青天を衝けはいよいよ明治編です。

麒麟がくる第9話「信長の失敗」のあらすじと感想。

「麒麟がくる」感想
Pocket

麒麟がくる第9話「信長の失敗」のあらすじと感想です。

放送:3月15日(日曜夜8時)

視聴率:15.0%

9話からは「帰蝶と信長」そして「光秀と煕子」の新たなドラマが始まりましたね。

史実として光秀は信長の家臣になるのですが、その陰には帰蝶の存在が影響していたのでしょう?

父に喜んでもらいたくて、裏切り者の松平広忠を始末し、その首を父に届け出る信長でした。しかしそれはあまりにも不謹慎極まるものであり、かえって父・信秀の怒りを買う結末になってしまいました。

どうやら今回の信長はTPOが理解できない人間として描かれているようですが、その一方で名もなき民と親しく付き合い、引き上げようという思いもあり、それが帰蝶の好感を買ったようです。

その一方で、帰蝶と駒が去った光秀にも、のちに妻となる煕子が現れます。

8話で帰蝶が明智の庄から去る時も一人で書持ちの整理する1カットが流れました。でも駒との別れは峠まで送っています。

麒麟がくる第9話「信長の失敗」のあらすじと感想。

 

愛する帰蝶と別れるのはやはり辛かったのですね。

これからの「麒麟がくる」で光秀が帰蝶へどのような想いを持っていたかの演出はあるのでしょうか?

気性の激しい信長と帰蝶。そして心優しい光秀と煕子。そのカップルがやがて違う道を進みながらもまた部下と上司の関係で出会いそして謀反が起きてしまいます。

このプロセスと光秀がどんな思いで謀反を起こしてしまうのか?それは非常に興味深いですね。どんな展開になるのでしょうか?

気になる菊丸。

9話で菊丸は家康の生母・「於大の方」の嫁ぎ先水野家に現れます。そこで発した言葉は

[char no=”7″ char=”菊丸”]竹千代様を守ります[/char]でした。これで菊丸は水野家の忍びそして徳川家の忍びとなり徳川家康の情報収集の役割を果たしていくのでしょう。

明智光秀はいつ成人となった竹千代・徳川家康と対面するのでしょうか?ここも見どころになりますね。

その竹千代をいつも見守っている「菊丸」はやはり忍びでしたね。もちろん普段は三河の農民姿で暮らしているのでしょう。

戦国時代の忍びは真田丸で描いているように普段は敵方の人間として暮らし敵方の情報収集して報告することが主な仕事です。いわば情報部員ですね。

これからの菊丸が三河の情報部員として美濃の若武者・光秀にどのように接するかも見どころの一つです。

麒麟がくる第9話「信長の失敗」のあらすじと感想。信長の居城・那古野城

信長の代でのちに名古屋城と名を改める那古野城は、帰蝶(濃姫)との結婚の場でもありました。

信秀の跡を継いだ信長は1555年に清州城に移り、やがて城は廃城となりますが、徳川家康がこの地の跡地に目をつけ、名古屋城を築城するに至るのです。

帰蝶と信長の祝言は?

史実では帰蝶と信長の祝言は「明智光安」が仲人を務めたようですが、今回その描写はありませんね。その代わり、婚姻の席で信長は化け物退治にかまけ、帰蝶との婚姻に顔を合せなかったように描かれています。

信長は政略結婚などはある程度どうでもよく、それよりも自分と親しい民が恐れる化け物の退治に出かけたようですが、はたからすれば失礼極まりなかったはずです。

普通の人間ならばとっくに愛想をつかしていたのを、帰蝶は『うつけ』と呼ばれる信長にどこか興味を持っていたのは確かでしょうね。

光秀曰く『信長は不思議なお方だ』というのを帰蝶は聞いており、それでより信長をよりよく知ろうとするのではなかったかと。

帰蝶の信長への興味。

帰蝶との祝言を放り出すのはあまりにも失礼だとは思います。

帰蝶はそれ以上に信長の、自分には知らない様々なことを知っているということや、

民のためならば自分が危害にあってもいいという勇気、有能な人間ならば身分の低いものであっても付き合うという優しさ、

そして、自分にはよく知らない海の幸を持参するということ。

信長が風変わりなうつけ者だとするならば、さもありなんといったところでございましょう。

実際にこのドラマでも、態度物腰は品がないように描かれています。

しかしながら民を思いやる心に、帰蝶は惹かれていったのではないかと思います。

そしてまた、『親が時々大嫌いになる』という点が共通するということで、信長と帰蝶は意気投合するのでございましょう。

麒麟がくる第9話「信長の失敗」のあらすじと感想。信秀の居城・末盛城。

織田信秀は末盛城に住んでおり、事実上ここが信秀の拠点になっていたのですが、信秀の死後、信勝(信行)に受け継がれます。

しかしながら信勝が信長への謀反に失敗して忙殺されると廃城になったといわれていますが、のちに信長の次男・信雄が利用することになるのです。

今日その跡地には城山八幡宮が残っております。

信長、父への思い。

もちろん父・信秀は信長を愛しており、信長も父の期待に応えようと広忠の首を差し出したのと思われます。

しかしながら利政(道三)等は松などを信秀に提供しており、信長のセンスが明らかにずれているのが分かりますね。

信長は花より団子、つまり見かけのいいことよりも実際に役立つことのほうを選ぶように描かれています。しかしTPOが分かっておらず、同時に物事の順序も理解できなかったと。

