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大河ドラマ「歴代の徳川慶喜」を演じた俳優(キャスト)一覧。

大河ドラマで歴代の徳川慶喜を演じるのはやはりインテリジェントな俳優(キャスト)さんだと思います。徳川慶喜は260年あまり続いた江戸幕府最後の将軍です。

15代将軍慶喜の政治判断は大政奉還で、慶応3年10月14日(1867年11月9日)に明治天皇へ政権を返上しています。

さて、幕末史を彩る重要人物は沢山いますが人気が高くドラマ化しても視聴率が取れるのは坂本龍馬ですね。

でも幕末で忘れてはならないもう一人の人物が徳川慶喜だと思うのです。

ですので大河ドラマでは徳川慶喜のキャスティングはその時代が求めているインテリジェントな俳優さんが選ばれると思うのです。

その個人的な判断基準から慶喜が登場する大河ドラマ名と慶喜を演じた名優(キャスト)を紹介します。

大河ドラマ「歴代の徳川慶喜」を演じた俳優(キャスト)21世紀編一覧。

2021年第60作「青天を衝け」草薙剛。

大河ドラマ60作目は「青天を衝け」です。主人公は渋沢栄一ですが、並行して後に良き友になるのが草薙剛さんが演じる徳川慶喜です。

準主役でしたよね。

渋沢栄一と徳川慶喜が並行して描かれるので晩年の慶喜を大河ドラマで初めて見る事が出来ました。

慶喜を知る上で素晴らしい作品です。

2018年第57作「西郷どん」松田翔太。

「西郷どん」で松田翔太さんが演じる徳川慶喜の記憶はまだ残っていると思います。

主役の西郷どんよりも慶喜の方が人気度は高かったですね。

やはり演出でしょうが、「ヒー様」として町人に変装して品川宿で遊行にふける伊達男で登場するのがいい味を出していましたよね。

それでももちろん徳川慶喜の晩年まではドラマ化になっていませんでした。

2015年第54作「花燃ゆ」森慎太朗。

2013年第52作「八重の桜」小泉孝太郎。

「八重の桜」で慶喜を演じたのは小泉孝太郎さんです。

2010年第49作「龍馬伝」田中哲司。

薩長同盟や大政奉還の立役者となり日本の夜明けを夢見て去った坂本龍馬が主役の龍馬伝

演じたのは福山雅治さんでした。

そして青天を衝けの渋沢栄一とは意見が対立する岩崎弥太郎を演じたのが「かの」の番組でも話題になった香川照之です。

その龍馬伝で慶喜を演じたのは田中哲司さん。妻は女優の仲間由紀恵さんですね。日本大学芸術学部出身です。

2008年第47作「篤姫」平岳大。

薩摩・島津家の分家に生まれながら薩摩藩主・島津斉彬の養女になって、徳川13代将軍の正室となるのが篤姫です。

篤姫を演じたのはとてもとてもかわいい宮﨑あおいさんでした。

夫・家定の急死で公武合体、倒幕と時代の渦に巻き込まれながら、江戸城を無血開城に導いた波瀾万丈の生涯を描いていますが、その渦中に登場するのが慶喜です。

その慶喜役には平岳大さんが演じています。

わたしの平さんの大河でのイメージは「真田丸」で演じた武田勝頼ですが、もう一度篤姫の慶喜も観たくなりましたね。

2004年第43作「新選組」今井朋彦。

主役は「新選組」の近藤勇です。演じたのは草薙剛の仲間・香取慎吾さんです。

慶喜を演じたのは今井朋彦さんで、慶應大学を卒業しているインテリ俳優さんですね。

三谷幸喜さんとの縁で新選組に出演しました。

大河ドラマ「歴代のキャスト徳川慶喜」。主役・慶喜を本木雅弘。

1998年第37作「徳川慶喜」

大河ドラマで唯一、「徳川慶喜」を主人公にした作品です。

慶喜を演じた本木雅弘さんは2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」の準主役的存在の斉藤道三を演じていましたよね。

そのイメージが今でも残っていると思いますが、1998年は33歳でとても知的でクールな演技で高い評価を頂いていました。

大河ドラマ「歴代のキャスト徳川慶喜」。慶喜を演じた俳優20世紀編一覧。

徳川慶喜が大河ドラマに登場するのはもちろん江戸時代の幕末ですよね。

1990年第28作「翔ぶが如く」三田村邦彦。

「翔ぶが如く」の主役は2人の薩摩藩士・西郷隆盛と大久保利通で西郷を西田敏行さんが、大久保利通を鹿賀丈史さんが演じています。
もちろん幕末のドラマですので二人の友情と対立を描いていますが、慶喜も登場します。

慶喜役には三田村邦彦さんインテリ役を見事に演じていました。

1977年第15作「花神」伊藤孝雄。

大河ドラマ第15作は「花神」です。花神

原作は司馬遼太郎さんで、主役・大村益次郎は中村梅之助さんが演じました。

慶喜を演じた伊藤孝雄さんです。伊藤さんは早稲田大学を中退して俳優座養成所に12期生として入所しています。

とても渋い役者さんです。

1974年第12作「勝海舟」津川雅彦。

大河ドラマ第12作「勝海舟」の脚本は倉本聰さんです。

その倉本聰さんからのオファーで慶喜を演じたのは津川雅彦さんです。

主役の勝海舟を渡哲也さんが演じていましたが、渡さんが急病で松方弘樹が代役を務めた大河ドラマでした。

勝海舟の豪快な人間像を描いていましたね。

1968年第6作「竜馬がゆく」初代尾上辰之助。

最初に登場したのは「竜馬がゆく」です。

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「竜馬がゆく」の主人公はもちろん竜馬ですが、演じたのは「青天を衝け」で徳川幕府を紹介する徳川家康役の北大路欣也さんでした。

そして、「竜馬がゆく」の中で慶喜を演じたのは、初代尾上辰之助さん、歌舞伎界ら、当時22歳で参加いたしました。

まとめ。

慶喜役はやはり時代のインテリジェントな俳優さんがキャスティングされますね。

もし慶喜が15代将軍にならずに一橋家を継いでいたなら日本国はどうなっていたのでしょうか?

江戸の町は薩長との戦争で町は戦火になり多くの民が犠牲になったことでしょう。

そのような大きな政治判断をした徳川慶喜がなぜ大河ドラマではたった1回の主役だったのでしょう?

「青天を衝け」では草なぎ剛さんが演じていますが、できれば明治時代の慶喜の晩年を描いた大河ドラマにしてほしいと願っています。