大河ドラマ2014年「軍師官兵衛」に2度目の豊臣秀吉として出演した竹中直人の豊臣秀吉を見ませんか?
竹中直人の秀吉は、1998年の大河ドラマ『秀吉』に続いて2度目の出演です。
軍師官兵衛の豊臣秀吉は、戦国の頂点に立つ“完成形の天下人”として強烈な存在感を放ちました。舞台は信長亡き後、天下統一へと突き進む緊迫の時代です。
中国大返しから山崎、賤ヶ岳、小田原征伐へと続く権力闘争の只中で、秀吉はもはや夢を語る男ではなく、勝つために非情な決断を下す支配者として描かれます。
竹中直人の秀吉は、家臣たちに冗談を飛ばしながらも、黒田官兵衛の才を鋭く見抜き、時に試し、時に切り捨てるのです。
その言葉遣い、間の取り方、ふとした視線の変化が、「逆らえば終わりだ」と無言で語りかけてくるのです。
人を惹きつける明るさと、天下人としての冷酷さが同居したこの秀吉像は、官兵衛の苦悩を際立たせ、物語全体に緊張感を与えました。
再び観返せば、権力の頂に立った秀吉の一挙手一投足が、これまで以上に重く、恐ろしく胸に迫ってくるはずです。
竹中直人が演じた、天下統一“完成形”の秀吉。
竹中直人の大河ドラマ2度目の出演は2014年「軍師官兵衛」。演じた秀吉を見る。
先ずは「軍師官兵衛」のテーマ曲をお聞き下さい。
1998年の秀吉は『心配ご無用!』が流行語にもなりました。
口癖の明るい秀吉が98年には強調されましたが、軍師官兵衛では明るいながらも、晩年の愚行続きの秀吉を竹中直人は演じました。
竹中直人さん曰く、今度秀吉を演じるときは『最低の秀吉』を演じたいとコメントしていました。2014年「軍司官兵衛」ではどうだったでしょう?
秀吉の登場シーン。
のちに軍師として黒田官兵衛を重用する秀吉ですが、出会った当時は1996年放送の大河ドラマ『秀吉』の時と同じで明るい秀吉が描かれていました。
当初から卑賤の出と醜悪な容貌で、織田家の同僚からは嫌われていた豊臣秀吉でした。
(※卑賎(ひせん)=身分が低い事)
だからこそ、信頼できる相手を集めるのに貪欲だったのかもしれません。一方、黒田官兵衛は当初、「播磨国の小寺家」に仕える家臣でした。
(※播磨国(はりま)=現在の兵庫県南西部)
当時の小寺家は「毛利家と織田家」のせめぎあいにさいなまれていました。
最終的には友人で織田の家臣でもあった荒木村重の紹介を受けて、豊臣秀吉とその軍師・「竹中半兵衛」と出会うことになります。
竹中半兵衛に認められたほか、秀吉の生来の明るさに惹かれて忠義を誓うことになった黒田官兵衛ですが、以下のようなエピソードがありました。
黒田官兵衛のエピソード。
豊臣秀吉は北陸攻めでは柴田勝家と対立していました。そんなある日、上司の織田信長に無断で戦を止めて長浜城に引き揚げてしまいます。
それはそれは大変なことです。そこで・・・信長から謀反の疑いを避けるための大宴会を催していました。
その最中、毛利の大軍と戦う援軍を要請しに訪れた官兵衛はもちろん激怒します。
そして、「この一命に替えても播磨出兵を進言する」との覚悟を見せ、逆に秀吉の信頼を得るという筋書きです。
おそらく、官兵衛は秀吉の転んでもただでは起きない性質を買ったことが推測されます。
黒田官兵衛が幽閉。
黒田官兵衛は毛利に寝返った荒木村重を説得すれば織田に戻ると約束を取り付けます。しかし、説得に向かった有岡城で荒木村重に捕縛され、牢に幽閉されてしまいます。
このシーンはとても切なかったですね。官兵衛を演じる岡田准一さんの名演技は今でも忘れる事はできません。
豊臣秀吉は官兵衛の幽閉に非常に心配をしていました。若くして死ぬことになる秀吉の「軍師の半兵衛」が命を懸けて官兵衛と息子を守るのです。
そして、官兵衛は半兵衛亡き後秀吉の軍師として頼りにされるのです。
黒田官兵衛の本能寺の変。
黒田官兵衛が仕えていた小寺家が滅亡すると、黒田家は大名としての地位を確かなものにします。その中で本能寺の変が起きます。
この時に通説通り、覇気を失いかけた秀吉に『天下を取る道が開けたではないか』と諭していました。
秀吉は官兵衛という軍師の存在がうれしかったものと思われます。
この時のシーンは今でも覚えています。竹中直人さんが演じる秀吉はボロボロになり泣き崩れてしまうのです。
通説では、『そのことで官兵衛の事を起こしたがる性質を警戒して、官兵衛を遠ざけた』とされる秀吉です。
でも、大河ドラマでは石田三成の影響で官兵衛は遠ざけられていましたね。
それでも、秀吉が千利休切腹、朝鮮出兵、秀次事件と失策を重ねていく中でも官兵衛は秀吉を見捨てませんでした。
黒田官兵衛と豊臣秀吉。
秀吉は最後に官兵衛に対し謝罪をしたのでしょう。官兵衛を『自身の死の後に天下をとる男』として、一目置いていたでしょう。
と同時に恐れてもいたはずです。でも、最後まで官兵衛への信頼は失わなかったことが分かりますね。
黒田官兵衛は、戦国時代の名軍師として知られています。秀吉は彼の知恵や人間関係を重宝していたと思います。
他の大河ドラマで秀吉を演じた俳優さん一覧はこちら。
⇒大河ドラマで「歴代の豊臣秀吉」を演じた俳優(キャスト)一覧。
まとめ
様々な役を台本を読むことなしにこなすのが竹中直人の魅力です。軍師官兵衛で二度目の豊臣秀吉も非常に当たり役でした。
次に秀吉を演じるときには『最低の秀吉』を演じたいと竹中直人さんはコメントしています。
今後の大河ドラマでどのような役を演じてくれるのか?楽しみに待つと致しましょう。
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