青天を衝けはいよいよ明治編です。

青天を衝け第11話「横濱焼き討ち計画」のあらすじと感想。

2021年青天を衝(つ)け
Pocket

青天を衝け第11話「横濱焼き討ち計画」の放送が終わりました。そのあらすじと感想です。

第11話の家康さん登場はテーマ曲の後でした。約11分頃でした。慶喜が幕府に戻ったことを嬉しそうに話していました。

第10話では江戸城の坂下門外で、老中・安藤を殺害せんとする浪士たちの計画は失敗に終わりました。

そんな時、上州へ逃がした長七郎がなんと江戸に向かっていることを栄一は知るのです。

放送日:4月25日
視聴率:14.1%

[keni-linkcard url=”https://taigatv.club/2021-seiten/arasuji-kansou-10wa” target=”_blank”]

先週は⇒青天を衝け第10話「栄一、志士になる」のあらすじと感想。

ところで第11話では週タイトルから「栄一~」の表示がなくなりました。

これは何を意味するのか?11話を視聴することで解るのでしょうか?それとも第12話では戻るのでしょうか?

それでは第11話のあらすじと感想です。

青天を衝け第11話「横濱焼き討ち計画」のあらすじと感想。血洗島の栄一。

栄一は「長七郎が危ねえ」と必死でその後を追い、説得します。長七郎は納得し京に身を潜めます。

さて、草莽の志士を志す栄一ですが、子が誕生しますが、麻疹ですぐ亡くなってしまいます。

おそらくそれをもって栄一は、「人間いつ死ぬかわからない」という思いと、「子供を死に追いやった麻疹とコレラを流行らせたのは外国人たちだ」という怒りを募らせることになるのです。

そして、これから志士として活動を始める矢先、2人目が生まれます。(女の子)

でも、第一子を失った悲しみはとても大きかったのです。

「自分もいずれは思わぬ病気でなくなるかもしれない」

という思いでいっぱいになったことが、栄一が志士として家を飛び出す決定打になったと思うのです。

千代が出産。

栄一と結婚した千代は、まず最初に長男の市太郎を生みますが、すぐさま麻疹で亡くしてしまいます。

医学や栄養学が発達していないこともあり、江戸時代の平均寿命は約48歳(つまり50年にも満たない)でした。

しかも5人中3人が大人になることなく死んでいった時代でしたね。

栄一は深い悲しみに暮れると同時に「人間いつ死ぬかわからない」「麻疹とコレラをはやらせたのは外国人のせいだ」という思いを強くしたのでしょう。

そのことが、2人目の長女が生まれても、栄一は素直に喜ぶことが出来なかったですね。

そして自分も、「いつ病気で死ぬかわからない。それならば、今できることをやったほうがいい」

だからこそ栄一は、父に自身を勘当し、自由にやらせてほしいと言ったのだと思いますね。

自分も草莽の志士として、今傾きかけているこの国を立て直していきたいと。

もちろん妻や子供に迷惑をかけるのはわかっていたと思います。

でも、自分が死ぬ前に、できることをすべてやっておきたいという思いが、栄一を動かしていったと思うのです。

そして父親も、栄一の決心が堅いことを知って、素直に認めてくれました。

この辺りは、年若く志ある人間の性(さが)ではないかと思うのですね。

戦後もより豊かな生活と社会的成功を求めて、辺鄙(へんぴ)な地方から集団就職で上京した人間が数多くいます。

(ちなみにその中に、若き日の菅総理もいたりします。)

