大河ドラマ2020年「麒麟がくる」で南果歩(キャスト)が演じる深芳野とは。

大河ドラマ2020年「麒麟がくる」で南果歩(キャスト)が演じる深芳野を紹介します。深芳野は戦国三大謀略家・斎藤道三の側室でのちに道三を討ち取ることになる「義龍」の母です。

深芳野は室町幕府で侍所のトップを務めた一色家の娘という、由緒正しい家柄の生まれでもあります。

かつては土岐頼芸の愛妾でしたが、その後に成り上がりの道三の妾となります。商人出身で品がない謀略家であったと思しき道三と接するのはさぞかしつらかったでしょう。

そんな彼女を演じるのは、渡辺謙さんの元妻で、2016年NHK朝ドラ『梅ちゃん先生』で主人公の母親役を演じた南果歩さんです。

信長の妻・濃姫と同じで、はっきりとした生没年もわからず謎めいた印象を残す深芳野はどんな女性だっとのでしょうか?

さて、「麒麟がくる」の見どころは各俳優(キャスト)が演じる役の活躍ですね。

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「麒麟がくる」で南果歩が演じる深芳野とは。

深芳野は室町幕府が武士たちを統率するために置かれた侍所のトップを務める四職・一色家の娘として生まれたという説が有力です。

母もまた一色家の一色義遠の娘と言われています。つまり相当由緒正しい家の生まれと考えられます。

かたや一介の油売りの父(ちなみに菜種ではなくごま油)から親子二代で出世した道三とは、どうにも釣り合いの取れない凸凹夫婦であったといえましょう。

しかしながら道三は美濃を収めています。

ですから、四職というお飾り名門の家で貧寒にないていた一色家にとっては、夫とは話が合わないながらも、経済的には比較的恵まれた環境に置かれたのかもしれません。

深芳野は名門で美濃一の美女

深芳野は美濃一の美女とされており、身長は六尺二寸(約187㎝)あったといわれていました。

由緒正しい家柄や、この発育の良さも相まって、男を非常に引き付ける人物であったことは想像に難くありません。

しかし一色家は応仁の乱以降没落してしまっていたため、美濃の守護であった土岐頼芸の妾として生計を立てていました。

しかし飽きられたのか、1526年12月頃に頼芸の部下であった道三(当時の名は長井規秀)に身売りされてしまい、そのまま道三の側室となるのです。

深芳野の息子は斉藤高政(義龍)

そして1527年7月8日、道三を殺して当主となる息子・義龍をなんと20歳で生んだといわれています。(その子は頼芸の子であり、義龍は落とし種という説もありますが定かではありません)

その後の深芳野についてはよくわかっておらず、義龍が道三を撃つのを見届けることができたどうかも分かりません。

しかし、没落した由緒正しい間の家に生まれながら、守護の妾、次いで道三の妾になって後継ぎの義龍を生んだという点では、彼女も数奇な運命をたどったというべきであり、悲劇のヒロインと言えましょう。

麒麟がくるに出演している女性キャストの一覧はこちら。

大河ドラマ2020年「麒麟がくる」の“女性キャスト”一覧

「麒麟がくる」で南果歩が演じる深芳野の登場シーン。

14話「聖徳寺の会見」

第14話の「聖徳寺の会見」は歴史的に有名な織田信長と斉藤道三が会見し道三は信長を気に入るシーンから始まります。

ただ、後半で深芳野は一人ぼっちの寂しさなのか「自殺」してしまうのです。そのことで道三と道三の息子・高政の確執は深くなってしまいます。

麒麟がくる14話「聖徳寺の会見」のあらすじと視聴後の感想

13話「帰蝶のはかりごと」

13話は帰蝶が信長を道三の会見の場にいかに優位に見せるかの作戦を練って実行する帰蝶の活躍を主に描かれています。

そのふとした息抜きで道三と深芳野の二人だけのシーンがあるのですが、そこに息子の・高政が入ってきて雰囲気は壊れます。

麒麟がくる13話「帰蝶のはかりごと」のあらすじと視聴後の感想。帰蝶の心理戦

3話「美濃の国」

道三と深芳野の二人のシーンはこの部屋からです。

麒麟がくる3話「美濃の国」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

まとめ

濃姫が織田信長の元に嫁いだ背景には、尾張南部で力を伸ばしていた織田家と和睦することで敵を少なくすることがありました。

この直後、道三が娘婿の信長に会う際、

『いつも奇怪な格好で街を練り歩いていた信長を当初は見下していたものの、自分と会うときは衣冠束帯の正装を着るという柔軟性を見せて(道三はこの時略服)、信長に一目置くようになった』

という説があまりにも有名ですが、その策略に、フィクションではあっても深芳野が介入してくるのは確かと言えましょう。

勿論、どのように介入してくるのかは全く読むことができません。

ただ、由緒正しい家柄に生まれた深芳野は、エキセントリックな信長や、もともと卑しい家の生まれであった明智光秀を嫌い、冷たくあしらうのではないかと私は見ています。

もしそうだとしたら、光秀は『麒麟・王者』に一番近い一色家の生まれでありながら自分に冷たく接する深芳野や一色家に絶望し、、、

『本当の王者・麒麟はどこにいるのか』という思いを改めて強くして人生を歩んでいくものとも思われるのです。

武力と調略、つまり王道ではなく覇道がものをいう時代で、王者が統治するときに来る神獣『麒麟』が来そうもない中で、、、

王者に近い家の人間に生まれながら妾としての人生を余儀なくされた深芳野が、どのように『麒麟がくる』方向に物語を持っていくのか気になるところです。

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