2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャストの溝端淳平が演じるは「今川氏真」です。その今川氏真と氏真を演じる溝端淳平さんをご紹介します。
溝端順平さんが演じる今川氏真は、尾張の織田や甲斐の武田と渡り合うほどの実力を持った駿河プリンスです。
しかし、父・今川義元が亡き後は今川家を衰退させてしまいます。義元ほどには、その存在を発揮できなかったとされる武将です。
ノーブルなイメージを持つ溝端淳平さんが、今川御曹司の頼りない男をどう演じてくれるのか注目しながら視聴しましょう。
溝端淳平さんは大河ドラマ初出演ですね。知的で爽やかでイケメンな俳優さんです。
さて、大河ドラマ「どうする家康」は家康の波乱に満ちた人生と各キャストの皆さんが心に響く演技に私は魅了されました。
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今川氏真は、海道一の弓取りと賞賛された駿河の太守・今川義元の嫡男として天文7年(1538年)生まれました。
母は武田信虎(信玄の父)の娘・定恵院です。
氏真は天文23年(1554年)、北条氏康の長女・早川殿と結婚し、甲相駿三国同盟が成立しました。
今川家は室町幕府の中でも名家として知られた存在でしたが、世が戦国に移るとともに、守護大名から戦国大名へと見事に変貌を遂げます。
今川が最大の勢力を誇ったと言われるのは、氏真の父・義元の時代。桶狭間で義元が討ち死にしたことで、家督は氏真に譲られました。
しかし、そこから10年余りで戦国大名としての今川家は滅亡。
代々続いた名家を、たったの10年で滅ぼしてしまった氏真は、「暗君」「愚将」と呼ばれる事も多い人物です。
「どうする家康」の中では、氏真のコンプレックスや偉大な父親を持ったがゆえの苦悩なども描かれます。
なので、今までの「出来ない男」とは違った新しい今川氏真像を溝端淳平さんが見せてくれます。
義元が討たれた「桶狭間の戦い」から9年後には、氏真は駿府を失い戦国大名としての今川家は滅亡を迎える事になります。
そこに至るまでに、元康の軍と氏真の軍は幾度か刃を交えています。
その中に駆け引きはあったのか、それとも怒りが主だっての戦であったのか、脚本家の古沢氏がどう描いてくるか?見どころは沢山ありました。
史実でも長生きした「氏真」が駿府に大御所として西をけん制していた家康に会いに来ました。
老いた二人が交わす会話は戦国の道を初めは交差しその後は違う道を歩むが心は通じあっていました。
大阪の陣が近づき本格的に徳川の世にしなければと思う家康の気持ちに氏真は寄り添います。
⇒「どうする家康」第45話「二人のプリンス」のあらすじ(ネタバレ)感想。
出演者全員が、本当に素晴らしい演技をしてくれた第12話。その中でもやはりサブタイトル通り氏真を演じた溝畑淳平さんが光りましたね。
貴公子然としていた氏真が、自分の思う「天賦の才」がないと知り、もがくあまりに疑心暗鬼に陥ってまさに「闇落ち」してしまうのです。
意地とプライドがごちゃまぜになった表情と目の演技が素晴らしかったです!
最後は糸と家康の言葉で救われ、本来の自分を取り戻した時の柔和な表情には、こちらまで温かい気持ちになりました。
氏真は妻の「糸(早川殿)」とここからかなり長生きするんですよね!
⇒志田未来が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは「糸」
江戸時代に入ってからは、かなり頻繁に家康のところに出入りしてちょっと距離をおかれてしまったなんて記録もあるとか。
そんな晩年の氏真も見てみたいなぁと思わせてくれる溝端淳平さんでした!
⇒「どうする家康」第12話「氏真」のあらすじ(ネタバレ)感想とキャスト。
元康の裏切りに激怒する今川氏真。
追い詰められた元康は、ついに離反を起こします。その知らせを受けた氏真は、大激怒。
駿府に残っていた三河衆の妻たちを容赦なく殺していき、松平と今川の主従関係は終わりを迎えました。
⇒「どうする家康」第3話「三河平定戦」のあらすじ(ネタバレ)感想とキャスト。
義元討死後の不安感な今川義元。
絶対的であった義元が討死した後、氏真は今川を立て直すのに必死でした。
しかし情勢は芳しくなく、岡崎で武田軍と戦っている元康からも援軍の要請が幾度となく入ってきます。
元康の義父・関口氏純(渡部篤郎)からも岡崎に援軍を送るよう進言されますが「今はそれどころではない!」と一喝。
援軍を送る余裕はないが、元康に裏切られても困る氏真は、自分の元には元康の妻子と家来たちがいるという事を忘れるな、という脅しをかけるのでした。
⇒「どうする家康」第2話「兎(うさぎ)と狼」のあらすじ(ネタバレ)感想とキャスト。
元康(家康)との剣術シーンの今川氏真。人質として駿府にいた元康(家康)とは、剣術の稽古をする間柄。
何度戦っても負けなしの氏真は自分の剣の腕に自信を持っていました。しかし、自分が見初めた瀬名を賭けての試合では大敗北。
その時に、今までの勝利は元康の手加減によるものだったという屈辱的な事実を知らされたのでした。
⇒「どうする家康」第1話「どうする桶狭間」のあらすじ(ネタバレ)感想とキャスト。
「どうする家康」で登場する他のキャストの一覧はこちら
⇒大河ドラマ2023年「どうする家康」のキャスト一覧。
溝端淳平さんのドラマデビュー作は、2007年「生徒諸君!」。同名の人気学園漫画をドラマ化した作品です。
溝端淳平さんは、主人公・北城尚子(内山理名)の担当するクラスの生徒・日下部真馬役を演じました。
ある事件から大人への信頼も、自分の将来への希望も失っているという難役を見事にこなし、大好評を得ました。
多くの映画に出演されている溝端淳平さんですが、その中でもお勧めなのは2010年に公開された「君が踊る、夏」です。
カメラマンを目指して東京でアシスタント生活を送る新平(溝端淳平)は、母親が入院したという知らせを受けて5年ぶりに帰郷します。
見舞いに訪れた病院で、高校時代の恋人である香織(木南晴夏)や、その妹で難病を患っているさくら(大森絢音)と再会します。
「よさこいを踊りたい」というさくらの願いを叶えるために、かつての友人達と情熱をかけてよさこいを踊る姿を描いた感動作。
その感動と共に、まだデビュー間もない溝端淳平さんのキラキラとした魅力を堪能できる作品です。
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第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで、グランプリとボルテージ賞をW受賞し、当時最多となる40社の芸能事務所からスカウトを受けた溝端淳平さん。
鳴り物入りで華々しくデビューした後も、しっかりと実力を蓄えてきました。
今川氏真を演じるにあたり「このシチュエーションで、こういうものをいっぱい用意してます。さあ、どう暴れてくれるんですか?」と、
NHKの監督含めて皆さんから試されているような気がしています。
「とっても人間くささと葛藤が芯にある人間。そういうところが氏真を演じてて魅力に感じる」
と話す溝端淳平さん。
プレッシャーの中で大きく成長しようとする役者としての姿勢を頼もしく感じます。
家康と氏真の関係性がどう変化していくのか、どんな感情の変化がみられるのか、溝端淳平さん演じる今川氏真に期待しかありません!
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
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