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【蝦夷地利権】大河ドラマ「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想。第21話「蝦夷桜上野屁音」

2025年べらぼう

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第21話「蝦夷桜上野屁音(えぞのさくらうえののへおと)」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

 

第21話の視聴ポイントは

  • 耕書堂「雛形若葉」VS西村屋「雛形若菜」。
  • 蝦夷地(北海道)を幕府直轄の天領計画。

です。

蔦重と歌麿が仕掛けた“雛形若葉”は、西村屋の雛形若菜に比べると発色の違いで劣っていました。この差は何なのか?蔦重は考えます。

 

一方、田沼意次は多数の金銀銅が眠っている蝦夷地を長崎のように港を開き交易を行い幕府の資金源としたいと思っています。

項目 内容
2025大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺
放送話 第21話
放送日 2025年6月1日(日)
週タイトル 蝦夷桜上野屁音(えぞのさくらうえののへおと)
視聴率 10.0%(先週比:△0.3%)

 

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【蝦夷地利権】「べらぼう」あらすじ。第21話「蝦夷桜上野屁音」

蔦重は、歌麿と手掛けた錦絵が売れず、さらに鶴屋で政演(山東京伝)が書いた青本が売れていることを知り、老舗の本屋との力の差を感じていました。

 

そんな中、南畝が土山宗次郎の花見の会に狂歌仲間を連れて現れます。蔦重はその中に変装した意知らしき男を見かけます。

 

一方、意次は家治に、幕府のため、蝦夷地の上知を考えていることを伝えます。

主人公は蔦屋重三郎(蔦重)

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大河ドラマ2025年「べらぼう」前編のガイドブックはこちら。

大河ドラマ2025年「べらぼう」前編

大河ドラマ2025年「べらぼう」後編のガイドブックはこちら。

大河ドラマ2025年「べらぼう」後編

主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。

蔦重が生まれ育った「吉原」とは。

 

蔦重は生まれ育った吉原で出版業の礎を作ります。ではその吉原が当時どんな役割をしていたか?現在の吉原とはちょいと違うようです。

大河ドラマ2025年「べらぼう」の舞台は蔦屋重三郎が育った「吉原」とは。

【蝦夷地利権】「べらぼう」ネタバレ。第21話「蝦夷桜上野屁音」。江戸市中。

べらぼう第21話「蝦夷桜上野屁音」では、蔦重と歌麿が手がけた錦絵「雛形若葉(ひながたわかば)」を巡る物語が展開されます。

雛形若葉と雛形若菜の対立。

「雛形若葉」は、蔦重が企画した錦絵で、実は西村屋与八が板元となっている「雛形若菜(ひながたわかな)」の企画を潰すために編み出されたものでした。

 

いわゆる「パクリ」です。

 

しかしその作戦は、見事に的外れで全く売れませんでした。

蔦重の策略と歌麿の創作。

蔦重は、歌麿に新たな錦絵「雛形若葉」を任せました。歌麿は、どんな絵師の作品でもそっくりに真似て描くことを得意としています。

 

独自の美的感覚と技術を駆使して、魅力的な作品を完成させました。

 

しかし、下絵では歌麿の作品の完成度は高かったのですが、西村屋の「雛形若菜」の方が発色が良く、作品として優れていることは一目瞭然でした。

 

その差は、いったいなんなのでしょう。

指図(さしず)の差で完成度が違う。

蔦重は付き合いのある絵師の北尾重政からアドバイスをもらいます。

 

重政によると、絵師や本屋が摺師(すりし)に行う「指図(さしず)」に差があるため、完成に差が出るとのことでした。

 

そこで北尾重政が七兵衛と摺師を連れてきて「指図」を入れて摺ると、「雛形若葉」は西村屋が板元となっている「雛形若菜」のような出来上がりとなります。

橋本淳(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる北尾重政とは。

「指図(さしず)」とは。

「指図(さしず)」とは、江戸時代の出版業界における制作進行管理、すなわち現代でいう「ディレクション」を指す言葉です。

 

この用語は、青本や錦絵などの出版物の制作過程で、板元や編集者が絵師や作家に対して具体的な指示を出し、作品の完成度を高めるための重要な役割を果たしていました。

 

現代社会でも優れた脚本と想像力豊かな演出家によって生み出されるTVドラマは数多くありますよね。

 

大河ドラマ「べらぼう」も森下佳子が脚本を担当し大原拓さんが演出することで大河ドラマの新境地を切り開いています。

「指図(さしず)」の重要性。

「指図」は、単なる指示や命令ではなく、作品の質を高めるための創造的なプロセスです。

 

板元や編集者が持つ市場のニーズや読者の嗜好に基づいた具体的な指示は、絵師や作家の創作活動を支え、作品の完成度を高めるために不可欠でした。

 

例えば、絵師の山東京伝が地本問屋の鶴屋喜右衛門の「指図」を受けて青本を制作する場面が描かれています。

 

鶴屋の具体的な指示に従うことで、戯作者としての才能を開花させていきます。

 

また、蔦重と歌麿が手がけた錦絵「雛形若葉」の制作過程でも、「指図」が重要な役割を果たします。

 

絵師の北尾重政が摺師の七兵衛と協力し、色彩や構図に関する具体的な指示を出すことで、作品の完成度が飛躍的に向上しました。

春町が筆を折る。

恋川春町は「金々先生栄花夢(安永4年=1775年)」を刊行し大ヒットさせた戯作者です。

 

21話で描かれた宴席は、南畝、朋誠堂喜三二ら、蔦重が育んできたクリエイターが集っています。だが、そこで春町は悪酔いしてしまいます。

 

