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大河ドラマ2025年「べらぼう」第10話「青楼美人の見る夢は」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2025年べらぼう

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第10話「青楼美人の見る夢は」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

青楼美人(せいろうびじん)」とは、浮世絵師・北尾重政(きたおしげまさ)と勝川春章(かつかわしゅんしょう)の競作による、吉原の遊女たちの艶姿を描く錦絵本です。

10話では瀬川の花魁姿を錦絵にするプロセスが描かれています。美しい瀬川の花嫁姿を是非視聴して下さい。

項目 内容
2025大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺
放送話 第10話
放送日 2025年3月9日(日)
週タイトル 青楼美人の見る夢は
視聴率 10.6%(先週比:△0.2%)

 

さて、今週の「べらぼう」はいかがでしたか…。14話「蔦重瀬川夫婦道中」で描かれた蔦重と瀬川の悲しくも辛い別れ。

瀬川は鳥山検校からの離縁状という愛を受け、蔦重と一緒になることを一瞬考えますが、それは蔦重の為にならずと吉原を出て江戸市中に消えていきました。

これも瀬川の愛なのですね。

前編のもう一人の主人公・小芝風花が演じる瀬川を「NHKオンデマンド」で。

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「べらぼう」第10話「青楼美人の見る夢は」のあらすじ。

横浜流星 (役:蔦屋重三郎)
小芝風花 (役:花の井=五代目瀬川)
高橋克実 (役:駿河屋市右衛門)
安田顕 (役:平賀源内)
渡辺謙 (役:田沼意次)
綾瀬はるか (役:語り)
脚本 森下佳子(前作:2017年おんな城主直虎)

瀬川の身請けが決まり、落ち込む蔦重です。そんな中、親父たちから瀬川最後の花魁道中に合わせて出す、錦絵の制作を依頼されます。

調査に出た蔦重は、自分の本が市中の本屋から取り扱い禁止になり、捨てられていることを知ります。

一方、江戸城では、意次が家治から、種姫を自分の娘にして、将来は家基と夫婦にする計画を告げられますが、発言の裏には家基のある考えがあったのです。それは…。

主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。

瀬川は身請けを決めました。そして瀬川の花魁道中が年の暮れに行われることも決まりました。

吉原の親父たちは、それに合わせて花魁たちの錦絵の本を作るように蔦重に命じるのです。

「べらぼう」第10話「青楼美人の見る夢は」のネタバレ。市中での蔦重。

地本問屋たちへの対抗心を燃やす吉原の親父たちは、金はいくらかかってもかまわないと意気込んでいます。

しかし、瀬川と別れる蔦重は沈みがちです。

それでも、世話になった瀬川のために何かはなむけになることをしたいと考えていました。

吉原細見「籠の花」市中では売れず。

江戸市中では、蔦重が作った吉原細見「籠の花」は売られなくなり、吉原と地本問屋との決別は、吉原の者たちへの悪評として広まっていました。

これではまた吉原から人が去ってしまうと案じる蔦重に須原屋は、それほど事態は悪くないと語ります。

今のままでも鱗形屋は吉原細見を、西村屋は花魁の錦絵を作って売り続けます。だからそれは吉原に客を呼ぶことにつながると言うのです。

以前のように蔦重が吉原細見の「改」に徹すれば、関係も修復できるだろうと言うのが須原屋の考えです。

源内の提案。

平賀源内は蔦重に、やりたいことを存分にやればよいと助言します。そして何がやりたいのかと尋ねるのです。

絵に描いた餅と笑われるだろうが、と前置きし、蔦重は自分の夢を語ります。それは、吉原を昔のように江戸っ子の憧れの場所にすることです。

花魁は男たちの高嶺の花。女郎たちは身請けやよい出会いに恵まれるような、楽しいことがあふれた場にし瀬川を喜ばせたいのが願いなのです。

源内のヒント。

平賀源内(安田顕)
平賀源内(安田顕)

