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大河ドラマ2025年「べらぼう」第6話「鱗(うろこ)剥がれた節用集」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2025年べらぼう

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第6話「鱗(うろこ)剥がれた節用集」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

蔦重は鱗形屋と一緒に新しい本作りの構想に知恵を絞っています。そしてそのアイデアが実現しようとした時、鱗形屋の内情が知れ渡るのです。

まさにタイトル通りの「鱗(うろこ)剥がれる」です。

項目 内容
2025大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺
放送話 第6話
放送日 2025年2月9日(日)
週タイトル 鱗(うろこ)剥がれた節用集
視聴率 %(先週比:%)

 

さて、今週の「べらぼう」はいかがでしたか…。14話「蔦重瀬川夫婦道中」で描かれた蔦重と瀬川の悲しくも辛い別れ。

瀬川は鳥山検校からの離縁状という愛を受け、蔦重と一緒になることを一瞬考えますが、それは蔦重の為にならずと吉原を出て江戸市中に消えていきました。

これも瀬川の愛なのですね。

前編のもう一人の主人公・小芝風花が演じる瀬川を「NHKオンデマンド」で。

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「べらぼう」第6話「鱗(うろこ)剥がれた節用集」のあらすじ。

横浜流星 (役:蔦屋重三郎)
小芝風花 (役:花の井=五代目瀬川)
高橋克実 (役:駿河屋市右衛門)
安田顕 (役:平賀源内)
渡辺謙 (役:田沼意次)
綾瀬はるか (役:語り)
脚本 森下佳子(前作:2017年おんな城主直虎)

蔦重は、吉原細見だけでなく挿絵入りの青本を作ろうと、鱗形屋孫兵衛と共にアイデアを考え、ネタ集めに奔走します。

そんな中、須原屋から「節用集」の偽板が出回っていると聞き、蔦重の中に、ある疑念が生じました。

一方江戸城内では、松平武元が莫大な費用がかかる日光社参を提案します。田沼意次は、予算の無駄遣いを理由に、徳川家治に中止を訴えるのですが…。

主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。

蔦重は生まれ育った「吉原」で出版業の礎を作ります。ではその吉原が当時どんな役割をしていたか?現在の吉原とはちょいと違うようです。

「べらぼう」第6話「鱗(うろこ)剥がれた節用集」のネタバレ(吉原の蔦重)

鱗形屋専属抱えの「改」となった蔦重は店に通うようになり、主人の孫兵衛から、費用を入銀で集め巷で評判となる本を考えるようにと頼まれます。

ただ、番頭の藤八の話では、鱗形屋は明和の大火で蔵が焼けて版木や紙も失ったと言います。だから今も経営は火の車だそうです。

蔦重のアイデア。

蔦重は義兄の次郎兵衛と話すうちに、面白い「※青本」を作れば当たると思いつきます。

※青本とは、絵入りの娯楽本です。現代の漫画ですね。ただ青本は、子供用の赤本を卒業した読者が対象です。

次郎兵衛は、青本はつまらないと言います。花の井も同じことを言っていました。ならば蔦重は面白い青本ができれば、新しい読者を獲得できるはずだと思うのです。

蔦重はすぐに行動。

翌朝早く、蔦重は鱗形屋に駆けつけました。今売られている青本を読みこんだ結果、蔦重は、絵も筋立ても古臭いと感じていたのです。

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

「今」じゃねぇんですよ。もっと江戸っ子が楽しめるようなもんにできねぇですかね

鱗形屋も、この提案を気に入りました。

蔦重の知恵。

この頃江戸では、細い髷に長い着物を引きずって通を気取る者たちが「金々」と呼ばれていました。

蔦重と鱗形屋はこの金々の男を登場人物にするなどして、売れる青本を作ろうと知恵を絞っていました。

蔦重は須原屋の市兵衛と出会う。

鱗形屋の帰り道、蔦重は書物問屋「須原屋」の店先で主人の市兵衛と顔を合わせます。市兵衛によると、大坂の柏原屋が「新増早引節用集」という字引を持って訪ねてきたと言います。

