大河ドラマ2024年「光る君へ」第35話「中宮の涙」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
今週は、道長が命がけで実行した金峯山寺への参拝が描かれます。そしてまひろが自分に起きたことを物語として書き記していることを道長は知るのです。
また、タイトルにあるように中宮彰子が涙を見せます。
これまでの中宮彰子は気持ちを表に出すことが少なかったがこの涙は一条天皇への思いへの涙なのです。
その涙した言葉のシーンは誰もが心打たれたことでしょう。
先週は⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」第34話「目覚め」でした。
項目 | 内容 |
2024大河ドラマ | 光る君へ |
放送話 | 第35話 |
放送日 | 2024年9月15日(日) |
週タイトル | 中宮の涙 |
視聴率 | 10.3%(先週比:▼0.9%) |
さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。
脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。
心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。
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道長は中宮・彰子の懐妊祈願のため、息子の頼通と共に御嶽詣へ向かいます。
しかし険しい行程と悪天候に悩まされ、目的地である金峯山寺への到達に手こずります。そんな時、伊周が武者を引き連れ、不穏な動きを見せるのです。
一方、まひろの書く物語に興味を持った一条天皇が、まひろに物語の真意を尋ねては、自身の境遇を重ねます。
さらにまひろは彰子の本心を知ると…。
紫式部(まひろ) | 吉高由里子(役:紫式部) |
藤原道長 | 柄本佑(役:藤原道長) |
藤原隆家(道隆の次男) | 竜星涼(役:藤原隆家) |
一条天皇 | 塩野瑛久(役:一条天皇) |
道長の友 | 町田啓太(役:藤原公任) |
道長の友 | 金田哲(役:藤原斉信) |
道長の後輩 | 渡辺大知(役:藤原行成) |
歌人・清少納言 | ファーストサマーウイカ(役:ききょう) |
藤原彰子 | 見上 愛(役:藤原彰子) |
脚本 | 大石静 |
藤原隆家は兄の伊周の企みを感じ取っていました。伊周の計画は道長の暗殺です。
道長が金峯山寺から帰る道を伊周らは弓を構え道長を殺そうと待ち伏せしていたのです。その計画を阻止したのが隆家です。
隆家は道長の前に現れここはがけ崩れが起きているので早く行って下さいと言い兄・伊周の計画を制止したのです。
当然兄の伊周は激怒します。「お前はなぜ、俺の邪魔ばかりするのだ」と。ただ、隆家は兄の邪魔をしたのではありません。
むしろ兄を思い、兄を守るために行ったのです。
⇒竜星涼(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原隆家とは。
都に戻った道長は藤壺にいるまひろを訪ね、一条天皇と中宮彰子の様子を尋ねます。
まひろは「お変わりございませぬ」と答えます。
身を危険にさらしてまで彰子を祈ってきた道長だが、その願いはまだかないそうにありません。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」で柄本佑(キャスト)が演じる藤原道長とは。
旅の疲れが残る道長だが、まひろが「光る君」の物語を書き進めていると知ると、その場で読み始めました。
そこには光る君の不義密通の話が描かれていました。道長は、どのような心積もりでこれを書いたのか?と聞くと…
まひろは、「わが身に起きたことでことにございます。ひとたび物語になってしまえば、わが身に起きたことなぞささいなことになってしまうのでございます。」
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」で吉高由里子(キャスト)が演じるまひろ(紫式部)とは。
「光る君」の物語の続きを読んだ中宮彰子は、登場人物である「若紫」はまるで自分のようだとまひろに述べました。
幼いころに入内し内裏で育った彰子は、幼いうちに光る君に引き取られて育てられる若紫の姿に、自分と共通するものを感じていました。
彰子:「この娘は、これからどうなるのであろうか」と、若紫の行く末について問います。
