柄本佑(キャスト)が大河ドラマ2024年「光る君へ」で演じる「藤原道長」を紹介します。
「藤原道長」はどんな貴族だったのか?「藤原道長」がなぜ絶大な権力を独占できたのか?また紫式部との恋は?愛人関係だったのか?
等々など、知っているようで知らない藤原道長。キャストの「柄本佑」さんが演じる藤原道長を番組を視聴しながら学んでいきたいと思います。
まひろ(紫式部)との恋編はフィクションだと思いますが、道長の権力志向がどの時点で火が付くのかの伏線が何話かで描かれると思います。
さて、「光る君へ」は、雅で華麗な舞台に素敵なキャストの皆さんが導いてくれます。あなたが大好きなキャストは誰ですか?
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無料期間中にあなたの好きなキャストさんを観ましょう。散楽の一員・直秀を演じた松熊克哉さんは9話で殺されてしまいましたからね。
この9話は「光る君へ」の最初の山場だと思います。
柄本佑(キャスト)が「光る君へ」で演じる「藤原道長」とは。
藤原道長とは?
藤原道長は政治的にも文化的にも後世に大きな影響を与えた貴族です。道長の祖は摂関政治の基礎を築きました。
平安の貴族社会で、最高の権力者として名を遺した藤原道長は名門、藤原北家に生まれ、兄の道隆、道兼の陰で、一見目立たない存在でした。
しかし、やがて思わぬ事態が重なり、若くして政権の中心に躍り出ることになり、戸惑いながらも、政治家としての力をつけ、その非凡さが表出します。
※)思わぬ出来事とは何か?「光る君へ」ではどのように描かれるかに注目して下さい。
藤原道長とまひろ(紫式部)はソウルメイト。
「まひろ」とは大河ドラマ「光る君へ」で命名した紫式部の名前です。もちろんこの時代で女性の記録は残されているのが珍しいので紫式部の幼少時代の記録はありません。
ですので、まひろと道長のソウルメイトとしての設定は大石静さんのオリジナル脚本ですね。
さて、「光る君へ」の主人公・紫式部(まひろ)と藤原道長は幼いころに出会います。
ただ、二人には身分差があり、一定の距離があるのですが二人の心は生涯離れることのできない、ソウルメイトとしてつながっています。
のちにまひろは(紫式部)后となった道長の娘・彰子に学問を授けさせるために宮中に出仕することになります。
そこに「源氏物語」の執筆をバックアップする道長の姿も描かれます。
互いの人生の輝き、喜び、そして苦しみをつぶさに見つめあうことになる「紫式部」と「藤原道長」。
藤原道長はどこか光るもののある青年貴族に成長していきます。
道長の青年期。
- 寛和2年(986年)花山/一条天皇21歳蔵人・少納言・佐少将となる。まひろに恋します。ですが…
- 永観2年(984年)円融/花山天皇19歳右兵衛権佐となる。藤原の身分をまひろに明かします。
まひろは自分の母「ちはや」が道長の兄である兼道に殺された事を告白します。
- 永観元年(983年)円融天皇18歳侍従となる。
「光る君へ」では第3話。
⇒「光る君へ」第3話「謎の男」のあらすじ(ネタバレ)と感想。源倫子が登場。 - 天元3年(980年)円融天皇15歳従五位となる。母の時姫逝去
- 康保3年(966年)村上天皇1歳藤原兼家の五男として誕生。
父・兼家の教え。
第6話「二人の才女」では道長は父・兼家から、兄の所業(まひろの母を殺したこと等)を忘れるよう命じられます。
又、自分たちが表の道を行くために道兼(道長の兄)は泥をかぶる存在(裏)だとも告げられ、一族の闇深さを思い知ることになります。
恋心と権力との狭間で揺れ動く道長の心理がどのように変化していくのでしょうか?
