大河ドラマファンは特典盛りだくさんの「アマゾン」を利用。

大河ドラマ2025年「べらぼう」第11話「富本、仁義の馬面」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2025年べらぼう

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第11話「富本、仁義の馬面」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

5代目瀬川は豪華な花魁道中で人々を魅了し、大門の外で待つ鳥山検校の元へ嫁いで行きました。

蔦重はその後、新たな吉原細見を作りながら吉原の為に働いています。しかしそこに新たな問題が発生するのです。

それは…

項目 内容
2025大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺
放送話 第11話
放送日 2025年3月16日(日)
週タイトル 富本、仁義の馬面
視聴率 9.6%(先週比:▼1.0%)

 

さて、今週の「べらぼう」はいかがでしたか…。14話「蔦重瀬川夫婦道中」で描かれた蔦重と瀬川の悲しくも辛い別れ。

瀬川は鳥山検校からの離縁状という愛を受け、蔦重と一緒になることを一瞬考えますが、それは蔦重の為にならずと吉原を出て江戸市中に消えていきました。

これも瀬川の愛なのですね。

前編のもう一人の主人公・小芝風花が演じる瀬川を「NHKオンデマンド」で。

詳しくは⇒アマゾン(amazon)プライムビデオで「大河ドラマと朝ドラ」を無料で観る。

スポンサーリンク

「べらぼう」第11話「富本、仁義の馬面」のあらすじ。

横浜流星 (役:蔦屋重三郎)
小芝風花 (役:花の井=五代目瀬川)
高橋克実 (役:駿河屋市右衛門)
安田顕 (役:平賀源内)
渡辺謙 (役:田沼意次)
綾瀬はるか (役:語り)
脚本 森下佳子(前作:2017年おんな城主直虎)