そのせいで逆に信秀の怒りに触れてしまったのは悲しいとしか言えませんが。

信長の先手。

史実では松平広忠は家臣の岩松八弥に殺されたことになっております。

(それでなくとも竹千代の祖父・松平清康も家臣に殺されており、松平家・徳川家がいかに家臣の裏切りが多いかが分かります。)

このドラマでは信長が先手を打って、今川方につくであろう広忠に手を下す筋書きになっていました。

信長からしてみれば、駿河と尾張の間にある三河を収める広忠は、非常に脅威だったと考えていたのでしょうね。

それを叩きのめしてしまえば、脅威はなくなります。

とはいえこれは、現代の忖度にも通じるものがありますね。配下が上司の意向を読み違え、取り返しのつかない過ちを犯すこともありますよね。

帰蝶と竹千代。

『人質の身で愛想のない子じゃ』と土田御前に竹千代は言われていました。

竹千代も帰蝶と同様、親元から引き離されて知らない場所で不安とともに暮らしているわけですよね。

『わざと将棋で負けている』といったあたりは、この時すでに竹千代が周りを警戒し、気を配って生活をしていたのかが分かります。

家康の慎重で寡黙な性格も、この長き人質生活と、家臣の裏切りの多さから形成されたようなのですが。

だが同時に、竹千代は信長に対しては本気で勝負できるということが、帰蝶の信長に対する興味をさらにかき立てていくのだと思われます。

もともと男勝りで、馬にも乗ることができる帰蝶。

史実の帰蝶の性格はわかっていませんが、婿すら毒殺する道三の娘である以上、気丈な性格だったのは確かでしょう。

帰蝶と鉄砲。

鉄砲を気に入るあたりは、普通の女性とは違っていたのも確かでしょうね。だが同時に、新しいものをどんどん取り入れていく聡明さも、信長に気に入られたといえましょうか。

『音が美しい』といったあたりは、いとこの光秀の『鉄砲の構成は美しい』といったあたりにも通じるものがあると思います。

のちに帰蝶は様々な謀略をめぐらすことになりますが、帰蝶は天性の戦のセンスがあったのでしょうか?

帰蝶の父と信長の父。

帰蝶の父も信長の父も、時折非情な行動を見せつけることがありますからね。親として愛してはいるものの、帰蝶の父・道三は帰蝶の婿すら毒殺しますし。

信長の父は、信長が良かれと思って示した行為をほめてくれないし。

だからこそ、2人とも子供として父親を愛してはいるものの、時折自分の意にそぐわない行動をすることで、時折大嫌いになるものと思われるのです。

帰蝶と煕子。

男勝りな帰蝶に対し、花好きでおっとりした性格の煕子。

光秀にとって一番印象深かったのは、幼馴染で兄妹のように育った帰蝶ではありましょうが、同時に煕子も悪くないと思っていたのではないでしょうか。

むしろ兄妹同然に育った帰蝶よりも、煕子が嫁としてふさわしいのではないかと考えたほうがよさそうです。

もっとも子供の時に交わした約束を、光秀が覚えていたとは到底思えないのですが。

まとめ。

いよいよ帰蝶が信長のもとに嫁ぎ、斎藤と織田の盟約が発達しますが、これが今川義元を刺激する羽目になるのですかね。

由緒正しさという点では、守護代の斎藤道三や守護代の家臣である織田信秀よりも、もともと守護大名であった今川義元のほうが上ですから、非常に脅威だったのは確かでしょうね。

かたや義元からすれば『信秀に余裕がない』ことを悟って攻めるようですが、これはつまり『弱いから攻めても大丈夫』裏を返すと『平和を作りたいなら相応の武力を持って、相手に攻められないようにすること』

これが『麒麟がくる』の中での、平和を作るうえでの手段になりそうです。(このやり口は賛否両論あると思いますが)

そのなかで『ひとりぼっちの若君』である信長は、竹千代と将棋をするほか、初めて信長は光秀と出会うことになりそうです。

道三のインパクトが強すぎるためか、どうにも光秀の影が薄いことが気になるところですが、それはこれからの展開次第ですね。

最後までお読みいただきありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました