大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」第22話「義時の生きる道」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
先週の第21話「仏の眼差(まなざ)し」では、義時の妻・八重の最期が描かれました。
第22話「義時の生きる道」では、八重の死を知った義時が深い悲しみの中にいました。
同じく哀しみに暮れる金剛を抱き寄せ、「鶴丸を恨んではならぬ。恨む暇があるのなら、その分母を敬え。母のしてきた事を思い出すのだ」と言い聞かせます。
そして義時自身も、八重が残した金剛を立派に育て上げて見せると決意するのでした。
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建久元年(1190年)源頼朝の上洛が決まり、義時は命に従い随行します。
大軍を率いて念願であった京へと上った頼朝は、後白河法皇、九条兼実と会談。今後の世のあり方を思い描き後白河法皇と二人きりで対面します。
そんな中、坂東武者たちは自分たちには利益のない上洛に、不満を募らせていました。
一方、比企能員は比企家の地位を盤石にするため、一族の比奈を頼朝の側女にする案が浮かびます。しかし…。
22話の見どころの一つとして曽我十郎と五郎兄弟が父の敵である工藤祐経を討つシーンがあるか?ないか?です。
有名な曽我兄弟の敵討ちを三谷幸喜がどう描くのかにも注目です。
不満を募らせている御家人たちにも気になりましたが。そんな中、不気味な善児が登場しまた一仕事するのでしょうか。
建久元年(1190年)源頼朝は大軍を率いて上洛しました。
八重が面倒をみていたみなしごたちを育てるのが供養になる…と鎌倉での政から距離を置いていた義時ですが、頼朝は半ば押し切るように随行させ、ともに京に入ります。
法皇に見せつけるかの如く大群を率いて上洛した頼朝は法皇の御所を訪ね、二人きりでの対面を果たしました。
「我らを亡き者にするならば、この日の元は治まらん。やれるものならばやってみるがよい」と言う法皇に対し、
「新しい世のため、朝廷は欠かせません」と答える頼朝。
命からがら逃げるのは真っ平だと言い、そのためには戦のない世が必要だ、しかしそれでは戦うことが生きがいの武士は納得しない…
その武士どもを大人しくさせるために頼朝が必要とするのは「朝廷の与える誉れ」。
そのために義時は自分の娘を若き帝にし、全国の守護を任せてくれるよう願い出たのです。
⇒大泉洋が大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で演じる源頼朝は怖い。
1190年(建久元年)11月9日、頼朝は後白河法皇と2人きりの対面を果たしました。
後白河法皇:「大軍を連れてきたものだな。見せつけておるのなら、大成功」
頼朝:「ありがとうございます」
後白河法皇:「おごった武士は皆、滅んだ」
頼朝:「確かに」
後白河法皇:「我らを亡き者とするならば、この日本(ひのもと)は治まらぬ。やれるものなら、やってみるがよい」
頼朝:「新しい世のため、朝廷は欠かせませぬ」
後白河法皇:「新しい世」
頼朝:「戦のない世にござる」
後白河法皇:「薄っぺらいことを申すのう。誰より業が深いくせに」
頼朝:「命からがら逃げ回るは、もう真っ平」
後白河法皇:「我が身かわいさ」
頼朝:「戦がなくなり、喜ばぬ者などおりませぬ。ただし、武士どもは別。あの者どもをおとなしくさせねばなりませぬ。是非とも、お力をお貸し願いたい。私が欲しいのは…」
後白河法皇:「朝廷の与える、誉れ」
頼朝「ついては、我が娘を若き帝の后としていただきたく存じまする」
しかし、後白河法皇は頼朝との対面からしばらくして崩御。
1192年(建久3年)7月、頼朝は征夷大将軍となりました。
建久3年(1192年)後白河法皇が崩御しました。頼朝との対面から、わずか1年4ヶ月後でした。
法皇が病に倒れ、苦しい息の下から「守り抜いた。儂は守り抜いたぞ」と言い、帝へ「守りぬかれよ!愉しまれよ」と言い残しこの世を去りました。
乱世を掻き乱すだけ掻き乱し、日本一の大天狗と言われた後白河法皇の最期です。
法皇の死を待っていたかのように、頼朝は自らを大将軍とするように朝廷に要求します。
朝廷はその要求を受け入れ、頼朝を征夷大将軍に任命しました。
頼朝が日の本の武士の頂に立った瞬間、それは頼朝の野望が果たされた瞬間でもありました。
⇒西田敏行が大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で演じる後白河法皇とは?
頼朝:大したことではない。御家人共を従わせる肩書に過ぎん。と真面目な顔で。そしておふざけて・・・
頼朝:征夷大将軍じゃ~!わしは日の本の武士の頂き。おまえはその妻じゃ。政子、呼んでくれ
政子:征夷大将軍~!
来週は、第23話「狩りと獲物」です。
日本三大仇討の1つに数えられる曽我兄弟の仇討が描かれます!
万寿も金剛も青年となり、いよいよ金子大地さん(源頼家)と坂口健太郎さんの登場です。
不穏な空気が満載の巻狩りの中、成長した金剛がキーパーソンになりそうですよね。
鎌倉を語る中で絶対に外せない曽我兄弟の敵討ち。
三谷さんはどんな風に描いてくるのでしょうか。狩られるのは誰で、獲物は誰なのでしょうか。
楽しみに次回を待ちます!
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
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