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二階堂ふみは大河ドラマ2014「軍師官兵衛」でキャスト茶々を演じる/映画&TVドラマ。

大河ドラマ2014年「軍師官兵衛」でキャスト茶々を演じたのは二階堂ふみでした。二階堂ふみさんの茶々と二階堂ふみさんの出演作品を紹介します。

二階堂ふみは『沖縄美少女図鑑』のグラビアでデビューし、その後、女優としての才能を開かせ、日本アカデミー賞やヨコハマ映画祭、およびブルーリボン賞で次々に賞を獲得しています。

2020年の連続テレビ小説『エール』にも出演しました。

又2023年のTBS日曜劇場「VIVANT」での存在は女優としてこれから先も期待される女性として大注目を浴びています。

ここでは軍司官兵衛のオープニング曲を聴きながら演じた茶々を思い起こして下さい。

さて、「茶々(淀殿)」は日本戦国史の中で波乱万丈の人生を歩んだ姫ですね。

父母は伯父(信長)の家臣だった秀吉に殺されますが、本人もその秀吉の側室になります。

大河ドラマでは脚本家によって茶々の様々な側面を描いています。

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(※ただ真田丸の茶々は局の事情でオンデマンドで配信していません)

二階堂ふみは大河ドラマ2014「軍師官兵衛」で茶々を演じる。

放送:2014年1月~12月
放送話:50話

2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」の茶々(淀殿)は両親を亡くした悲劇のヒロインであると同時に、悪女的な面も描かれます。

軍師官兵衛の淀殿はどんな悪女に描かれたのか?と同時に演じる二階堂ふみさんの魅力をお伝えします。

茶々は淀殿になる。

茶々から淀殿になると、通説通りの悪女としての一面が強くなり、事実上豊臣政権を支配下に置くことになる『軍師官兵衛』の淀殿です。

耄碌(もうろく)した秀吉の心を迷わし、『秀次事件』の遠因も作っています。

石田三成もそうでしたが、官兵衛の息子長政が徳川方についたということもあって、淀殿を敵役っぽく描く必要があったのかもしれません。

一方で大阪城が難攻不落だという思いは消えてなかったようで、のちの大坂夏の陣の際に後悔の念を抱く描写も見られます。

これには、それまでドラマではもちろん歴史においてもピックアップされていなかった荒木村重に対して『乱世の化け物』と罵られたことが大きいと思いますね。

それを機に、秀吉の贈り物にも振り向かなかったのが寵愛(ちょうあい)を受け入れるようになり、したたかさを身に着けるようになっていくのです。

その一方、三成の謀略によって官兵衛に謀反の疑いがかけられたときは、使えると思ったのか助命嘆願の文を送るなど、なかなか食えないところもあります。

茶々(淀殿)と寧々。

ドラマでは実質的に豊臣を支配することになる淀殿に対し、秀吉が老いても陰から豊臣政権を見守ろうとする寧々がいます。

淀殿が悪女に対して、寧々は実子を持たないながらも良母として描かれることが多いのですが、これは江戸時代に『女性は男性に従うもの』という観念が染み渡ったからだとも思いますね。

