2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、岡本信人さんが演じるのは、キャスト千葉常胤です。
鎌倉を本拠地にすることを進言するなど、鎌倉幕府の創立に大きく貢献した御家人の1人であり、源頼朝からは父も同然と言われていました。
安房国に逃れた源頼朝のもとへ軍を率いて参陣します。さの際に、又従兄弟の佐藤浩市さんが演じる上総広常を説得しひと役やく買っています。
第7話「敵か、あるいは」で出演しましたね。
常胤役の岡本信人さんは、今回が初めての三谷作品ということで、三谷さんの脚本との化学反応がどうなるのか、注目ですね。
今回は、千葉常胤(つねたね)がどんな人物だったのか?また、演じる岡本信人さんの出演作やプロフィールについてご紹介していきます。
千葉常胤は、千葉一族の中興の祖といわれる人物です。
元々は下総国の豪族でした。
1136年、税金未納を理由に父の千葉常重が捕えられ、所領を取り上げられてしまいますが、その一件に頼朝の父・源義朝が介入。
それ以降、義朝と主従関係をむすびます。
しかし、義朝の死後、平家の政権下となり、再び所領を奪われて困難な状況に追い込まれてしまいました。
そんな中、1180年、伊豆国で挙兵するも戦いに敗れ、安房の国に逃れた源頼朝の元から協力を求める使者がやってきます。
常胤は、平家政権下の苦境を打破するため、一族の兵を率いて参陣。
この時、源義隆の子・頼隆を頼朝に引き合わせています。頼隆は、赤ん坊だった頃、下総国に流罪となり、常胤が養育していました。
頼朝は、そのことを常胤に感謝したそうです。
その後も奥州合戦などで軍功をあげ、上総国や下総国、東北、九州地方など多くの所領を獲得しています。
1201年、84歳で死去しましたが、広大な所領を6人の息子が受け継ぎ、千葉氏は発展していきました。
岡本信人さんの大河ドラマと朝ドラ出演作について、ご紹介します。
岡本信人さんの大河ドラマ出演は、「鎌倉殿の13人」でなんと11作品目となります。
松山ケンイチさん主演の「平清盛」(2012年)では、平清盛と関係の深かった、摂政家家司・藤原邦綱を演じました。
千葉常胤は、「平清盛」にも登場していたので、それぞれの常胤を比較してみるのも面白いかもしれませんね。
岡本信人さんは、玉山鉄二さん主演の朝ドラ「マッサン」にも出演しています。
初めての外国人ヒロインが話題となった「マッサン」(2014年)では、主人公が働く住吉酒造の取引先銀行の部長・笹塚役でした。
岡本信人さんについてご紹介します。
山口県で生まれ、小学校卒業直前に横浜、その数年後、父親の仕事の関係で東京へと引っ越しを経験。
慣れない環境の中で、大人しくなってしまったことを心配され、中学2年生の時に、父親の勧めで劇団ひまわりに入団しました。
1962年、NHKドラマ「福沢諭吉」で子役としてデビュー。
高校卒業時に劇団を退団し、建築家を目指して勉強に専念しますが、かつて仕事をしたドラマ作家の宮田達夫さんから事務所に誘われ、即決したそうです。
俳優として大きな転機となった、石井ふく子プロデューサーとの出会いから「肝っ玉かあさん」、「ありがとう」、「渡る世間は鬼ばかり」と石井プロデューサーが手掛けるホームドラマの常連となりました。
幼少期、山口県の自然の中で過ごしたことが影響して、野草に興味を持ち、調理して食べるようになったという個性的な一面もあります。
これまでに野草に関する本を2冊出版し、それをきっかけに、バラエティー番組でも度々活躍しています。
長年、ホームドラマで脇役を好演してきた岡本さん。
見ている人達が、自分や身近な人を投影し、共感するキャラクターを作り出すことのできる名バイプレーヤーです。
数々の映画に出演している岡本さんですが、その中から今回は「武士の一分」をご紹介します。
山田洋次さん監督・木村拓哉さん主演で大ヒットを記録した時代劇映画です。
下級武士が、武士の一分を賭けた勝負に挑む姿を丁寧に描いた作品の中で、岡本信人さんは主人公の叔父である波多野東吾を演じました。
「鎌倉殿の13人」が三谷作品初出演の岡本信人さん。公式Twitterのコメントからもご本人のわくわくした様子が伝わってきます。
キャストの魅力を引き出すのが上手な三谷さんが、常胤をどのような人物として描くのか、そして岡本信人さんがどう演じるのか、今から非常に楽しみです!
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
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