道長は、源倫子と結婚し娘たちを次々と天皇の后とし、続く代々の天皇の外戚となることで、頂点に上りつめていきます。
- 永延元年(987年)一条天皇22歳左京大夫となる。源倫子と結婚する。
「藤原道長」と「まひろ」との恋路は。
「光る道へ」の序盤である第1話から第12話までは、まひろ(紫式部)と藤原道長がソウルメイトになる幼少時の出会いが描かれました。
まひろは少女から女性へと、三郎道長は少年から青年へと成長し、かなわぬ想いと分かっていても惹かれ合ってしまう仲になっていきます。
特に、月明かりの下で道長と結ばれたあとのまひろの虚ろな表情は必見です。
まひろと道長の恋愛ストーリーは脚本家の大石さんの見せどころですね。2人のキューピットとしてオリジナルキャラクターである直秀も登場します。
道長とまひろのキューピットとしてまたこの時代の市井の人々が権力に対して批評する代表として描いています。
しかし、その直秀が8話で捕まってしまいます。彼は盗賊でもあったのです。彼は何を望んでいたのか…。
9話で直秀の最期が描かれますが、もう少し長生きさせてもよかったと思っています。いずれにせよ12話でまひろと道長の恋路は終わります。
光る君へのあらすじ(ネタバレ)と感想はこちら。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
「光る君へ」に出演する他のキャスト一覧はこちら。
柄本佑(キャスト)が「光る君へ」で演じる「藤原道長」の権力の序章。
藤原道長の家族構成。
生誕 | 康保3年(966年) |
死没 | 万寿4年12月4日(1028年1月3日) |
父 | 藤原兼家 |
母 | 藤原時姫 |
兄弟 | 道隆、超子、道綱、(道綱母養女)、道兼、詮子、道義、綏子、兼俊 |
正室 | 源倫子 |
妻 | 源明子 |
妾 | 源簾子、源重光の娘、藤原儼子、藤原穠子 |
正室・倫子の子 | 長女の彰子、次女の妍子、四女の威子、六女の嬉子 |
藤原道長の有名な和歌。
藤原道長は康保3年(966年)生まれで、万寿4年12月4日(1028年1月3日)に亡くなりました。平安時代中期の公卿です。
道長の有名な和歌に、
この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば
があります。『自分の権力は満月のように、欠けた部分は一つも無い』という意味です。
藤原道長の望月の解釈。
「望月」の歌から大変傲慢な独裁政治を行ったイメージで語っていた道長像ですが、近年の調査で少し変わってきました。
NHK歴史関連番組「英雄たちの選択」では諸先生方が述べていますが、傲慢な独裁政治は行っていないようです。
⇒「英雄たちの選択」のキャストと放送時間、そして「歴史」の史実を知る。
400年にわたって戦のない、 話し合いによって物事を解決していく政治が基本でした。
第1話「約束の月」で道長の少年時代に“俺は怒るのは嫌いだから”の台詞は道長の政治の根本だと脚本の大石さんはコメントしています。
道長の父・兼家の出世。
若い道長は父の出世により、わずか22歳で一気に従三位に叙され、異例のスピードで出世していきます。
歴史学者の「本郷和人」さん曰く、道長は現代のビジネス漫画で言えば「島耕作」のようだと分析しています。
「島耕作」を愛読したファンなら分かると思いますが、島の出世は「画期的な企画」を提案し成功させたからではありません。
いろいろな女性と付き合いながら人付き合いの中で物語は展開し島課長から島会長までサラリーマンの階段を昇りつめていきました。
藤原道長も人間関係を大事にしながら紫式部にも恋をしていたのかも知れません。
藤原道長の転機。
藤原氏は天皇の外戚(親戚)として絶大な影響力を持ち権力を強くしていきます。その絶頂期が「藤原道長」の時代です。
道長に最初の転機が訪れたのは父である兼家の出世です。「光る君へ」でも兼家の出世から描かれますね。
第13話「進むべき道」で藤原兼家は摂政となり権力のトップの座にいました。
⇒段田安則(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原兼家とは。
兄・道隆の権力。
父の兼家は道長の兄である道隆に職を譲ったあと亡くなりました。そこで道隆は自らの子供である伊周と隆家を高位に取り立てるのです。
特に伊周は数年のうちに叔父である道長を超えて内大臣になっています。
また娘の定子を一条天皇の中宮にします。こうして中関白家(道隆)は全盛を迎えますが長くは続きません。
兄・道隆の死。
道隆は病のため関白職を伊周に譲ろうとします。しかし一条天皇は認めませんでした。まもなく道隆は亡くなりました。
⇒井浦新(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原道隆とは。
帝は関白は道兼(道長の兄)を任じるのです。
ところが、都では疫病が大流行していました。関白道兼も病で命を落とします。世に言う七日関白です。
⇒玉置玲央(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原道兼とは。
