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大河ドラマ2025年「べらぼう」第7話「好機到来(籬の花)」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2025年べらぼう

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第7話「好機到来(まがきの花)」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

先週は鱗形屋の孫兵衛が捕まりました。

鱗形屋の再建は可能なんでしょうか?そして鱗形屋の丁稚奉公の蔦重が鱗形屋から吉原細見を発刊できるのでしょうか。

この吉原細見「籬の花」から蔦重は出版界へとさらに突き進むことになります。

項目 内容
2025大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺
放送話 第7話
放送日 2025年2月16日(日)
週タイトル 好機到来(まがきの花)
視聴率 10.0%(先週比:▼0.2%)

 

さて、今週の「べらぼう」はいかがでしたか…。14話「蔦重瀬川夫婦道中」で描かれた蔦重と瀬川の悲しくも辛い別れ。

瀬川は鳥山検校からの離縁状という愛を受け、蔦重と一緒になることを一瞬考えますが、それは蔦重の為にならずと吉原を出て江戸市中に消えていきました。

これも瀬川の愛なのですね。

前編のもう一人の主人公・小芝風花が演じる瀬川を「NHKオンデマンド」で。

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「べらぼう」第7話「好機到来(籬の花)」のあらすじ。

横浜流星 (役:蔦屋重三郎)
小芝風花 (役:花の井=五代目瀬川)
高橋克実 (役:駿河屋市右衛門)
安田顕 (役:平賀源内)
渡辺謙 (役:田沼意次)
綾瀬はるか (役:語り)
脚本 森下佳子(前作:2017年おんな城主直虎)

鱗形屋が偽版の罪で捕まりました。

この機を逃すまいと、蔦重は「今の倍売れる吉原細見」を作ることを条件に、地本問屋の仲間に加えてもらう約束を取り付けます。

ただ、それを快(こころよ)く思わないのが老舗地本問屋です。西村屋は、浅草の本屋・小泉忠五郎と別の細見を作り、蔦重の参入を阻もうとします。

細見お披露目直前まで編さんを繰り返した蔦重です。そこに花の井が現れ、ある話を持ち掛けます。それはいったい?そう「花の井改め瀬川」です。

花の井は今回もまた、蔦重の追い風になるようなアクションを持ってきたのです。花の井に感謝する蔦重。

主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。

蔦重が生まれ育った「吉原」とは。

蔦重は生まれ育った吉原で出版業の礎を作ります。ではその吉原が当時どんな役割をしていたか?現在の吉原とはちょいと違うようです。

「べらぼう」第7話「好機到来(籬の花)」のネタバレ(吉原の蔦重)

蔦重は地本問屋の鶴屋を訪れました。

鶴屋は江戸市中の地本問屋の中心的な存在であり、この日も西村屋らの地本問屋が集まり会合が開かれていました。

蔦重は今後、鱗形屋に代わって版元となり、吉原細見を出していきたいと述べるのです。それには、会合に集まった面々の仲間にならなければならないが、一同は受け入れようとしません。

すると蔦重は、自分なら、今までの倍売れる吉原細見を作れると宣言するのです。

ちなみに「籬(まがき)」とは、竹や柴などで目を粗く編んだ垣根や、遊郭で、遊女屋の入り口の土間と店の上がり口との間の格子戸のことを指します。

週タイトルの「花」は遊女(女郎)のことだと思います。

地本問屋の面々。

鶴屋や西村屋と並ぶ地本問屋の皆様は、

  • 岩戸屋源八(演:中井和哉)
  • 村田屋治郎兵衛(演:松田洋治)
  • 奥村屋源六(演:関智一)
  • 松村屋弥兵衛(演:高木渉)

皆さん声優の大御所ですね。

鶴屋の判断。

吉原細見が大量に売れるなら販売する地本問屋たちもその分、儲かります。

鶴屋は、皆が「倍売れる」と思えるような吉原細見が出来たら蔦重を仲間に入れると答えます。蔦重はこの件を吉原の親父たちにも報告しました。

蔦重が地本問屋の仲間になれば吉原は自前の地本問屋を持つことになり、行事の摺り物も入銀本も、いつでも江戸市中に売り広められるため、親父たちは大いに喜びました。

蔦重のアイデア1。

吉原細見を倍売るために蔦重は、制作の費用を節約して一冊の売値を半値にし、これまでの倍の数を本屋に仕入れてもらうと考えました。

さらに、安くするだけではなく、よりよい「吉原細見」でなくてはならないのです。

蔦重のリサーチで分かった事。

治郎兵衛と「つるべ蕎麦」の半次郎の手を借りて、男たちがどんな吉原細見を求めているかを調べました。(リサーチ)

