古川琴音が出演した「映画とテレビドラマ」のおすすめ作品を紹介します。古川琴音の魅力は、派手さではなく“心の揺れ”を自然に表現できる演技力にあります。
大きな台詞や感情の爆発に頼るのではなく、視線や沈黙、わずかな表情の変化だけで人物の不安や希望を伝えることができる稀有な女優です。
そのため、どんな作品でも「演じている人」ではなく、「そこに生きている人」として観る者の心に残ります。
本記事では、そんな古川琴音の魅力を堪能できるおすすめ映画とテレビドラマをご紹介します。
大河ドラマ「どうする家康」で歩き巫女・千代を演じた姿に心を掴まれた方も、ぜひ彼女の奥深い演技の世界を楽しんでください。
- 2024年(映画)「言えない秘密」:(役:内藤雪乃)
- 2026年(ドラマ)NHK夜ドラ「ミッドナイトタクシー」(役:主人公・蘭象子)
- 2022年:NHK【特集ドラマ】アイドル。(役:小野寺とし子/明日待子)
古川琴音が出演した「映画」のおすすめ作品一覧。
古川琴音の魅力をじっくり味わうなら、テレビドラマだけでなく映画で見せる繊細な演技にも注目してほしいと思います。
古川琴音は、感情を大きな台詞や表情で説明するというより、視線の動き、沈黙、声のわずかな揺れによって、登場人物が抱える孤独や迷いを伝えられる女優です。
だからこそスクリーンでは、何も語っていない場面ほど彼女から目が離せなくなります。
また、普通の女性からどこか影を抱えた人物まで、作品ごとに雰囲気を変えながらも、決して“演じている感じ”を残さないのも大きな魅力。
主演はもちろん、物語を支える役でも、登場した瞬間からその人物の背景を想像させてくれます。
「この女優、次はどんな役を演じるのだろう?」。
一本観ると、別の作品まで追いかけたくなる。ここでは、そんな映画女優・古川琴音の演技力を存分に味わえるおすすめ作品をご紹介します。
2024年「言えない秘密」:(役:内藤雪乃)
| 題名 | 言えない秘密 |
| 監督 | 河合勇人 |
| 公開日 | 2024年6月28日 |
| 時間 | 114分 |
| 主演 | 古川琴音(役:内藤雪乃 |
| 出演 | 京本大我(役:樋口湊人) |
| 出演 | 西田尚美(役:内藤敦子、雪乃の母) |
| 出演 | 尾美としのり(役:樋口透、湊人の父) |
| 脚本 | 松田沙也 |
2024年6月28日に公開された映画『言えない秘密』は、ピアノを通して出会った二人の恋を描くラブストーリーです。
主演は京本大我、ヒロイン・内藤雪乃を古川琴音が演じています。原案は、ジェイ・チョウが監督・主演を務めた2007年の台湾映画『言えない秘密』。
日本版では舞台を音楽大学へ移し、「ある秘密」を抱えた雪乃と、過去の出来事からピアノを弾けなくなった青年・樋口湊の恋が描かれます。
ピアノを弾けなくなった湊と、不思議な女性・雪乃
京本大我演じる樋口湊は、将来を期待されていたピアニスト。しかし海外留学中の出来事をきっかけに、思うようにピアノを弾けなくなり、日本へ帰国します。
そんな湊が大学で耳にしたのが、美しいピアノの旋律でした。その音色に導かれて音楽室へ向かうと、そこにいたのが古川琴音が演じる内藤雪乃。
どこか不思議で、つかみどころがない。それでも雪乃と一緒に過ごす時間が増えるにつれ、傷ついていた湊の心は少しずつ動き始めます。
そして、ピアノから離れていた湊も再び音楽と向き合うようになっていきます。ここまでは、美しい青春ラブストーリーに見えます。
ところが湊が雪乃について尋ねても、彼女はすべてを話そうとはしません。その理由を聞けば返ってくるのは「それは、言えない秘密」なのです。
古川琴音の雪乃は「かわいい」だけでは終わらない
この映画で古川琴音を観てほしい理由は、雪乃という人物が非常に彼女に合っているからです。雪乃は明るく笑い、湊をからかい、ときには少女のような無邪気さを見せます。
ところが、ふとした瞬間に表情から笑顔が消えるのです。
- 何かを言おうとしてやめる。
- 湊を見つめながら、どこか寂しそうな顔をする。
古川琴音は、この「言葉にならない感情」をとても繊細に演じています。初めて観たときには「少し不思議な女性」に見える雪乃。
しかし物語の真相を知ってから振り返ると、彼女の笑顔や沈黙、一つひとつの行動に別の意味が見えてきます。
ここが本作最大の魅力です。
「秘密」を知った瞬間、それまでの物語が違って見える『言えない秘密』は、雪乃の秘密を知らずに観ることを強くおすすめしたい作品です。
ですから、ここでは核心部分には触れません。ただし、その秘密が明らかになった瞬間、「だから、あの時……」
