な視線で豊臣家の躍進と不安定さを見つめる役どころとして描かれます。
華やかな出世の陰で揺れ動く家族の感情、女性としての慎みや葛藤を体現する存在であり、物語に柔らかな人間味を添えます。
増井湖々の瑞々しい演技が、姉とは異なる形で時代と向き合う(やや)の純粋さと芯の強さを際立たせます。
「豊臣兄弟!」における女性ドラマの重要な一角を担うことになるでしょう。
宮川一朗太(役:浅野長勝)
発表は2025年12月9日
宮川一朗太が演じる浅野長勝(あさの・ながかつ)は、豊臣政権草創期を支えた重要人物の一人です。
浅野長勝は寧々(ねね)の養父として知られ、藤吉郎(のちの豊臣秀吉)にとっては義理の父にあたります。
早くから秀吉の才覚を見抜き、身内として、また実務に長けた家臣として豊臣家を支えました。
戦場で前に出る武将というより、調整役・後見役としての色合いが強く、家中の人間関係や政務を安定させる潤滑油のような役割を担います。
宮川一朗太は、穏やかさの中にしたたかな現実感覚を滲ませ、急成長する豊臣兄弟を冷静に見守る長勝像を表現します。
血縁と主従が交錯する戦国社会において、浅野長勝は「家を支える大人」として、物語に確かな厚みを与える存在となっています。
森口瑤子(役:ふく=秀吉の正室・寧々の母)
森口瑤子が演じる〈ふく〉は、寧々(ねね)の母として、そして豊臣秀吉と縁を結ぶ女性の原点に立つ存在です。
戦国という不安定な時代を生き抜いてきた母・ふく。
華やかな出世や戦の勝敗に一喜一憂することなく、常に「家族が生き延びること」を最優先に考える現実的な女性として描かれます。
娘・寧々の聡明さや芯の強さは、この母の姿勢から受け継がれたもの。
藤吉郎(秀吉)に対しても、天下人の器以前に“一人の男”としてその資質と危うさを見抜く冷静な眼差しを向けます。
森口瑤子の落ち着いた演技が、母としての包容力と戦国女性の覚悟をにじませ、豊臣兄弟の物語に静かな重みと温度を与える存在となっています。
「豊臣兄弟!」出演キャスト一覧。織田信長とその家臣たち。
“大河らしい群像劇” でキャストが豪華です。歴史ファンなら誰もが知っている織田信長を名優・小栗旬が演じます。
秀吉の“天下取りの舞台裏”“謀略・同盟・裏切り”など信長と家康を演じるキャストの演技に期待大ですね。
秀長の目線で見ることで、従来の“英雄礼賛型”大河とはまた違うリアルな乱世風景が見られるのではと予想しております。
小栗旬(役:織田信長)
2025年2月3日に発表がありました。10度目の大河ドラマ出演になるので、一度悩んだそうです。
大胆で革新的な戦略と非凡なリーダーシップにより領土を拡大し、「天下布武」のスローガンのもと天下一統を目指したカリスマ的武将。
立身出世を目指す小一郎と藤吉郎兄弟にとって絶対的な主君です。当主争いで対立した弟を自らの手で殺害したという苦い過去を持っています。
小栗旬は「豊臣兄弟!」で10作目となる大河ドラマです。
⇒小栗旬が出演した「大河ドラマと朝ドラ」の作品名とキャスト名一覧。
要潤(役:明智光秀)
要潤が演じる明智光秀は、従来の“謀反人”像にとどまらない、知性と葛藤を併せ持つ武将として描かれます。
織田信長に仕え、理知的で礼節を重んじる光秀は、粗野な戦国武将とは一線を画す存在です。
藤吉郎(のちの秀吉)とも早くから接点を持ち、才覚ある者同士として互いを認め合いながらも、価値観の違いが次第に溝となっていきます。
要潤は、冷静沈着な表情の奥に理想と苦悩を秘めた光秀像を演じます。
信長の苛烈な統治に揺れ動く内面、そして時代の歯車に翻弄されていく姿が丁寧に描かれることで、「本能寺の変」へと至る道筋に説得力を与えます。
「豊臣兄弟!」における明智光秀は、豊臣兄弟の台頭を際立たせる“もう一人の主役”とも言える存在です。
山口馬木也(役:柴田勝家)
山口馬木也が演じるのは、柴田勝家 です。柴田勝家は、織田信長の重臣の中でも屈指の武断派筆頭の武将です。
北陸方面軍を任され、越前・加賀・能登を押さえた歴戦の名将で、「鬼柴田」の異名が示す通り、実直で一本気、戦場第一主義を貫きました。
一方で、理屈よりも義理と秩序を重んじる性格は、時代の変化に柔軟に対応する秀吉とは対照的でした。