その結果、大見世の女郎だけでなく、庶民でも揚代が払えるような女郎のことも載せて欲しいという声があったのです。

格式のある大見世のものばかりで、庶民の男たちには手が届かないという不満でした。

また、懐に入れて吉原を練り歩くにはかさばってしまうという携帯性の悪さも不満に思っているという声でした。

そこで蔦重は、客が格安で遊べる「河岸見世の情報」まで徹底的に網羅しながら、薄くて持ち歩きやすい吉原細見を作ってやろうと息巻くのです。

もちろん、それは誰が考えても骨の折れる作業ですが、「無茶だからこそ値打ちがある、決め手になる」とリサーチからたどり着いた結果でした。

蔦重のアイデア2。

以前、平賀源内と炭売りをしていた小田新之助からは、吉原細見を懐にしまえるぐらい薄くすれば持ち歩けて便利だと言われ、この言い分が正しいことを確信しました。

蔦重が、「松葉屋の女郎のうつせみ」に一度会いに行けるぐらいは金を払うので吉原細見作りに協力してほしいと頼みます。

新之助は即答で了承しました。新之助はうつせみと言い仲なんです。

薄くした吉原細見に多くの情報を載せるとなると、割り付けを見直さねばなりません。蔦重はこの作業を新之助に頼むのです。

蔦重のライバル。

蔦重は吉原の親父たちに呼ばれて駿河屋に行きます。するとそこに、西村屋と浅草の版元である小泉忠五郎がいました。

聞けば、西村屋も新たな吉原細見を作り、忠五郎がその「改」を務めるのだと言います。だが、忠五郎は地本問屋の仲間ではない、蔦重がそれを指摘すると西村屋が答えました。

「蔦重にまともな細見が作れるかって向きも多くてね。仲間内から頼まれて、今度に限りこれが許されることになったのさ」

地本問屋の仲間から頼まれて作るというのだから、彼らは皆、西村屋の吉原細見を仕入れるだろう。

西村屋は蔦重に、吉原細見作りは諦めて、忠五郎とともに自分の「改」を務めてはどうかと持ち掛けます。

だが蔦重はこれをきっぱりと拒みました。

蔦重の決意。

西村屋たちが去った後、駿河屋市右衛門は、蔦重の吉原細見を買い入れた女郎屋の女将は西村屋の評判の錦絵シリーズ「雛形若葉」に載せないと脅かされたと明かします。

版元になるのは諦めろと吉原の親父たちに言われ、蔦重は叫びます。

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

あいつらは吉原のことなんてこれっぽちも考えてねえんですよ。

西村屋の狙いは入銀だけ。その金は、女郎たちが体を痛めて稼ぎ出した金なんです。

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

女郎の血と涙がにじんだ金を預かるなら、女郎に客が群がるようにしてやりてぇじゃねえでうか!。

だから吉原は自前の本屋を持たなければ…どうかともに戦ってほしいと蔦重は頭を下げるのです。

蔦重のファン「かをり」が登場。

「誰袖」の少女時代で振袖新造(女郎見習い)である「かをり」が登場します。

蔦重が次郎兵衛らと通りを歩いていると、女郎屋・大文字屋の秘蔵っ子「かをり」が、蔦重の背後から抱き着きます。そして…

  • 「男前はタダってのは?」
  • 「細見をもってきた客が男前ならタダにしたら? そうすれば男前はこぞって細見を買い、男前の客がどっと増えんしょ」

と“大胆”な提案をします。「かをり」は蔦重にくびったけなのです。

蔦重の吉原細見。

駿河屋での一件は、松葉屋の主人を通じて花の井と女将の「いね」にも伝わりました。3人は蔦重のために自分たちにできることはないかと知恵を絞ります。

苦心の末に「吉原細見」が出来上がり、蔦重は、売れるようにと「九朗所助稲荷」に手を合わせます。

そこに花の井が現れ、松葉屋で女郎の入れ替えがあったので吉原細見に載せて欲しいと告げます。花の井が差し出す書付には「花の井改め瀬川」とありました。

