大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第43話「裏切りの恋歌」のあらすじとネタバレをお届けします。
第43話「裏切りの恋歌」は、いよいよクライマックス目前で、蔦屋重三郎と喜多川歌麿、そして松平定信との関係が決定的な局面を迎えます。
「裏切りの恋歌」というサブタイトルから、歌麿の絵に込められた“蔦重への想い”の先が、“別れ”であったのです。
歌麿が描く新たな美人画の背景には蔦重に秘めた恋をもっていたのですが、蔦重はそれを感じていない、その結果歌麿は蔦重を見捨てるのです。
さらに蔦重は生まれてくる子を失う事に…
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| 項目 | 内容 |
| 2025大河ドラマ | べらぼう~蔦重栄華乃夢噺 |
| 放送話 | 第43話 |
| 放送日 | 2025年11月9日(日) |
| 週タイトル | 裏切りの恋歌 |
| 視聴率 | %(先週比:%) |
【歌麿との別れ】「べらぼう」第43話「裏切りの恋歌」あらすじ。
蔦重は、吉原への借金返済の代わりとして、歌麿が描く五十枚の女郎絵の準備を進めていました。
蔦重との関係に悩む歌麿の気持ちも知らず、半ば強引に仕事を進める蔦重ですが、ある日、歌麿が西村屋の万次郎と組む話をきき動揺するのです。
一方、江戸城では、定信がオロシャ対策に全力を注いでいました。この一件をさばき将軍・家斉に手柄を認めてもらい“大老”の座を狙うのですが…
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【歌麿との別れ】「べらぼう」第43話「裏切りの恋歌」のネタバレ。
43話のネタバレ注目シーンは、
- 歌麿が蔦重に三行半を突き付けるシーン。
- 蔦重の妻・ていさんが早産で子を亡くすシーン。
- 松平定信が老中首座から転げ落ちるシーン。
この3つのシーンです。
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歌麿は蔦重(版元)と別れる。
歌麿にとって蔦重は、自分の絵を「世に出してくれる版元」ではなく、自分の才能を見つけ、光を与えてくれた唯一の理解者でした。
蔦重は歌麿が描いた絵を見て、「この筆は、人の心を動かす」と思ったのでしょう。その瞬間から、歌麿にとって蔦重は“恩人”であると同時に、自分の存在を証明してくれる特別な人になったのです。
又、この感情は、尊敬とも友情とも違い、どこか恋にも似た憧れと執着が混ざっていたのです。
歌麿の恋のような依存と裏切りの痛み。
蔦重は“時代を変える出版”を夢見て突き進みます。その夢を支えたい一心で、歌麿は筆をとり続けました。
しかし次第に、蔦重の夢が自分を置き去りにしていくのを感じ始め、作品が世間を騒がせるほど、蔦重の目は先の理想だけを見ていて、歌麿個人を見てはいないと思ったのでしょう。
その寂しさが、やがて「恋の終わり」に似た痛みに変わっていきます。
「私はあなたの夢の道具ではない」でも、それを言えば、あなたを失ってしまう。その相反する気持ちが、「もう組みたくない」という言葉に昇華されたのです。
“裏切りの恋歌”の本当の意味。
サブタイトルの“恋歌”とは、恋人に向けた歌ではなく、叶わぬ想いを封じ込めた“別れの歌”だと思います。
歌麿にとって絵筆は恋文のようなもので、蔦重と歩んだ年月のすべてが、一枚一枚の浮世絵に刻まれていました。
だからこそ、彼はその筆で「蔦重を裏切る」ように見える絵、権力に迎合した恋歌のような作品を描くことで、愛する人から離れるための最後の筆だったのです。
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⇒染谷将太(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる喜多川歌麿とは。
蔦重の妻・ていの早産。
蔦重の妻・ていの早産と、亡くなった我が子のシーンは、蔦重とていの“光と影”を象徴する、静かで胸を締めつける名シーンでした。
蔦重は、出版統制が一段と厳しさを増す中でも、耕書堂の仲間や歌麿を信じ、「まだ世の中を変えられる」と前を向いていました。
一方のていは、そんな夫を支えながらも、心の奥ではずっと不安を抱えていたのです。
生活の苦しさ、幕府の監視、そして夫が危険な橋を渡り続ける現実を生きていました。蔦重が夢を追い続けるほど、ていは“現実の命”を守ろうとしていました。
その対照が、この早産のシーンで一気に表に現れましたね。
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松平定信の失脚。
史実で言えば、寛政11年(1799年)、定信は老中職を辞し、政治の中枢から退きます。ドラマでも、松平定信が幕府の「政」から排除されます。
これは、「べらぼう」の大きな転換点であり、蔦重や歌麿の時代が「終わりと始まり」を迎える象徴的なシーンだと思います。
蔦重が私生活でも仕事でも深い喪失を経験したそのころ、一方で、長く権勢を誇ってきた松平定信が、ついに一橋治済の罠にかかり失脚します。
「寛政の改革」を推し進めた定信は、倹約と統制で世を律し、「正しき政治」を掲げながらも、その“清廉さ”がやがて人心の離反を招いていたのです。
エンディングで描かれた失脚シーンは、老中や旗本たちが定信を遠巻きに見送り、御前(将軍・家斉)の前で、「定信公、これまでのご苦労、深く感謝いたす」と冷ややかな言葉でした。
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⇒大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のあらすじ(ネタバレ)感想まとめ。
【歌麿との別れ】大河ドラマ2025年「べらぼう」第43話「裏切りの恋歌」。そのあらすじとネタバレのまとめ。
第43話「裏切りの恋歌」で描かれた歌麿の心情は、「恋を終わらせることでしか、絵師として生き残れない」という、痛みを伴った大人の選択だったと思います。
また“てい”の早産は、単なる悲劇ではなく、蔦重の「夢」と「現実」の衝突を象徴しています。蔦重にとってこの瞬間は、「人を動かす本を作りたい」という情熱の裏で、最も大切なものを失った瞬間でもありました。
定信の失脚は“辞職”が単なる人事ではなく、「理念の敗北」として描かれていました。
「民を律してきた男が、民の心を失う。正義を貫いた男が、政治の論理に敗れる。」
かつての“文化統制”は、結果として創造の芽を摘み、歴史の流れに抗えなかったのです。この“皮肉”を、「べらぼう」は静寂の中に閉じ込めました。
次週は第44話「」です。
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