まひろ:「中宮様はどうなればよいと思いでございますか」と改めて問いかけ、彰子は戸惑いながらも答えます。
彰子:「……光る君の妻になるのがよい」
そのシーンの彰子の口元は悲しげに見え、その目も心なしか涙で潤んで見えました。
そして彰子はまひろに問います。
彰子:「妻になる。……なれぬであろうか。藤式部、なれるようにしておくれ」と話します。
自らの意思(一条天皇への思い)をまひろに話した瞬間でした。そんな彰子の心を感じ取り、まひろは優しく応えます。
まひろ:「帝にまことの妻になりたいと仰せになったらよろしいのではないでしょうか」「帝をお慕いしておられましょう」と。
彰子はまひろが自分の本心を見抜いていると感じたのでしょう。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」で見上愛(キャスト)が演じる藤原彰子とは。
彰子が発した言葉には、一条天皇の真の妻になりたいという彰子の願いが込められているとまひろは感じたのです。
その想いを一条天皇に伝えてはどうかとまひろは彰子に促しました。「その息づくお心の内を、帝にお伝えなされませ」と。
一条天皇が敦康親王に会うために藤壺を訪れました。
その一条天皇の姿を見た彰子は涙ながらに自分の思いを伝えます。その思いは、これまでにないほどはっきりした口ぶりでした。
彰子が意を決した言葉は、内に秘めてきた思いの強さがうかがえる言葉でした。
一条天皇は「また来る」とだけ言ってが立ち去りますが、その後、声をあげて泣き続ける彰子の姿はとても切ないシーンでした。
彰子の嘘偽りのない言葉と自分への思いを目の当たりにしたことで一条天皇の心は動いたのでしょう。
もちろん、まひろと対話や、御嶽詣までして彰子の懐妊を願う道長の「親心」に触れたことも彰子への思いが深くなったことも重なったと思います。
彰子は初めて一条天皇に抱きしめられ、抱きしめ返す彼女の手のシーンは一条天皇への思いに溢れていました。
彰子は、一条天皇と初めて結ばれたのです。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」で塩野瑛久(キャスト)が演じる一条天皇とは。
中宮彰子と一条天皇はやっと結ばれました。エンディングでは藤原道長とまひろが月を眺め顔を見合わせいます。
その二人の姿を物陰から覗く一人の女房がいました。いったいこの女房は誰?誰の命で二人を探っているのかが気になります。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
奈良県吉野町「金峯山」
ドラマに描かれた険しい山を道長は娘の懐妊の為に登ったのか?今は交通の整備もあり空港からのリムジンもありなので検索して確認してください。(ロープウエイあり)。
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まひろに心の内を指摘されたシーンは、少女から女性として成長しわが娘を見ているようです。
入内時は12歳で、一条天皇と結ばれたときは20歳と応えていましたからね。大人の女性ですよね。
これ以降彰子自身も変わっていくのでしょう。まひろとの関係は、また父である道長との関係は?とても気になります。
史実として彰子は今後、朝廷を背負う重要な人物となりますが、彰子を演じている見上がどのように演じるのかも楽しみです。
引用:ヤッフーニュース
まさに、蛹が殻を割って蝶の姿を表した瞬間でしたね! ずっとずっと周囲の人を観察して、考えていた。そこに、藤式部の書く物語がじわりじわりと入ってきて、考え続けていたことに意味(回答)をもたらす。 読み始めは意味が分からなかったのに、だんだんと彰子さまの心が豊かに成長していく材料になったんだと思います。 源氏物語は、いろいろな立場の人の心を耕したのだと思います。
次週は第36話「待ち望まれた日」です。
華やかな宮中の中で表情に乏しくいつも悲しげな見上さんが演じる彰子は、まひろの言葉で心が開きました。
一条天皇への涙の告白は胸打たれますよね。また、最初の夜へのシーンは彰子の心理がよく表れていました。
大人の女性になった彰子。そして、次週は倫子登場でまひろの不義の子が道長との子とわかるのでしょうか。
とても楽しみです。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
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