大河ドラマ2025年「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺」第31話「我が名は天」のあらすじ（ネタバレ）と感想をお届けします。
31話「我が名は天」は、徳川家治の最期が描かれます。
| 項目 | 内容 |
| 2025大河ドラマ | べらぼう～蔦重栄華乃夢噺 |
| 放送話 | 第31話 |
| 放送日 | 2025年8月17日（日） |
| 週タイトル | 我が名は天 |
| 視聴率 | 9.0％（先週比：▼0.4％） |
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【家治の最期】「べらぼう」第31話「我が名は天」あらすじ。
天明6年（1786年）7月、大雨により、利根川が決壊し、江戸市中にも水が押し寄せてきました。
日本橋にも害は及び蔦屋では本や板木、米俵等を慌てて二階に運ぶ騒ぎとなっています。
水が引いた後で蔦重は、新之助やふくを気にかけ米などを差し入れようと深川を訪れ、食料の配給が行われる寺で、蔦重は平蔵と再会します。
一方、幕府は復興対策に追われ、救い米どころか裕福な町方の助けを頼りにしていると知ります。
そんな中、江戸城では家治が体調を崩し、月次御礼を欠席すします。老中らが戸惑う中、意次は家治からある話を聞かされるのですが…。
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主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。
蔦重が生まれ育った「吉原」とは。
蔦重は生まれ育った吉原で出版業の礎を作ります。ではその吉原が当時どんな役割をしていたか？現在の吉原とはちょいと違うようです。
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【家治の最期】「べらぼう」第31話「我が名は天」ネタバレ。
家治の最期。
利根川が決壊し江戸市中は水が押し寄せ被害は目を覆うばかりの状況下で、江戸城の家治は体調を崩し病状は悪化していました。
重篤な状態になった家治は、次期将軍となる徳川家斉に、意次のような正直な者を重用せよと言い残すのです。
家治は「これからは余も天の一部となる。余が見ておることを、ゆめゆめ忘れるな」との言葉を残すのします。
その言葉を最後に家治は息を引き負ったのです。
ふくの最期。
深川で生活していた「新之助とふく」そして生まれたばかりの赤ん坊を気にかけ、利根川決壊後、大雨が収まると蔦重は、米や衣服などを差し入れます。
その後も、蔦重はたびたび新之助の長屋を訪れます。そこで、ふくが自分の子どもだけでなく、困窮したよその家の赤ん坊にも授乳させていること場面に出会います。
新之助は「うちは蔦重のおかげで、少しばかりいい目を見させてもらっているからと言っていた」とふくの言葉を伝えますが、これが後の悲劇の伏線だったのです。
新之助が配給の米をもって帰宅した時、ふくは頭に血がついて横たわっていました。ふくは盗人と争い、頭を殴られ死亡したのです。
⇒小野花梨（キャスト）が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる「うつせみ」とは。
すると外から、土下座をする男と、赤ん坊を抱きながら寄り添う女の姿が、女曰く“新之助の家に米があるのでは”と噂をしたところ、魔が差した夫が犯行に及んだと言います。
赤ん坊が大泣きする中、新之助は「俺は、どこの何に向かって怒ればいいのだ！」と絶叫するのです。
⇒井之脇 海（キャスト）が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる“小田新之助”とは。
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【家治の最期】「べらぼう」第31話「我が名は天」の主なキャスト。
| 綾瀬はるか | （役：語り） |
| 横浜流星 | （役：蔦屋重三郎） |
| 渡辺謙 | （役：田沼意次） |
| 眞島秀和 | （役：徳川10代将軍・家治） |
| 高梨臨 | （役：家治の側室） |
| 映美くらら | （役：家斉の乳母） |
| 相島一之 | （役：老中：松平康福） |
| 小野花梨 | （役：うつせみ＝お福） |
| 井之脇 海 | （役：小田新之助） |
| 生田斗真 | （役：一橋治済） |
| 脚本 | 森下佳子（前作：2017年おんな城主直虎） |
べらぼうに出演しているキャストの一覧はこちら。
⇒【豪華】キャストが出演する大河ドラマ「べらぼう」配役一覧。
【家治の最期】「べらぼう」第31話「我が名は天」の感想。
第31話は「権力者の死」と「庶民の死」を等価に扱い、江戸の大河を二つの川（武家と町人）として並列に流した展開でした。
家治は国家の頂点に立つ「天下人」で、お福は地に生きる一庶民です。
二人の最期を並行して描くことで、「為政者の死」と「庶民の死」が同じ“人の終わり”として重ねられ、また、蔦重の立ち位置が「庶民と武家の間を橋渡しする存在」であることも再確認させられました。
さて、今までの「べらぼう」のあらすじとネタバレそしてその感想の一覧はこちらからお読み下さい。
⇒大河ドラマ2025年「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」のあらすじ（ネタバレ）感想まとめ。
まとめ。
31話のエンディングで病床として登場した家治が「我が名は天」と言い残しながら一橋治済に言い迫るシーンが強烈でした。
幼少の家斉も登場し、その乳母・大崎が毒を盛ったのではと疑っていた家治ですので、江戸の行く末を案じながらの最期のシーンは名演技でした。
一方、市井のお福の最期は江戸の庶民として豪快でも派手でもないが、お米を食べられる庶民と食べられない庶民の格差が悲劇を生んだことに涙しました。
次週は第32話「新之助の義」です。
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