次に政権を握るのは内大臣伊周と権大納言道長の二人に絞られました。
道長の姉・詮子の働き。
一条天皇の生母で、道長の姉である東三条院詮子は一条天皇に道長を熱心に推薦します。その成果が現れ、道長は「内覧・左大臣」に任じられました。
⇒吉田羊(キャスト)が大河ドラマ2024年「光る君へ」で演じる藤原詮子とは。
内覧とは、奏上・宣下すべき文章をまず内見する役で、実質関白に准ずる役職です。政権のNO2ですね。
道長は左大臣であり続けた。
道長は父・兼家や兄・道隆の路線を継承することはありませんでした。父と兄は大臣を兼ねずに摂関を作り上げました。
摂関とは、平安時代中期に藤原氏が天皇の外戚となって摂政・関白を独占し、政治の実権を握った政治形態を指します。
しかし、道長は左大臣として大政官のトップに留まり、公卿の会議や文書作成業務に積極的に関わり、影響力を持ち続けたのです。
大政官とは:律令制における中央の最高機関で, 八省その他の役所を管理し, 一般行政をあつかった。
天皇を補佐する役割ですね。道長がラッキーだったのは一条天皇はとても聡明だったので、道長は公卿らと天皇の間をうまく取り持つことができたのです。
⇒塩野瑛久(キャスト)が大河ドラマ2024年「光る君へ」で演じる一条天皇とは。
道長の権力の序章。
「光る君へ」で描かれる道長の権力の序章はまひろとの恋が破れ倫子と結婚した後の13話からです。
道長は運命に導かれながら権力の道へと進んでいくのです。
その序章が兄の道隆と道兼二人の死でした。しかし、道隆は摂政になった直後に娘の定子を一条天皇の中宮にしていました。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」で高畑充希(キャスト)が演じる藤原定子とは。
ただ、道隆の繁栄は長くは続きません。長徳元年(995年)道隆は病のため関白職を息子の伊周に譲ろうとしました。
しかし、一条天皇は認めません。道隆の死後は弟の道兼が関白となりますが、疫病でこの世を去ってしまいます。
一方、道長は左大臣として職務を行っており、公卿の会議や文章作成業務に積極的に取り組んでいました。
柄本佑(キャスト)が「光る君へ」で演じる「藤原道長」の摂関政治。
藤原道長は娘を嫁がせて天皇の外戚となる。
長女の彰子 | 一条天皇の后となる。 |
次女の妍子 | 三条天皇の后となる。 |
長女・彰子の子 | 後一条天皇、後朱雀天皇、 |
道長は、権力を得た後も自分の娘たちを皇后にしてきました。先ずは長女の彰子を入内させ一条天皇の皇后にします。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」で見上愛(キャスト)が演じる藤原彰子とは。
娘・彰子を一条天皇の中宮に。
一条天皇にはすでに中宮定子(道隆の娘で伊周の妹)がいましたが、道長は自分の娘・彰子を12歳の時に入内させています。
当時としてとても珍しい一帝に二后です。一人の天皇に二人の皇后が並び立つのは一条天皇が初めてのことです。
ドラマでも一条天皇は抵抗していましたが、最終的は受け入れました。ただその後も、彰子との夫婦関係は行われず定子を愛し続けました。
彰子が中宮になったときはすでに一条天皇と中宮定子との間には敦康親王がいましたが定子は皇女を産んだ後崩じてしまいます。
彰子の出産。
道長の摂関政治。
道長は天皇の親戚となります。次の三条天皇には次女の妍子を入れて中宮とします。
だが三条天皇とは深刻な対立が生じ天皇の眼病を理由に退位に追い込み、彰子の生んだ「後一条天皇」に四女の威子を中宮とします。
道長は摂政になります。
4年ほどで摂政を嫡子の頼通に譲り後継体制を固め、さらには、六女の嬉子を後の後朱雀天皇となる敦良親王に入侍させます。
晩年は壮大な法成寺の造営に精力を傾けました。「光る君へ」では道長の家系をどのように描くかに注目が集まりますね。
- 道長の妻・倫子との子:彰子(一条天皇の后)
- 道長の妻・倫子との子:妍子(三条天皇の后)
- 道長の妻・倫子との子:嬉子(後朱雀天皇の后)
- 道長の妻:倫子との子:威子(後一条天皇の后)
まとめ。
柄本佑が「光る君へ」で演じる「藤原道長」の演技に、多くの視聴者が注目していると思います。
と言うのも、柄本佑のイメージは「光る君へ」の主役・吉高由里子主演のドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)で大人の色気を感じた方も多いと思います。
大人の色気漂うカメラマンの好演は今回の藤原道長にオーバーラップしますよね。
様々な作品に出演することによって、確実に実力をつけ俳優として光り輝いている柄本佑です。
中世の歴史ファンなら誰もが知る「藤原道長」の演技に注目し応援しましょう。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
でもリアルタイムで見ることができない時は見逃し配信で見たり
時々は歴代の大河も視聴しています。
管理人の大好きな大河ドラマをまとめていますので見逃し配信
と一緒に楽しんで下さい。