大河ドラマ2021年「青天を衝け」で志尊淳が演じる杉浦愛蔵とはどんな人物だったのでしょうか?
いよいよ武士としての名前であった篤太夫の名を捨て、再び栄一と名乗った渋沢栄一は、『改正係』を設立します。
その組織に『日本郵便の父』と呼ばれた前島密の他、杉浦愛蔵(志尊淳)などの元幕臣を呼び寄せ、経済の発展に貢献していきます。
さて、1万円札の渋沢栄一が主人公「青天を衝け」の成功ストーリーは観ましたか。
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第37話では江戸時代に使われていた「飛脚」に変わる新たな制度「郵便」が明治2年創設。
今では郵便ポストも切手も当たり前に使われていますが、すべて郵便の提案者・前島とその提案を具現化した杉浦愛蔵が作り出した制度です。
どのように郵便制度が生れたのか?「郵便」という名を決める前島、杉浦そして吉沢亮さんが演じる栄一のセリフにも注目して下さい。
『愛蔵』という名前は通称で、正しい名は『杉浦譲(すぎうらゆずる)』といいます。
もともと杉浦家は甲府の政務を務める甲府勤番士を代々勤めていたのですが、愛蔵は1835年11月15日に生まれ、甲府学問所である徽典館に入り、19歳で助教授となっております。
19歳で助教授になったわけですから、まさにその人ありと知られた秀才と言ったところでしょうか。
やがて文久元年(1862年)に江戸に派遣され、幕府の外交をつかさどる外国奉行の下で働くようになります。
1863年に幕府の外交使節団としてフランスに派遣されると、その外交能力を評価されるようになり、1867年に渋沢栄一とともに徳川昭武の随員としてフランスに渡航。
パリ万国博覧会を見物します。帰国後は外交官僚として幕府の下で活躍します。
(ちなみにパリ万博時の経験を記録した『航西日記』を後に渋沢との共著で出しています。)
維新後は徳川宗家当主徳川家達に従って静岡藩に下りますが、郷純造らの推挙で明治新政府に召されて民部省改正掛に入ります。
前島密とともに郵便制度の設立につとめ、1870年(明治3年)前島が海外視察に行っている間、制度の統一や郵便局の設置、郵便切手の製造などを行いました。
さらには、東京日日新聞(後の毎日新聞)、富岡製糸場の設置に尽力したほか、早い段階から四民平等を唱えて地租改正の必要性を訴えました。
後に組織再編によって大蔵省、太政官正院、内務省に移り、地理局長に昇ります。
しかし、地租改正のための測量に奔走中に肺病で倒れ、1877年8月22日、満41歳(享年43)で死去しました。
東京都台東区谷中霊園乙3号7側に埋葬され墓碑もありましたが、現在は撤去されており、同霊園内に改葬予定です。
志尊淳さんは大河ドラマへの出演は『青天を衝け』が初めてです。
連続テレビ小説「半分、青い。」でお世話になった田中健二監督が演出を担当していたからでしょうか。
時代劇への出演も初めてですのでご苦労も多かったのではないでしょうか。
主人公・鈴愛(すずあ)が働くことになった漫画スタジオの同僚・藤堂誠を演じております。
ゲイであることや、両親に反対されている漫画家への夢について悩みながらも、最終的には『女光源氏によろしく』などを出版する売れっ子漫画家になっていくのですが、同時に鈴愛とはライバル関係になっていくのです。
エンターテイナー・植木等を師として慕った松崎正臣、後の『のぼせもん』小松正夫を演じております。
この時植木等を演じたのは山本耕史さんですが、美形である2人が演じたのは斬新でしたね。
ドラマ10では、トランスジェンダーの主人公・小川みき(幹夫)を演じております。
『半分、青い』ではゲイ、そしてこのドラマではトランスジェンダーの役を演じているわけで、非常に難しい役をよくこなしていると思いますね。
ブラック企業に勤めうつうつと暮らす主人公を演じております。
彼が金魚すくいで手に入れた金魚の化身である美女との一夏の物語ですが、なかなか面白いアイディアだともいます。
終末期の患者に対し最後の願いをかなえるために奔走する熱血看護師役を演じております。
凄腕で、母親に強い影響を受けた青年として描かれております。
渋沢栄一役の吉沢亮さん同様、『烈車戦隊トッキュウジャー』の主人公・ライト(トッキュウ1号)から出世していった特撮イケメン俳優です。
それらを中心にご紹介します。
志尊淳さんは1995年3月5日生まれ。
芸能界に興味を持ったものの、最初は読者モデルから始めていきます。
2011年、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン向日岳人役で俳優デビューします。
そして2014年、『烈車戦隊トッキュウジャー』の主演・ライト(トッキュウ1号)役を務め、イケメン俳優として注目を集めるようになっていきます。
2017年、『春のめざめ』で舞台初主演。
2018年にトランスジェンダー役で主演を務めた『女子的生活』(NHK)は、第73回文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門で放送個人賞を受賞するなど高い評価を受けております。
2019年11月、「ベストスタイリングアワード2019」男性部門を受賞し、「WEIBO Account Festival in Japan 2019」躍進俳優賞を受賞しております。
社会的関心も高く、2020年から新型コロナウイルスが日本でも流行した時には医療従事者へ向け、日本赤十字社と共同募金会へ合計1000万円を寄付すると表明しております。
(翌年に新型コロナウイルスに感染していますが回復しています)
スポーツを愛好しており、芸能界に入る前は野球・サッカー・総合格闘技などに熱中していたとか。
結構体重には気を使っているようですが、体重を減らして腹を引っ込めると、女の人が自然によってくるようになったと語っているようです。
おっさん同士の恋愛を描いた特異なドラマの映画版。
志尊さんはこの映画で天真爛漫で陽気な弟キャラとして主人公を翻弄する新入社員・山田正義(やまだ ジャスティス)を演じております。
ゲイ役は『半分、青い』でも演じていたので、お手の物と言っていいかもしれません。
主人公・帝一の親友としてブレーン・実務担当を務める榊原 光明(さかきばら こうめい)を演じております。」
言動が少々女っぽいという特性があり、特撮イケメン俳優である志尊さんには違和感がないかもしれません。
一方で終盤で敵に洗脳されるなど、危なっかしいストーリー経過も演じることになるのです。
ご存じ彼の出世作となった『烈車戦隊トッキュウジャー』の映画バージョン。
引き続き主人公・ライト(トッキュウ1号)を演じております。
近年の戦隊レッドとは異なり、熱血漢ではなくマイペースで想像力(トッキュウジャーの戦闘力のキーとなるのがイマジネーション)豊かな青年として描かれています。
ですが、今回の映画バージョンでは、ライトと映画限定ヒロインの淡い恋物語としての側面も描写されています。
青天を衝けでは明治政府による新しき国づくりが混乱を極める中で、栄一はじめ愛蔵ら幕臣たちはその実務能力を買われ、主に経済中心に新しい国づくりを手助けしていくのです。
政治的野心を失った徳川慶喜(のちに貴族院議員を務めますが)は、やがて栄一や愛蔵が深くかかわった郵便制度を使って栄一の手紙を受け取るなど、早速新政府の恩恵を味わっていましたね。
自分はもう、政治的中心にはもう戻れないと理解しており、それでも自らの配下であった栄一や愛蔵が新政府で活躍するのは非常にうれしかっただろうと思います。
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