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大河ドラマ2024年「光る君へ」で見上愛(キャスト)が演じる藤原彰子とは。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で見上愛(キャスト)が演じる藤原彰子を紹介します。見上愛は大河ドラマ初出演ですね。

史実として、紫式部とは信頼しあえる関係になります。

紫式部(まひろ)との対面はキャスト発表時では分かりません。ですので登場話も含めてドラマの彰子も紹介します。

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「光る君へ」で見上愛が演じる藤原彰子とは。

藤原彰子は藤原道長の長女です。母は左大臣源雅信の女・倫子(964-1053)です。同母弟妹には、

  • 関白太政大臣頼通:992年~1074年
  • 関白太政大臣教通:996年~1075年
  • 三条天皇中宮妍子:994年~1027年
  • 後一条天皇中宮威子:999年~1036年
  • 後朱雀天皇妃嬉子:1007年~1025年

がいます。

異母弟には藤原道長のもう一人の妻である「源明子」の子供で、

  • 右大臣頼宗:993年~1065年
  • 権大納言能信:995年~1065年
  • 権大納言長家:1005年~1064年

らがいます。

藤原彰子(あきこ又はしょうし)は、永延2年(988年)に誕生し承保元年(1074年)にお亡くなりになっています。

86歳の人生ですので当時としてはとても長生きした女性です。

彰子は第66代天皇・一条天皇の皇后(中宮)となり、後に後一条天皇、後朱雀天皇の生母(国母)となります。

院号は上東門院(じょうとうもんいん)、大女院(おおにょいん)とも称されています。

女房には、源氏物語の紫式部、歌人の和泉式部、同じく歌人の赤染衛門他に紫式部の娘で歌人の越後弁がいます。

「光る君へ」で見上愛が演じる藤原彰子の入内は12歳。

キュートで親しみやすさを感じさせながら、どこか神秘的な雰囲気を放す見上愛は成長した彰子で第26話で登場します。

役では物静かで口数が少ない彰子です。しかし、まひろと接する時期から少しづつ自分の意思を表現していきます。

やがて、2人の天皇の母として成長しますが、たぶんこの時期になると感情豊かな演技が現れてくるはずです。

見上愛はワタナベエンターテインメントの芸能スクール出身で2019年にデビューし、この2024年7月で俳優生活は丸5年となりました。

藤原彰子は26話で登場。

第26話「いけにえの姫」で登場します。

大河ドラマ2024年「光る君へ」第26話「いけにえの姫」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

道長が一条天皇に入内することを決めた後、彰子に話すシーンがあります。彰子はわずか12歳でまだ幼さが残る年齢です。

もちろん入内する意味は分かっているとは思いますが、その物憂げな面持ちは何を考えているのか?とらえどころがない表情です。

前半の彰子は表情に乏しく、「はい」と「仰せのままに」にしかセリフがないと見上本人もコメントしています。

26話では弟の田鶴が「ぼんやり者」と表していましたね。

藤原彰子の表情。

道長が彰子と入内について話をした時、彰子の表情は何か言いたげに見えました。

自分が天皇に嫁げば父・道長が権力を持つことは分かっていたはずですが、本当の意味は理解しきれていないと思います。

動く眉や目元、口元から、何か思いがあったはずですが、純粋に自分がどうしたいのかが分からずいたのだと思います。

ですから台詞は、「仰せのままに」だけになったのでしょう。

ただ、同じ言葉を淡々と繰り返すだけの彰子に、道長は思わず「分かるかと聞いておるのだ」と少しだけ語気を強めて言ってました。

道長が半ば呆れるような声色で「今日はもうよい」と言った時、彰子は萎縮したように視線を落としていました。

「また話そう」という父・道長を、彰子はもの悲しげな顔つきのまま、チラと見ます。その視線がなんとももどかしいです。

2024年大河ドラマ「光る君へ」第26話「いけにえの姫」のあらすじ(ネタバレ)感想。

父・道長への想い。

昭和の戦前でも多くの民が子は親の言うことを聞いて過ごしてきました。まして1000年以上の前で貴族の環境で育った姫としては両親に言われた通りにすることが当たり前だと思います。

入内時はまだ12歳ですからね。

父の道長は「光る君へ」では怖くて威厳のあるタイプの父親ではないけれど、絶対的な存在と思っているはずです。

道長が大勢の人を従えている姿を見て、すごく力を持っていることは理解していたでしょう。

道長は父ですから信頼していたはずです。ただ、自分の立場に対してはプレッシャーが相当あったと思います。

一条天皇への想い。

内裏が火事になったとき、一条天皇が彰子を助けに来てくれます。

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一条天皇が火事の中に彰子を助けに来ます。この時も無表情でっしたが一瞬キュンとした表情がありました。

一条天皇は彰子よりも8歳上ですから、すごく大人に見えたでしょうね。この時点でも、一条天皇は彰子に嫌われていると思っていたのでしょう。

でも彰子に会うと「変わりはないか」などと声をかけていますよね。それなりに気にかけてくれた優しい天皇なのです。

彰子も心惹ひかれるところがあったと思います。

まひろ(紫式部)との出会い。

まひろは他の女房たちと違い、彰子を一人の人間として接しています。もちろん中宮であるので失礼にならない程度での接し方ですよね。

そのまひろの接し方が彰子の心を掴んだと思います。まひろと出会ったことで、彰子の変化が少しずつ見えてきました。

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彰子の心を掴むまひろ。

表情に出ない彰子の心の扉を開けたのはまひろでした。

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これ以降史実でも紫式部とは信頼し合える関係になるようです。大石さんはどのように描くのでしょうか?

「光る君へ」で見上愛が演じる藤原彰子の子は?

彰子が一条天皇の子を身ごもったのは、入内してから実に9年後でした。ドラマでも描かれていますが、一条天皇は彰子が入内しても気にかけることはありません。

そもそも彰子の入内は、12歳なので、早熟な平安時代と言えども、子が授かることはないと思います。

一条天皇が定子を忘れることができなかったのも、二人の関係が夫婦でないことも事実だったのではと思います。

まとめ。

「光る君へ」で、一条天皇の中宮・彰子にして藤原道長の娘を演じている「見上愛」は物静かな表情にも不思議な魅力を持っています。

入内し中宮になられても一条天皇は皇后定子のことを愛し亡くなってからもその想いを忘れることはありません。

そんな一条天皇に彰子自身の想いをどのように伝えたら良いのか?彰子は心に秘めた強い意志を持ちながらも、その答えは見つかりませんでした。

まひろと出会う前は、天皇との受け答えは短く、宮中ではうつけではないか、との噂も立っていました。

その彰子の心を開いたのがまひろ(紫式部)が執筆した物語です。またまひろは殿方の心理を分かりやすく伝授します。

少しづつ彰子は変化していくと思われます。その変化を観ながらまひろとの関係に注視しながら見守っていきたいと思います。