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虎に翼(2024年前期朝ドラ)で小林薫(キャスト)が演じる“穂高重視”のモデルは。

2024虎に翼

2024年前期朝ドラ「虎に翼」での小林薫(キャスト)さんは主人公・寅子を法曹の世界に導いた“穂高重親”を演じます。

小林薫さんが演じた“穂高重親”の読み方は「ほだか・しげちか」で法学者です。伊藤沙莉さん演じる主人公・猪爪寅子を法律の世界へ導いた、物語前半のキーパーソンです。

明律大学女子部で法律を教え、女性が法曹界へ進むことが極めて困難だった時代に、寅子たちの可能性を信じて背中を押した穂高。

その穏やかな語り口と包容力には、小林薫さんならではの存在感がありました。

では、穂高重親には実在したモデルがいるのでしょうか。

モデルの一人と考えられているのが、明治大学で女子法科の設立に尽力し、日本の女性法曹誕生を支えた法学者・穂積重遠です。

名前も「穂高重親」と「穂積重遠」でどこか重なります。

ただし、ドラマの登場人物は史実上の人物をそのまま再現したものとは限らないため、その違いにも注目したいところです。

そして『虎に翼』を観ていると、穂高は単純な「寅子の恩師」だけでは終わりません。

寅子を応援してきた人物だからこそ、後に二人の考え方がぶつかる場面は強く心に残りました。

本記事では、小林薫さんが演じた穂高重親とはどんな人物だったのか、モデルとされる穂積重遠との関係や史実、そして寅子との師弟関係の変化まで振り返っていきます。

評論家恵子

寅子を法の世界へ導いた恩師・穂高重親。モデルを知ってから観ると、小林薫の一言、一つの表情がこんなにも深い。

\『虎に翼』を、今度は“穂高先生の視点”でもう一度。/

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ところで、穂高を演じた小林薫さんは13年前の2011年朝ドラ「カーネーション」で主人公・糸子の父を演じています。

「カーネーション」は世界的なファッションデザイナーコシノジュンコの母親をモデルとした朝ドラでした。

その主人公糸子を演じたのが今回素晴らしい「語り」で寅子の心を披露してくれる「尾野真千子」さんです。

虎に翼(2024年前期朝ドラ)で小林薫が演じる“穂高重親”のモデルは。教授時代。

小林薫さんが演じる穂高重親は、『虎に翼』において単なる「主人公の恩師」という言葉だけでは語り切れない人物です。

女性が法律を学び、法曹の世界へ進むことが当たり前ではなかった時代。

穂高は明律大学女子部で教鞭を執り、伊藤沙莉さん演じる猪爪寅子をはじめ、山田よね、桜川涼子、大庭梅子、崔香淑らに法律を学ぶ道を開きます。

寅子にとっては、まさに法律家としての人生の扉を開いてくれた恩師でした。

しかし、私が穂高という人物を面白いと感じるのは、決して「何でも理解してくれる理想の先生」として描かれていないところです。

女性の社会進出を応援する先進的な考えを持ちながら、その一方では時代の価値観から完全には自由になれない。

寅子の幸せを思って発した言葉であっても、寅子自身が望んでいる生き方とは食い違ってしまう。その矛盾を小林薫さんが穏やかな表情や言葉の間で見せてくれます。

だからこそ、物語後半で描かれる寅子と穂高の対立は胸に残ります。

「あれほど尊敬していた先生なのに、なぜ?」と思わせる二人の関係の変化には、『虎に翼』が描いてきた女性と社会、そして世代による価値観の違いが凝縮されているように感じました。

そして、この穂高重親をさらに深く知るうえで注目したいのが、モデルの一人とされる法学者・穂積重遠の存在です。

ドラマの穂高重親と史実の穂積重遠は、どこが重なり、どこが異なるのでしょうか。

寅子を法律の世界へ導いた恩師としての顔だけでなく、その思想や葛藤、寅子との関係まで掘り下げながら、小林薫さんが演じた“穂高先生”の魅力に迫っていきます。

ドラマではひょうひょうとしておちゃめな一面もある教授でしたね。

穂高重親のモデル・穂積重遠の登場は第1週から。

第1週で「教壇に立ちたくないからって、腰がいたいなんてうそをついていました」

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第1週「女賢しくて牛売り損なう?」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

穂高重親は、実存する法学者の方をモチーフにしているようです。どんな方なのでしょうか?

ドラマの明律大学は現在お茶の水にある「明治大学」がモデルです。ですので、明治大学で女子部を創立した人物は誰?ということになります。

その人の名前は穂積重遠ほずみしげとおさん。

穂積さんは女性法律家の育成に力を入れ、明治大学女子部を創設した人物です。そして祖父は“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一さんです。

