えなりかずき(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で演じる「松前道廣」を紹介します。
「べらぼう」は大河ドラマでは珍しい江戸時代中期の物語ですので、松前道廣(まつまえみちひろ)の名前を初めて聞く大河ファンも多いと思います。
「松前道廣」は松前藩の8代藩主で、文武に長けた人物ですが、粗暴で傲慢な性格で、べらぼうでの登場もかなりインパクトがありましたね。
その道廣を好演したのは「えなりかずき」で、大河ドラマは初出演です。
「えなりかずき」(キャスト)が大河ドラマ「べらぼう 」で演じる松前道廣とは。
松前道廣が生まれ育つ江戸時代の松前藩は現在の北海道の南端を領地とし、道廣は徳川幕府支配下の大名です。
寒冷地で江戸時代を通して稲作ができなかった松前藩は、石高ゼロという異例の藩でした。
松前道廣が登場する「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想の一覧はこちら。
大河ドラマ2025年「べらぼう」前編のガイドブックはこちら。
大河ドラマ2025年「べらぼう」後編のガイドブックはこちら。
松前道廣とは。
松前道廣(まつまえ みちひろ、)は、蝦夷地(現在の北海道南西部)を統治していた松前藩の第8代藩主です。
父は松前資広で、藩主の座は享和2年(1802年)に継ぎます。
文武に長けた人物でしたが、べらぼうで登場した道廣は部下の女房に鉄砲を向けて余興を楽しんでいる様子からかなり異常な性格と言えましょう。
ただ、人脈的には一橋治済や薩摩の島津重豪(しげひで)など幕閣に批判的な人物とも親しく交流を図っていました。
しかしながら、派手な遊興で藩財政を傾かせたことについて、幕府から再三注意を受けていました。
江戸時代の松前藩の実情。
松前藩は全国唯一の「異民族(アイヌ)」との通商権を握る交易国家的存在であり、農業ではなく交易(とくに鮭・昆布・毛皮など)によって経済を成り立たせていました。
石高はゼロと言う異例の藩でしたが、後に名目だけ1万石になります。
「蝦夷地の開拓」は幕府の北方政策において重要な意味を持ち、松前藩はその最前線を担っていました。
しかし一方で、アイヌ民族への過酷な支配(交易独占・労働力の搾取・文化抑圧)が進み、文化的摩擦と反発(例:クナシリ・メナシの戦い)も多発していました。
18世紀後半には財政は逼迫し、幕府は一時的に松前藩から蝦夷地を没収して直轄地とするなど、統治力の限界が露呈していました。
「べらぼう」で演じるキャストの一覧はこちら。
まとめ。
べらぼう第21話は、江戸の絢爛たる文化の中に「異界としての蝦夷」を支配していた松前藩を演出の舞台に取り上げました。
大胆な構成でしたので何回も視聴しないと理解できないくらい複雑でした。(個人的に)
そのなかで、良い人役が多かった「えなりかずき」が演じる松前道廣という人物の登場は衝撃的でしたね。
いくら酒の席の余興とは言え、鉄砲で部下をいじめる姿を見ればこの人物の行く末が分かるというものかも知れません。
えなりさんの挑戦意欲に乾杯です。
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