大河ドラマ2021年「青天を衝け」第13話「栄一、京の都へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
物語の舞台は激動の京へと移ります。栄一と喜作も再起を図るため、京へ向かいます。
栄一と喜作が熊谷で休んでいるシーンにディーン・フジオカさん扮(ふん)する薩摩藩士・五代才助(友厚)が登場しましたね。
そして、かつて一橋家への仕官を勧めてくれた平岡円四朗を頼り、江戸に立ち寄ります。しかし、円四朗は一橋慶喜と共に京へ旅立った後でした。
さて、今週の家康さんの登場は?登場しませんでしたよ。なんと第13話はお休みでした。
先週は⇒青天を衝け第12話「栄一の旅立ち」のあらすじと感想。
第1話~第12話の血洗島編が終了しました。
いよいよ第13話からは舞台が「京の都」です。歴史的な人物も多く登場しますので、その人物と栄一がどのような接点で結ばれるのか?興味津々です。
そして、一橋慶喜と会うのは?今週は会っていないので第14話で遂に会うことになりますね。
第1話で慶喜が言った慶喜の屋敷なのか?視聴前からワクワクします。
さて、「青天を衝け」で渋沢栄一を演じる吉沢亮をもう一度観たい。そんな大河ファンは、すでに「NHKオンデマンド」で視聴していますよね。
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青天を衝けのあらすじです。
舞台は、激動の京へ!栄一と慶喜の人生がいよいよ交わります。幕末の英雄たちも続々登場。
青天を衝け『一橋家臣』編第13回(5月9日放送)よりスタート
社会を向上させるために、攘夷志士としての活動のために、家族と家を捨て、いよいよ攘夷志士としての活動を行うことになった渋沢栄一とそのいとこ・喜作。
しかし以前世話になったことのある平岡円四郎の妻からの助けを借りつつも、京での攘夷志士としての活動は、仲間の長七郎の捕縛も相まって窮地に陥ります。
そして進退窮まった栄一と喜作に平岡円四郎が手を差し伸べるのですが……。
その前に、栄一と喜作は円四朗に会うために江戸に立ち寄りますが、円四朗は既に京に出発して居ませんでした。
しかしながらすでにお尋ね者になっていた彼らは、平岡円四郎の妻の力を借りて平岡の家臣に成りすまし、京に行くことにします。
栄一と喜作は横浜焼き討ち計画の挫折から、新たな活動を考え、行動しますが挫折して最終的には平岡、および慶喜の家来になるのです。
栄一と喜作も、単純な攘夷志士としての活動から平岡円四郎の器の大きさに惹かれて家来となります。
つくづく運のよい栄一と喜作です。
一方、一橋慶喜は将軍後見職として、彼に最も期待する松平春嶽と対談します。
春嶽曰く
『今の国難は幕府一団の手におえないものになっている。場合によっては政権を返上したらどうか』と勧めます。
春嶽は一橋派の急先鋒でしたが、一橋派が敗れ去り、また一橋慶喜自身も将軍になることに消極的な結果、幕府に愛想をつかしていたというのが正直なところだったと思います。
青天を衝けのネタバレです。
栄一と喜作は、攘夷の為に立ち上がろうと、長七郎宛てに文を書きます。それを受けて長七郎は三平とともに京に向かいます。
村の中では最強の剣術を持っていたと評判の長七郎。
しかし活躍の場を見つけることが出来ずくすぶっていることや、恩師の捕縛、および友人の死などによって、キツネの幻覚や幻聴が見えるなど心を病み始めていました。
それだけ悩んでいたということなのでしょうが、それが自身の捕縛につながっていくのですから、悲しいとしか言いようがありません。
長七郎は京に向かう途中で狐の一向?に出会って過って三平?を斬殺してしまうのです。
平岡の屋敷を訪れた栄一と喜作。初めて会った時に円四郎は自分たちを高く買ってくれたのですから、その期待感もあったのでしょうね。
円四郎の妻・やすは栄一と喜作のことを知っていたようでした。
夫婦の仲の良さがわかると同時に、円四郎がどれだけ栄一と喜作を買っていたのかがよくわかるシーンな気がします。
やすも栄一と喜作を気に入り、平岡の家臣としての偽装を許すことにいたします。
その見返りとして、家臣となり円四郎と主君・慶喜を守ることを約束させるのですが、結局栄一は円四郎を守ることが出来ずに、円四郎はのちに暗殺されてしまいます。
そのときのやすの気持ちと、約束を果たすことが出来なかった栄一の気持ち。それがドラマでどのように描かれるかは、まだわかりません。
千年の古都・京都。