志を立てながらも、栄一はやがて躓き(つまづき)、最終的には慶喜のもとに仕え、どのように日本を立て直していくのかを考えていくようになると思うのです。

単純な攘夷論からどのように『日本資本主義の父』としての考え方が出来上がるのか。まだまだ読めません。

惇忠の計画。

八犬伝で里見義実が館山城を攻略する際の計略にあやかり、嘆願書を提出して戸を開けさせた後、門番を切り殺し一気に攻め込むという戦術が話されています。

そのあとで横浜に行き、そこにいる外国人を皆殺しにして、自分たちと攘夷の機運を高めるという筋書きです。

いつもの栄一なら「そんなことをしたところで、幕府のシステムは何も変わらない」と言いそうな気もします。

ですが、攘夷運動に参加したばかりの栄一は、右も左もわからず、ただただ「外国人を一人残らず追い出すことが、日本を立て直す道」と考えていたのでしょう。

この辺りはまだまだ、栄一の未熟さがわかる気がしますね。

栄一は、自らの手で攘夷(じょうい)の口火を切ろうという惇忠の発案に心を動かされ、武器や仲間を集め始めます。

青天を衝け第11話「横濱焼き討ち計画」のあらすじと感想。江戸編。

一方、江戸では一橋(徳川)慶喜が謹慎を解かれ、将軍後見職として、幼い家茂の手助けをすることになりました。

とはいっても事実上、幕府の実権を握ったも同じといえますが。

慶喜は諸外国の軍事力と、幕府の力のなさから、単純な攘夷論が不可能だということをすでに知っていたわけです。

でも、世間知らずな公家たちにそのことをわからせようと東奔西走するあたりは、非常に不憫(ふびん)な感を抱きましたね。

260年も政治の中心をつかさどっていた幕府です。

でも、建前とお飾りの地位だけで実権がなく、理想しか口にできない天皇家・公家では、持論も視野も全く違ったものだったと思われます。

とはいえ、外国に対抗していくためには、幕府・天皇・雄藩が一致団結する必要があり、そのことが、慶喜を公武合体への道に突き進ませる原動力になったのでしょう。

一方、謹慎を解かれた慶喜は、将軍・家茂の後見職となるも、島津久光らから「一刻も早く攘夷の決行を」と迫られるのです。

島津久光と慶喜。

単純な攘夷論を実行しようとする島津久光に対して、慶喜は幕府と雄藩の軍事力の弱さをすでに見極めています。

「攘夷ができるのか」という思いを強くしていたものと思われますね。

もちろんそれに久光は反発を覚えますが、後に薩英戦争で薩摩がイギリスに惨敗し、単純な攘夷が不可能であることを知ると、薩摩は公武合体に動くことになるわけです。

慶喜は頭が切れるから、そのことを先読みしていたものと考えられますね。

「技術と軍事力から考えても単純な攘夷論は不可能」

「攘夷のためには公武合体、つまり幕府と天皇家、および天皇を慕う雄藩が一致団結する必要がまずある」

という思いを、幕府の内情や「桜田門外の変」から理解していったのだと思います。

京では過激な志士たちが、和宮降嫁(こうか)に関わった人物や、開国賛成派を「天誅(てんちゅう)」と称して次々と斬殺(ざんさつ)する事件が多発します。

吹き荒れる攘夷の風に、慶喜は頭を悩ませていました。

円四朗と慶喜。

平岡が水戸浪士の為に暗殺せられてしまうやうになつたのも、一を聞いて十を知る能力のあるにまかせ、余りに他人のさき廻りばかりした結果では無からうかとも思ふ。

これは、渋沢栄一の平岡円四郎に対する評価のようです。円四郎はもともと聡明で同じ頭の切れる慶喜に仕えていました。

ですから、天下の趨勢がどうなるのか、攘夷はできるのか、慶喜の心中はどうなのか、完全に理解していたと思えるのです。

ただ、頭が切れすぎると敵が多くなってしまうのも事実です。

円四郎は栄一を召し抱えた後、尊王攘夷派の水戸藩士に暗殺されてしまうわけで、慶喜にとっては大きな痛手だったと思います。

円四郎は慶喜に仕えていく中で、単純な攘夷が不可能であることを知っていったでしょう。

それならば将軍後見職という貧乏くじを引いた慶喜が何をすればいいのかを気にしていたものだと思われますね。

もちろんこの先、慶喜は将軍後見職として天皇に接近し、攘夷が不可能であることを遠回しに指摘させようとするのです。

ですが、それが公武合体派であるかのように世間では見られ、円四郎は暗殺されてしまうわけです。

これも円四郎にとっては貧乏くじと言っていいのでしょうか?。

まとめ。

結婚して子供を持ちながらも、最終的には「草莽の志士になりたい」という思いを優先させ、家を出る決意をした栄一です。

早速攘夷決行を行うために栄一と喜作は武器を集め江戸にいきますね。でも、仲間と酒を交わしている時、怪しい武士に、にらまれていました。

次回はどうなるのでしょうか?

予告では栄一を慶喜のもとへ引き立てる平岡円四郎に会うのですが、その時は出世を断るようです。

どのように志士として活動を続け、何話で慶喜のもとに使えることになるのか、とても楽しみです。

[keni-linkcard url=”https://taigatv.club/2021-seiten/arasuji-kansou-12wa” target=”_blank”]

次回は⇒青天を衝け第12話「栄一の旅立ち」のあらすじと感想。

タイトルとURLをコピーしました