『豊臣兄弟!』では、羽柴秀吉・秀長兄弟が台頭していく過程で、旧来の織田家臣団の象徴として描かれる存在です。
信長亡き後、後継を巡る緊張の中で、勝家は「織田家を守る正統」を背負う立場に立ち、やがて秀吉と避けられぬ対峙へと向かいます。
賤ヶ岳へ至る流れは、物語の大きな山場となるでしょう。
山口馬木也の持つ、重厚で静かな迫力、そして内に燃える義の表現力は、柴田勝家の不器用な忠誠心と覚悟を強く浮かび上がらせます。
「多くを語らずとも背中で語る」。
そんな勝家像は、『豊臣兄弟!』において、成り上がりの物語に深い陰影を与える重要な軸となります。
柴田勝家は、「勝者の時代に取り残された、義の武将」。山口馬木也が演じることで、その悲壮と誇りは、ひときわ胸に迫る存在となるはずです。
市川團子(役:蘭丸)大河初出演。
2025年8月29日発表
五代目市川團子(だんこ)は現在、青山学院大学に在学中。
歌舞伎はもちろん、オペラや西洋音楽にいたるまで、古今東西の舞台演出などを学んでます。
父は大河ドラマ・龍馬伝でも名演技を見せた香川照之(市川中車、59才)です。香川は、銀座クラブでの性加害疑惑が報じられTV出演は困難になっています。
祖父は大尊敬する二代目市川猿翁(2023年没、享年83歳)
さて、蘭丸は、15才で織田信長の小姓となり、容姿端麗で武芸や学問に優れ、信長から寵愛を受けたといわれる人物です。(團子とかぶりますね)
史実として本能寺の変で信長が光秀に討たれますが、蘭丸も本能寺で討ち死にしますから、ドラマの最初の山場になるでしょう。
池田鉄洋(役:丹羽長秀)
発表は2025年12月9日
池田鉄洋が演じるのが 丹羽長秀(にわ・ながひで) です。丹羽長秀は、織田信長の重臣の中でも特に信頼の厚かった筆頭家老格の武将。
勇猛さで名を馳せるタイプではなく、内政・調整・実務に長けた「まとめ役」として、信長政権を足元から支え続けた存在です。
柴田勝家、明智光秀、羽柴秀吉といった個性の強い家臣団の中で、長秀は常に冷静で現実的な判断を下し、織田家のバランサーとして機能していました。
『豊臣兄弟!』では、秀吉・秀長兄弟が織田家中で頭角を現していく過程において、丹羽長秀は旧来の秩序と新興勢力をつなぐ橋渡し役として描かれると考えられます。
信長の苛烈な決断を理解しつつも、家臣団の不満や現場の事情を汲み取る姿は、まさに「組織を知る大人」の武将像です。
池田鉄洋の持つ、温度のある理知的な演技は、丹羽長秀の誠実さ・苦労人としての側面・静かな覚悟を的確に表現するはずです。
派手さはなくとも、物語全体を安定させる重要人物として、その存在感は確実に光るでしょう。
丹羽長秀は、『豊臣兄弟!』において、信長政権のリアリズムと、秀吉政権誕生への土台を示すキーパーソン。
池田鉄洋が演じることで、その“縁の下の力持ち”ぶりが、より深く胸に響く存在となりそうです。
菅原大吉(役:佐久間信盛)
発表は2025年12月9日
菅原大吉が演じるのが 佐久間信盛(さくま・のぶもり) です。
佐久間信盛は、織田信長の父・信秀の代から仕えた織田家譜代の重臣。
勇猛果敢な武将が多い織田家の中にあって、信盛は調略や守備を得意とする堅実で実務型の武将でした。
特に畿内方面の統治や石山本願寺攻めなど、地味ながらも重要な任務を担い続けた人物です。
しかし時代は、信長の革新性とスピードを求める戦へと急激に変化していきます。
慎重さを重んじる信盛の戦い方は、やがて信長の苛烈な評価基準とすれ違い、「働きが見えぬ」という理由で追放されるという、戦国史屈指の悲劇を迎えます。
『豊臣兄弟!』では、羽柴秀吉・秀長という“成り上がりの象徴”が台頭する一方で、古参家臣である信盛が時代に取り残されていく姿が、強い対比として描かれる存在になるでしょう。
菅原大吉の重厚で説得力のある演技は、忠義を尽くしながらも評価されなかった武将の無念、そして信長政権の冷酷さを浮き彫りにします。
勝者の裏で静かに消えていった功臣。
佐久間信盛は、『豊臣兄弟!』において「戦国の現実」と「時代の非情さ」を視聴者に突きつける、非常に重要な人物です。
金井浩人(役:佐久間盛重)
発表は2025年12月9日
