栗原英雄(キャスト)が大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で演じる大江広元とは?

2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、栗原英雄さんが演じるキャスト大江広元を紹介します。

有能な官僚であった大江広元は、13人のうちの1人ですね。

脚本を担当する三谷幸喜さんは、これまであまり取り上げられてこなかった歴史上の人物についても、魅力的に描くことに定評があります。

前回手掛けた大河ドラマ「真田丸」でも、真田信繁の叔父・真田信尹(さなだ のぶただ)にスポットを当て、栗原さんのニヒルな演技が大きな反響を呼びました。

三谷さんの脚本と栗原さんの演技によって、冷静冷徹だったと言われる大江広元の魅力がどのように表現されるのか、期待が高まります!

今回は、大江広元がどんな人物だったのか?また、演じる栗原英雄さんの出演作などをご紹介していきます。

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栗原英雄(キャスト)が大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で演じる大江広元とは。

大江広元とは?

元々は、下級貴族として朝廷で働いていましたが、兄・中原親能が源頼朝と親しかった縁で、鎌倉幕府の公文所の別当に就任します。

朝廷との交渉役を務め、御家人の意見を頼朝に取り次ぐなど、頼朝の厚い信頼を得て、鎌倉幕府の創設に尽力しました。

守護・地頭設置を進言したのも大江広元だと言われています。

1185年には、正五位下という頼朝に次ぐ官位となり、幕府では実質ナンバー2の立場だったようです。

頼朝の死後、嫡男の頼家が2代目将軍に就任すると、有力御家人13人による合議制が敷かれました。

兄と共にその13人のうちの1人となり、北条時政北条義時に続く3番目の地位で幕政に関与します。

1221年、後鳥羽上皇が北条義時討伐の兵を挙げた承久の乱では、北条政子に協調し、主戦論を唱え、幕府側の勝利に貢献しました。

1225年に死去。鎌倉幕府の頭脳として、草創期から幕府の発展に尽くした人物です。

大江広元の生誕?

大江広元は、久安4年(1148年)に誕生しました。父は中原広季と大江維光ほか諸説ありますが、いずれが実父か養父か詳細はわかりません。

一般的には「大江」姓で知られていますが、もとは「中原」姓だったようです。中原から大江に改姓したのは、建保4年(1216年)のことです。

治承4年(1180年)に源頼朝が挙兵すると、その4ヵ月後には出奔していました。

広元は下級貴族とはいえ、朝廷の実務に通じていたことは、頼朝にとっては重要なことだったのでしょう。

栗原英雄(キャスト)が大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で演じる大江広元の登場話。

義盛最期の41話。

吾妻鏡:建暦3年(1213)5月2日条
大江広元が幕府の文書や記録を守るために、政所へ戻りました。大江広元は鎌倉幕府の武官ですが、実は剣の腕も確かなようです。

「鎌倉殿の13人」第41話「義盛、お前に罪はない」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

登場は12話。

「鎌倉殿の13人」第12話「亀の前事件」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

鎌倉殿の13人に出演している他のキャスト一覧はこちら
大河ドラマ2022「鎌倉殿の13人」のキャスト一覧。残りのキャスト発表。

栗原英雄が出演した大河ドラマ作品。

栗原英雄さんは大河ドラマ2016年「真田丸」にも出演しています。

2016年:真田丸。

2016年:真田丸

栗原英雄さんは堺雅人さん主演の大河ドラマ「真田丸」(2016年)にも出演しています。

戦国時代の名将・真田信繁を主人公とした物語「真田丸」で、栗原さんが演じたのは、信繁の叔父・真田信尹(さなだ のぶただ)。

 

脚本の三谷さんが栗原さんの舞台を見て、信尹役に推薦したそうです。陰で真田家を支えるクールな信尹は、人気キャラクターの1人として、視聴者の注目を集めました。

はじめてのTVドラマ出演だった栗原さんにとって、世間に広く知られる契機となった作品です。

以降毎年、三谷作品の舞台や映画に参加し、常連俳優となっています。

大河ドラマ2016年「真田丸」のキャスト一覧。

栗原英雄が出演した朝ドラ作品は?

2018年:わろてんか。

役:工藤隆一郎

2019年:なつぞら。

役:虻田登志夫

栗原英雄さんは、朝ドラにも2作品出演しています。

広瀬すずさん主演の「なつぞら」(2019年)では、ヒロインの友人・雪次郎が所属する劇団『赤い星座』の団員・虻田登志夫役を演じました。

 

大河ドラマ「真田丸」で調略家の信尹を演じた栗原さんが、同作では、新劇団の設立メンバーに雪次郎を勧誘。

『調略』を連想した「真田丸」ファンを中心に話題となりました。

栗原英雄が出演したTVドラマ作品一選。

2020年:スピンオフ「半沢直樹」

「倍返しだ!」というセリフが社会現象になったドラマ「半沢直樹」

栗原さんは、2020年に放送されたスピンオフドラマで、東京セントラル証券のシステム部部長・府川義則役として出演しています。

栗原英雄とは。

栗原英雄のプロフィール。

  • 生年月日:1965/7/4
  • 出身地:栃木県下都賀郡壬生町
  • 血液型:B型
  • 身長:174cm

中学生で役者を志し、高校では演劇部に所属。卒業後に上京し、1984年劇団四季に入団しました。

ミュージカル「ライオンキング」、「キャッツ」など人気作品の主要キャストとして活躍し、2009年に25年間所属した劇団を退団。

退団後は、舞台・映画を中心に活動していましたが、2016年大河ドラマ「真田丸」の出演をきっかけに、朝ドラや話題のドラマなど映像作品への出演も増えてきています。

役に入り込むと日常生活でも役が抜けなくなってしまうそうで、人間味のある演技が魅力的な俳優さんです。

まとめ

大河ドラマ「真田丸」がTVドラマ初出演だった栗原英雄さん。主人公の叔父役で一躍注目され、現在の活躍に繋がっています。

「鎌倉殿の13人」で、さらにお茶の間の認知度が上がるのではないでしょうか。13人のうちの1人である大江広元をどのように演じるのか、非常に楽しみですね!