見知らぬ世界で感慨新たな栄一と喜作でしたが、そこで新選組の土方歳三と出会い、あわや刀の抜きあいというような切迫した状況に襲われます。
後に栄一と喜作は一橋慶喜に仕えることになり、つまり新選組とは味方同士になると思われるのですが、この時の恐怖感もあって、『壬生の狼』と呼ばれる新選組は生涯好きになれないと思われるのです。
その一方で栄一と喜作は、酔っ払っている町の人から、新選組が攘夷志士と同じ浪士でありながら攘夷志士を取り締まっていることを知ります。
こうなったのは一橋慶喜の腹心である平岡円四郎であり、円四郎が諸悪の根源のように聞かされるのです。
もちろん栄一も喜作も、円四郎には恩義を感じていたのでしょうが、このまま円四郎と繋がっていては自分たちの評判まで悪くなると見たのでしょう。
挨拶として礼を言ってから縁を切ろうとします。
しかしながら後に栄一たちは、攘夷志士たちのほうが幕府への不満と暗殺を働くばかりで何もしないことを知ります。
『だったら自分たちが』と動こうとする中で、円四郎の心の広さに感銘を受けるのでしょうね。
松平春嶽は今の人々が『尊王攘夷』の旗印の下、幕府より天皇のほうが上にあるということ、政治の中心が江戸から京に移ったことからも、幕府一団の力の弱さを痛感していたものだと思われます。
方や一橋慶喜は将軍になることには消極的だったものの、徳川将軍の人間です。
今まで徳川幕府は天下を動かしてきたという自負があるはずですから、春嶽の主張は不快極まりなかったでしょうね。
そのことが、後の参与会議での『この3人は天下の大愚物』発言につながっていくものと思われるのです。
武力を背景とした不平等条約を外国に押し付けられてしまった幕府・日本は、この状況をどうにか打開したいと諸藩と参与会議を開くことになるのです。
その筆頭が『沈毅』『英明』とされていた一橋慶喜なのですが、彼の地位を後に脅かすことになるのが、雄藩の中でも経済力の強い薩摩でした。
第13話で大久保一蔵(利通)が初登場しましたが、腹の中で何を考えているのかわからない微笑が印象的でしたね。
青天を衝けのあらすじ(ネタバレ)感想のまとめ一覧はこちら。
→2021年大河ドラマ「青天を衝(つ)け」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
第13話では、平岡円四郎と栄一と喜作の縁についての感想です。「一回挫折した横浜焼き討ち計画を行い攘夷志士たちを決起させる。」
その目的を持って栄一は尾高惇忠と長七郎に文を送ります。
しかし、その途中で長七郎が捕縛され、手紙も幕府方のもとにわたってしまったがために、栄一と喜作は進退窮まることになります。
その時に手助けしてくれたのが、平岡円四郎でした。
もちろん栄一と喜作は、京での円四郎の評判が『慶喜の獅子身中の虫』という風に悪かったのを知りました。
それでも慶喜に仕えることにしたのは、行き場を完全になくしたということと、円四郎の度量の広さに感じ入ったからだと思います。
一方の円四郎は、栄一と喜作が尊王攘夷のもとに破壊活動を計画していたのは薄々知っていたはずです。
それでも家来として迎え入れようとしたのはなぜなんでしょうか?ドラマでもあったような『悪運の強さ』だったのでしょうか?謎ですね…
多分、農村地主としての経済力が一番有力かもしれません。
それと、栄一と喜作に尊王攘夷がどれだけ困難か、一橋慶喜が日本のためにどれだけ尽くそうとしているかを知らせたかったのだと思われます。
人と人との出会いがどのような化学反応を起こすかわからないものです。歴史を調べ解ってくると、このことが少しわかる気がしてきますね。
いよいよ平岡円四郎に気に入られ、円四郎、および慶喜の家臣となることになった栄一と喜作です。
最初のうちは小姓として使えることになるのでしょうが、一波乱ありそうです。
その中で参与会議も開かれ、一橋慶喜が暴論を吐き、慶喜は孤立していくことになるのですが、栄一はそれも知らず大騒ぎをしそうです。
さらにはこの先、平岡円四郎が暗殺され、栄一は約束を守れなかったことになるのですが、どのように立ち向かっていくのでしょうか?
いよいよ第14話で栄一と慶喜が会うことになるのでしょうか?
次週は⇒青天を衝け第14話「栄一と運命の主君」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
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