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青天を衝け第26話「篤太夫、再会する」のあらすじと感想。

2021年青天を衝(つ)け

青天を衝け第26話「篤太夫、再会する」のあらすじと感想です。

血洗島に帰ってきた篤太夫の内面を探りながら、この時代では当然と思われていた女性は「家内」を守ることを橋本愛さんが篤太夫の妻「千代」で演じていますよね。

第26話ではあえてこの二人にスポットを当てました。

さて、篤太夫は大政奉還により幕府がなくなり、戊辰戦争で旧幕府軍も劣勢に立たされた状況でお役も御免になり、どうしたらいいのかわからない中で、6年ぶりに故郷・血洗島に帰ってきました。

そこでは、昔と変わらない両親や妻、娘に再会し、つかの間の喜びを味わいます。

しかし同時に、親友でもあり牢から出たばかりの尾高長七郎の死にも直面するのです。

これから先どうしていいかわからない中で、霊体の長七郎の言葉は、篤太夫の励みになっていくのでしょう。

放送:9月12日
視聴率:12.7%(再開後は0.7%アップしました)

先週は⇒青天を衝け第25話「篤太夫、帰国する」視聴後の感想。

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青天を衝け第26話「篤太夫、再会する」のあらすじと視聴後の感想。血洗島のひと人。

 

幕臣のお役御免となり、これからどうしていいかわからない中で、篤太夫は6年ぶりに血洗島へと帰ります。

その中で、家族が以前と変わらず暖かく自分を迎え入れてくれたこと、そして一人娘のうたが健やかに育ったことは、失意の中の篤太夫にとって非常に癒しとなったと思われるのです。

もっとも、家族にとっては複雑な思いが少なからずあったようです。

篤太夫と血洗島の家族そして仲間。

てい
てい

栄一は変節漢だ、とよくうわさされた。栄一が平九郎を養子に迎え入れなければ、平九郎は死なずに済んだ

というのも本音と言えば本音だったのでしょうが、それでも栄一が人の道を外さず帰ってきてくれたことが「てい」はうれしかったかと思います。

当然ながら篤太夫が、

「パリまで行くほどに家族と離れてようやくわかった。自分のすべきことは戦で命を落とすことではなく、皆と集まって商売や百姓をやることだったんだ。」

と考えるのも当然のことだったと思います。

自分がパリに留学している間に、自分の仕えるべき場所であった幕府が倒れ、渋沢平九郎、尾高長七郎と言った大切な人たちを次々に亡くしていますからね。

兄貴分であった尾高惇忠も、旧幕府軍として戦い敗れ、生き恥さらして生き延びているような状態ですが、篤太夫は惇忠が生き残ってくれたことが非常にうれしかったのでしょう。

単純な尊王攘夷倒幕から始めた篤太夫が変遷の末幕臣となり、やがて大政奉還となってその地位を失ったことは、篤太夫にとってもつらく、惇忠に対して泣き崩れるのは当然のことだったと思います。

平成・令和の時代でも政治活動や市民運動に参加しながらも、己の無力さを知ることがありますよね。

ですので第26話の篤太夫には感情移入しやすかったです。

これからどうしたらいいのかわからない篤太夫にとって、霊体の長七郎の言葉は、

長七郎
長七郎

自分は何もできずに終わったが、生き残ったお前たちは様々なことをなしてきた。

 

自分たちが悲憤慷慨してきた世の中は、見事に崩れたではないか。崩しっぱなしでどうする。これから生き残った栄一たちが立て直していくんだぞ。

この言葉が非常に救いであったと思われるのです。

篤太夫と駿府の慶喜。

慶喜への忠義を捨てきれない篤太夫は、パリ留学の経験を生かした仕事も断るのですが、彼にとっての忠義は『自分と社会に対する忠義』だったものと思われます。

その後篤太夫は慶喜に会い、欧州留学の顛末と、昭武の将としてふさわしいエピソードを彼に聞かせるのですが、非常に気になったことを打ち明けます。

なぜ鳥羽伏見の戦いの後闘わず落ち延び、ひたすら謹慎処分を受けているのか?ということです。

慶喜はそれに直接答えず、はぐらかすばかりだったのが、篤太夫に限らず視聴者にとってももどかしいものだったと思われます。

本当は栄一は、ここまで世の中が激変した原因は『なぜ慶喜は政権を朝廷に返還し、鳥羽伏見の戦いのときに戦わず逃げて、ひたすら謹慎を続けているのか』

について、非常に聞きたかったのでしょうが、これ以上聞きにくく、問いただすのをやめにします。

ただ栄一は、慶喜が『苦渋の決断の末そうした』ということを薄々理解していたのは事実ではないでしょうか。

駿府の慶喜のその後は?

