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大河ドラマ2025年「べらぼう」第4話「雛(ひな)形若菜の甘い罠(わな)」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2025年べらぼう

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第4話「雛(ひな)形若菜の甘い罠(わな)」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

第4話は二つの罠がパラレルで展開します。

第3話のエンディングで田安家当主・田安治察が亡くなるシーンが描かれました。安永3年(1774年)でした。

当主がいなくなれば田安家はお家断絶になります。このお家断絶になる治察の死に意次が関わっていたのか?幕府内のドロドロの争いにも注目です。

項目 内容
2025大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺
放送話 第4話
放送日 2025年1月26日(日)
週タイトル 雛(ひな)形若菜の甘い罠(わな)
視聴率 10.5%(先週比:▼1.2%)

さて、今週の「べらぼう」はいかがでしたか…。9話で描かれた吉原の男と女。蔦重の恋は儚いものでした。

瀬川は鳥山検校に身請けする決心を固めました。これが吉原事情なんですね。

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「べらぼう」第4話「雛(ひな)形若菜の甘い罠(わな)」のあらすじ。

横浜流星 (役:蔦屋重三郎)
小芝風花 (役:花の井=五代目瀬川)
高橋克実 (役:駿河屋市右衛門)
安田顕 (役:平賀源内)
渡辺謙 (役:田沼意次)
綾瀬はるか (役:語り)
脚本 森下佳子(前作:2017年おんな城主直虎)

蔦重のプロデュースした入銀本「一目千本」は吉原への活気を取り戻してくれました。蔦重は出版する喜びを感じ、吉原の親父衆も蔦重に期待しました。

その期待の次の手は、女郎の錦絵を作ることを蔦重にやらせることでした。

蔦重はいろいろ考え呉服屋の入金で店の着物を着た女郎の錦絵を作ることでした。しかし、蔦重自身の知名度の低さで資金集めに苦戦します。

そんな中、西村屋が共同制作の話を持ちかけてくれましたが、その話は甘い罠だったのです。

一方、田安治察亡き後、賢丸は、田沼意次が画策した白河藩への養子の一件を撤回するため松平武元にある頼み事をします。

その頼み事とは…

主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。

蔦重が生まれ育った「吉原」とは。

蔦重は生まれ育った吉原で出版業の礎を作ります。ではその吉原が当時どんな役割をしていたか?現在の吉原とはちょいと違うようです。

「べらぼう」第4話「雛(ひな)形若菜の甘い罠(わな)」のネタバレ(蔦重と吉原の親父衆)

