大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第29話「江戸生蔦屋仇討(えどうまれつたやのあだうち)」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
週タイトルの「江戸生蔦屋仇討(えどうまれつたやのあだうち)」は蔦重が誰袖を思う気持ちから出版から誰袖の笑顔を取り戻す過程が描かれました。
項目 | 内容 |
2025大河ドラマ | べらぼう~蔦重栄華乃夢噺 |
放送話 | 第29話 |
放送日 | 2025年8月3日(日) |
週タイトル | 江戸生蔦屋仇討(えどうまれつたやのあだうち) |
視聴率 | 8.8%(先週比:▼0.9%) |
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【誰袖退場】「べらぼう」第29話あらすじ。「江戸生蔦屋仇討(えどうまれつたやのあだうち)」
第29話「江戸生蔦屋仇討(えどうまれつたやのあだうち)」は、蔦重が政演が持ち込んだ“手拭いの男”の絵を使った黄表紙を作りたいと戯作者や絵師たちに提案するシーンから描かれます。
そのシーンに鶴屋が現れ、大当たりを出すなら、京伝先生(政演)を貸すと申し出るもです。
政演は草稿を考え始めます。
一方、政治の世界では東作が手に入れた松前家の裏の勘定帳によって、蝦夷地で松前家が公儀に秘密裏で財を蓄えていた証拠を掴みました。
この一件で、上知を願い出る準備を始めます。
大河ドラマ2025年「べらぼう」前編(第1話~第16話)のガイドブックはこちら。
大河ドラマ2025年「べらぼう」後編(第17話~第32話)のガイドブックはこちら。
主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。
蔦重が生まれ育った「吉原」とは。
蔦重は生まれ育った吉原で出版業の礎を作ります。ではその吉原が当時どんな役割をしていたか?現在の吉原とはちょいと違うようです。
⇒大河ドラマ2025年「べらぼう」の舞台は蔦屋重三郎が育った「吉原」とは。
【誰袖退場】「べらぼう」第29話ネタバレ。「江戸生蔦屋仇討(えどうまれつたやのあだうち)」。
宮沢氷魚が演じる田沼意知を失い、吉原の花魁「誰袖」は、まるで魂の抜け殻のように日々を過ごしていました。
白装束姿で、灯りを消したような瞳で、暗い部屋の中で恨みながら藁人形に復讐心をぶつけていました。
その姿が何度も描かれました。
しかし、そんな誰袖の姿を目の当たりにした蔦屋重三郎は、彼女の「仇討ち」を出版という形で果たすことを決意するのです。
仇討ちの書物は「江戸生蔦屋仇討」
蔦重が出版したのは、佐野政言の「乱心」ではなく、田沼意知を正義として描く痛烈な風刺黄表紙でした。
そこに描かれているのは、権力と理不尽に斬られた男と、その死を悼む女。そして読者に訴えかけるような文です。
「この世に報いがなければ、本の中に正義を刻む」
出版は江戸中で話題となり、田沼意知の名誉は市井で蘇ります。誰袖の涙がこぼれ落ちたその瞬間、彼女の表情にふっと笑みが戻るのです。
⇒福原遥(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう」で演じる「誰袖」とは。
誰袖退場。
書物を手にした誰袖は、蔦重に深々と頭を下げ、静かにこう言います。「重さん、あのひとは、いま、笑っておりますかね」
それに対して蔦重は、「ああ、きっと、本の中で、よう笑うとる」。誰袖に笑みが戻りました。
誰袖の退場は「悲しみの中に希望を宿す」静かなシーンで描かれました。蔦重の出版行為が、現実で果たせぬ仇討ちを代行したのです。
誰袖は、蔦重のプロデュースによって心を救われ、蔦重は誰袖の笑みを戻したのです。これが蔦重の仇討です。
福原遥のクランクアップとなったラストシーンの誰袖の微笑みが、全29話の中でも特に印象的な名場面として私も含めて視聴者の記憶に残ったと思います。
【誰袖退場】「べらぼう」第29話の主なキャスト。「江戸生蔦屋仇討(えどうまれつたやのあだうち)」
綾瀬はるか | (役:語り) |
横浜流星 | (役:蔦屋重三郎) |
渡辺謙 | (役:田沼意次) |
宮沢氷魚(ひお) | (役:田沼意知) |
福原遥 | (役:誰袖=たがそで) |
桐谷健太 | (役:大田南畝=おおた・なんぽ) |
染谷将太 | (役:喜多川歌麿) |
橋本愛 | (役:てい=丸屋の女将) |
脚本 | 森下佳子(前作:2017年おんな城主直虎) |
べらぼうに出演しているキャストの一覧はこちら。
⇒【豪華】キャストが出演する大河ドラマ「べらぼう」配役一覧。
【誰袖退場】「べらぼう」第29話の感想。「江戸生蔦屋仇討(えどうまれつたやのあだうち)」
ずっと虚ろな目をしていた誰袖が、蔦重が読み上げる「江戸生蔦屋仇討」を聞きながら表情が和らぎ笑みが戻った瞬間、涙があふれました。
笑顔が戻るって、こんなに尊いことなんですね。福原遥さんの笑顔の変化が素晴らしい。陰の深い表情から、一瞬で花が開くような笑顔に変わり上を見あげた時、またまた涙が…
このエンディングに29話の全てが詰まっていました。
さて、今までの「べらぼう」のあらすじとネタバレそしてその感想の一覧はこちらからお読み下さい。
⇒大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のあらすじ(ネタバレ)感想まとめ。
まとめ。
誰袖の絶望→蔦重の策→仇討ち出版→誰袖の笑顔、この流れが鮮やかで、ドラマ的カタルシスが最高でしたね。
剣でも刀でもなく“本”で仇討ちをする蔦重の発想が素晴らしい。蔦重のやり方が誰袖の心を救い、世論も動かしたのが現代でも通じる何かを感じましたね。
次週は第30話「」です。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
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