と、それまで何気なく観ていた場面が頭の中で次々につながっていきます。そしてタイトルの『言えない秘密』そのものの意味まで変わってくるのです。
単純な「秘密を抱えた女性との恋愛映画」ではなく、時間、記憶、音楽、そして人を愛することが重なった物語だったことに気づかされます。
ピアノが「もう一人の主人公」
そして忘れてはいけないのが音楽です。二人の関係は、言葉よりもピアノによって深まっていきます。
- 言葉では伝えられないことを音で伝える。
- 会えない時間さえ、音楽が二人をつないでいく。
だからピアノ演奏のシーンは単なる映像的な見せ場ではなく、湊と雪乃の会話そのものとして観ると、より心に響きます。
古川琴音を追いかけたくなる一本。(感想)
『アイドル』や『ミッドナイトタクシー』などで古川琴音に惹かれた方が本作を観ると、また違った魅力に出会えると思います。
古川琴音は雪乃を「秘密を抱えた謎の女性」として大げさに演じません。むしろ自然に笑い、恋をして、好きな人と一緒にいたいと願う普通の女性として演じる。
だからこそ、真実を知ったときに切ない。
- 最初は湊の目線で雪乃を見る。
- 二度目は、雪乃の気持ちを知ったうえで湊を見る。
すると、同じ場面なのにまったく違う映画のように感じられます。
古川琴音の出演映画を紹介するなら、ぜひおすすめしたい一本です。
「一度観て終わり」ではなく、秘密を知ったあと、古川琴音の表情を確かめるためにもう一度最初から観たくなります。そこに『言えない秘密』ならではの魅力があります。
ピアノの音色に導かれて出会った湊と雪乃。無邪気に笑う彼女は、なぜ大切なことだけを語らないのか。
古川琴音の笑顔、沈黙、ふと見せる寂しげな眼差し。すべての意味は“秘密”を知った瞬間に変わります。
これは恋の物語であり、奇跡のような「時」をめぐる物語なのです。
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古川琴音が出演した「テレビドラマ」のおすすめ作品一覧。
私が古川琴音に強く興味を持ったのは、2022年放送の「アイドル」をAmazonプライムビデオで視聴したことがきっかけでした。
戦時下の日本で実在したアイドルグループ「明日待子とハローガールズ」を描いた作品です。
古川琴音は夢と現実の狭間で懸命に生きる女性を繊細に演じ、その存在感に一気に引き込まれました。
2026年:NHK夜ドラ「ミッドナイトタクシー」
| 番組名 | NHK夜ドラ「ミッドナイトタクシー」 |
| 放送局 | NHK |
| 放送 | 2026年6月1日~:32話 |
| 放送曜日/時間 | 毎週月曜から木曜の22:45 – 23:00(1話15分) |
| 主演 | 古川琴音(役:主人公・蘭象子) |
| 出演 | 竹中直人(役:喫茶店の親父・元タクシードライバー) |
| 出演 | その他大勢。 |
| 脚本 | 兵藤るり。 |
| 物語の舞台 | タクシーの中での会話がメイン。 |
2026年6月1日からNHKの「夜ドラ」枠で放送が始まった『ミッドナイトタクシー』は、深夜の東京を走る一台のタクシーを舞台にした、少し不思議で温かなヒューマンドラマです。
古川琴音が演じる主人公・蘭象子は、29歳の深夜勤務専門のタクシードライバー。30歳をトランプカードで意識しています。
おしゃべり上手でも、過剰に親切なわけでもありません。それなのに、彼女の車に乗った客たちは、なぜか心の奥にしまっていた本音と向き合うことになります。
乗客として登場するのは、
- 恋愛に悩む人。
- 言えなかった言葉を抱え続ける家族。
- 嘘の中に本当の気持ちを隠している人たち。
象子は彼らの人生を変えようとはしません。
バックミラー越しに少しだけ心を寄せ、時には小さな嘘をつきながら、目的地まで送り届けます。
しかし、人々の人生の“通過点”にいるはずだった象子自身も、30歳という節目を前に、自分の心の中にある「探しもの」と向き合い始めます。
ミッドナイトタクシーの最大の魅力は、古川琴音の「何もしすぎない演技」が主役の設定に非常によく合っていることだと思います。
古川琴音は、台詞で感情を説明するよりも、目線の動き、沈黙、少し困ったような表情などで人物の心を見せることのできる俳優です。
象子も乗客に説教をしたり、人生の答えを教えたりする人物ではありません。
ただハンドルを握っているタクシードライバーがいる、その絶妙な距離感が、このドラマ独特の心地よさを生んでいます。
また、物語の舞台が“深夜のタクシー”であることも重要です。