「新増早引節用集」は柏原屋が摺った「増補早引節用集」の偽版(海賊版)であり、須原屋が偽板を摺ったのではないかと疑っていました。

そのことで、市兵衛は立腹していたのです。

蔦重は偽板を見て。鱗形屋の息子が持っていた節用集と同じものらしいと気が付きました。

鱗形屋の内情。

鱗形屋の資金繰りは厳しいらしいと蔦重は聞いていました。

店の一室でこそこそと何かが摺られている様子もあったため、蔦重は真相を確かめようと鱗形屋に向かいます。

藤八から受け取った紙を見て蔦重は、偽板を摺ったのは鱗形屋だと確信します。

さらに、店の奥の間で鱗形屋が地本問屋仲間の西村屋に、蔦重を都合よく飼いならしていると話すのも耳にしました。

しかし、告げ口は性に合わないと思い、鱗形屋の行く末は天に任せようと決めるのです。

鱗形屋孫兵衛が捕まる。

青本の件を相談すべく蔦重が鱗形屋を訪れると長谷川平蔵が現れます。柏原屋からの訴えを受け、与力、同心を連れて鱗形屋を調べに来たのです。

平蔵は蔵にしまわれた大量の「新増早引節用集」と板木を見つけ、鱗形屋を捕らえました。蔦重も連行されそうになったが、平蔵が、吉原の茶屋の者だと言って止めました。

それを見て、蔦重が奉行所に漏らしたのだと誤解した鱗形屋は、恨み言を言いながら連れられて行きました。

その後、蔦重は平蔵に、自分は鱗形屋の身に危険が迫っていると知りつつ忠告しなかったと語ります。

蔦重の内心。

鱗形屋が当時の国語辞書とも言える「節用集」の海賊版を発行していたことに気づいていた蔦重ですが、自らその罪を告発することはできませんでした。

それは、心のどこかで、鱗形屋がいなくなり自分が取って代わることを期待していたからです。望みどおりになったが、蔦重は苦しい思いをかみしめていました。

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

うまくやるってなぁ…こたえるもんですねぇ。

蔦重は、鱗形屋が先の大火で大きな損失を出していたことも番頭の「藤八」から聞いていました。彼には養わなければならない子供も妻も従業員もいます。それを思うと、胸が痛みます。

蔦重に手を差し伸べる平蔵。

蔦重は、鱗形屋の件は運を天に任せているつもりでした。見逃しているようで「助けない」という決断でした。

結果的に、蔦重はどこか居心地の悪い気持ちで鱗形屋の前で手を合わせるのです。

そこに、以前蔦重から花の井を通じて50両をうまいこと取られた平蔵が声をかけるのです。「世の中そんなもんだ」と。

粟餅を蔦重に渡す平蔵。

平蔵は、持っていた粟餅を蔦重に渡して「せいぜいありがたくいただいておけ。それが粟餅を落としたヤツへの手向けってもんだぜ」と言います。

この粟餅は、鱗形屋が出版した黄表紙本「金々先生栄花夢」で登場しているアイテムです。

田舎育ちの青年が江戸の粟餅屋でうたた寝をして、栄華を極めた後に放蕩し勘当されてしまう一生を夢に見る。そして、粟餅の杵の音で驚いて目を覚まし、権力や富貴をきわめることの虚しさに気づき国に帰るというストーリーだ。

捕まった鱗形屋ですが、蔦重は引きずり下ろすようなことはしたくなかったと思います。でも、「世の中そんなもん」なのも現実なんですね。

鱗形屋孫兵衛はトカゲの尻尾。

孫兵衛は勝手に辞書の偽物を作ったのではありません。小島松平家の家老が鱗形屋に発注していたのです。

しばらくして、この件がばれて奉行所が調べていることがわかると、田沼意次の家臣に賄賂を送り小島松平家との関わりを揉み消していたのです。

長谷川平蔵が蔦重に言ってましたね。

「盗作だと大坂の柏原屋から奉行所に訴えがあり、普段ならてめえらで調べろって差し戻すところが、この件については何故か上から鱗形屋を調べろって命が下ってな」

と。

この賄賂の受け取りは、田沼意次の腹心である勘定奉行の松本秀持でした。

「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)感想の一覧はこちら。

「べらぼう」第6話「鱗(うろこ)剥がれた節用集」のネタバレ(幕府内の出来事)