いいじゃねぇか、吉原を皆が仰ぎ見るとこに変えてやろうぜ。それこそ千代田のお城みてえによ。

源内のこの言葉から、蔦重は吉原の錦絵を将軍に献上することを思いつくのです。献上の噂が広まるだけでも、吉原の格はがぜん上がるはずだと思うのです。

源内の力を借りれば、田沼意次までは確実に届けることができます。蔦重、源内、須原屋の心に火がつき、三人は実現に向けて策を練り始めるのです。

「べらぼう」第10話「青楼美人の見る夢は」のネタバレ。吉原の錦絵本。

吉原の親父たちの協力。

蔦重は吉原の親父たちにもこの計画を伝え、費用として百両の入銀を求めました。すると駿河屋市右衛門が、入銀でなく貸付なら自分が半分出すと言うのです。

本が売れなければ借金を負うことになるが、蔦重はこの条件をのみ、吉原の親父たちから百両の金を得るのです。

気になる西村屋が吉原の若木屋に。

出入り禁止になったはずの西村屋が足早に小泉忠五郎と一緒に吉原にやってきました。その姿を見た蔦重。

二人は、若木屋に入っていきました。2階の窓から通りを見下ろしていた若木屋は、蔦重と目が合うとピシャリと窓を閉め、「蠅が飛んどりました」と一言。

部屋には、駿河屋たちのグループとは別の吉原女郎屋の親父たちが西村屋を囲んでいます。

西村屋は、地本問屋が皆、吉原を見下しているというのは誤解で、少なくとも自分と吉原とは互いに持ちつ持たれつの関係だと釈明するのです。

若木屋も、吉原にはなじみの市中の地本問屋を持つ店も少なくないなかで、勝手に出入り禁止を言い渡した駿河屋を非難します。

若木屋は今までどおり市中の本屋との取引を続けようと提案します。すると、集まった親父たちもその意見に賛同するのです。

この若木屋の存在はこれからどうなるのか?気になりますね。

錦絵本の作成。

その後、「一目千本」の絵を描いた「北尾重政と人気絵師・勝川春章」が吉原の錦絵本を描いてくれることに決まりました。

蔦重は二人を開店前の松葉屋に連れていき、花魁たちのふだんのくらしぶりを二人に見せるのです。

春章が花魁の普段着を見るのたぶん初めてだと思います。蔦重のアイデアで、仕事以外の花魁を見せることに価値があると判断したのです。

青楼美人合姿鏡。

安永5年(1776年)1月に出版。

重政は美人画を得意とする絵師です。今回は存分に腕をふるいます。吉原の大人数の遊女を絵にするためか、共著者として呼んだのが勝川春章でした。

このころ重政と春章は近所に住んでおり、おそらくは蔦重に紹介する形で絵師に加わったと思います。

青楼美人合姿鏡(せいろうびじん・あわせすがたかがみ)は全3冊のセットとして完成しました。

松葉屋半左衛門の粋な計らい。

蔦重は完成した「青楼美人合姿鏡」を松葉屋半左衛門に瀬川に渡して欲しいと頼みます。すると、半左衛門は「忙しいから自分で渡してくれよ」と、とぼけます。

この粋な計らいに胸が詰まりました。

二人は想いを通わせ、足抜けをも計画していたことを分かっていた半左衛門です。

二人で会えばまた逃げ出すことも考えられるのですが、半左衛門は今の二人は違うと思ったのでしょう。

二人は吉原のこれからのために歩み進めようと決めていたのでしょう。その粋な計らいにジーンとくるシーンでした。

「べらぼう」第10話「青楼美人の見る夢は」のネタバレ。蔦重と瀬川の会話。

安永4年(1775年)12月

花魁瀬川が落籍されて、吉原遊郭を出て行く日がやってきました。身請けの相手は盲目の金持ち・鳥山検校です。

蔦重としては、瀬川との別れにあたり、何か花向けになることをしたいと考え、思いついたのが、瀬川も載せた「青楼美人合姿鏡」の製作でした。

これまで五代目瀬川は浮世絵になっていなかったので、瀬川にとっては「最初で最後の絵本」ということになりました。

瀬川の落籍の日に。

瀬川の落籍の日に、蔦重は彼女を訪ね、完成した錦絵本を渡しました。そこには瀬川が本を読む姿が描かれていました。

この本では、女郎たちの仕事ではなく、ふだんの様子を目にすることができるのです。瀬川は「女郎をしてない」自分の絵姿を見て、

花の井・瀬川(小芝風花)
花の井・瀬川(小芝風花)

ずるいよ、こんなふうに描かれると楽しかったことばかり思い出しちまうよ。

と笑っていました。蔦重は…

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

俺ぁここを楽しいことばかりのとこにしようと思ってんだよ。売られてきた女郎がいい思い出いっぺぇ持って、大門を出ていけるとこにしたくてよ

夢のような話だが、これは瀬川と自分が「二人で見てきた夢なのでないか」と蔦重は続けます。

蔦重(横浜流星)
蔦重(横浜流星)

俺と花魁をつなぐもんはこれしかねぇから。俺ぁその夢を見続けるよ。

花の井・瀬川(小芝風花)
花の井・瀬川(小芝風花)

…そりゃあまぁ、べらぼうだねぇ

と答えて、瀬川は一筋の涙を流すのです。

この小芝瀬名が涙したシーンは何度見ても泣けます。そしてとても美しい小芝瀬名です。

「べらぼう」第10話「青楼美人の見る夢は」のネタバレ。瀬川が嫁ぐ。

瀬川が嫁ぐ。

そして迎えた瀬川最後の花魁道中の日。彼女は白無垢姿で聴衆の前に現れると、凛々しい表情と堂々とした佇まいで花魁道中を披露しました。

声援を浴びながら悠然と歩いていた瀬川は吉原大門に差し掛かると、待ち構えていた蔦重に微笑みかけるのです。

その直後、振り返って静かに一礼すると、一言…

花の井・瀬川(小芝風花)
花の井・瀬川(小芝風花)