蔦重は駿河屋に集まっている吉原の親父衆から女郎たちの錦絵を作るようにと命じられました。

親父衆は、花魁の錦絵を「一目千本」に続く集客の手段にするつもりで、費用は用意すると言います。

錦絵とは、多色刷りの浮世絵版画です。

錦のように美しいことからこの名前が付けられました。錦絵は、「版元、絵師、彫師、摺師」の四者による分業作業です。

ですので費用は大幅にアップするのです。

蔦重は錦絵を引き受けるが…。

蔦重は花魁の錦絵を引き受けますが、花魁たちにつるし上げを受けます。「わっちは打ち出の小槌じゃありんせん」とそっぽを向かれます。

その訳は、親父衆が花魁たちに、錦絵のために高額の入銀(5両)を命じていたからです。

夜ごと大金を稼ぐ花魁だが、実は女郎屋から様々な出費を課され、借金を抱える女郎が多くいるのも現実でした。

当然親父衆は金を出さないでしょう。

蔦重のアイデア。

錦絵は、当時最先端のメディアでした。今風に言えば「InstagramとかTikTok」かも知れません。でも違いは制作費用です。

費用の捻出に頭を抱える蔦重。

女郎からの入銀(費用)が期待できない中、鱗形屋に相談に向かいますが、「一目千本」の出版前に一言欲しかったと言われてしまいます。

その時の、鱗形屋の目は何か企んでいるように見えました。さて、その帰り道に、蔦重が両国を歩いているとばったり源内と出合います。

⇒「蔦重と源内」に続きがあります。

蔦重は呉服屋にプレゼン。

蔦重は吉原に遊びにきた呉服屋の主人たちに錦絵の構想をプレゼンしますが、「けんもほろろ」振り向いてもくれません。

そんなある日、蔦重は駿河屋の親父さんに愚痴ります。店先で「原因は知名度の低さにあるのでは」と親父さんの市右衛門から指摘されます。

蔦重が落ち込んでいると、錦絵で有名な版元・西村屋与八がやってきました。

蔦重に救いの手が…。

地本問屋・西村屋が協力を申し出てくれました。

西村屋で錦絵を販売するだけでなく、他の本屋との取引きも取り計らうという提案で、さらに蔦重が版元にならないかとの提案もされました。

蔦重は喜んで受け入れるのですが、しかしそれが罠だったことにこの時点では分かりませんでした。

西村屋与八の口車。

西村屋は蔦重が考えた「呉服屋タイアップ」をどこで耳にしたのでしょう。

そして、「一枚噛ませてほしい」と話し、錦絵の販売から版元の話しに蔦重は舞い上がってしまいます。

その様子を見ていた駿河屋市右衛門は西村屋の提案は胡散臭いと見抜いていたかも知れません。

西村屋が協力すると知ると、呉服屋たちは次々に入銀を快諾しました。

また西村屋の計らいで、絵師は美人画を得意とする「磯田湖龍斎」と決まりました。

錦絵の下絵が…。

さて、蔦重の働きで、湖龍斎が描いた見事な花魁の錦絵の下絵が完成しました。蔦重は布袋にいれて蔦屋(店)に置いていたのですが、

次郎兵衛が敷物と間違へ花を挿した花瓶を置いてしまったのです。そこに運悪く猫が倒してしまい湖龍斎が描いた下絵は水でにじんでしまいました。

唐丸の才能を発見。

すると唐丸が、にじんだ下絵をじっと見て正確に線を写し取り、元の絵と同様の見事な下絵を描き上げました。

次郎兵衛は、絵を習っていたのかと問うが、明和の大火で記憶をなくしたと言う唐丸の返答は曖昧でした。

蔦重は感極まって唐丸を抱きしめ…

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

お前はとんでもねぇ絵師になる!いや、俺が当代一の絵師にしてやる!

と言います。この言葉に唐丸も感動し、涙をこぼすのです。(唐丸はもしかして将来の…なのかな?)

駿河屋で錦絵の完成披露。

駿河屋で錦絵の完成披露の会が開かれました。蔦重の版元としての「耕書堂」の印も押されていました。

西村屋はその席に鱗形屋の主人・孫兵衛と同じく地本問屋の鶴屋喜右衛門を連れてきました。

錦絵の見本刷りが披露されると、一同はあまりの美しさに感嘆するのです。

西村屋の本性。

蔦重は「雛形若菜初模様」と銘打ち、今後も西村屋とともに作を連ねていくと述べると、西村屋は自分だけを版元とさせて欲しいと頭を下げるのです。

鱗形屋と鶴屋によれば、地元問屋の間には定めがあり、仲間うちで認められた者でなければ版元とはなれないのだ言います。

蔦重が関わっている限りは錦絵を売り広めることはできないと言われ、蔦重は激怒します。

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

ふざけんじゃねえ!やったのはみんな俺じゃねえか!!。

しかし、駿河屋市右衛門に、錦絵を広めることが吉原のためだと言われ、蔦重は身を引くしかなかったのです。

やはり、駿河屋市右衛門は西村屋の企みを分かっていたのです。

鱗形屋と西村屋が乾杯。

お互いの演技のうまさを褒め合いながら盃を交わす鱗形屋と西村屋。

西村屋は「今後蔦重をどうするのか」と言うと、「蔦重ごと吉原を丸抱えしたいのさ」と、鱗形屋の野望がむき出しにしなりました。

すべては、蔦重を利用するための鱗形屋の企てでした。

「べらぼう」第4話「雛(ひな)形若菜の甘い罠(わな)」のネタバレ(蔦重と源内)

源内からヒントをもらう。

結局、蔦重が金策を引き受けることになった花魁の錦絵。

そんな時、源内と江戸市中で出くわし、源内は亡き歌舞伎役者・瀬川菊之丞が髷や着物の流行を次々に生んでいることを語ります。

この源内の話に着想を得た蔦重は、錦絵の制作費を呉服屋からの入銀で賄うことを思いつくのです。

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

絵にする女郎に呉服屋の売り込みたい着物を着させてもらう。

さらに、

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

呉服屋の着物の売り込みにもなる。

そう考えた蔦重です。

蔦重の「耕書堂」が生まれる。

蔦重は西村屋の甘い言葉を信じ、版元の堂名を源内に頼みます。源内は「耕書堂」と命名しました。その意味を源内は…、

「書を持って世を耕し、日の本を豊かにする」

という意味があると蔦重に伝えます。

「べらぼう」第4話「雛(ひな)形若菜の甘い罠(わな)」のネタバレ。幕府内の出来事。

安永3年(1774年)秋

田安家当主の田安治察(はるさと)が亡くなりました。治察の弟である賢丸(幼名:まさまる=松平定信)は田安家を守るべく、白河松平家への養子入りを断ることを決意します。