名称襲名の際には吉原細見がよく売れます。花の井は蔦重のために、瀬川の名を継ごうと決めたのです。

蔦重は感謝の思いを伝えます。

吉原細見「籬(まがき)の花」のまとめ。

従来の細見は。

どの店に何という遊女がいるのかは書いてあるが、店の場所を正確に書いてないので吉原初心者には分かりづらいかもしれません。

「籬の花」の特徴まとめ。

吉原内の道を地図のように描き、店の場所と所属する遊女が一覧できるようにした。

例えば、江戸町一丁目通りという道をはさんで両側に並ぶ見世が配置されています。その見世に所属する遊女の名前と格式が列挙しています。

ページ数は23Pで今までの半分に減っています。サイズは縦19cmで今までより3cm大きくなっています。

その結果、冊子の厚みが薄くなり、持ち運びしやすくなりました。蔦重のアイデアはさすがですが、それは確かなリサーチの結果を具現化した結果なのです。

吉原細見の目的は吉原のガイドブックとしてのわかりやすさです。(現代で言えばグーグルマップですかね)

紙代の節約、持ち運びのしやすさ、それらを一気に解決したのが、蔦屋重三郎版元の吉原細見「籬の花」なのです。

蔦重はこれ以降の吉原細見もこのスタイルで発行するのです。

地本問屋の慣習。

地本問屋には、一般的な買い付けの他に自前の本を交換して仕入れ合う習慣があります。

蔦重の新たな「吉原細見」は、薄いがすべての女郎屋が掲載され、西村屋の吉原細見にはない瀬川襲名の件も載っています。

しかも従来の半値とあっては西村屋の勝ち目はなく、地本問屋たちは争うように蔦重の吉原細見を求めるのです。

「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)感想の一覧はこちら。

「べらぼう」第7話「好機到来(籬の花)」のネタバレ(幕府内の出来事)

第7話では幕府内の出来事は描かれませんでした。

「べらぼう」第7話「好機到来(籬の花)」の感想。

吉原細見を「倍売る」と啖呵を切った蔦重ですが、それは実際大変なことですよね。

なぜ、今までの延長線上での細見ではいけないのか?読者は(吉原にくるお客)は何を求めているのか?などのリサーチが必要です。

そのリサーチは蔦重一人ではできません。多くの仲間が必要です。義兄の次郎兵衛さんや、そば屋の半次郎が町の声を聞き、リサーチしました。

また蔦重を応援している吉原の人間たちの多くが新しい吉原細見売上増への知恵を絞ります。

目標達成の為には多くの仲間を作ることで知恵が生まれるのです。それが蔦重の出した大きな答えだったと思います。

また、版下を書く人、掘る人、摺る人、製本を支えてくれる人々(二文字屋の女郎たち)が蔦重の周りにはいます。

小田新之助は、最新情報を掲載するためにギリギリまでリテイクに応じてくれました。多くの方が蔦重の想いに共鳴してくれました。

そして、極め付きが「花の井改め瀬川」です。

この文字が入ることでこの吉原細見「籬の花」の情報価値が数十倍人の心を動かすことになるのです。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

「べらぼう」昨日回も凄く面白かったです。私は大河ドラマが好きで、過去作もほとんど全話見てますが、不思議ですが今作のような、江戸後期の文学や美術など文化的に貢献した人物を描く作品は本当に少ない。

前作もそうでしたが、知ってそうで実は全然知らなかった事ばかり。

だから昨日の描かれた吉原の細見の版元として、大衆の望む事をアンケートして集めたり、冊子は無駄を省き、必要な情報だけを見やすく効率的に納めるかなど、現代の日本の出版社と同じような様が非常に斬新に描かれていたと思う。

不思議な魅力的に溢れた作品になってると思います。

まとめ。

次週は第8話「逆襲の金々先生」です。

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