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深田恭子は大河ドラマ2009年「天地人」でキャスト茶々を演じる。主人公は直江兼続。

大河ドラマ2009年は「天地人」です。

今回は主人公直江兼続が結果的に忠義を尽くすことになった豊臣家の茶々(淀殿)と、茶々を演じる深田恭子さんの魅力を紹介します。

直江兼続が主人公となった背景には、兜にもある『愛』を掲げたことからもわかる通り、信念をなるべく曲げずに自分の生き方を貫いたことがあったでしょう。

そして、兼続が忠義を貫いたのが上杉家であると同時に、上杉家の上司となったのが豊臣家でもありました。

放送年の2009年はリーマンショックによる深刻な不況があり、重苦しい閉塞感の中で義を持つ新しい人間が求められた時代でもありました。

さて、「茶々(淀殿)」は日本戦国史の中で波乱万丈の人生を歩んだ姫ですね。

父母は伯父(信長)の家臣だった秀吉に殺されますが、本人もその秀吉の側室になります。

大河ドラマでは脚本家によって茶々の様々な側面を描いています。

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大河ドラマ2009年「天地人」で深田恭子はキャスト茶々を演じる。

深田恭子さんの魅力は、清純派女優としてのイメージや、お嬢様及び女王としてのイメージが強いことでしょう。

映画「下妻物語」でのゴスロリ服を好む高校生の役や、実写映画「ヤッターマン」で女王様気質の敵役・ドロンジョが非常に当たり役とされているのです。

その一方、大河ドラマにも出演するなどしているわけですから、まさにコミカルな役から重厚な役までこなす女優と言っていいわけです。

映画超高速! 参勤交代リターンズで、佐々木蔵之介さん演じる主人公に身請けされ、必死に主人公を守ろうとした元娼婦の役を演じたことが印象的でした。

大河ドラマ2009年「天地人」で登場したキャスト茶々(淀殿)とは。

茶々(淀殿)の存在とは?

