大河ドラマ2016年「真田丸」第1話「船出」のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介します。
真田丸とは真田信繁(幸村)が徳川家康が大阪城を攻撃した「大阪冬の陣」で築いた曲輪の事です。
ただ、ドラマでは真田家を一艘の船に見立てた家族の物語になっています。
項目 | 内容 |
2016年大河ドラマ | 真田丸 |
放送話 | 第1話 |
放送日 | 2016年1月10日(日) |
週タイトル | 船出 |
視聴率 | 19.9%(先週比:%) |
「真田丸」第1話「船出」のあらすじ。
天正10(1582)年2月、武田家の当主・勝頼は、織田の軍勢に攻められ滅亡の危機に陥ります。
配下の真田昌幸は、勝頼を居城(岩櫃城)に招き、体勢を立て直そうと一足先に出発しますが、勝頼は出発直前に行き先を変更するのです。
武田の本隊と別れた昌幸の子・信繁らは、家族と共に昌幸との合流を目指しますが、道中には危険がいっぱいです。
真田丸のあらすじ一覧はこちらの記事をご覧下さい。
「真田丸」第1話「船出」のネタバレ。
第1話では60分で構成されアバンで好奇心旺盛な16歳の若い信繁の姿が映し出されました。
豊臣家を滅亡に追いやった「大阪夏の陣」において、徳川家康を自害寸前にまで追い込んだ一人の武将。
のちに「日本一の兵」とうたわれる真田源次郎信繁(通称・幸村)です。
この戦からさかのぼること33年前、大名たちが勢力争いを繰り返していた戦国時代の真っただ中から真田丸は始まります。
武田勝頼は。
偉大なる武田信玄が死に、息子の勝頼が継いでから9年後の天正10年(1582年)2月。
北に上杉、東に北条、西に織田、南に徳川と列強の大名たちに囲まれていた甲斐の名門・武田家は起死回生のチャンスをうかがっていました。
そんな中、勝頼の義理の弟・木曽義昌が突然織田に寝返えるのです。武田家は最大の危機を迎えることになりました。
信長はこの機を逃さず一気に攻め込んできます。
武田家は織田信長の侵攻を許してしまったのです。勝頼は、前線にある諏訪の上原城で指揮をとります。
勝頼が小山田信茂や跡部勝資ら家臣団と上原城で軍議を開いていると、そこに一人の男がやってきました。
それは、駿河にいたはずの御一門衆筆頭の穴山梅雪です。梅雪はここはいったん新府まで戻るのが良いのではと言います。
そこで、勝頼は、武田家のいち家臣に過ぎぬ、信繁の父・真田昌幸に意見を求めます。昌幸は、木曽義昌の寝返りにより、領地の西側の守りが非常に弱っている事を指摘します。
昌幸:「今は潮は引きどき。力をためて待つのです。」
跡部:「木曽はどうする?」
昌幸:「木曽討伐は後に取っておきまする。その時は先陣を切り木曽の首を取ってごらんに入れます」
昌幸の力強い言葉に、勝頼も頷き、武田軍はいったん新府に引くことが決まりました。しかし、これは梅雪の罠だったのですね。
梅雪は既に徳川に寝返っていたのです。でもこの時点では勝頼も昌幸も知る由がありません。家臣達の裏切りは武田家の滅亡を促し、一つの時代の終焉が現実化します。
勝頼と1話の詳細はこちらの記事をご覧ください。
⇒平大岳(キャスト)が「真田丸」で演じる「武田勝頼」とは。
真田信繁の好奇心。
武田家に仕える若者・真田信繁と家来の矢沢頼幸は、織田の先鋒を務める徳川勢と鉢合わせ、馬で逃げてきます。
⇒堺雅人(キャスト)が「真田丸」で演じる真田信繁(幸村)とは。
真田信幸の幼名は源三郎。
駿河の安倍川の上で徳川の物見に出くわしました。徳川は国境に迫っています。今のうちにつぶしておきましょう。
信幸「なぜそのような危ない所まで出向いた。勝手な真似をするな!」
信幸は勝手な行動に出た弟をしかりつけるが、信繁は不満そうな表情です。信繁は次男の自分なら目をつけられず自在に動き回れると考え、その立場を生かそうとしたのでした。
その表情を見て、「自分たちは指図に従っていればいい」と諭す信幸だったが、信繁の発言に驚かされる。
みな西の織田勢ばかり気にしているので、南の事が心配になりました。
信繁は父・昌幸と同じ考えを持って行動していたのです。父に従っていれば良いという自分との差に、信幸はショックを受けます。
そこで、信幸は、武田家を守ると言ったり滅びると言ったり、昌幸の真意がわからずついていけない部分があると信繁に漏らします。
それを聞いた信繁は、父についていけば間違いないと、兄の信幸を励ますのです。
⇒大泉洋(キャスト)が大河ドラマ「真田丸」で演じた「真田信幸」とは。
真田昌幸の策。
しばらくして昌幸が、高梨内記ら家来たちと共に真田屋敷に戻ってきました。
約1か月ぶりの帰宅となった昌幸は、家族に心配をかけまいとして明るくふるまうが、妻の薫は不安を隠せません。
実はこの日の朝、木曽義昌の母と子どもたちが裏切り者の家族として処刑されていたのです。もし昌幸が武田家を裏切るような事があれば、自分たちも処刑されてしまいます。
薫:「一体武田家はどうなるのです?」
昌幸:「安心せい。信長の好きにはさせん。武田家は決して滅びはせん」
そう言って、家族を安心させた昌幸だが、信幸と信繁を部屋に呼ぶとこう言い放ちます。
昌幸:「武田は滅びるぞ」
家族を安心させるため、新府城は安全だと言ったが、実は予想以上に早く織田が攻めてきたため、新府城はまだ未完成の部分もあったのです。
驚きを隠せない息子たち二人に昌幸は続けます。
昌幸:「ここにいても先が見えておる。わしはこの城を捨てるぞ」
昌幸:「今は真田家最大の危機。一つ手を誤れば真田は滅びるぞ。策はある。一丸となりこの苦難を乗り切るぞ!」
「真田丸」第1話「船出」の感想。
天正10年は甲斐の名門・武田家滅亡の年です。戦国時代では一つの国が終焉することは珍しくはありませんが、
それでも勝頼の最期はとても悲しいことです。
その後は、甲斐、信濃、上野を舞台に、上杉景勝、北条氏政、徳川家康そして織田信長ら戦国大名たちの新たな戦いの始まります。
真田家はこの大きな国々に囲まれた小舟(小国)ですがそれを漕ぐ真田昌幸は「表裏比興の者」と評された武将です。
第1話では草刈さんが演じる昌幸が朝令暮改を繰り返し息子たちも戸惑う姿がとても面白いシナリオです。
まとめ。
第1話「船出」は、武田家没落の姿がメインですが、その中の真田家の人々のありようがほとんです。
真田家を構成する人々の特徴を紹介しています。他の周辺諸国は紹介程度しか出ていませんでしたね。
中心人物の信繁は旺盛な好奇心が目立ちますが精神的な未熟さもあるまだ16歳の若者です。
この若者が、33年後の後世に残る「日の本一の兵」と伝わる武勇を楽しみに視聴していきたいと思います。
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