青天を衝け第17話「篤太夫、涙の帰京」のあらすじと感想。
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青天を衝け第17話「篤太夫、涙の帰京」のあらすじと感想です。

17話では家康さんが登場しましたね。

さて、篤太夫と成一郎を引き立てた平岡円四郎が、水戸の尊攘志士に暗殺されてから一月後。妻やす、そして篤太夫と成一郎は、非常に衝撃を受けます。

その中で「禁門の変」が勃発し、慶喜はそのうっ憤を晴らすかのように自ら進んで長州の尊攘志士と切り結びます。

そうした史実の動乱の中で、篤太夫と成一郎はこの先をどうしたらいいかわからない中で、妻との再会を果たします。

妻の励ましと、一橋家家臣が自分たちをかばう中で、篤太夫と成一郎は一橋家臣として思いを新たにしていくと思われるのです。

先週⇒青天を衝け第16話「恩人暗殺」のあらすじと感想。

放送日:6月6日

視聴率:14.2%

それでは、青天を衝け第17話のあらすじと感想です。

青天を衝け第17話「篤太夫、涙の帰京」のあらすじと感想。関東編

円四郎が暗殺されたことに衝撃を受け、泣き崩れる円四郎の妻・やす。

とはいえせっかく篤太夫と成一郎が江戸近くにいるのですから、円四郎を守り切ることが出来なかった2人にやすがどう接するのかを見てみたかったような気がしますね。

やはり「やす」も江戸っ子である以上、キップよく恨みを切り捨てられる人間であったのか。

もっとも円四郎は、尊王攘夷か開国か、倒幕か佐幕かなどよりももっと上の視点から世の中を見ており、篤太夫と成一郎が自分を守り切れなかったことなど気にしていないと思うのです。

それにあわせて「やす」も、篤太夫と成一郎への恨みを流せたのかなとも思ったりもします。

篤太夫と成一郎は江戸の一橋邸へ。

自分たちを取り立ててくれた円四郎が暗殺されたと知り、愕然となる篤太夫と成一郎。

また、尊王攘夷の急先鋒であった長州が禁門の変で敗れていく中で、自分たちがどこに向かえばいいのか、理想も失いかけていたのだと思われます。

それでも、一橋の家臣が血洗島で岡部藩から自分をかばってくれるのを見て、篤太夫と成一郎は円四郎への感謝と感動を新たにしたと思うのです。

篤太夫と成一郎は妻の千代とよしに会う。

尊王攘夷活動のために、親に絶縁をお願いして住み慣れた古郷から離れた篤太夫と成一郎。

一橋家に仕官し、それなりの身分を手に入れても、水戸天狗党の乱のさなか帰郷することもままならなかった2人としては、 家族と再会できたことはうれしいでしょうね。

篤太夫も成一郎も、自分を引き立ててくれた恩師である円四郎が亡くなり、これから何を目標にすればいいのか、何を理想にすればいいのか迷っていたはずです。

その中で、篤太夫の妻の千代の「あなたはあなたの思った通りの道を歩めばいい」という言葉は、非常に救いになったものと思われるのです。

天狗党が上洛?