ドラマでもこの通説に今回は従っているように私は思います。

実際に寧々は、幼き長政を人質であるにもかかわらず我が子のようにかわいがったりと、母性の強い一面が見られます。

秀吉の死後は淀殿への意趣返し(いしゅがえし=恨みをかえすこと)も込めて大阪城西の丸を家康に譲り、自分は尼として隠棲するのです。

しかし結果として家康は淀殿・秀頼親子を亡ぼすことになるのですから、さぞかし複雑な思いを抱えていたに違いありません。

大坂の陣が起きたのは官兵衛が亡くなった後なので、その時の寧々の気持ちが描かれていないのは残念です。

本当のところ、寧々は淀殿と三成の野心ばかり警戒して、家康のもっと大きな野心に気づかなかったことに後悔していたのではないかと思われますね。

茶々(淀殿)と徳川家康。

事実上三成と並んで権謀術数(けんぼうじゅっすう)を繰り返していた淀殿です。

しかし家康が台頭してくると、なんとか彼を排除しようとして三成と共に画策するよう描かれていました。

淀殿も家康も苦労人という点では共通するのですが、

  • 口数が非常に少ない
  • 一見何考えているのか分からない

つまり陰気なイメージが強い家康に、淀殿が快く思っていなかったのは史実でも同じだと思います。

特に秀吉の死後、諸大名と姻戚関係を結ぶ家康に警戒心を持つのは当然のことですよね。

同じ恐怖心においても、このように警戒する人間や、逆に接近する人間も現れるところが、歴史の面白い所でもあります。

歴代の茶々を演じた女優さん一覧はこちら
大河ドラマ「歴代のキャスト茶々(淀殿)」。茶々を演じた女優一覧。

二階堂ふみが茶々で出演した「軍事官兵衛」の注目話。

第44回「落ちゆく巨星」

淀のひと言で秀吉は暴君と化し、甥の秀次は切腹に追い込まれ、彼の一族もことごとく成敗されました。

複雑な感情が入り混じった茶々。その生涯をたくましく生きる女性を演じています。

第45話「秀吉の最期」

秀吉の死後、ますます存在感を高め、秀頼を擁して政治にも関与する茶々(淀殿)。

正室・おねとの対立も激しくなっていきます。やがて、それが関ヶ原の戦いへとつながっていくのです。

二階堂ふみの大河ドラマ出演歴。

「平清盛」が初出演。

大河ドラマ初出演は2012年に放送した「平清盛」で「平徳子」役を演じました。

2012年:平清盛
脚本:藤本有紀
演出:柴田岳志
主演:松山ケンイチ


2012年大河ドラマ『平清盛』で大河ドラマを初出演しています。建礼門院徳子として、高倉上皇に尽くす『あっぱれな女性』を演じました。

「西郷どん」で好演。

2018年:西郷どん

2018年大河ドラマ『西郷どん』では、西郷隆盛が流罪となった際に出会った女性・愛加那を好演し、鈴木亮平さんから『感性のバケモノ』といわれました。

特に西郷どんでは、薩摩とは遠く離れた大島の娘として、独特の方言や島の人間として薩摩藩から搾取されているが故の苦悩などを生々しく演じているのです。

悪女の役もこなせば良妻の役もこなせる、二階堂ふみさんの演技の幅がよくわかる気がしますね。

2018年放送の「西郷どん」で西郷が島流し先で出会いその後夫婦になる「愛加那」 役を演じました。

軍事官兵衛も西郷どんもU-NEXTで配信中。

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二階堂ふみの出演映画。

大河ドラマ2014年「軍司官兵衛」の茶々(淀殿)役を演じた二階堂ふみさんは沖縄県那覇市の出身の女優さんです。

沖縄出身の美貌の持ち主の他、『ポスト宮崎あおい』と呼ばれる演技力も二階堂ふみさんの魅力のポイントです。

劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ。

第3回TAMA映画賞最優秀新進女優賞ならびに第26回高崎映画祭最優秀助演女優賞を受賞しています。

ヒミズ。

  • 2012年に公開された園子温監督作品『ヒミズ』にも出演しました。

アマゾンプライムビデオで是非ご覧ください。

『ヒミズ』では、殺人犯と密接にかかわりあう、親の愛に恵まれない役を演じていました。

そしてこの映画は2011年の第68回ヴェネツィア国際映画祭に出品されました。

最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を共演の染谷将太さんと共に日本人で初めて受賞しております。

翌2013年には映画『ヒミズ』『悪の教典』で、共に殺人犯と密接にかかわりあう人間という難しい役の演技により第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しております。

また出演映画3作品(『脳男』『地獄でなぜ悪い』『四十九日のレシピ』)での演技が評価され、第35回ヨコハマ映画祭および第56回ブルーリボン賞にて助演女優賞を受賞。

2014年には映画『私の男』に出演し、この作品でこれからの活躍を期待する若手俳優に贈られるニューヨーク・アジア映画祭のライジング・スター・アワードを、日本人としては3人目で受賞しております。

2015年には、その年に最も活躍した将来有望な俳優に贈られるエランドール賞新人賞も受賞しているのです。

オオカミ少女と黒王子。

2016年の映画『オオカミ少女と黒王子』では、恋愛経験が全くないくせに見栄っ張りな女子高生の役を演じております。

アマゾンプライムビデオで視聴して下さい。

こちらが『オオカミ少女と黒王子』の予告編です。

このように二階堂ふみさんは、シリアスからコメディまで様々な役を演じているのです。

二階堂ふみのTVドラマ。

VIVANT。

2023年TBS日曜劇場「VIVANT」では医師の柚木薫を演じています。放送は2023年7月16日からで主演は堺雅人です。

U-NEXTで配信中。

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二階堂ふみの芸能活動。

CM出演2023「花王『ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト』」

ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト

ファッション誌。

モデルから出世したためか、『JILLE』、『POPEYE』、『NYLON JYAPAN』などのファッション誌に連載も持っております。

文筆活動。

さらには『小説新潮』(新潮社)に小説形式での書評「只今 文筆修行中」を2014年から執筆・連載するなどの文筆活動も行っています。

写真家。

2018年4月にはファッションモデルのモトーラ世理奈さんを被写体として写真集「月刊」シリーズの復刊となる『月刊モトーラ世理奈・夏 写真 二階堂ふみ』を発表しました。

写真家としてのキャリアも積むのです。

2番目の写真集である『月刊コムアイ・嘘 写真 二階堂ふみ』では、

Youtubeでデビューしたバンド『水曜日のカンパネラ』のメンバーで友人でもあるコムアイさんを撮影しております。

まとめ。

『ポスト宮崎あおい』として、様々な役割をこなす二階堂ふみさん。

悪女から良妻、およびシリアスからコメディまでこなす彼女の将来が楽しみです。

特に2018年大河ドラマ『西郷どん』の愛加那役は聞きなれない奄美大島の方言でも真剣に視聴してしまいました。

不思議な魅力を持っている女優さんですよね。

2020年にNHK朝ドラ『エール』においては、「ぜひこの作品に携わりたい」としてヒロインオーディションに臨みました。

オーディションで見せた熱演と歌唱力により応募者2,082人の中から選出されております。

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