気性の激しいイメージの強い淀殿であります。

ですが、この大河ドラマでは天真爛漫な性格が強調されていますね。それが寧々(秀吉の正室)に嫌われるというドラマの設定です。

しかしながら秀吉の死後、秀頼の生みの母として、及び次期当主の母としてふるまっていく姿。

および天真爛漫な人間から真摯な人間へ変わっていく姿は、我が子を思う母親としては非常に共感できると思います。

それを上杉景勝の妻である菊姫を介して兼続が知ることで、兼続は三成との友情を貫くと同時に、淀殿に対しても敬愛の情を抱くことになるのです。

茶々から淀殿になる。

信長・秀吉によって両親を滅ぼされ、その悲劇から影の強い人物になるはずだったのが、淀殿はむしろ天真爛漫で思ったことを何度も言ってしまう性格で設定しています。

これはおそらく、それが戦国の世と開き直ったからではないでしょうか。

これが鶴松の死や、比嘉愛未さん演じる景勝の妻・菊姫との触れ合いによって、豊臣家と我が子を必死に守ろうとする真摯な女性になります。

それがやがて石田三成、および直江兼続に影響を与えていくというのがいいですね。やがて大阪の陣で淀殿は我が子秀頼と共に果てていく運命になるのです。

ですが、その時に兼続たちに『兼続は生きて豊臣の志と正義を後に語り伝えるべき』と遠回しに言うのです。

三成と淀殿、および三成と兼続のきずなであるかのように感じますね。

茶々(淀殿)と寧々。

天真爛漫で思ったことを何でも口にする性格が、寧々にとって気に食わないという設定に今回はなっています。

そのことでお互いに疎みあっているということでしょうね。淀殿は石田三成に傾倒して豊臣家を守ろうとする一方で、

寧々は家康に接近し、家康との対立を深めていく淀殿を諫める役回りを持っているようですが、すぐに一蹴されてしまいます。

この大河ドラマでは結局、2人が分かり合えることはついになかったようです。

どちらも豊臣家を守ろうとする思いが強かったのは確かだったのでしょうけど、結局お互いの情が最悪の結末を招いたような気がしますね。

茶々(淀殿)と徳川家康。

今回の大河ドラマの徳川家康は最後まで敵役として描かれていました。ですから、淀殿にとって家康は不倶戴天の敵として描写されているようですね。

苦労人であることは両者共通しているのですが、一見何考えているのか分からない徳川家康には、史実の淀殿も嫌悪感を強く抱いていたと思われますね。

しかも今回の家康は表向き大人しくしているようで裏で様々な策略をめぐらし、兼続の友人であった真田幸村にも攻勢をかけるほどでした。

ある意味では淀殿は徳川家康を疎んじたのは当然のことなのかもしれませんが、それが豊臣と自身の破滅を招いたというのは皮肉というしかありません。

大河ドラマで歴代の茶々を演じた女優たちはこちら
大河ドラマ「歴代のキャスト茶々(淀殿)」を演じた女優一覧。

深田恭子の芸能活動。

実は歌手としてのキャリアもあり、1999年に『最後の果実』で歌手デビューをしております。

また、2000年に映画初主演した赤川次郎原作の『死者の学園祭』では主題歌『How?』を謳っているのです。

女優としては、2009年の実写映画『ヤッターマン』では女王様気質の敵役・ドロンジョを演じ、これが当たり役とみられ、

第19回東京スポーツ映画大賞・助演女優賞および第52回ブルーリボン賞・助演女優賞を受賞しております。

バラエティでも2005年10月の『新堂本兄弟』でレギュラー初出演しており、のちにNHK『きょーこ先生の空想保健室』でレギュラー出演。

また、マリー・アントワネット好きが高じて、2002年にはフジテレビ系特番『深田恭子が行く! 王子様探しの旅・私をベルサイユに連れてって』でフランス行きを果たしたり、

NHKのスーパープレミアム「日仏友好160年 とことんフランス!魅惑の5時間SP」でパーソナリティーの役も務めたりもしております。

2015年8月には『100万回生きた猫』で舞台初出演。

声の出演としては、ディズニー映画『アリス・イン・ワンダーランド』で白の女王の声の代替吹き替えを行いました。

2011年公開の映画『豆富小僧』でアニメ声優にそれぞれ初挑戦しております。

大河ドラマでは淀殿の後、『平清盛』では『光らない君』平清盛の妻となるヒロイン・時子を演じています。

これが2回目の大河ドラマ出演となりました。

深田恭子の主演映画。

2004年の映画『下妻物語』では、ロリータファッションを好む変わり者で孤独な少女を演じております。

彼女が友人と接し変わっていく姿が目に留まり、これにより深田恭子さんは

  • 第26回ヨコハマ映画祭
  • 第59回毎日映画コンクール
  • 第14回東京スポーツ映画大賞

と、主演女優賞において最大の3賞(2位は宮沢りえさんの2賞)を記録しております。

特に第59回毎日映画コンクールでは最年少で受賞しているのです。またこの作品で第28回日本アカデミー賞・優秀主演女優賞を受賞しております。

深田恭子の主演TVドラマ。

清純派女優としてのイメージが強い深田恭子ですが、同時にお嬢様のようなイメージも持たれているようです。

これに関しては本人が「前々世はマリー・アントワネット」というくらい、マリー・アントワネットに憧れていることもあるとか。

実際に、2005年『富豪刑事』が当たり役として人気を集めました。

深田恭子のCM。

お嬢様としてのイメージが強い深田恭子ですが、ニチレイなど食事系のCMに出演することが多いです。

こちらはエプロン姿を見せたニチレイのCMです。ニチレイフーズと言えば冷凍食品ですね。

また、4歳から習ったピアノで作曲も行っている深田恭子さんです。

午後の紅茶のCMではRADWIMPSの野田洋次郎さんの『猫じゃらし』をBGMに、ピアノ演奏を行っています。

非常にピアノの音が清らかだと思います。

まとめ。

淀殿や平時子等、天真爛漫な女性から真摯な女性へと変わっていく役が多い深田恭子さんです。

ですが、その一方で歌手としても、バラエティ司会者としての顔を持つ深田恭子さん。

その一方、2014年にはサイレント・プアでだれも見捨てないという志を持つコミュニティ・ソーシャルワーカーの役を演じるなど、新たな一面も見せています。

これからの活躍を期待し応援していきたいと思います。

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