慶喜が最も信頼していた武田耕雲斎までもが天狗党の頭領となってしまい、慶喜は非常に残念な思いをしていたと思うのです。

何しろ水戸の尊攘志士によって、腹心である円四郎が暗殺されてしまったわけなのですから。

もちろん耕雲斎をはじめ天狗党は水戸藩主の息子である慶喜なら自分達のことを理解してくれると思って挙兵したのでしょう。

ですが、慶喜は円四郎暗殺の件もあって、尊攘志士たちに完全に愛想をつかしたと思うのです。

それがこののちの天狗党切り捨てにもつながっていくのだと思われます。

青天を衝け第17話「篤太夫、涙の帰京」のあらすじと感想。京編

ほんのわずかしか描かれなかった京都・禁門の変ですが、慶喜にとっても尊王攘夷志士においても非常にターニングポイントとなった出来事でした。

近畿での戦闘は1615年の「大坂夏の陣」以来であり、京都市中も戦火による約3万戸が焼失するなど、太平の世を揺るがす大事件といってよかったでしょう。

その前の池田屋事件で松下村塾四天王・吉田稔麿を失った長州藩は、その復讐と長州の無実を証明するために来島又兵衛、真木和泉らが進軍。

桂小五郎、久坂玄瑞らは止めようとしたのですが、彼ら過激派を抑え込むことが出来ず、逆に久坂は大将の一人となってしまうのです。

しかし結局天皇の御所を焼き討ちしてしまったこともあり、松下村塾四天王の一人であった久坂は御所のそばで果て、又兵衛は戦死、真木は天王山において仲間16人とともに自爆します。

一方、腹心であった円四郎を水戸の尊攘志士に暗殺された慶喜は、その恨みをぶつけるかのように自ら前線に出て、直接尊攘志士と切り結んだのも事実のようです。

数で圧倒的に勝る幕府と薩摩の連合軍は長州に圧勝。

こうして長州は朝敵となり、第一次長州征討の標的になったのです。

と、同時に後の幕府や薩摩などによる四侯会議においても長州の処分について取り上げられるなど、裏を返せば一目置かれる存在になっていきます。

その一方ドラマにもあったように、外国四か国に攻められそうになった長州が、その原因をすべて幕府にすり替えようとするなど、長州は会津・薩摩、ひいては幕府に対する憎悪を強めていくのです。

「禁門の変」が終わった後の慶喜の言葉は「尊王攘夷か……。まこと呪いの言葉となり果てた」

という言葉は、尊王攘夷という大義名分の隠れ蓑(みの)で起きた数々のテロ行為に対する万感の思いが秘められていると思うのです。

長州掃討の勅命

禁門の変を機に長州は朝敵とみなされ、幕府は長州掃討の勅命を受け取るのです。

その一方で幕府を手厚くもてなしたフランスに家茂は感銘を受けて、フランスの技術と軍事力を取り入れようとするのです。

そしてこの路線は、慶喜が将軍になっても続いていきます。

その一方、過激な尊王攘夷論を持っていた長州も、下関で四か国の連合軍に敗れ、攘夷をあきらめるのですが、長州はそれを幕府に外交を任せたからこうなったという風にすり替えていきます。

ここから長州は単純な尊王攘夷から倒幕へと傾いていくのですが、これは一種の論点のすり替えのような気がしなくてならないのですね。

とはいえ井上聞多(馨)も伊藤俊輔(博文)も明治時代においては栄一のサポート役になっていくのですから、何が人と人との重要なつながりになっていくのかわからないものです。

薩摩藩も幕府軍に加勢(西郷の企み)


すでに藩政改革において、幕府を上回る経済力を手に入れていた薩摩は、天皇の下の列侯会議で自分たちの意見を押し通そうと考えていたようですが、慶喜の政治力で頓挫してしまいます。

そのことで西郷をはじめとする薩摩は反発心が強くなっていったと思うのです。

禁門の変で慶喜と対立する長州が没落したのと、慶喜の政治力を見て、もう少し慶喜の味方のふりをしようという決意を固めます。

西郷があえてこの態度をとったのは、自ら前線に出て敵と切り結ぶ慶喜の勇猛果敢ぶりと有能さを侮りがたいと見たことと、そのことで慶喜の株が上がるだろうと思ったからでしょう。

まとめ

今回は惜しむらく、夫の円四郎を暗殺されたやすが、恩人を守ることが出来なかった篤太夫と成一郎にどのような態度をとるのかが描かれなかったのが残念ですね。

円四郎同様、やすもこれで物語退場になりそうです。禁門の変を機に歴史は大きく動いていきます。

篤太夫と成一郎が恩師を失った中で、これから慶喜の腹心としてどのように動いていくのか、まず天狗党に対してどのように交渉するのかが気になるところですね。

篤太夫はこののち、天狗党に対して交渉していくと思うのですが、どのように天狗党を説き伏せようとして失敗するのかが期待されます。

次週⇒青天を衝け第18話「一橋の懐」のあらすじと感想。

慶喜は天狗党討伐へ・・・天狗党の人たちは?

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