昼間なら言えないことも、もう二度と会わないかもしれない運転手には話せることがあると思います。
窓の外を流れる巨大都市東京の夜景と、車内という小さな密室の中で、乗客たちの人生が少しずつ見えてきます。
本作は、繊細な一夜の物語をユーモアと癒やしを交えて描く作品として紹介されています。
派手な事件が起こるドラマではありません。
しかし、「あの時、あの人に本当のことを言えていたら」という、誰もが一つは持っている感情を静かに刺激してきます。
『アイドル』で古川琴音に興味を持った方には、特に観てほしい作品です。
戦時下を生きる女性を演じた時とはまったく違う、現代の夜に静かに佇む古川琴音。その“静かな存在感”をじっくり味わえるドラマです。
夜の街を走りながら、誰かの人生にそっと触れていく。古川琴音の静かな演技に、いつの間にか心を乗せてしまう。
- 深夜のタクシーだから、話せることがある。
- もう会わない人だから、言える本音がある。
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2022年:NHK【特集ドラマ】アイドル。
| 番組名 | NHK特集ドラマ『アイドル』 |
| 放送局 | NHK |
| 放送 | 2022年8月11日 |
| 主演 | 古川琴音(役:小野寺とし子/明日待子(あした まつこ) |
| 出演 | 椎名桔平(役:支配人でプロデューサー) |
| 出演 | 山崎育三郎(役:劇場の看板俳優) |
| 脚本 | 八津弘幸(他の作品:半沢直樹、おちょやん) |
| 演出 | 鈴木航(他の作品:大河ドラマ青天を衝け) |
| 物語の舞台 | 劇場:ムーラン・ルージュ新宿座 |
8月15日は終戦記念日。テレビなどマスコミはその特集が組みますよね。日本人として決して忘れてはいけない日だと思います。
特にNHKでは毎年8月は、戦争や原爆をテーマとした特集番組が放送されます。
ドキュメンタリー番組で取り上げますが、2022年は戦時下を描いた、異色のドラマで特集ドラマ『アイドル』が放送されました。
ステージでの歌も踊りも音楽もそして当時(戦前、戦中)の新宿のセットも本格的な作りです。
主演は古川琴音さんです。主役は明日待子で、物語の舞台は、「ムーラン・ルージュ新宿座」という劇場です。
明日待子は戦前・戦中のトップアイドルで1920年生まれで2019年に他界、実存した人物です。
そうです、特集ドラマ『アイドル』は史実を元に描かれています。
イントロで映し出された一枚の写真は明日待子です。ショートカットでとても色っぽく強烈なインパクトがあります。
1936年(昭和11年)当時の新宿が映し出され市電で劇場に向かう地方から出てきた少女・小野寺とし子は、ムーランの座員に選ばれます。
やがて「明日待子(あしたまつこ)」の名でトップアイドルになりました。ドラマでは支配人役の椎名桔平がスターではない“アイドール”と言ってましたね。
ムーラン・ルージュ新宿座は戦時下とはいえ、館内はいつも満員でした。劇場には学徒出陣の学生達も“アイドール”の明日待子に会いにきています。
そんな中、明日待子はある学生に恋をします。学生の名は、須貝富安(正門良規)、戦時下ですからムーランは恋愛禁止なんですが・・・。
待子は、戦時下でもアイド~ルは「人を励ます仕事」だと信じていました。やがて、明日待子は支配人の反対を押し切って戦地へ兵士たちの慰問に向かいます。
もしかしたら恋した学生に会えるかもしれないと思ってかもしれません。
しかし連隊長から、「彼らは明日最前線に向かいます。あなたの笑顔で彼らを笑って死なせて下さい」と言われ、
死へと向かう彼らの背中を押すことになると気づいて、待子は苦しむのです。劇場でも、出征が迫るファンたちに、待子が学生に呼びかけるシーンがありました。
「皆さん、私はずっとここにいます。だから、また会いに来て下さい!」 生きて帰って欲しいという、痛切な願いの言葉です。
どんな時代も、人々はエンターテインメントを求め、戦時下の不穏な空気をひと時忘れ、歌とダンスに熱狂したのです。
エンディングは終戦後(1946年)の新宿が映し出されてムーラン・ルージュ新宿座は戦前と同じくオーデションを行っていました。
明日待子は審査する立場です。その待子の前で歌を披露したのは幼い少女で名を「美空かずえ」
支配人は「あんなのは売れないね。上手すぎて退屈だ」と言います。
でも待子は「でも、分かりませんよ。お客様が求めるものは変わっていきますから。私たちがそうだったでしょう」と言います。
待子の時代は終わったと思ったのでしょうか?