「青楼美人合姿鏡」が高値で売れず頭を抱える蔦重は、親父たちから「俄祭り」の目玉に浄瑠璃の人気太夫・富本豊志太夫(午之助)を招きたいと頼まれ、いや強制されました。

その後、蔦重は“りつ”たちと芝居小屋を訪れ、午之助に祭りの参加を求めます。しかし過去吉原への“出入り禁止”を言い渡された午之助は、蔦重を門前払いします。

そんな中、鳥山検校が浄瑠璃の元締めだと言う大文字屋の市兵衛と一緒に瀬川のいる検校の屋敷を訪ねます。

この時、久しぶりに瀬川と会い楽しい会話で盛り上がりますが、検校は快く思っていない様子です。

主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。

蔦重が生まれ育った「吉原」とは。

蔦重は生まれ育った吉原で出版業の礎を作ります。ではその吉原が当時どんな役割をしていたか?現在の吉原とはちょいと違うようです。

「べらぼう」第11話「富本、仁義の馬面」のネタバレ。蔦重は燃え尽きていた。

蔦重は、駿河屋に集まった親父たちに新たな吉原細見を納めに行きました。

その席では、女郎屋の若木屋の主人である与八が、蔦重の吉原細見でなく鱗形屋板を買うと言い放すのです。

吉原の女郎屋衆は真っ二つに別れていたのです。

若木屋の言い分。

鶴屋たち地本問屋と対立したのは吉原の一部の者だけで、自分のように市中との本屋とつきあいがある者もいると言います。

若木屋が席を立つと、同席した者の半分ほどが後に続くのです。

蔦重の錦絵本「青楼美人合姿鏡」は売れず。

蔦重の錦絵本、瀬川の最初で最後の絵姿を載せた懇親の本「青楼美人合姿鏡」は鶴屋の予言通り、値段が高いためか一向に売れませんでした。

蔦重はまたまた吉原の親父たちに責め立てられます。

蔦重は売れ残っている「青楼美人合姿鏡」を見せて、客に配って売り上げにし借金を帳消しにしてほしいと頼みます。

すると、怒り心頭の駿河屋の親父さんに階段からまたまた突き落とされてしまいます。

借金を抱えた蔦重。

借金を抱えた蔦重は、なんとか吉原をもり立てる手だてはないかと悩みます。すると吉原の親父たちに呼ばれて、祭りを開くように命じられます。

その祭りの目的は、歌舞伎の真似事をする「俄=にわか」という座敷芸から始まった小さな催しを盛大にし、女や子供を呼び寄せよせることです。

大黒屋の女将「りつ」は、祭りの目玉に浄瑠璃の太夫・富本午乃助(うまのすけ)を招きたいと言います。

午之助は「馬面太夫」と呼ばれる富本節の人気太夫だが、蔦重は全く知らないため、浄瑠璃に詳しいりつと義兄の治郎兵衛とともに芝居小屋に出かけることにしました。

「俄=にわか」とは、吉原の遊郭で開催された即興の寸劇イベント。もともとお座敷で「にわか」に歌舞伎の真似事をするところから始まった遊びで、夏に1カ月間、街頭の舞台で即興芝居が演じられていたという。

「べらぼう」第11話「富本、仁義の馬面」のネタバレ。芝居小屋。

浄瑠璃の正本。

芝居町の絵草紙屋には、浄瑠璃の正本がずらりと並んでいました。これは芝居のパンフレットの役目を果たしています。

浄瑠璃をたしなむ人々の稽古本にもなっています。

中でも表紙に「直伝」と書かれているのは、本元の太夫の許しを得て売られている証なのです。この直伝が11話のポイントです。

蔦重が懇願。

蔦重は午之助の語りを聞いて魅了され、終演後につめかけた女性客をかき分けて、吉原の祭りに来てほしいと頼みます。

しかし、あっさりと断れてしまいます。「悪ぃが、俺ゃ吉原は好かねぇんだよ」と。わけを尋ねようとすると鱗形屋が現れ、午之助を連れ去るのです。

鱗形屋は、午之助が二代目「富本豊前太夫」を襲名する折りに「富本節初の直伝本」を出そうとしていたのです。

午之助の吉原嫌いはなぜ?

ある日、りつが午之助の吉原嫌いの理由を突き止めてきました。それは…

午之助とともに女性に人気の「市川門之助」という役者がいます。彼らはまだ売れない頃、連れたって吉原へ来て若木屋を訪れていました。

若木屋は忘八たちの吉原衆と敵対している吉原の親父です。

役者は吉原への出入りを禁止されているため素性を偽っていましたが、門之助の顔を知る客がおり、二人は若木屋からたたき出されたと言うのです。

大文字屋のアイデア。

蔦重と次郎兵衛が「午之助」の話をりつから聞いているところへに、大文字屋が、午之助を説得する方法を思いついたと駆け込んできました。

「浄瑠璃の元締めってなぁ、当道座だろ、そりゃつまり鳥山検校ってことなのよ!」午之助の「豊前太夫」襲名は、他の流派からの横やりでたびたび流れていました。

もし蔦重たちが襲名を実現させれば、午之助は吉原の祭りに協力してくれるはずだ、と大文字屋は言うのです。

「べらぼう」第11話「富本、仁義の馬面」のネタバレ。鳥山検校宅。

第11話で立派な屋敷に住む鳥山検校が描かれました。その屋敷には嫁入り(身請け)した瀬川改め「瀬似」が住んでいます。

蔦重は鳥山の屋敷を訪れる(瀬川改め瀬似)

