青天を衝け第8話「栄一の祝言」のあらすじと感想。

青天を衝け第8話「栄一の祝言」の放送が終わりました。そのあらすじと感想です。

第7話で栄一はある決意をします。それは、俺はおまえがほしいとついに千代にプロポーズするのです。

栄一は、千代への感情がはっきり自覚できないでいました。そんな時、父の使いで山を越えて隣国へ向います。

イントロで家康さんが「漢詩」を紹介していましたね。栄一は道中で自分の思いの漢詩を読んでいます。

私は「青天を衝く」勢いで 白雲を突き抜けるほどの勢いで進む」と・・・

青天に向かって拳を握る姿はある決意の表れだったんですね。

放送日:4月4日
視聴率:15.3%(1.1%回復)

先週は⇒青天を衝け第7話「青天の栄一」のあらすじと感想。

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青天を衝け第8話「栄一の祝言」のあらすじと感想。深谷編。

栄一は惇忠との旅で、千代への思いに気づき、まっすぐと気持ちをぶつけました。

その栄一の言葉を聞いた千代の目には涙が、清い涙が光っていたように見えましたね。

栄一は、意識しすぎてぎくしゃくしていた時間を取り戻すかのように、旅で見てきたこと、感じたことを千代に話し続けるのです。

栄一と喜作。

その二人の間に喜作が現れます。

喜作も千代に思いを寄せています。なんと喜作は栄一に千代との祝言をかけた剣の勝負を申し入れるのです。

千代を見守る中、短刀を構えて向かい合った2人。一進一退の戦いが始まります。

この二人の戦いの時間はかなり長かったですね。まだタイトルが出てきません。

もちろん家康さんもまだ登場しません。

青天を衝け第8話「栄一の祝言」のあらすじと感想。江戸編。

一方江戸では、13代将軍・家定に世継ぎがいないため、次期将軍を誰にするかで2つの勢力に割れていました。それは、

徳川慶喜を推す「一橋派」と徳川慶福を推す「南紀派」です。

一橋派は福井藩主の松平慶永、慶喜の父で前水戸藩主の徳川斉昭そして篤君の故郷薩摩藩主の島津斉彬です。

南紀派は彦根藩主で後に大老になる井伊直弼そして13代将軍・徳川家定や老中・松平忠固です。

この2派の激突は天皇や朝廷を巻き込む争いになりますが、ドラマの中ではまだ朝廷は出てきません。

井伊直弼が大老になると朝廷の意に反する「日米修好通商条約」が結ばれてしまうのです。

このような政権の混乱から「安政の大獄」、「桜田門外の変」へと歴史的な出来事に栄一たち庶民がどのように関わってくるのか?

第9話以降に描かれるのでしょう。

家定と直弼。

13代将軍家定は幕府の老中・阿部正弘らが自分を無視して政治を進めていたことに不満であり屈辱だったようです。

その不満が第8話で爆発します。

家定と直弼が茶会で会うシーンがありました。ですが、直弼がどうして呼ばれたかの「解説」ナレーションは無かったですね。

とにかく、直弼は家定に気に入られ大老になるのです。

大老になると「次期将軍は慶喜」との噂を排除すべく動き出すのです。

先ずは世継ぎは家定と血筋の近い紀州・徳川慶福がよろしいのではと家定に進言するのです。

ここから家定の逆襲が始まります。

家定も決心し死に際に井伊直弼にとても恐ろしい「施策」を耳打ちするのです。これがとても恐ろしい「安政の大獄」の始まりになるのです。

慶喜と正室・美賀君。

いつの間にか正室・美賀君のお腹が大きくなっていました。

仲良しになったのでしょうか?すっかり夫婦らしくなっていました。

徳川慶喜が正室・美賀君の膝枕で次期将軍は慶福になったことに「ほっとしたような、寂しくもあり」と複雑な思いで膝枕していました。

「麒麟がくる」でも信長が正室の帰蝶に膝枕をしているシーンがありましたよね。

お偉い武将は正室の膝枕が好きなようです。

慶喜と直弼。

徳川慶喜は直弼に会い、急ぎ上洛して弁明するように告げます。

一方徳川斉昭も江戸城に登場し直弼を問い詰めていますが、直弼は聞く耳を持ちません。

直弼は大老に任命されると慶福の次期将軍を決定し、斉昭をはじめ自分に逆らった者たちや慶喜までもことごとく処分していきます。

慶喜は登城禁止、斉昭は謹慎。多くの人が弾圧される「安政の大獄」です。

いつも冷静沈着な慶喜ですが、さすがにこの理不尽な沙汰に対して怒りに震えていました。

慶喜を演じる草薙さんの「圧巻の演技」に鳥肌です。

さて、黙っていないのは尊王攘夷の志士たちです。第9話の予告では早くも「桜田門外の変」の紹介がありましたからね。

まとめ。

血洗島では栄一と喜作が戦い、江戸では慶喜と直弼が戦っていました。

青天を衝けの序章の区切りは第7話ですね。第8話からは激動の時代の始まりです。

水戸学の尊王攘夷に共感する武士たちは開国することで列強の脅威が迫っていると感じています。

そして、時代の大きなうねりは栄一にも押し寄せてきます。栄一と慶喜に新たな転機が訪れようとしているのです。

ところで、第8話では井伊直弼の人柄が丁寧に描かれていました。

譜代の名門・井伊家の14男に生まれたため、家督争いには関心がなく、茶や和歌などをたしなみ「茶歌ポン」と呼ばれていたことを紹介していました。

14男ですからね。当主にはなれないのですから「茶歌ポン」でもいいですよね。でも時代は直弼を持ち上げました。

根は小心者だったようです。周囲の目を気にしながらのシーンがありましたよね。

次週は⇒青天を衝け、第9話「栄一と桜田門外の変」です。