かずえは待子にあなたのようなスターになりたいというのです。それは待子が上京した時と同じでした。
でも待子は私はスターではない「アイド~ル」と答えました。アイド~ルは戦時下でも戦後でも大衆の「希望の光」だったのです。
「かずえ」は後の国民的スター「美空ひばり」なんですね。このドラマは現代社会にもあるヒントを与えているのではと感じます。
戦火の時代、歌は希望になれるのか。夢を諦めなかった少女たちの実話に、胸が熱くなる。古川琴音の繊細で力強い演技が、あなたの心を揺さぶる。
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古川琴音が演じる明日待子とは。
実在した明日待子は実在の女性です。本名は、須貝とし子さん。1920年(大正9年)に岩手県で生まれました。
13歳で俳優を目指して上京します。「ムーラン」に採用され、デビューすると、あっという間に人気ナンバー1のアイドルになったのです。
昭和初期から戦後にかけて活躍した後、1949年の結婚がきっかけで札幌に移住します。俳優を引退し、日本舞踊の家元・五條珠淑(ごじょうたまとし)として活動を続けました。
亡くなったのは2019年。99歳でした。
ちなみに、ムーランの開館は1931年(昭和6年)で演劇やレビューなどを上演して人気を集めました。戦時下でも営業を続け、閉館されたのは戦後の1951年でした。
古川琴音の学生時代。
裕福な家庭に生まれ育ったのでしょう。幼いころよりバレエを習い、その延長線上で演技を始めようと中学、高校で演劇部に入部します。
そして大学でもその専門の学部で知識を習得。
古川琴音のオーディション。
就職活動の時期に将来何をしたいかを考えた「無理かもしれないけど、役者をやってみたいな」と思い、ユマニテのオーディションを受け、合格しました。
ユマニテを受けた理由は、満島ひかりに憧れ一緒に芝居をするには同じ事務所に入ればいいと思ったとコメントしています。
満島ひかりさんに引かれた理由を聞きたいですね。デビュー作は2018年の沖縄市観光PR動画「チムドンドン コザ」です。
古川琴音のコメント:引用:立教大学校友会のインタビュー
舞台について専門的に学びたい。そんな思いから立教大学に進学しました。
中学校、高校と演劇部に所属していたので、10代の頃は舞台に関することに一番興味があったんです。
将来どうなるかよりも、そのときの自分の「好き」という思いを道しるべに映像身体学科を選びました。
写真、映像、ダンス、演劇…いろいろな授業がありましたが、最も心に残っているのは4年次に受講した稲垣諭先生の現象学の講義です。
唐突ですが、たとえば私が今日ここに来るまでには、何匹かのアリを踏んだかもしれません。
でも、自分がそれを認識しなかったら踏んでいないのと一緒で、そのモノ・コトが存在しているという認識は、それが在ると“自分が信じている”という認識でしかない。
現象学の講義はそんな、自分になかった視点を授けてくれました。
いろいろな角度から光をあてて噛み砕いていくプロセスが、役作りの過程と似ているというか、参考になることが多くあって。
その頃すでに今の仕事を始めていたので、講義が毎回楽しみでした。
古川琴音の出演CM。
サントリー『ほろよいで話そ、夏』⇒サントリーほろよい
古川琴音のプロフィール。
出身地:神奈川県
身長:161 cm
活動期間:デビューは2018年
事務所:ユマニテ
公式サイト:古川琴音 公式プロフィール
出身大学:立教大学現代心理学部映像身体学科 2019年卒
古川琴音が出演した「映画とテレビドラマ」のおすすめ作品一覧のまとめ。
アマプラで視聴できる作品を視聴後に掲載していきます。
大河ドラマ倶楽部管理人の31chanです。
長年販促活動と局の下請けで番組制作に従事。現場で培った視点を活かし、今も大河ドラマとキャストを深く追い続けるシニア大河ファン。
※大河ドラマ倶楽部は、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