蔦重は早速行動開始です。大文字屋と一緒に、鳥山の屋敷を訪ねます。そこには鳥山の妻となり、「瀬似」と呼ばれるようになった瀬川がいました。

すっかり姿も変わり鳥山の妻になっていましたが、蔦重と久しぶりの会話は盛り上がります。

そんな2人の前にやってきた鳥山は妻の瀬以が自分には決して話さない会話から蔦重に想いを寄せていると思ってしまうのです。

盲目の鳥山は、人の機微にひときわ敏感です。そして、鳥山は力になれないと答えるのです。

蔦重は、一度午之助の浄瑠璃を聞いてみてほしいと頼み、瀬川も蔦重の後押しをしましたが、検校の顔色を見て察したのか瀬川を気遺った蔦重は、早々に屋敷をあとにしました。

二代目富本豊前太夫を襲名には。

馬面太夫は、間もなく二代目「富本豊前太夫」を襲名するという噂がありました。

それを機に鱗形屋が「富本節の直伝(本元の太夫が許可した浄瑠璃の正本)」を出版しようとしている話もありました。

それを耳にした蔦重は、馬面太夫を吉原の「俄」に呼ぶだけでなく、直伝を出版するチャンスも手に入れられないかと考えたのです。

そのためには、まずほかの流派に邪魔されているという襲名の件をまとめようと考え、その浄瑠璃の元締めが瀬川を身請けした鳥山検校でした。

「べらぼう」第11話「富本、仁義の馬面」のネタバレ。蔦重が午之助をおもてなし。

蔦重の思惑。

その後蔦重は一計を案じ、偽りの手紙で「午之助と門之助」を大門の外にある向島の料亭に呼び出します。

出迎えた蔦重と大文字屋市兵衛と大黒屋の“りつ”は平伏して若木屋の無礼をわび、午之助と門之助にひと目会いたいと集まった「花魁や振袖新造たち」が二人をもてなすと言います。

「かをり」の一言。

花魁や振袖新造たち」を女郎屋から外の見世に行くことは御法度です。まして芝居小屋に行くなど夢のまた夢なのです。

このヒントは、蔦重を慕っている大文字屋の振袖新造「かをり」の何気ない一言でした。「私たち吉原の女は芝居も見に行けない」

でした。

ならば蔦重はこの花魁たちに富本節を聞かせてやろうと考えたのです。

午之助と門之助も吉原での遊び

午之助と門之助が、かつて果たせなかった吉原での遊びを、大門の外に花魁たちを連れ出すことで実現しました。

蔦重のおもてなしと「かをり」の涙。

宴席は盛り上がりました。蔦重は、芝居小屋にいけない接待した女郎たちに富本節を聞かせてほしいと頼みます。

午之助が語ると、女たちは胸を打たれ涙しました。

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

吉原には太夫のお声を聞きたい女郎が千も二千もおります。どうか!祭りの場でその声を

と蔦重が言うと、午之助は快諾するのです。女郎たちの涙に、午之助もまた感動していたのです。

鳥山の文と蔦重最後の頼み事。

その場に烏山からの文が届きました。そこには、芝居小屋で午之助の浄瑠璃を聞き、「豊前太夫」襲名を認めることにしたと記せられていました。

そして、蔦重は午之助に、

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

もう一つお願いがございます。太夫の「直伝」を私に預けませんでしょうか!

と。この願いも聞き入れられ、以降、蔦重は富本正本に注力していくことになるのです。ここから蔦重がさらに躍進していきます。

馬面太夫の男気。

エンディング近くで、鱗形屋から「蔦重は市中の地本問屋との折り合いが悪い」という事情を聞きます。

すると「だったらなおさら、あいつを助けてやりたいね。それが男ってもんだろ」と言い切る姿はまさに男気ですね。

「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)感想の一覧はこちら。

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のあらすじ(ネタバレ)感想まとめ。

「べらぼう」第11話「富本、仁義の馬面」のネタバレ。源内のエレキテル登場。

源内も忙しい。

蔦重は、午之助に祭りに出てもらうための取り持ちを頼もうと平賀源内を訪ねた時、源内はエレキテルの研究に夢中で話すこともままならなかったですね。

「べらぼう」第11話「富本、仁義の馬面」のネタバレ(幕府内の出来事)

