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片岡愛之助は大河ドラマ2020年「麒麟がくる」で演じる今川義元とは。

「麒麟がくる」キャスト

片岡愛之助が大河ドラマ2020年「麒麟がくる」で演じる今川義元を紹介します。今川義元は「海道一の弓取り」と称賛された武将です。

ただ、実際は武士のくせに公家のようにお歯黒をつけていたり、馬にも乗れなかったりするなど(後述しますが、創作という見方が強いようです)武士らしからぬところもありました。

ですが、当時としては守護大名の血を引く戦国大名として、誰からも一目置かれていました。

織田信秀の時代は彼を簡単にねじ伏せ、美濃の斎藤道三からも警戒される実力の持ち主だったのですが、やがて物語中盤の桶狭間の戦いで信長に討たれることになります。

そんな今川義元を演じるのは、歌舞伎役者としても大活躍の片岡愛之助さんです。

麒麟がくるの今川義元は武士らしい武家を演じるとのことで今までのイメージとは違います。

さて、「麒麟がくる」の見どころは各俳優(キャスト)が演じる役の活躍ですね。

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片岡愛之助が大河ドラマ2020年「麒麟がくる」で演じる今川義元とは。

今川義元はいままでの大河ドラマでも登場しますが、そのイメージは、白塗りの顔にお歯黒をした、公家スタイルですよね。

でも今回の「麒麟がくる」ではそのイメージはありません。

義元の登場シーン。第21話「決戦!桶狭間」

いよいよ義元は桶狭間まできました。しばし休憩していると猛烈な嵐が陣にも振ってきます。

愛之助さんのコメント:引用:麒麟がくる

ついに歴史の一ページが開きそして閉じました。義元は討たれ信長が勝利したのです。

麒麟がくる21話「決戦!桶狭間」のあらすじと感想

義元の登場シーン。第20話「家康への文」

桶狭間の戦いの前夜、義元は東庵に三河の松平元康の心の内を探ります。

元康は幼少時代に今川は敵ぞと信長に向かって言い放すシーンがありましたよね。元康はどうするのでしょうか?

麒麟がくる20話「家康への文」のあらすじと感想

本格的に登場するシーンは「桶狭間の戦い」だと思います。美濃編や越前編の前半ではまだ本格的に登場していません。

愛之助さんのコメント:引用:NHK

麒麟がくるの他のキャスト一覧はこちら
大河ドラマ2020年「麒麟がくる」の“男性キャスト”一覧

片岡愛之助が演じた今川義元の大河ドラマ歴代俳優一覧。

放送年 タイトル 義元役の俳優
1965年 太閤記 三國一郎
1969年 天と地と 根上 淳
1973年 国盗り物語 花柳喜章
1981年 おんな太閤記 新 みのる
1983年 徳川家康 成田三樹夫
1988年 武田信玄 5代目 中村勘九郎
1992年 信長 KING OF ZIPANGU 柴田
1996年 秀吉 米倉斉加年
2002年 利家とまつ~

加賀百万石物語

佐々木睦
2006年 功名が辻 江守徹
2007年 風林火山 谷原章介
2017年 おんな城主 直虎 春風亭昇太
2020年 麒麟がくる 片岡愛之助
2023年 どうする家康 野村萬斎

2023年大河ドラマ「どうする家康」の義元は野村萬斎さんが演じています。

野村萬斎は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト今川義元を演じる。

2007年風林火山の今川義元は谷原章介。

公家文化に傾倒する従来の吉元像を覆し、敵対関係にあった武田家と和議を結ぶなど、策略家としての義元像に光を当てました。

知略を駆使し、天下を目指した義元を谷原章介が力強く演じました。

2007年の「風林火山」です。

2017年おんな城主の今川義元は春風亭昇太。

無表情で、ほとんど言葉を発しない不気味な存在感は視聴者に強い印象を残しました。義元の地元・静岡県の出身で義元を演じるのが夢であった昇太さん。

2017年「おんな城主直虎」の義元です。

片岡愛之助が演じた今川義元とは?