2021年の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公ですよね。

穂積重遠はあの渋沢栄一の初孫。

1883年4月11日 、穂積陳重のぶしげの長男として東京で生まれました。陳重は愛媛県士族で東京大学の教授です。

母は渋沢栄一の娘、歌子(うた)です。ですので、虎に翼の穂高重親は渋沢栄一にとっては初孫ですね。

2021年に放送した大河ドラマ「青天に衝け」の明治編で小野莉奈さんが歌子を演じていましたので記憶に残っている方も多いと思います。

36話で歌子(うた)と陳重の見合いシーンがありますので、録画している大河ファンは再視聴して確認して下さい。

栄一とその娘歌子(うた)のDNDを受け継いでいる「穂高重親」のモデルになっている「穂積重親」を小林薫さんが演じましたが、

大河ドラマ「青天に衝け」では渋沢栄一の父・市郎右衛門を好演していましたね。

2021年大河ドラマ「青天を衝(つ)け」のキャスト一覧。

寅子の師「穂高重親」

2024年4月1日から始まった「虎に翼」は性格や役割が異なる女性たちの世界を描きながら、法律を学ぶ5人の魔女たちの人間模様が映し出されます。

男子生徒に交じっての大学授業シーンは今では当たり前の世界なんですが、当時は特殊であったと思うとこの魔女たちの凄さが解ります。

さらに、その女性たちに門戸を開いた穂高重親教授の法の精神をこのドラマで知ることができるのはとても喜ばしいことですね。

小林さんの役柄は幅広いのですが、私は「虎に翼」のようにある人の人生を導いてくれる師匠のような役柄が大好きです。

それは小林さんの人柄が影響していると思うのです。

虎に翼(2024年前期朝ドラ)で小林薫が演じる“穂高重親”のモデルは。裁判官時代。

『虎に翼』で小林薫さんが演じる穂高重親といえば、明律大学で寅子たちを法律の世界へ導いた「穂高先生」の印象が強く残っています。

しかし、穂高という人物を理解するうえで、ぜひ注目してほしいのが「裁判官としての穂高重親」です。

大学で法律を教えることと、裁判官として実際に人の人生を左右する判断に関わることは大きく違います。

女性の権利に理解を示し、寅子たちの可能性を信じてきた穂高は、司法の現場で法律とどのように向き合っていたのでしょうか。

そして、この裁判官時代を知ることは、後に描かれる寅子と穂高の関係を理解するうえでも重要です。

寅子にとって法律家への道を開いてくれた大恩人でありながら、二人の考え方には少しずつ隔たりが生まれていきます。

なぜ寅子は、あれほど尊敬していた穂高に強い感情をぶつけることになったのか。

その背景をたどっていくと、穂高が歩んできた法律家としての人生や、彼自身が抱えていた価値観も見えてきます。

ここからは、穂高重親が裁判官として関わった出来事、寅子との関係、そしてモデルとされる穂積重遠の史実を照らし合わせながら、

“教授・穂高先生”だけでは分からない「法律家・穂高重親」の姿を詳しく掘り下げていきます。

第10話で女性蔑視?

「虎に翼」第10話「女の知恵は鼻の先?」からは戦後で裁判官編が描かれます。

穂高先生も新民法法案に尽力しますが、寅子には女性蔑視のような扱いをしてしまいます。

当然寅子は反発し憤慨するのですが、それを機に「スンッ」状態だった寅子が本来の寅子「はて?」に戻るのです。

と言うことは寅子の結果的に寅子の背中を押したことになりますね。

2024年前期朝ドラ「虎に翼」第10週「女の知恵は鼻の先?」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

第14話で退場。

第14話で裁判官を卒業するシーンがあり寅子とのわだかまりも解消された後、静かにこの世を去りました。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第14週「女房百日 馬二十日?」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

虎に翼(2024年前期朝ドラ)で小林薫が演じた他の作品役柄は。

小林薫の役柄は。

2017年の大河ドラマ「おんな城主直虎」で演じた龍譚寺南渓和尚もおとわ(直虎)を導いていました。

2021年の大河ドラマ「青天を衝け!」で演じた主人公・渋沢栄一の父・渋沢市郎右衛門は百姓時代に商売の尊さを栄一に教えています。

ある人生の師となる役柄に見事にマッチするのが「小林薫」の魅力ですね。「虎に翼」でも最後まで寅子の師として女性の道を導く展開を楽しみにしています。

評論家恵子

虎に翼に出演しているキャスト一覧はこちら↓

虎に翼(2024年前期朝ドラ)キャスト一覧。

虎に翼(2024年前期朝ドラ)で小林薫が演じる“穂高重視”のモデルはのまとめ。

『虎に翼』で小林薫さんが演じた穂高重親は、伊藤沙莉さん演じる猪爪寅子を法律の世界へ導いた恩師であり、彼女の人生を語るうえで欠かすことのできない人物でした。

穂高のモデルの一人と考えられているのが、法学者・穂積重遠です。

明治大学女子部の設立に関わり、女性が法律を学び法曹界へ進む道を後押しした人物であることを知ると、ドラマで穂高が寅子たちに向ける眼差しにも、より深い意味を感じます。

しかし、『虎に翼』の面白さは穂高を単純な「理解ある恩師」として描かなかったところにあると思います。

女性の可能性を認める先進的な法律家でありながら、彼自身もまた、その時代の価値観のなかを生きてきた一人でした。

だからこそ、寅子を法律の世界へ導いた二人の師弟関係に、やがて価値観のずれが生まれていく展開は印象的です。

「恩師だからすべて正しい」「弟子だから従う」という単純な関係ではありません。

寅子が自分自身の考えを持つ法律家へ成長したからこそ、穂高と真正面から向き合うことになったのでしょう。

そして、そんな穂高の理想と矛盾、優しさと頑固さを、大げさに見せることなく表現した小林薫さんの演技も見逃せません。

穏やかな口調やわずかな表情の変化から、穂高が歩んできた法律家としての年月まで感じさせてくれました。

モデルとなった人物の史実を知ってから改めて『虎に翼』を観ると、穂高先生の一言や表情が以前とは違って見えてきます。

今度は寅子だけを追うのではなく、「穂高重親は寅子に何を託そうとしたのか」という視点から、小林薫さんの“穂高先生”をもう一度じっくり観てみてはいかがでしょうか。。

\『虎に翼』を、今度は“穂高先生の視点”でもう一度。/

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