金井浩人が演じるのが 佐久間盛重(さくま・もりしげ) です。佐久間盛重は、織田信長に仕えた武将で、名門・佐久間一族の一人。
父・佐久間信盛と同じく織田家の中核を担った家臣でありながら、激動の時代の中で「結果」と「変化」を厳しく求められる立場に置かれた人物です。
史料上での活躍は決して派手ではありませんが、織田政権を下支えした中堅武将として、戦場と政務の狭間で懸命に役割を果たしました。
『豊臣兄弟!』では、羽柴秀吉・秀長という新興勢力が急速に力を伸ばす一方、織田家の家臣団内部に生まれる世代間・価値観のズレが描かれていくと考えられます。
その中で盛重は、父・信盛の忠義と慎重さを間近で見つめながら、武将としての在り方に迷い、葛藤する存在として位置づけられるでしょう。
金井浩人の持つ、鋭さと内省を併せ持った演技は、理不尽な評価や時代の流れに翻弄される若き家臣の心情をリアルに映し出します。
主役ではないからこそ際立つ、戦国社会の厳しさと「名もなき努力」の重みを、視聴者に静かに伝える役どころです。
佐久間盛重は、『豊臣兄弟!』において、織田政権の現実と、豊臣兄弟の台頭を際立たせる重要な対比軸となる人物です。
金井浩人の演技によって、その存在感は確かなものになるはずです。
水橋研二(役:森可成)
発表は2025年12月9日
水橋研二が演じるのが 森可成(もり・よしなり) です。
森可成は、織田信長の初期を支えた勇猛果敢な重臣であり、後に名将として知られる森長可・森蘭丸の父です。
美濃攻略や近江攻略などで武功を重ね、信長から厚い信頼を寄せられた「戦場の実務派武将」です。
特に宇佐山城の戦いで、浅井・朝倉連合軍を迎え撃ち、壮絶な最期を遂げたことで知られています。
『豊臣兄弟!』では、信長政権の黎明期における命を賭して前線を支えた武将像として描かれる存在。
羽柴秀吉・秀長兄弟がまだ道半ばにある時代、森可成は「信長の天下構想」を体現するかのように、最前線で戦い続ける人物として物語に重厚感を与えます。
水橋研二の持つ、寡黙さの中に燃える意志を感じさせる演技は、忠義・覚悟・父としての背中、そのすべてを背負った森可成像と高い親和性を持ちます。
多くを語らずとも、表情と佇まいだけで戦国武将の生き様を伝える役どころとなるでしょう。
森可成は、『豊臣兄弟!』において信長家臣団の“覚悟の象徴”であり、次世代へ命を繋ぐ存在。
水橋研二の演技によって、その壮烈な生涯は、視聴者の心に強く刻まれるはずです。
白洲迅(役:佐々成政)
発表は2025年12月9日
白洲迅 が演じるのが、佐々成政 です。
佐々成政は、織田信長の近習集団「黒母衣衆」の一員として頭角を現した叩き上げの武将。若くして武功を重ね、勇猛さと行動力で信長に認められた人物です。
一方で、同じく成り上がりの代表格である羽柴秀吉とは、出自も気質も似て非なる存在。早くから激しい対抗意識を抱き、やがて決定的な溝が生まれていきます。
『豊臣兄弟!』では、秀吉・秀長兄弟の台頭を最も間近で、最も苛烈に拒む側として描かれるのが佐々成政。
武断的で一本気、妥協を嫌う性格は、時代の流れに順応していく秀吉とは真逆で、その対比が物語に強い緊張感をもたらします。
後年の越中支配、そして「さらさら越え」へと至る孤独な闘いは、戦国の非情さを象徴するエピソードとなるでしょう。
白洲迅の持つ、鋭さと繊細さを併せ持つ演技は、佐々成政の誇り高さ・焦燥・孤立を立体的に表現します。
剣を握る覚悟の強さと、内面に渦巻く不安や苛立ち、その両面が描かれることで、単なる敵役ではない“理解されなかった武将”の悲哀が浮かび上がります。
佐々成政は、「秀吉と最も似て、最も分かり合えなかった男」。
白洲迅が演じることで、その生き様は『豊臣兄弟!』の中で、ひときわ鮮烈なコントラストとして刻まれるはずです。
勝村政信(役:横川甚内)
織田家の台所方を務めます。
加治将樹(役:城戸小座衛門)
織田家の槍の名人。
金子岳憲(役:梁田政綱)
桶狭間の戦いで今川本陣の奇襲に成功している。
村上新悟(役:竹田佐吉)
織田家奉行
渋谷謙人(役:前野長康)
沼口拓樹(役:稲田植元)
「豊臣兄弟!」出演キャスト一覧。徳川家康とその家臣。
