大河ドラマ2025年「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺」第28話「佐野世直大明神」のあらすじ（ネタバレ）と感想をお届けします。
第28話では、老中の若年寄りまで出世し、これからも田沼政権が続いていくかと思われた時、事件は起きました。
それは謀られた事件であったのです。
週タイトルの「佐野世直大明神」は田沼政権が憎む庶民が佐野を絶賛するため大明神にしたてた裏の人間が仕組んだ世論です。
一体だれが…？
| 項目 | 内容 |
| 2025大河ドラマ | べらぼう～蔦重栄華乃夢噺 |
| 放送話 | 第28話 |
| 放送日 | 2025年7月27日（日） |
| 週タイトル | 佐野世直大明神 |
| 視聴率 | 9.7％（先週比：△0.4％） |
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【意知殺される】「べらぼう」第28話あらすじ。「佐野世直大明神」
第28話では、田沼意知が矢本悠馬が演じる佐野政言に斬られ、息絶えるシーンがクライマックスです。
大河ドラマ2025年「べらぼう」前編（第1話～第16話）のガイドブックはこちら。
大河ドラマ2025年「べらぼう」後編（第17話～第32話）のガイドブックはこちら。
主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。
蔦重が生まれ育った「吉原」とは。
蔦重は生まれ育った吉原で出版業の礎を作ります。ではその吉原が当時どんな役割をしていたか？現在の吉原とはちょいと違うようです。
⇒大河ドラマ2025年「べらぼう」の舞台は蔦屋重三郎が育った「吉原」とは。
【意知殺される】「べらぼう」第28話ネタバレ。「佐野世直大明神」。
なぜ佐野政言は田沼意知を斬ったのか？
幕府の若きエリートに成長した田沼意知が、父の跡を継ぎ政治の中枢に存在するようになりました。
一方、矢本悠馬が演じる旗本の佐野政言は、かつては御家人として誠実な人物でしたが、田沼派による急進的な改革と腐敗に心を痛めていきます。
彼の義憤が爆発する伏線は、今までも数話にわたって張り巡らされていました。
政言は、田沼意知が抜け荷黙認や賄賂政治をしていると勝手に解釈し（実は仕組まれていたのですが…）、さらに佐野家と田沼家の格差に絶望し、田沼家を恨み意知を殺害したのです。
⇒矢本悠馬（キャスト）が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる佐野政言とは。
衝撃の刃傷：意知の惨劇。
舞台は江戸城・松之大廊下（と思われる）。
田沼意知はいつものように登城し、大名たちの視線を集めながら悠然と廊下を進んでいました。その瞬間、政言が現れ、叫び声とともに田沼に斬りかかりました。
演出シーンでは、矢本悠馬が演じる佐野の鬼気迫る表情と、スローモーションで描かれる切っ先が印象的でした。
斬撃は田沼の肩から胸にかけて深々と入り、意知は苦悶の声をあげながら床に崩れ落ちます。周囲が騒然とする中、政言は取り押さえられました。
⇒宮沢氷魚（キャスト）が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる田沼意知とは。
【意知殺される】「べらぼう」第28話の主なキャスト。「佐野世直大明神」
| 綾瀬はるか | （役：語り） |
| 横浜流星 | （役：蔦屋重三郎） |
| 渡辺謙 | （役：田沼意次） |
| 宮沢氷魚（ひお） | （役：田沼意知） |
| 福原遥 | （役：誰袖＝たがそで） |
| 桐谷健太 | （役：大田南畝＝おおた・なんぽ） |
| 染谷将太 | （役：喜多川歌麿） |
| 橋本愛 | （役：てい＝丸屋の女将） |
| 脚本 | 森下佳子（前作：2017年おんな城主直虎） |
べらぼうに出演しているキャストの一覧はこちら。
⇒【豪華】キャストが出演する大河ドラマ「べらぼう」配役一覧。
【意知殺される】「べらぼう」第28話の感想。「佐野世直大明神」
宮沢氷魚が演じる田沼意知は第1話から登場し、物語を追うごとに田沼政治の中核に入り成長を見せていました。
最期を迎えるに前まで蝦夷進出に強い信念を持ち続けながらもその日を迎えず去っていったことはとても無念であったと思います。
彼の最期（死）は“物語の中の死”であると同時に、“視聴者の一人として一つの時代が終わる瞬間”として強く受け止めています。
宮沢氷魚が演じる田沼意知は最後まで品格と信念を失しなわず、その存在感は“べらぼう”の影の主役であると思います。
そして、彼の死は花魁から“めかけ”となった誰袖の笑顔も奪いました。次週で蔦重は誰袖の笑顔を取り戻そうとするのですが、これも粋な演出ですね。
さて、今までの「べらぼう」のあらすじとネタバレそしてその感想の一覧はこちらからお読み下さい。
⇒大河ドラマ2025年「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」のあらすじ（ネタバレ）感想まとめ。
まとめ。
宮沢氷魚が演じる田沼意知は「べらぼう」において理知的で理想主義的な若きリーダー像を描いていました。
歴史に“もし”はありませんが、意知が生きていたら田沼政治も変わっていたかも知れませんね。刺殺という急転直下の幕切れには、私も含めて喪失感を抱く視聴者も多かったようです。
さて、次週は第29話「江戸生蔦屋仇討」です。蔦重は仇討ちを果たすことができるのか？
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