それは、春町の作品「辞闘戦新根(ことばたたかいあたらしいのね)」を下敷きにしたと思しき政演(山東京伝)の青本が南畝の番付で一番を取ったのが気に食わなかったようでした。

 

蔦重はなんとか春町の機嫌を直させようとしますが、春町は政演を盗人だと罵り、南畝らを非難する狂歌を詠んで膳を蹴り飛ばしたのです。

 

そのあげく自らの筆を蔦重の前で折ってしまいその席を後にして去っていくのです。

「恋川春町、これにてごめん!」

岡山天音(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる恋川春町とは。

筆を折るという“行為”の重さ。

春町が筆を折る場面は、激情に任せたパフォーマンスではないと思います。それは、筆で闘ってきた男の「敗北宣言」かもしれませんし、政演への嫉妬だったかもしれません。

 

それだけ政演の一番が悔しかったのでしょう。

退場した大文字屋が再登場。

初代大文字屋市兵衛が亡き後、大文字屋を継ぐ息子として再登場します。

 

大文字屋のお抱え売れっ子花魁・誰袖の身請け証文を信用し身請け先の協力を惜しみません。

伊藤淳史(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる大文字屋市兵衛とは。

【蝦夷地利権】「べらぼう」ネタバレ。第21話「蝦夷桜上野屁音」。江戸城内。

田沼家の用人・三浦庄司は意次と意知に、蝦夷地を幕府の直轄地ちょっかつち「天領」としてはどうかを提案をします。

 

ただ、蝦夷地の一部は松前藩(現在の北海道松前郡松前町)の領地で隣接して蝦夷の民が暮らす広大な土地に金銀銅が眠っているらしいのです。

松前道廣が登場。

松前道廣(みちひろ)と一橋治済の関係は入魂(じっこん)だったようで、島津重豪も同じ仲間のようです。

 

道廣は人が苦しんでいるのを見ると快感を覚える倫理観が欠如した藩主です。21話で「えなりかずき」が演じる道廣が手にしているのは鉄砲でその狙いは家臣の妻です。

えなりかずき(キャスト)が「べらぼう 」で演じる松前藩の松前道廣とは。

 

松前道廣が携えてきた蝦夷地の“夢”は、裏では苛烈な交易支配、表では絢爛たる桜の幻想で演出していました。

 

蔦重たち江戸文化人の夢と決定的に交わらないと思います。

意知の動き。

意知は父の意次から言われたことは誠実に守ってきましたが、21話からは少し変化しています。

 

蝦夷地を天領にする計画が持ち上がると、自ら強い意志を持って動き出しています。

 

松前藩を探るために吉原にも繰り出します。そこでは彼に一目ぼれした誰袖との関係はまだ微妙な段階です。

意知は「花雲助?」

土山宗次郎の花見会に美形の男「花雲助」と名乗る男がいました。その男は変装した意知だったのです。

 

意知は平賀源内の片腕だった平秩東作から、蝦夷地に詳しいものとして土山宗次郎を紹介されていたのです。

宮沢氷魚(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる田沼意知とは。

意知が得た蝦夷地の情報。

意知は元松前藩勘定奉行の湊から、松前藩主の道廣は蝦夷の地で横暴の限りを尽くしているうえにオロショとの抜け荷(密貿易)で莫大な利を得ているとの情報を得ました。

 

意知はこの件を意次に報告し、抜け荷を理由に松前藩の領地召し上げを命じてはどうかと提案します。

【蝦夷地利権】「べらぼう」第21話「蝦夷桜上野屁音」の主なキャスト。

綾瀬はるか (役:語り)
横浜流星 (役:蔦屋重三郎)
渡辺謙 (役:田沼意次)
福原遥 (役:誰袖=たがそで)
桐谷健太 (役:大田南畝=おおた・なんぽ)
染谷将太 (役:喜多川歌麿)
脚本 森下佳子(前作:2017年おんな城主直虎)

べらぼうに出演しているキャストの一覧はこちら。

【豪華】キャストが出演する大河ドラマ「べらぼう」配役一覧。

【蝦夷地利権】「べらぼう」の感想。第21話「蝦夷桜上野屁音」

“松前道廣”という風穴の男を「えなりかずき」が怪演していましたね。かつての“好青年”の面影を巧妙に裏切る登場でした。

 

視聴者のSNSでは「えなりが怖すぎる…!」「歴代の松前藩主の中でも、ここまで癖があるのは新鮮」との評価が目立っていました。

 

第2話以来の再登場となった大文字屋(伊藤淳史)。すでに物語上では亡くなっているはずの彼が、まさかの「幽霊」として登場。

 

これは吉原の“忘八の会合”という非日常空間における、「死者の記憶」と「言霊の力」の演出でしょう。

 

また、大文字屋の再登場もびっくりでしたね。

 

「死んだ人が普通に座っててびっくりした」「地獄の沙汰も宴次第」の演出なのでしょうが、実は2代目「大文字屋」でした。

 

そして、エンディングでは恋川春町が「筆折り」をするシーンは強烈でした。ただ、これは新たな“物語の胎動”とも取れる伏線なんでしょう。

 

今までの「べらぼう」のあらすじとネタバレそしてその感想の一覧はこちらからお読み下さい。

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のあらすじ(ネタバレ)感想まとめ。

まとめ。

21話は情報過多でしたので、複数回視聴しないと演出家の意図は理解できません。

 

次週は第22話「小生、酒上不埒にて」です。

 

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