おさらばえ。

とつぶやきます。

豪華な花魁道中で人々を魅了した瀬川は、大門の外で待つ鳥山検校のもとへ嫁いでいきました。

尾美としのり演じる平沢常富が分かる。

尾美としのりが演じる「平沢常富」が10話ではっきり映っていました。

瀬川の最後の花魁道中は松の井ら他の売れっ子女郎も従えた壮観な眺めでした。大勢の見物客は「きれいだ~!」「粋だねぇ!」などと歓声があがっていました。

そのなかで「桐菱屋」の遊女(女郎)の大塚萌香が演じる亀菊が、沿道で目尻を下げていた1人の殿方に、色っぽい視線を送っていたのです。

そうですその殿方こそ尾美としのりが演じる平沢常富です。10話までは一瞬、回想などで出演でしたのでこの演出は粋ですね。

でもまだ会話はありません。

そのシーンは、「え? 俺?」とでも言うように自分の顔を指さして、今にも「いやぁ、参ったなぁ」との表情でしたよね。

この表情は久しぶりに平沢常富だと分かるシーンにして、私たち視聴者にも見せたかったのかも知れません。

「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)感想の一覧はこちら。

「べらぼう」第10話「青楼美人の見る夢は」のネタバレ(幕府内の出来事)

錦絵本を意次に見せる。

豪華な錦絵本が完成すると、蔦重は源内に連れられて、駿河屋、松葉屋とともに意次の屋敷を訪ねます。

将軍への献上を頼むためです。

名跡・瀬川の落籍を祝い、天下御免の色里に相応しい絵で吉原の格を上げ、徳川家の威光を世に伝えたいと。

そんな思いを蔦重たちが伝えると、意次は将軍への献上を約束してくれました。

田沼意次の悩み。

徳川家と旗本、諸大名の「日光社参」にかかる莫大な費用に頭を悩ませていた意次は、社参の行列を見世物にして金を稼げばよいと源内から助言を得ていました。

これは、瀬川襲名時の花魁道中で吉原が繁盛したことをまねたものであり、その恩を返さないわけにはいかないと意次は語るのです。

将軍に絵本を献上するが…。

その後、江戸城で将軍・徳川家治に絵本を献上した意次は、家治から、田安家の賢丸(まさまる)の妹・種姫を養子にすると聞かされます。

まもなく白河松平藩の養子となる賢丸は、意次の対抗策として江戸城に田安家の“種”をまこうと画策していたのです。

(第9話のエンディングに伏線がありました)また第10話のアバンでも賢丸が登場。

これに老中・松平武元が協力し、話がまとまったのです。家治は、嫡男の「徳川家基と種姫」をゆくゆくは夫婦にするつもりだと言うのです。

これで、賢丸は、次の将軍の義理の兄になります。

意次には寝耳に水の話であり、田沼家にとって憂慮すべき事態だと落胆するのです。

「べらぼう」第10話「青楼美人の見る夢は」の感想。

後半の蔦重が瀬名の部屋で語り掛けるシーンが10話のクライマックスかも知れません。

「多くの客の中から、女郎たちが選ぶことのできる自由を手にしてほしい。次々と舞い込んでくる身請け話の中から、“この人となら”と思える良縁に恵まれてほしい」

「年季明けまで残ることもなく、もちろんそれまでに命を落とすようなこともない。そんな“吉原に来れば、人生が開ける”と夢を見られるような場所にしたい……と。

蔦重は瀬川花魁に話すのです。そして最後に「けど、お前も同じだったんじゃねぇの? これは2人で見てた夢じゃねぇの?

とのセリフを聞いて涙する自分がいました。幼いころから吉原で育った二人。親の愛情を知ることもなく育った二人の夢は同じでした。

蔦重と瀬川は違う道を歩みますが、夢は吉原を素晴らしい街にすることです。夢ある街にすることでした。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

『肌を重ねることを強いられる吉原という場所だからこそたどり着いた、2人ならではの「愛し合う」形』、まさにその通りだと思います。

瀬川さんは大門の外で“幸せ”になることで、蔦重さんは大門の内で献上本を販売することで、二人は“二人の夢”によって繋がることができます。

決してお互いに寄り添うことはできなくても、辛い現実を乗り越えていけるのでしょう。 まさにその通りだと思うからこそ、胸が締めつけられるほど悲しいです。

まとめ。

久しぶりに江戸城内からのアバンで始まった「べらぼう」第10話でした。

そして、「これは二人で見てた夢じゃねえの?」と、この蔦重が瀬川に語り掛ける言葉がとても切なく悲しいシーンでした。

そして、そして、エンディングの鶴屋さんの「これは売れません」がとても気になるのですが…。

次週は第11話「富本、仁義の馬面」です。

 

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