2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の堀内敬子が演じる“道”を紹介します。
“道”とは、鎌倉殿の13人のうちの一人、比企能員の妻です。
比企能員の妻は過去の資料から少なくとも3名いるとされています。
“道”はうちの一人で、実際には名前はどの方もわかってはおらず、この作品の中で決められたフィクションの名前です。
では、この“道”とは一体どのような人物だったのでしょうか?
比企能員は、源頼朝の乳母である比企尼の甥でのちに養子となった男で、その妻が“道”です。
比企一族は源頼朝が伊豆に流されたときにも、物資を届け、頼朝を支え続けたのです。
源家にとって比企一族は信頼できるものでした。頼朝の子・源頼家が生まれた際には比企能員の妻である“道”が乳母に選ばれました。
しかしながら、次第に勢力を増していく比企一族をどうにかして倒したいと考えていたのが、頼朝の妻・北条政子の一族、北条氏でした。
源頼家が病気となったことをきっかけに、対立が激化し起こった比企能員の変で殺害され、北条氏のだまし討ちに合い滅亡に導かれてしまったのです。
様々な思惑が入り乱れた中で、妻である“道”がどのように悲運の敗北者である夫に尽くしてきたのか、また支えてきたのかが見どころだと思います。
なんと堀内さんは大河ドラマ初出演です。
2015年に放送された「マッサン」では、中村美紀役を演じました。
大正時代にウイスキーづくりに力を注ぐ主人公のマッサン。
彼が、知識を学ぶために訪れたスコットランドで出会った女性エリーと国際結婚し、
様々な困難を乗り越えながら最高のウイスキーをつくるために力を尽くしていくという物語です。
北海道の壮大な景色や、中島みゆきの主題歌が非常に印象的なドラマでした。
このドラマにおいて、ウイスキー増産のための募集で採用面接にやってきた未亡人役を演じました。
夫の海外での戦死や、自分より恵まれた環境にいるエリーを妬むなどといったこともありましたが、
最終的にはもう一度一からやり直すと地元に戻るといったその時代の背景をうかがわせるような人間味あふれる役柄を演じていました。
堀内敬子は、1971年生まれの50歳の女優です。
元劇団四季の団員ということで、様々な舞台やミュージカル経験があり、その表現力と演技力には定評があります。
また英語力があり、演技の中での流ちょうな英語に注目されることもあります。
数々のドラマにも出演しており、出演回数は限られていても、しっかりと存在感を残している女優だといえると思います。
堀内敬子が出演する映画の中でおすすめなのが「THE有頂天ホテル」です。
今回の大河と同様、三谷幸喜の脚本の作品です。
大晦日の夜10時から年明けまでの2時間に、ホテル・アバンティで起こる人間模様を描いたコメディ作品です。
この映画において、客室係の野間睦子を演じました。
三谷作品らしく、主役脇役関係なく出演者全員がインパクトのある演技で最後まで飽きることなく面白く見ることのできる映画です。
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大河ドラマ、時代劇は初出演となる堀内敬子です。
ですが、これまで様々な作品に出演してきたものの、やはりいつもとは違う緊張感があるとおっしゃっています。
比企能員の妻、名前もわからない役どころを演じるということで戸惑いや不安もあるかと思いますが、三谷幸喜のイメージする妻像をしっかりと演じ切ってくれることが期待できます。
比企能員の生涯を献身的に、時に厳しく支えてきた道をどのように表現してくれるのかが今から楽しみです。
堀内自身は、佐藤二朗演じる夫、比企能員との夫婦のやりとりなどに関しては「アドリブが多かったらどうしよう」とちょっと不安も感じているようですが、
その部分も注目しながら作品を見ていくことで、また違ったストーリーが見いだせるのではないかと期待しています。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
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