現在でも有能か無能か、評価が分かれる慶喜ですが、当時としても篤太夫のような、自分のことを理解してくれる側近がいたのは、慶喜にとって非常に幸いと思いますね。

この後、慶喜は貴族院議員も努めつつ、駿府で悠々自適に生活をし、篤太夫はやがて明治政府の目に留まり、明治維新を経済から支えることになるのですが、この顛末も非常に面白い気がしますね。

果たして青天を衝けでは慶喜をどこまで見せてくれるのでしょうか?

青天を衝け第26話「篤太夫、再会する」のあらすじと視聴後の感想。篤太夫と妻・千代

千代は夫の変遷ぶり、および髷を切り落として異人と同じ散切り頭にする夫を複雑な思いで見てきたのだと思われます。

それでも、夫が6年ぶりに無事帰ってきたときには、非常にうれしい思いだったのは事実でしょう。

この時代、女性はひたすらに男性に従い、一度夫婦となったら夫から三下り半をもらわれない限り、ひたすらその男性に尽くすのが美徳とされてきました。

そして家や村を残し、子を残していくのが一番の幸せでした。千代もまた、そういう道徳と倫理観を持っていたと思われるのです。

ですが、最初に長男を幼くして亡くしてから、長女こそ生まれたものの、後継ぎである男子が生まれないことが非常にもどかしく感じられたものと思われます。

千代の自責の念。

篤太夫が海外留学のために、平九郎を養子として迎えたことにも複雑な思いを持っていたと思います。

その平九郎が戊辰戦争で死んだときに泣いたことからは、平九郎が親戚であるということのほかに、篤太夫にひたすら尽くしたいという思いもあったと考えられるのです。

そして同時に『幕臣・栄一の後継ぎとして、養父である渋沢家に忠誠を尽くせ』という言葉が、結果的に平九郎を死に追いやったことへの自責の念もあったでしょう。

篤太夫と2人きりになった時、激しく泣いたのは、惇忠の他に篤太夫が無事に帰ってきたこと。

そして、平九郎や長七郎と言った大切な親せきを失ったことによる哀しさとうれしさが入り混じった、非常に複雑な感情によるものだと思われますね。

篤太夫の父・市郎右衛門の千代への思い。

篤太夫から返されたお金を、篤太夫の父・市郎右衛門が素直に受け取り、それを妻の千代に渡すシーンがありました。

市郎右衛門の優しさであると同時に、大切な人を失い、夫が大志のために家を飛び出して寂しい思いをしながらも、それでも渋沢家のために尽くしてくれた千代への感謝の思いがあったと思うのです。

篤太夫が娘から聞いた

うた
うた

過ちて改めざる、これを過ちという

という言葉を聞いて、篤太夫は人生の再スタートを切ると思うのですが、その時に篤太夫が言っ「もう少ししたら、家族で一緒に暮らそう」

という思いが千代にとっては救いになったのではないかと思います。

千代の晩年。

後に千代は、栄一と東京で暮らし、1882年東京の自宅でコレラで亡くなることになるのですが、人生の最後に夫と暮らせたことは、非常に救いになったものと考えられます。

演じる橋本愛さんは、特撮イケメン俳優が多い中でちょっと地味な感じがしますが、それでも篤太夫を陰から支える千代をよく演じています。

まとめ

久々に故郷に帰ってきて、変わらぬ家族、そして親友の長七郎の死を受け入れた篤太夫は、再出発する決意をします。

それでも、鳥羽伏見の戦いで慶喜の本心を聞けずに終わったことが、非常にもどかしかったと思われるのです。

その中で篤太夫は、新たに駿府の勘定奉行を務めることになるわけです。

それだけ経済・財政面で、篤太夫が重宝されているということですね。

おそらく篤太夫の再出発は、この駿府藩の勘定奉行から始まっていくものと思われますが、そこからどのようにして明治政府の目に留まり、出資していくことになるのか。

続きが非常に気になります。

次回は9月17日⇒青天を衝け第27話「篤太夫、駿府で励む」

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