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青天を衝け第14話「栄一と運命の主君」のあらすじと感想。

2021年青天を衝(つ)け

青天を衝け第14話「栄一と運命の主君」の放送が終わりました。そのあらすじと感想です。

つい先日まで倒幕だといきまいていた栄一と喜作に対し、平岡円四朗は一橋家への仕官を勧めました。

だがそれは、生き延びるために志を曲げるようなものでした。とはいえ、

このままではいずれ立ち行かなくなります。そこで栄一は畏れ多くも一橋慶喜に自分たちの意見を建白することを条件に仕官すると答えます。

さて、今週の家康さんはどこで登場するのでしょうか?もしかして先週で登場シーンは終了してしまったのでしょうか?

と思っていたらやはり登場しましたね。

オープニングが終わり士官の誘いを受けた渋沢栄一と渋沢喜作が平岡に徳川慶喜の拝謁を頼み込んでいるシーンの後に・・・

「こんばんは、徳川家康です」と恒例のあいさつで登場しました。

徳川家康は「今、栄一は慶喜に直に会わせろと言っていましたが、いやーとんでもない。この頃の慶喜は大変だったんです。

先週、京の都に朝議参与ができました。覚えていますか?私はちょっとお休みしましたがね」

と慶喜の立場の説明をしていました。

放送日:5月16日
視聴率:15.5%(∔1.6%)

先週は⇒青天を衝け第13話「栄一、京の都へ」のあらすじと感想。

京の都では政治の主導権を薩摩に渡したくない一橋慶喜は、参与会議に臨むのですが、政治の主導権を取り戻す一方、後々まで続く禍根を残すことになります。

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青天を衝け第14話「栄一と運命の主君」のあらすじと感想。

今回は馬に乗る慶喜を必死に追いかけ、栄一が自分の意見を率直に述べるという、第1話の伏線がきれいに回収された感じですかね。

その中で栄一は慶喜に気に入られ、仕官することにはなるのですが、尊王攘夷の活動において資金をほとんど使いきっていた栄一と喜作は、相部屋で貧寒に泣くことに……。

この流れはちょっと笑えましたが、ここから栄一が自身の才能を開花させていくという感じですね。

慶喜に栄一の意見を建白するといっても農民と殿さまでは身分が違いすぎます。到底拝謁することなどできません。

そこで円四朗は、栄一たちに入れ智恵をするのです。

栄一と円四朗。

円四郎からのスカウトに対し、喜作は変節・不忠を良しとせず、宿で切腹も考えました。

ですが、栄一は「気位ばかり高くて、少しも世の役に立てぬうちに一生を終えるのは嫌だ。生きていれば、どれだけ後ろ指をさされようと、これからしていく中で再評価もされるだろう」

慶喜に仕えるのに前向きな言葉を残します。

この辺りはドラマ・ドラゴン桜(2005年)の「俺に買われて東大に行くか、それとも借金に追われて永遠に社会の底をはいつくばっていくか」という桜木弁護士の言を思い出しますね。

つまらないプライドで目の前の利益を拒否するよりも、もっと大きな目線で世の中を見ていったほうがいいと。

ドラゴン桜では「喧嘩に勝つためには、まずは自分自身の弱さを知ることだ」とありましたが、確かに栄一と喜作には、

『自分は攘夷志士という気ぐらいしかなく、家も捨て、金も使い果たし、幕府から追われて信用もない』というのは確かだったでしょう。

そこを理解していたからこそ、栄一はあのようなセリフを言えたのだと思います。もっとも喜作とも多少直談判したのでしょうか。

まずは自分の意見を述べてから仕官するということに決めました。円四郎も多少はそのことを見通していたようで、

だからこそ「馬鹿だが、本物の馬鹿じゃねえ」「おかしれえ」といったのだと思います。

栄一と慶喜。

一介の百姓である栄一と喜作が、殿様、それも徳川一族である御三卿一橋家にじかに会おうとすることなど、当時としては考えられなかったことでした。

栄一たちは御目見え以下の身分なわけで、普通だったらその場で無礼討ち(無礼の罪で切り捨てられること)になるはずです。

おそらく円四郎もそのことは理解していたと思うのですが、『仕官という成功をおさめたかったら、それだけのリスクをとれ』

という意味で馬を追うことを進めたのだと思います。

一橋慶喜は一回の百姓である栄一のことなど、当時は歯牙にもかけなかったのだと思うのですが、、、

「幕府の命はもう危うい」

「幕府一門である一橋家がしっかりして、志ある尊王攘夷志士を取り込んでしまえば、越前や薩摩がどれだけ経済的に強かろうと迎え撃てる」

と思ったことをバシバシいう栄一の姿に、かつての円四郎を重ねていたと思われ、それで『とりあえずとってみるか』みたいな思いで栄一たちを採用したと思うのです。

青天を衝けの公式ツイッターでは「栄一と慶喜のこの運命の出会いは史実です。栄一は馬で駆ける慶喜を追いかけ、約1キロも全力疾走したそうです」

と第1回に続き実話だったことを明かしています。事実だったのですね。

栄一の決意。

当時は幕府のみならず、徳川家全員が財政的に不足しており、栄一たち下っ端の福利厚生まで気が回らなかったのは事実といえましょう。

それでも栄一たちがくじけずにいられたのは、『慶喜は八方美人ではなく、周りが敵ばかりいる中で自分の意見を押し通そうとする剛情者』

『単純な尊王攘夷論ではなく、そういった人間たちのしりぬぐいをしながら、外国と直談判をしてどうにか折り合いをつけようとする幕府』

という円四郎の言に感じ入ったからだと思います。

やがて円四郎は暗殺され、彼の代わりに慶喜の側近に栄一はなっていくと思うのですが、そこまでのプロセスがどのように描かれていくのか、楽しみでありますね。

仕官しても素寒貧で、料理をするのにも寝るのにも一苦労な栄一と喜作には笑わせていただきましたが。

青天を衝け第14話「栄一と運命の主君」のあらすじと感想。京の慶喜。

幕府専制を主導してきた井伊直弼が暗殺され、幕府の威信は失墜し、幕府は天皇と雄藩のお伺いを立てながら、外国との交渉もしていかなければならない難しい立場に立たされました。

その中で慶喜は『志ある攘夷志士を取り込んでしまえば一橋は強くなり、薩摩や越前がどれだけ強かろうと負けない』という青臭い栄一の志を思い出し、

『私は徳川家に仕える。二百年余り政治を動かし、日本を守ってきた幕府をつぶすわけにはいかない』と言い切るのです。

ですが、そんな慶喜がやがて大政奉還をし、幕府を閉じる役回りを背負うわけですから何とも皮肉なもの。

そのプロセスはどのように描いてくれるのかとても楽しみです。

慶喜と薩摩。

当時経済的に最も強かった藩は、天保の改革に失敗した幕府ではなく、藩財政を立て直した薩摩であったことは容易に想像がつきます。

だからこそ薩摩は朝廷にも袖の下を送って取り入り、日本の主導権を持ちたかったというのが正直なところでしょう。

もちろんこれは、『沈毅』『英明』とされる慶喜にとっては非常に面白くなかった。

今回慶喜と薩摩藩主・久光が攘夷を実行するための『横浜の鎖港』について非常に争っていました。

様々な圧力を受けながら妥協点を見出そうとする慶喜と、ただただ権力の上に立とうとする久光が対照的に描かれていました。

ですが、根本的には権力争いだったと思われるのです。

この参与会議で徳川が政治の主導権を取り戻すと同時に、幕府と薩摩の対立がより深まってくるように描かれていますが、

幕末の争いは権力闘争でもあった、ということをつくづく実感させられます。

慶喜の決意。

史実通り、参与会議では酔った慶喜が中川宮の前で「久光たちは天下の大愚物」と暴言を吐いていましたね。

(中川宮にも「薩摩からいくらもらっているんだ」と慶喜は言ったのですが、その言はカット)

それはおそらく、中川宮に取り入ろうとする薩摩に対して、中川宮の前で恥をかかせようという慶喜の意趣返しだったのではないかと思います。

子供の喧嘩か、と突っ込みたくもなるシーンではありますが、

中川宮と薩摩ガウラでつながっていることを知ったこと、そして栄一の青臭い志を知った慶喜だからこそできる芸当なのだと思います。

まとめ。

次の物語は、渋沢栄一がスパイとして薩摩に行き、そこで西郷隆盛と会うようですが、もちろんこれはフィクションだと思いますね。

しかしその中で、栄一は薩摩の野望と、および円四郎の最期について感づいていくわけですが、これはどのように描かれていくのでしょうか。

フィクションではあっても、ドラマに花があれば人を引き付けることは可能と思いますね。

そして獄に入れられた長七郎に対する処断も決められるようです。どうなるのでしょう?

次回は⇒青天を衝け第15話「篤太夫、薩摩潜入」のあらすじと感想。

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