松下洸平(役:徳川家康)
戦国乱世に終止符を打ち、江戸幕府初代将軍として泰平の世を築いた戦国三英傑の一人。
「桶狭間の戦い」で主君の今川義元が信長に討たれたことで、その後の運命が大きく変わることになります。
信長亡きあと天下一統を狙う豊臣兄弟の眼前に最大最強のライバルとして立ちはだかります。
大河ドラマは2作目です。前作の2024年大河ドラマ「光る君へ」では主人公・まひろを翻弄する男を演じました。
まひろが越前で知り合う美しい男・周明を「NHKオンデマンド」で視聴して下さい。
⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」でキャストの松下洸平が演じる“周明”とは。
「豊臣兄弟!」出演キャスト一覧。豊臣家家臣。
前編では豊臣家臣の登場はありません。
松本怜生(役:石田三成)大河初出演。
2025年4月8日に発表がありました。
豊臣政権を支えた秀吉の忠実なる家臣・石田三成を演じるのは松本怜生です。2000年生まれの24歳で大河ドラマ初出演です。
「豊臣兄弟!」出演キャスト一覧。戦国大名。
大鶴義丹(役:今川義元)
発表は2025年12月10日
大鶴義丹が演じる今川義元は、従来の「桶狭間で敗れた名将」という一面的な像を超え、東海一の大大名としての威厳と苦悩を併せ持つ存在として描かれます。
公家文化を色濃く受け継ぎ、礼法や教養を重んじた義元は、武力だけでなく秩序と格式によって国を治めようとした戦国武将でした。
大鶴義丹は、気品ある佇まいの中に、時代の変化を読み切れぬ焦りや慢心をにじませ、義元の人間的な脆さを表現。
織田信長や徳川家康、そして藤吉郎(秀吉)ら新世代の台頭を際立たせる存在として、「豊臣兄弟!」前半の戦国情勢を象徴する重要な役どころとなります。
義元の存在があるからこそ、乱世の世代交代がより鮮明に浮かび上がります。
大東駿介(役:前田利家)
中島歩(役:浅井長政)
中島歩が演じるのが 浅井長政(あざい・ながまさ) です。浅井長政は、近江・浅井氏の若き当主。
織田信長の妹・お市を正室に迎え、政略結婚から始まりながらも、やがて深い夫婦愛を育んだ人物として知られています。
一方で、盟友であった信長と、浅井家の存亡を懸けて対峙せざるを得なかった悲劇の武将でもあります。
『豊臣兄弟!』では、豊臣秀吉・秀長兄弟の台頭を背景に、時代の大きなうねりに翻弄される長政の「誠実さ」「葛藤」「武将としての矜持」が丁寧に描かれることが期待されます。
中島歩の持つ、静かな知性と内面の情感をにじませる演技は、理想と現実の狭間で揺れる浅井長政像と高い親和性を持ち、物語に深い余韻を与える存在となるでしょう。
信長・秀吉という“勝者の物語”の陰で、義を貫いた武将の生き様。中島歩が体現する浅井長政は、『豊臣兄弟!』に欠かせない重要人物の一人です。
「豊臣兄弟!」出演キャスト一覧。戦国武将。
佳久創(役:藤堂高虎=とうどう・たかとら)
2025年4月8日に発表がありました。
22年大河「鎌倉殿の13人」武蔵坊弁慶役で大河初出演し2度目の抜てきです。
竹中直人(役:松永久秀)
発表は2025年12月9日
竹中直人が演じる松永久秀は、戦国史屈指の“異端児”として物語に強烈な緊張感をもたらす存在です。
三好長慶の重臣として頭角を現し、知略と謀略を武器に乱世を渡り歩いた久秀は、忠臣とも裏切り者とも評される複雑な人物。
権力の中枢に身を置きながらも、常に時代の先を読み、己の生き残りを最優先する冷徹さを持っています。
竹中直人は、その独特の存在感と芝居力で、松永久秀の不気味さと人間臭さを巧みに表現。
織田信長、そして台頭してくる豊臣兄弟と対峙する中で、久秀は「古い戦国」と「新しい時代」の境界に立つ象徴として描かれます。
狂気と理性が同居するその姿は、「豊臣兄弟!」において忘れがたい異彩を放つキャラクターとなるでしょう。
大倉孝二(役:坂井喜左衛門)
発表は2025年12月9日
諏訪太朗(役:林秀貞)
発表は2025年12月9日
渋谷謙人(役:前野長康)
発表は2025年12月10日
高橋努(役:蜂須賀正勝)
発表は2025年12月10日
田中哲司(役:安藤守就)
