大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」第46話「将軍になった女」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」第46話「将軍になった女」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

先週の「鎌倉殿の13人」第45話「八幡宮の階段」では、実朝、公暁そして憎き仲章が退場しました。

第46話では、新たな鎌倉殿を迎えようと朝廷に伺いを立てる北条義時と大江広元たち。そんな中、実衣が野心を燃やします。

そして、三浦義村がまたまた暗躍するのです。

その頃、京では鎌倉への不信感をさらに高めた後鳥羽上皇が藤原兼子、慈円と共に今後を見据えていました。

鎌倉への圧力を強めていくのです。

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「鎌倉殿の13人」第46話「将軍になった女」のあらすじ。

放送:12月4日
視聴率:11.3%(△5.1%)

実衣が、我が子・時元を次の鎌倉殿に据えようと画策をしていました。その為の宣旨をもらうにはどうしたら良いのかと相談した相手は義村。

「この三浦にお任せを」そういう義村に、実衣は次の執権は義村だと約束をします。しかし、この策は義時が考えたもの。

後は、時元を挙兵に追い込み、謀反人として討ち取るという算段でした。

火種となるものは摘み取っておかねば必ず大きな禍になる「鎌倉は、誰にも渡さん」そう言う義時の本心は、一体何処にあるのでしょうか。

建保8年(1220年)2月。

政子は生きる希望を取り戻していくのです。そして、「私が鎌倉殿の代わりとなりましょう」と宣言します。

政子は義時たちに向かって「鎌倉殿と同じ力を認めていただきます。呼び方はそうですね、尼将軍にしましょう」

政子の尼将軍の誕生です。

政子はこれで、義時でも刃向かえない力を手にします。そして、閉じ込められていた「実衣」を助けるのです。

「鎌倉殿の13人」第46話「将軍になった女」ネタバレ。

時元の自害と、実の妹である実衣が謀反に関わっていたと知り政子は愕然とします。

「皆いなくなった。姉上のせいよ!姉上が頼朝と一緒になるから。なんで私までこんな人生歩まなきゃいけないの」なんとか助けようとする政子にも、実衣は固く心を閉ざしたままでした。

そんな中、政子は御所の外に出て外の者達と話しをしてみたい、自分は自分の政をしてみたいと望み、広元の勧めもあり施餓鬼を催しました。

誰にでも平等に接する政子を人々は慕い、政子も人々の気持ちに励まされ生きる気力と、本来の自分を取り戻しました。

次の鎌倉殿は?

しばらくして京より慈円が鎌倉に出向き、次の鎌倉殿として摂関家の流れを汲みなおかつ源氏の血を引く三寅が決まったことを伝えます。

しかし、三寅はわずか2歳。三寅が元服し征夷大将軍になるまでの間、執権として政を取り仕切ると言う義時の考えに、政子は強く反対しました。

そして、自分が鎌倉殿になると宣言したのです。従三位の位をもつ政子には、義時も異を唱える事は出来ません。

「呼び方は、そうですね…尼将軍に致しましょう」その日の夕刻に三寅のお披露目が行われ、それは同時に尼将軍・政子のお披露目となったのでした。

尼将軍となった政子は、まず実衣を放免とし、そっと実衣を抱き締めます「皆いなくなっちゃった。とうとう二人きり。支え合って参りましょう。

昔みたいに」そう伝えるのでした。

政子の妹・実衣が幽閉。

46話序盤の実衣は息子が鎌倉殿になるよう働きかけ自信に溢れた顔つきでした。

しかし息子・時元を失い幽閉され情緒も不安定になっているようでした。

実衣:姉上が頼朝と一緒になるから!
実衣:何で私までこんな人生歩まなくちゃいけないの!

と政子に感情をぶつけていました。

実衣は「早く殺して」「今すぐ殺して」と悲痛な声をあげます。

しかし、その場を立ち去ろうとする政子に抱きつき、「死にたくない」と涙していました。

宮澤エマが「鎌倉殿の13人」で演じるキャスト実衣(阿波局)とは?

実衣の精神的に不安定な様が生々しく描かれてた46話は、政子が尼将軍になる決意を感じ取れるシーンが多かったですね。

政子の施餓鬼。

「施餓鬼」とは、死者供養の儀式で、法要後は供え物が貧しい人々に振る舞われる行事。

政子は妹・実衣が幽閉され悲しみの中、広元より民と触れ合う「施餓鬼」に行くことを勧められます。

その人の輪から一人、外れた女子(おなご)に声をかけました。

その女子の名は「うめ」。

うめは、「伊豆の小さな豪族の行き遅れが、こんなに立派になられて…。行き遅れが…」

「行き遅れ」とは「嫁に行き遅れている」を省略した、女性の結婚が遅いことを皮肉った語。

ウメ:憧れなんです!私の友達もみんな言ってます。
政子:ありがとう。(ウメを抱き締め)ありがとう。

政子の行き遅れ。

4月3日放送の第13話「幼なじみの絆」でも、政子は源頼朝の愛妾・亀から同じ言葉を言ってましたね。

「鎌倉殿の13人」第13話「幼なじみの絆」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

亀:「伊豆の小さな豪族の家で育った行き遅れがさぁ、急に御台所、御台所って。勘違いしてもしようがないけど。

大事なのはこれから。自分が本当に鎌倉殿の妻としてふさわしいのか、よく考えなさい!

足りないものがあったら、それを補う!私だって文筆を学んだのよ。

亀:あなた、御台所と呼ばれて恥ずかしくな女になんなさい。憧れの的なんだから。

坂東中の女の。そんなふうに考えたことあった?」と叱咤激励されていました。

うめは亀と頼朝の子供だったのかも知れません。(伏線が13話だとは分かりませんでした。恐ろしき三谷脚本)

政子の決心。

まとめ。

次週は、「鎌倉殿の13人」第47話「ある朝敵、ある演説」です。

鎌倉殿に三寅が決まった事をきっかけに京で謀反が起こります。いよいよ「承久の乱」の始まりですね。

第47話は尼将軍となった「政子伝説」の大演説が見られるようです。

登場人物の思いが複雑に絡み合い、その感情の全てを私達視聴者は見てきているので…ここからどうクライマックスへ向かっていくのかが楽しみですね!