今川義元は1519年、今川氏親の三男として生まれております。

本来は後継ぎでなかったため仏門に出されて、のちに徳川家康の教師にもなる太原雪斎の下、建仁寺で学びます。

今川義元は還俗して義元と名乗る。

ところが1536年に兄たちが相次いで亡くなると、当主にならざるを得なくなり、還俗して足利将軍の義晴の名から一字取って『義元』と名乗ります。

内部抗争や北条家との戦いに苦戦しながらも、同じく守護大名から戦国大名になった武田家や、関東管領を代々務めた山内上杉氏の力を借りてこれを鎮静。

さらには家康の父であった松平広忠率いる三河も支配下に置き、1548年には勢力を拡大していた織田信秀を大群で打ち破ります。

今川義元は守護大名から戦国大名へ。

1553年には室町幕府との関係を完全に断ち切り、守護大名から戦国大名として正式に宣言する一方、1554年には武田・北条と姻戚関係を結んで三国同盟を結成します。

1555年の第2次川中島の戦いでは、武田信玄と上杉謙信の休戦の仲介役まで務めています。

その一方で、政務拠点駿河には京都から逃れてきた公家や僧侶を保護し、山口の大内氏や一条谷の朝倉氏と並ぶ戦国三大文化を築いていきました。

その過程で義元自身がお歯黒、置眉、薄化粧をするようになったという説も出たのですが、一方でそれは守護大名以上の家格の高さの象徴とみる向きもあるようです。

今川義元の桶狭間の戦い。

桶狭間の戦いで馬に乗らず輿に乗っていたことは有名ですね。

これは馬に乗れなかったのではなく、織田家とはけた違いの家格の高さを示すデモンストレーション(今川家は足利将軍家の分家で、将軍と同じで輿に乗ることも許されたという)という説もあります。

全盛期には「国持、人つかいの上手。よき手本と申すべく人」と評価される程の辣腕家だったといわれていたようです。

しかし1558年に長男・氏真に家督を譲って隠居した後、

1560年に父が作った城で織田家の支配する那古野城を目指して、69万石の領地から集めた2万の大軍を率いて進軍します。

前哨戦の勝利で油断したのか、桶狭間で休んでいたところを信長の奇襲を受け、毛利良勝(新助)に首を取られることとなりました。

42歳でした。

若輩の氏真には領国を統率する力がなく、義元の死からわずか9年後の1569年、徳川と武田に攻め込まれ、大名としての今川家は滅亡しました。

今川義元と斉藤道三の力関係。

由緒正しさという点では、今川義元のほうが斎藤道三より上だったと思われます。

何しろ今川家は室町時代からの守護で、斎藤道三は守護より格下の守護代だったわけで。(織田も守護代でしたが)

その由緒正しさから、今川家は上(将軍や管領)の許可をある程度仰ぐこともなく、自ら戦を仕掛けることも可能だったはずです。

しかしながら道三も、戦においては無敵であったわけで、お互い警戒しあう仲だったとも言えましょうか。

それがおそらく、義元が織田信秀の軍勢をあっさりと蹴散らしていく中で、はっきりとしていくはずです。

教養人で常識人の光秀は、今川が足利将軍家の分家筋で由緒正しく、かつ京都の貧乏公家や僧侶を招き入れて保護していることから、一時は今川家に興味を持つはずです。

しかし桶狭間の戦いの時には、明智光秀は浪人となってその日暮らしのはずです。

ですから、今川義元が織田信長によって討ち取られたという知らせはかなり後になってから耳にし、非常に落胆するものと思われます。

片岡愛之助の大河ドラマ出演歴。

麒麟がくる出演時点での大河ドラマは「真田丸」に続く2度目の出演です。『真田丸』では冷静沈着な大谷吉継役を演じています。

(『土方歳三最期の1日』は正月時代劇で大河ドラマではありません)

まとめ。

『麒麟がくる』世の中を目指し、そのためにはどうすればいいのかと考える光秀。

斎藤道三、織田信秀、今川義元の三つ巴の争いは、光秀にとっては不毛な争いでしかなかったように思われます。

それでも光秀は由緒正しく、なおかつ貧乏公家や僧侶を保護して、地方である駿河に華やかな文化を創り出す義元に非常に興味を持ってくると思われます。

勿論桶狭間の戦いで義元は討ち取られてしまうのです。

そのことを浪人中の光秀はどのように知るのか、そして落胆はしたのでしょうが、同時に織田信長に今まで以上の興味を持っていくというプロセスになるものと思われます。

この先今川義元の振る舞いが光秀にどんな影響を与えるのか見ものですね。

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