発表は2025年12月10日
「豊臣兄弟!」出演キャスト一覧。斎藤家とその家臣。
濱田龍臣(役:斎藤龍興=斎藤道三の孫)
2025年4月8日に発表がありました。
美濃・斎藤道三の孫、斎藤龍興を演じるのは、濱田龍臣です。
2000年生まれの24歳で、10年大河「龍馬伝」で坂本龍馬の幼少期を演じて注目を集めました。2度目の出演です。
過去の大河ドラマをアマプラの「NHKオンデマンド」で視聴しましょう。
松尾諭(役:大沢次郎左衛門)
発表は2025年12月10日
杉田雷麟(大沢主水)
大沢次郎左衛門の子
嶋尾康史(役:稲葉良通)
発表は2025年12月10日
河内大和(役:氏家直元)
発表は2025年12月10日
「豊臣兄弟!」出演キャスト一覧。将軍家。
尾上右近(役:足利義昭)
発表は2025年12月10日
亀田佳明(役:細川藤孝)
13代将軍・義輝に仕えるが、やがて信長の家臣になる。
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以下のキャストの発表が2025年12月9日にありました。
「豊臣兄弟!」出演キャスト一覧。尾張中村の人々。
田中要次(了雲和尚/中村の住職)
尾張・中村の山寺の住職。
若林時英(小一郎の村仲間/信吉)
小一郎の農民仲間。
高尾悠希(小一郎の村仲間/玄太)
小一郎の農民仲間。
「豊臣兄弟!」出演キャスト一覧。戦国武将を支える女性たち。
宮崎あおい(役:信長の妹・お市)
織田信長の妹です。今作では信長・お市の兄妹を、豊臣兄弟と対をなす「織田兄妹」として描きます。
乱世に翻弄され、悲劇的な一生を送るが、兄・信長と織田家のため波乱万丈な生涯を毅然ぜんとして生き抜いた戦国ヒロインのひとり。
信長と同盟を結ぶ近江の浅井長政に嫁ぎ、茶々・初・江の三姉妹を生み育てるが、のちに兄と夫が対立することになります。
宮崎あおいの大河ドラマは1999年の元禄繚乱(役:矢頭さよ)が初出演で、2008年の篤姫では主演を務めています。
過去の大河ドラマ出演作をアマプラの「NHKオンデマンド」で視聴しましょう。
- 1999年大河ドラマ「元禄繚乱」
- 2008年大河ドラマ「篤姫」
⇒宮崎あおいが大河ドラマ2008年「篤姫」で主役を務めた篤姫とは。
井上和(なぎ)(役:茶々)大河初出演。
2025年4月8日に発表がありました。
井上和はアイドルグループ「乃木坂46」のメンバー。
2005年、神奈川生まれで、2022年に乃木坂46の5期生オーディションに合格してデビューしました。
菅井友香(役:前田利家の妻・まつ)大河初出演。
2025年4月8日に発表がありました。
前田利家の賢妻まつを演じるのは、櫻坂46の元メンバーで初代キャプテンの菅井友香です。
菅井はグループの第1期生オーディションに合格し16年にシングル「サイレントマジョリティー」でデビュー。
グループの初代キャプテンを務めました。2022年にグループを卒業後、現在は女優として活躍しています。
映美くらら(役:篠⇒大沢次郎左衛門の妻)
発表は2025年12月10日
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「豊臣兄弟!」の語りは安藤さくら。
「豊臣兄弟!」の脚本家・八津弘幸。
豊臣兄弟!の脚本を担当するのは八津弘幸さんです。
八津さんは、連続テレビ小説(NHK)「おちょやん」や日曜劇場(TBS)の半沢直樹、下町ロケット、陸王などの人気作を手がけてきました。
大河ドラマの脚本を手がけるのは初めてです。
「兄の秀吉に振り回される秀長をひとつの見どころとして書きたい。若い人が楽しめる大河ドラマにしたい」
と話していました。
「豊臣兄弟!」出演キャスト一覧のまとめ。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
でもリアルタイムで見ることができない時は見逃し配信で見たり
時々は歴代の大河も視聴しています。
また、管理人の大好きな大河ドラマ出演者の他のドラマや映画を
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