江戸城では、勘定奉行所の吟味役である松本秀持が田沼意次、松平武元ら老中たちに幕府の財政の報告を行っています。

松本秀持は物語では賄賂を受け取った役人です。

吉沢悠(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる松本秀持とは。

伏線「佐野善左衛門政言」が登場。

第6話では佐野政言(まさこと)が田沼家に訪れ、「佐野家系図」を持参し、意知に田沼の家系の話をしていました。

佐野家は由緒正しい家柄のようで、その家臣に田沼家がいれば田沼家も家柄もよくなるとの考えでしょう。

でも父の意次に話をすると一蹴され、その巻物は庭の池に放り投げられてしまいました。

このことが後々、恨みになって意知の身に一大事が起きるのですが、それはまだ先のようです。

意次対武元(日光社参)

意次による大奥や役所への倹約指導や株仲間からの収入の増加により、幕府の蓄えは明和の大火以前の状態に持ち直しました。

これを受けて武元らは意次に、日光社参を執り行いたいと述べます。

日光社参は徳川家、旗本、諸大名が連なって行う将軍家の墓参りで、莫大な費用を必要とします。

意次は、ようやく財政が立ち直ったばかりなので大きな出費は避けるべきだと答えます。しかし武元は将軍・家治に進言してほしいと譲りません。

意次が将軍家治に進言。

意次は家治に、旗本や諸大名は借金を抱える者が多く、日光社参のために金策をさせるのは過酷だと述べます。

しかし、家治は耳を貸しません。

翌年は千代将軍・徳川家重の17回忌であり、嫡男の家基が社参を望んでいると言うのです。

意次は妥協する。

意次は家治を説得すべく、旗本や大名から社参取りやめの嘆願を集めて提出しました。

すると、「家基は、そなたは幕府を骨抜きにする成り上がりの奸賊であると考えておる」

このまま家基の代になれば田沼一族は真っ先に排されるとまで家治に言われ、意次は社参を受け入れるほかありませんでした。

「べらぼう」第6話「鱗(うろこ)剥がれた節用集」の感想。

第6話のポイントは、蔦重の心の中の葛藤ですね。そのシーンが綾瀬はるかがナレーションを務める九朗助稲荷(狐)との会話でした。

最終的に「濡れ手で粟」に「棚から牡丹餅」を合わせて「濡れ手に粟餅」になって蔦重が描く青本の制作が始まると思います。

栄枯盛衰で鱗形屋孫兵衛の本作りの情熱は本物でしたが、偽物を作ってはいけません。蔦重はこれをチャンスとするのか?

次週が楽しみです。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

「せいぜいありがたく頂いとけ。それが粟餅落としたやつの手向ってもんだぜ」 粟餅を拾った人が食べなければ、落とした人が粟餅を食べられるのか。

もう過去は取り返せません。同じように、もし鱗形屋さんに海賊版の捜査が進んでいることを知らせていれば、結果は変わっていたかもしれないし、変わらなかったかもしれない。しかし、いずれにせよ、粟餅の例と同じく、今さら悩んでもどうにもなりません。

それならば、このチャンスを活かして、吉原に生きる人々のため、そして亡くなった朝顔さんのためにも、吉原のための出版をするしかない。蔦重さんは、その覚悟を決めたのだと私は感じました。

まとめ。

蔦重が「ありがたくいただきます」とムシャムシャ頬張った粟餅のシーンがエンディングでした。

それは、蔦重の新たな覚悟の表れでしょう。ここからが、蔦重が版元としての新たな歩みが始まるのです。

次週は第7話「好機到来(まがきの花)」です。

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