老中・松平武元に協力を頼むのです。武元は大奥取締役の高岳に賄賂を贈って将軍・徳川家治への口添えを願い出るのです。

この結果、家治は賢丸の養子入りの件を預かる田沼意次に白河松平家への断りを入れるよう命じました。

養子の件が持ち上がった際に家治は、子がいない治察が死去した場合は賢子を田安家に呼び戻してよいと約束していました。

意次は内心不服ながらも将軍の命に従うと答えるのです。

意次が賢丸を騙す。

意次は賢丸に、八代将軍・徳川吉宗が記した文書を示します。そこには、田安・一橋両家は跡継ぎがいない場合の文書でした。

跡継ぎがいない場合には「お家断絶」と記されていました。賢丸は祖父に当たる吉宗を崇拝しており、その言葉をないがしろにはできません。

賢丸(まさまる)は田安家に戻ることができなくなりました。賢丸は、意次への怒りをたぎらせます。しかしこれは賢丸を騙す手段でした。

実は、意次が示した文書は、「源内に命じて偽造したもの」だったのです。しかし賢丸はそれを知る由もありませんでした。

いわば公文書偽造です。

田沼意次は、なんと源内先生に吉宗の遺訓を改ざんさせるという離れ業で乗り切ったのです。

(これはドラマでのフィクションだと思いますが…)

田沼意次の田安家取潰計画はこの段階では成功です。

源内の公文書偽造。

意次は吉宗が残した古文書を探し出し、源内に命じて御三卿に跡継ぎがいなくなれば取り潰しにするという一文を加えさせました。

源内は加筆したことがバレないよう、古文書から文字をできるだけ拾い上げて似せ、墨の色を合わせ紙に圧を加えるなどして馴染むようにするという巧妙な手口で偽造したのです。

その工程を新之助が住む根津の部屋で再現していましたね。

「べらぼう」に出演しているキャストの配役一覧はこちら。

「べらぼう」第4話「雛(ひな)形若菜の甘い罠(わな)」の感想。

第4話「雛(ひな)形若菜の甘い罠(わな)」は週タイトルの通り「二つの罠」で展開していきます。

一つは、蔦重に対する甘い罠です。

西村屋は蔦重に版元になることを進め甘い言葉で蔦重のモチベを高め、その結果、蔦重は仕事をこなし錦絵を作りあげました。

しかし、これは鱗形屋が仕組んだ罠で西村屋が実行したのです。

その罠を見抜けなかった甘さは蔦重がまだ若いと言う事なのでしょう。

版元を西村屋だけの名義にすれば、つまり蔦重の耕書堂が手を引けば本は販売できるという地本問屋の「鱗形屋と鶴屋」

ただ、鱗形屋は蔦重に自分たちにはない天才的なセンスと行動力を脅威に感じていたかも知れません。

そんな時は、まずは排除したいと思うのは自然なことなのでしょう。

排除と言えば、幕府内もいや意次は御三卿の維持にかかる莫大な費用を削減したいと思っていました。

田安家の当主・田安治察が亡くなると、賢丸は白河松平家への養子入りを断ろうします。ですが、意次が御三卿の一つである田安家を潰したいと考えるのも自然な流れなのでしょう。

PS

「べらぼう」は江戸時代中期の出版というメディアビジネスを取り上げた大河ドラマだと思っています。

第4話まで視聴し、時あたかも、令和7年1月27日に現代メディア代表のフジテレビが会見を行いました。

メディアがTVからネットへと変化しているにもかかわらず、フジTV(フジ・メディア・ホールディングス)は高齢の経営幹部が実権を握り、権力を手放そうとしていません。

フジTV首脳陣は誰を守ろうとしているのか?トカゲの尻尾切りだけでは済まされないことを視聴者は知っています。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

蔦重に才能があるとはっきりわかった先週の回。今週はその才能を使って一儲けしようと企む大人たちの悪巧みが顕著でしたね。

若き才能や可能性を意のままに動かそうとするのは、権力を手にし、新たな変革を恐れる人がせずにはいられない一手なのかもしれない なんてこのコラムでは言ってるけど、決していいことではないからね! 頑張れ蔦重。来週からも応援してるよ!

まとめ。

次週は第5話「蔦に唐丸因果の蔓(つる)」です。

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