江戸城では日光東照宮に参拝する日光社参の出立が行われました。家康の命日に合わせて将軍らが参拝する一大行事で、多くの武家が付き従いました。

日光社参とは。

日光社参とは、日光東照宮に祀られる東照大権現・徳川家康の命日である4月17日に合わせて、江戸から日光までを往復します。

その長い行列は、江戸城を出るだけでもおよそ12時間も要したようです。

特にべらぼうで描かれる徳川家治の時の社参は大規模で、行列の先頭が日光に着いた時、最後尾はまだ江戸にあったといわれています。

幕府の国家事業として行われる大イベントに、気風の良さを好む江戸っ子たちは大喜びしていました。

日光社参の歴史。

日光社参は第2代将軍・徳川秀忠の時代に始まりました。最後は第12代将軍・徳川家慶で合計19回行われています。

  • 第2代・徳川秀忠(4回)
  • 第3代・徳川家光(10回)
  • 第4代・徳川家綱(2回)
  • 第8代・徳川吉宗(1回)
  • 第10代・徳川家治(1回) ※べらぼう
  • 第12代・徳川家慶(1回)

日光社参のガイドブック。

吉原細見からヒントを得たのか、日光社参のガイドブックが発行されていました。この売上が幕府に入っていたのですね。

江戸市民も大喜び。

徳川家治の日光社参を江戸の下町から眺める長い行列はそれはそれは見事でした。そして、その野次馬の中には、吉原の忘八のひとり、大文字屋の主人・市兵衛の姿もありました。

市兵衛はその行列からヒントを得て吉原でも「俄(にわか)」のお祭りイベントをやろうとひらめくのです。

「べらぼう」第11話「富本、仁義の馬面」の感想。

話題盛りだくさんの11話でした。瀬川が吉原からいなくなり気が抜けた蔦重でしたが、また吉原の為に、吉原で働く女郎たちの為に立ち上がります。

蔦重のモチベーションはただただ吉原の地位アップのために動いているのです。そんな活動をする中で、報われない男もいます。

それは鱗形屋です。

エンディングで鱗形屋は馬面太夫の直伝を逃してしまいました。しかし、大ヒットした青本「金々先生栄花夢」の作者が登場します。

武家から転身した恋川春町(倉橋格)です。春町は、節用集の偽版を指示して罪を被せた家老を「男ではない」と言いきっていました。

恋川春町は落ち目になった鱗形屋の再起に力を貸しますが、鱗形屋の今後の商売は上昇するのでしょうか?

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

自分さえ良ければという考えでは、やがて行き詰まるもの。きっと誰かの力になりたいという気概こそが、その人の人生を輝かせるのだ。

横浜流星さんの蔦重、江戸っ子の気概とキラキラしたと輝く無垢な好奇心を写した瞳。

瀬川を送り出した後やや気落ちしていたのも束の間、再び「吉原の遊女たちのために」と走り出す蔦重。

瀬川から御新造さんの勢以となった彼女を見詰めるまぶしそうで温かな眼差しに胸が高鳴った。

まとめ。

多分瀬川の嫁入りイベントからかなりの時間が経過したのでしょう。気落ちしている蔦重でしたがやはり吉原の為にとモチベーションが復活しました。

そんな中で、久しぶりに、多分本当に久しぶりに瀬川改め瀬似と会ったときはとても嬉しく楽しい会話になったことでしょう。

でもその場面を好ましくない男が鳥山検校です。これも想像ですが瀬似は検校の前では決して楽しい笑みを見せたことがないのだと思います。

盲目だから分かる人の感情。小芝風花が演じる瀬川改め瀬似は決して自由になっていないのです。その表情を見るのがとても辛いです。

次週は⇒第12話「俄(にわか)なる明月余情」です。

アマゾンプライムビデオで大河ドラマを!
アマゾンプライムビデオで大河ドラマを。

2024年末からふるさと納税サービスを始めたアマゾン。
そのアマゾンでよくお買い物をする大河ファンは
既にプライム会員(600円/月)になっているはずです。

そこで、アマゾンプライムビデオにある多くのサブスク
から「NHKオンデマンド」を選んで、今すぐチャンネル
を購入しましょう。

NHKオンデマンドは2025年の「べらぼう」はもちろん
昨年の「光る君へ」もそれ以前の大河ドラマも配信して
います。

2025年べらぼう
満範をフォローする
タイトルとURLをコピーしました