大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」で菊地凛子(キャスト)は北条義時の3番目の妻「のえ」を紹介します。
のえは第34話「理想の結婚」で初登場です。菊地凛子は初めての大河ドラマへの出演です。
菊地凛子が演じる「のえ」は、義時の3番目の妻となりますが、生没年は不詳です。
ドラマでは、二階堂行政の孫である「のえ」と義時の縁談は、二階堂行政と大江広元が持ちかけています。
義時も初めは乗り気でなかったようですが、おしとやかな「のえ」の言動が義時の心を射止めたようです。
どこか八重さんに似ていたのでしょうか?
「のえ」は出生の不確かさに反し鎌倉幕府の最有力者である北条義時の心を掴みますが、不吉な予感もいたします。
北条義時の妻にして政子とも争う「のえ」をどこまで脚色するかは登場時は不明ですがその演技にも注目です。
一般的には、「伊賀の方」と称される女性です。伊賀と聞くだけでなんとなく怪しく感じますが伊賀氏は関東の豪族です。
源頼朝が挙兵すると、ただちに参陣して活躍しました。
建仁3年(1203年)の比企の乱(第31話「諦めの悪い男」)でも、北条方に味方して大いに軍功を挙げたようです。
「のえ」の父は、伊賀朝光(ともみつ)で、二階堂行政(ゆきまさ)の孫ですね。二階堂はのえの母方の祖父です。
「のえ」の兄弟には、光季、光宗などがいました。
もともと伊賀氏は蔵人所(くろうど=役所)に仕えていたが、朝光は伊賀守に任じられたので、伊賀氏を称するようになった。
娘を義時の妻にすることで、鎌倉幕府での存在感を示したのです。
したたかな本性を隠して義時に接近し首尾よく義時に気に入られ3番目の妻になりました。
義時などの男性の前では隠しているけど、はっきり欲を持ち、女性同士の場ではあけすけに話します。
京文化に憧れる「のえ」は、義時の出世をひたすら望み、京で暮らすことを夢見ていたのです。
義時との間に北条政村、実泰らが生まれると、義時をしのぐ権勢を子供たちに期待し新たな野心をむき出しにします。
初登場は第34話「理想の結婚」です。34話では北条義時の3人目の妻となる「のえ」が登場します。
のえは二階堂行政の孫なので、二階堂に強引に「嫁に」と迫られ義時は面会するのです。
その時、義時は八田知家に「のえ」の見極めを依頼します。いつもは義時の相談相手は三浦義村ですが、なぜか今回は八田知家に頼んでいます。
八田は「非の打ち所がない。気立ても良く、賢く見栄えも悪くない。お前が断ったらおれが名乗りを上げてもいいくらいだ」と絶賛します。
題名通り意味不明なのですが、北条家の将来を左右する大事なシーンが満載です。その「オンベレブンビンバ」の謎が解けると、ただただ辛くなります。
そんな複雑な気持ちで見ていると「のえ」があろうことか政子相手に“京ネタ”でマウントを取ったり、源実朝の正室・千世にお門違いな発言をしたりしてホットします。
のえは悪者なのか?それとも義時にとって良妻なのかはこの時点では解りません。もしかしたらのえが義時を裏切るのでしょうか?
鎌倉殿の13人で他のキャスト一覧はこちら
⇒大河ドラマ2022「鎌倉殿の13人」のキャスト一覧。残りのキャスト発表。
まさか大河ドラマが初出演だということが驚きでした。それも義時の3人目の妻で表向きはいい女で裏は悪女かもしれない役です。
北条義時は鎌倉幕府の立役者であり、北条家を守り執権として確立した人物です。ですが歴史的には少しマイナー感があったかもしれません。
しかし、そこに三谷ワールドが光を刺しそして最後の妻として幕府にも影響を及ぼすであろう妻役に菊地凛子をキャスティングしたことも注目ポイントですよね。
伊賀の方としてどこまで描くかは登場時では定かではありませんでした。のえのようなマウントを取りたがる女性は、現代社会でもいると思います。
ですのでのえの演技はとてもリアルに見えてしまいます。さすが三谷さん。
マウント大好きな“のえ”こと伊賀の方。菊地が今後どのようにこの“嫌われ役”を演じていくのか、注目ですね。
三谷さんの談話では最終話は義時の最期を描くとのことで、その最期まで登場するのでしょう。
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