中村蒼（キャスト）が大河ドラマ2025年「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」で演じる「次郎兵衛」を紹介します。
「べらぼう」は大河ドラマでは珍しい江戸時代中期の物語ですので、もちろん「次郎兵衛」の名前を初めて聞く方が多いと思います。
主人公である蔦屋重三郎の義兄で、吉原で引手茶屋を営んでいる駿河屋の跡取り息子、いわゆるボンボンです。
ですので、あまり働かず、趣味に力を注いでいる男なのです。
中村蒼の大河ドラマ出演は2回目ですね。前作の出演は2013年放送の「八重の桜」で日本のジャーナリストである徳富蘇峰（とくとみ そほう）演じました。
さて、蔦重は吉原の繁栄と女郎たちの幸せを真に願い熱い情熱で突き進みます。
相棒は「花の井改め瀬川」。二人の愛情はソウルメイトでしたが時間と共に微妙な男女間の愛に育っていきます。
でも、吉原での恋愛は御法度。この吉原事情は9話と10話で描かれました。小芝風花の好演を「ＮＨＫオンデマンド」で先ずは無料で再視聴しましょう。
中村蒼（キャスト）が大河ドラマ「べらぼう 」で演じる次郎兵衛とは。
蔦重の義兄で、吉原の案内所である「蔦屋」という茶屋の経営を父親の駿河屋市右衛門から任されています。
しかし、実際の切り盛りは蔦重が行っています。流行り者が好きでおしゃれに敏感で自由気ままな性格の放蕩息子です。
次郎兵衛が登場する「べらぼう」のあらすじ（ネタバレ）と感想の一覧はこちら。
大河ドラマ2025年「べらぼう」前編のガイドブックはこちら。⇒大河ドラマ2025年「べらぼう」
次郎兵衛は吉原人。
次郎兵衛は吉原で商いをしていますが、（遊び人ですが）その当時の吉原を少しでも知ることで次郎兵衛を理解することができます。
次郎兵衛は趣味人。
次郎兵衛は、趣味人です。でもその趣味は深く極めるというより、広く浅いのです。いつも外に出かかているから世間を良く知っています。
落ち着きはないけどボンボンなのでどこか品があります。稽古ごとにも励んでいます。
巷で人気の「富本節」にも夢中でした。浄瑠璃節の一派である富本節は人それぞれの節がある自由さが魅力です。
でもだから難しいのです。
第11話「富本、仁義の馬面」でも「語って（歌って）いましたよね。
次郎兵衛と蔦重の関係は。
次郎兵衛と蔦屋重三郎（蔦重）の接点というか関係は義兄弟です。ですので血はつながっていませんが、次郎兵衛は蔦重を本当の家族のように思っています。
蔦重から何か頼まれると、嫌だなぁと思いつつも、心の底では蔦重を愛しているし応援しています。
蔦重が壁にぶち当たると、次郎兵衛は隣で「どうにかなるんじゃない？」と笑って、時にはヒントを与えます。
遊び人ですが、実は賢いし勘がいい男なのです。
次郎兵衛はおしゃれ。
次郎兵衛はおしゃれで流行に敏感です。当時の吉原は文化の発信地ですのでお洒落にも敏感な街でした。（現代の原宿・渋谷かも知れません）
ヘアカタログもあり、次郎兵衛も読んでいたでしょう。
次郎兵衛は自由人。
次郎兵衛が育った吉原には悩みを抱えながら生きる人が多い街です。現代の東京の縮図ですね。
ただそんな吉原で次郎兵衛は気楽に生きています。計算もできず、働かないけど誰からも嫌われません。
そしていつも蔦重を支え応援している兄なのです。そんな自由人の次郎兵衛ですが、手の感触は鋭いようです。
第5話「蔦に唐丸因果の蔓（つる）」では、蔦重の小さな相棒・唐丸が店のお金に手を付けてしまうシーンがあります。
次郎兵衛さんがある日、お金の入っている袋を触って蔦重に何か使った？と問います。おっとりしていますがｍ動物的な感が働く男なのです。
「べらぼう」で演じるキャストの一覧はこちら。
まとめ。
５話までの感想としては、とても良い人です。ボンボンですが感性は鋭いと思います。あくまでも自由人ですが吉原の祭りでは出し物の先導で祭りを盛り上げていました。
前編の吉原編で退場するのか、それとも日本橋編でも登場するかは定かではありませんが、吉原にいる方々がキセルで一服するように私には癒しのキャラで楽しんでいます。
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